大岡山の【むらもと】で煮干し+豚骨スープのらーめん🍜を頂きました

2017年7月10日

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こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

今回は、大岡山にある永福町大勝軒インスパイアの名店、「むらもと」でらーめんを頂いてきましたので、レポートします!

 

 

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むらもとの基本情報

 

概要

むらもとは、永福町にある大勝軒というらーめん店をリスペクトして、店主が味の研究を重ね、独自に大勝軒に近い味わいのらーめんを開発して開業したお店です。

 

大勝軒とは言っても、永福町の大勝軒は、よくつけ麺発祥の店として話題に上がる東池袋の大勝軒とは全く関係がありません。

東池袋の大勝軒は、ちょっと歴史がややこしく、大元をたどると荻窪にあった丸長というお店にたどり着きます。

この丸長というのは、東京らーめんのお店。そこから独立した、中野大勝軒(後に本店は代々木上原に移転)を切り盛りしていた、山岸一雄氏が独立して立ち上げたのが東池袋大勝軒です。

つけ麺発祥は中野大勝軒、それをさらに進化させて、現在の形にまで高めたのが東池袋大勝軒という位置付け。

このため、こちらの丸長系大勝軒も、大きく分けると代々木上原系の大勝軒と東池袋系の大勝軒とがあり、それぞれかなり味わいが異なります。

 

さて、話がだいぶ逸れてしまいましたが、永福町の大勝軒は、こうした丸長系の大勝軒とは全く無関係で、独自に開発したらーめんを提供しています。

特徴は、銀色のトレーの上に大きな丼を乗せた形。スープは豚骨ベースに煮干しをしっかりと効かせたもので、厚めのラードで蓋をしたもの。大きな丼になみなみと注がれた煮干しのスープですので、ルックスや味は丸長系とは全く異なります。

この系列は、「大勝軒」の名を掲げていることが多いのですが、かつて新大久保にあった「めとき」や松陰神社にあった「ふくろう」などもこの系列。

お弟子さんや孫弟子さんで、大勝軒とは異なる最近風の味を提供しているところだと、三軒茶屋の「和正」や幡ヶ谷の「金色不如帰」などといった有名店もあります。

 

こちらのむらもとは、永福町の大勝軒とは師弟関係がなく、その味に惚れ込み、独学で永福町の味を目指して作り上げたらーめんを提供しています。

完成度はかなり高く、ラーメン王の石神秀幸氏をして「殿堂入り」と言わしめたお店。

開店は1983年という老舗ながら、現在でも地元で愛され続けて繁盛しています。

 

アクセスと営業時間

大岡山駅の正面口改札を出て、左手方向。マックと東京工業大学の間の道を真っすぐ進み、左手にあります。

徒歩3分強くらいでしょうか。

 

基本的には目黒線でのアクセスが便利ですが、池上線の石川台駅からも15分ほどで歩けなくはありません。

ただ、ちょっと距離がありますし、住宅街の中を歩くことになりますので、GPS機能付きの地図が必須。

 

営業時間は、11時~24時までの通し営業。ただし、スープ切れ次第終了とのことで、最近は遅くまで営業していることは多くないようです。

定休日は月曜と金曜。ただし、不定期に臨時休業が入ります。

永福町の一次独立世代はどこもそうなのですが、そこそこのお年ですので、無理のない範囲で頑張っていただきたいところです。

というわけで、遠方からの訪問時には電話での確認が必須。

 

メニューと店内の雰囲気

メニューは、基本はらーめん1.5玉900円、つけ麺1玉780円です。

らーめんは60円引きで小盛り1玉に、60円増しで半玉ずつ増量可能。つけ麺も60円で半玉ずつ増量可です。お客さんの要望に答える形で、こうした細かい増量に対応してくださるのはありがたい限り。

トッピングは煮玉子、のり、野菜、チャーシューなどなど、目移りするほどに充実。煮玉子が80円だったり、デフォルトのらーめんこそややお高め(永福町系はどこもスープが多いせいかお高めなんです)ですが、それ以外はできるだけ安くしようという心意気が感じられます。

今回は、らーめんの大盛(2.5玉)を注文。

 

店内は、入店してまず右手に冷水機があるという不思議な作り。

ここで水を汲んで、座席へと移動します。案内してくださる場合もあれば、状況によっては勝手に座らざるをえないことも。

着席したら、壁のメニューなどを見て口頭で注文。食後に会計するシステムです。伝票等はありませんが、大抵の場合は注文したものを覚えていらっしゃいますので、「ごちそうさまです」と声をかければ、すんなりと会計が済みます。

 

店内は比較的綺麗で、明るめの木材を活かした非常に明るい雰囲気。

厨房とホールは完全に分かれていて、ホールは広々。

入って左側にカウンター7席、広い通路を挟んで右側にテーブル10席。

テーブル席は、2席ずつに分離できる形で小さなテーブルが5個並んでいます。

 

各テーブルの下や本棚に雑誌や漫画が置いてあり、皆さんらーめんを待つ間は思い思いの漫画を読んでいらっしゃいます。

やはり、地元に馴染んだらーめん店の雰囲気で、なんとも落ち着く良い感じ。

店主さんも笑顔で物腰柔らかな接客。このあたりも愛されている理由でしょうね。

時間帯や曜日によっては、お子様連れなんかも多くいらっしゃいます。永福町系には興味あるけどなんとなく入りにくい…という女性にも、このお店であれば間違いなくオススメできます。

東工大の隣という立地ですが、価格が高めだからか、意外に学生は少ない印象。昼間に大混雑することもありませんし、騒がしいということもありません。

 



 

らーめん大盛(2.5玉)

 

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やはり、永福町系らしいトレーに乗った大きな丼での提供。

レンゲのサイズに惑わされがちですが、レンゲも一般的なものと比べるとかなり大きいですので、丼の間口はかなり大きいです。

大盛ですので麺がスープの上に出てしまっていますが、普通盛りだと麺が見えないくらいまでたっぷりのスープが注がれます。

 

スープ

下支えにあるのは、豚骨をベースにした動物系。そこに、強めの煮干しが香るスープ。

昆布や野菜、削り節なんかも使われているそうで、煮干しの香ばしさが食欲をそそりつつも、しっかりとバランスが取れています。

豚骨の旨味やまろやかさと煮干しの塩梅が非常に良くて、とても美味しい。

醤油の塩気や香りはこれらを支える裏役に徹している感じ。

何より、無化調(たぶん)で永福町に近い、あるいはそれを超えるような味わいを出しているところが素晴らしい。

優しい、じんわりと染み入るような煮干しのスープです。

 

表面にはたっぷりのラード。

これがスープにコクを与えつつ、スープの温度を保ってくれる役割も果たします。

寒い時期には、最後まで熱々を保ってくれるこの存在はありがたい限り。

もちろん、暑い時期には暑い時期で、新陳代謝が良くなって気分もスッキリします。

 

サラッとしたスープながらも、たっぷりのラードによってややこってり目に仕上がっている味わいですが、一切れの柚子皮が入っていて、これが最後の方でふんわりと香るので食後の感覚も悪くないです。

むしろ、こってり感は柚子がさらっていってくれて、適度な煮干しの残り香だけが残りますので、煮干し好きにはたまらない後味。

 

もちろん、最近は煮干しがガツンと聞いたタイプのらーめんや、ドロドロの煮干し系なんかが流行した影響で、それらと比べるとかなりおとなしい煮干し感ですが、昔ながらの優しい煮干しの味わいを求める向きにはたまらない品です。

この日は、新年最初の営業日で、かつかなり繁盛していたこともあってか、やや豚骨や煮干しが薄めだったのが残念。

日によるブレこそありますが、当たりの日には本当に素晴らしいバランスで美味しいらーめんを食べさせてくれます。

 

麺は、中細の縮れ麺。

永福町系というとかなり柔らかめの麺が出てくることが多いのですが、こちらは絶妙な茹で加減でチュルンとすすることができつつも、サックリとした歯ごたえを持つやや固めの仕上がり。

スープとの相性も抜群で、まさにこのらーめんのためにあるような麺。

縮れの卵麺でやや固めの茹で上がりということで、麺だけはがんこ総本家にも近いものがある印象。

 

トッピング

チャーシュー、メンマ、なるととスープにちらした長ネギ。

メンマは乾燥メンマを戻したもので、コリコリとした食感が美味しい。

チャーシューは見た目にはしっかりした歯ごたえがありそうなのに、ホロホロと崩れていく柔らかいもの。やや塩気の強い味わいとともに、らーめんとの相性がよく考えられた見事な出来栄え。

さらに、丼の下の方には柚子皮が一切れ沈んでいます。

 

 

総評

 

創業から35年近くが経過していながら、今も愛され続ける名店。

地元にも馴染んでいて、物腰柔らかな店主さんも好印象。

永福町という一大ジャンルの味に近い、あるいは人によってはそれを超えたと評する味わいでありながら、化学調味料を使っていなかったり、明るい雰囲気だったりと子どもや女性でも入りやすい雰囲気。しかも行列はほとんどない。

本当に良いお店だと思います。

この日の味わいは、麺が柔めだったりスープが薄めだったりしたこともあって、正直75点といったところなのですが、普段の味わいなら88点。

永福町系を食べてみたいという方、永福町系が大好きな方、じんわりと美味しいらーめんを食べたい方にオススメのお店。

さすがに、ガッツリと出汁の効いたパンチのある一杯を求める方には向かないと思います。

 

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