馬込の【醤道】で豚骨と大山鶏のスープの醤油らーめん🍜を頂きました

2017年1月3日

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こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

馬込にある醤道で、らーめんを頂いてきましたのでレポートしていきます!

 

 

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醤道の基本情報

 

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概要

もともとは、かつてこの地域が「環七らーめん激戦区」と呼ばれていた時代に人気だった醤屋というお店。

そのお店を引き継ぐ形で、同じく環七沿いながらも足立区側に本店を構えていた「長浜ラーメン金太郎」出身の現店主がメニューを一新して営業。

メニューが醤屋とは大きく異なっていて屋号も異なるということで、関係があるのやらないのやら…という微妙な感じですが、そこら辺は色々事情がありそうですのでそっとしておくことに。

金太郎出身といえば、長浜系の有名店「田中商店」がありますので、ほのかに期待を抱きつつ訪問してみました。

 

現在は埼京線の南与野駅と、東金線東金駅、外房線土気駅近くのあすみが丘ブランニューモールなどに支店(フランチャイズ店?)を構えています。

立川のラーメンスクエアにも1年間限定で店舗を出していたということで、扱いはかなりの実力店といった感じ。

ただ、ホームページで暖簾分けの権利券を50万円で販売していたり、ちょっと「ん?」と思うところも無きにしもあらず。

現在は、馬込のお店は総本店という扱いです。

 

アクセスと営業時間

馬込駅から徒歩3~4分ほど。

馬込の南より、環七側の出口(A1)を出て左方向へ。途中の横断歩道を渡り(最初に見える横断歩道を渡らないと、歩道橋を渡る羽目になります)、しばらく進んだ右手側にお店があります。

すぐ向こう側が新幹線の陸橋ですので、それを目印に。

 

馬込というと、なかなか普段用事のない地域だと思います。都営浅草線はこの先の西馬込で途切れていて、乗り換えができるわけでもありませんし、そもそも泉岳寺―西馬込間は今となっては支線のような扱いになってしまっていますし。

ただ、五反田では山手線や池上線、中延では大井町線との乗り換えができますので、アクセスが難しいわけではありません。あとは、わざわざ行くかどうか、という問題ですね。

 

営業時間は、年中無休で11時~23時。ただし、月曜日のみ14時~18時まで中休みがあります。

年中無休とはありますが、盆暮れ正月は休みになったり営業時間が異なったりするようですので、事前にfacebook等でご確認を。

 

メニュー

基本は醤油ベースの「道」で680円。

その他に、白醤油の「白」680円、ブレンド醤油の「金」680円、つけ麺780円、まぜそばの「ダブルインパクト」780円など。

豚、味玉、のり、メンマ、ねぎ、麺大盛り、替え玉などの各種トッピング、豚丼とのランチセットなどのサイドメニューも充実。ビールとおつまみのメンマ、豚などもあり。

 

ベースとなるらーめん自体は700円を切る価格設定ですが、ランチセットが230円、チャーシュー麺が+250円など、その他のメニューがやや高め。

頑張って客単価をあげようとする努力が垣間見えます。

その他、青汁なども販売されていますし、チャーシューを一本まるごと売っていたりとメニューはやや散らかり気味の印象。

 

今回は、道の大盛に780円に、ランチセットを付けたのですが、ご飯が炊けていないとのことでその分は返金されました。

 

お店の雰囲気

外観写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、手前のドアを開けて入る形になりますので、やや入りにくい。

写真の時点では「まだです」という札がかかっているのですが、これもちょっとわかりにくいので、営業中かどうかの判断が難しいです。

ちなみに、1日限定120杯という看板が出ていますが、現在はダブルインパクトというまぜそばのほうが人気のようですし、麺も複数種使い分け+選択可能になっていますので、おそらく早じまいになることは少ないのではないかと思います。

 

店内は、暗めの木材を基調とした、シックな雰囲気。

長めのカウンターに全15席なのですが、数席分はタペストリーで覆って使わないようにしてありました。

 

店内入ってすぐ左手に券売機。食券を購入して席につき、食券を渡すとらーめんの場合は麺の種類を聞かれます。

少し細めの固めの麺と、モチモチ系の太麺がある模様。今回は、固めの麺を選択。

 

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道らーめん

 

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食券を渡して数分で提供。

石を張ったコンロ?を使っていたり、調理方法にはかなりこだわりがあるようです。

 

スープ

最初に一口スープを頂くと、そこそこの鰹の風味と、それを下支えする動物系のコクが主。動物系は大山鶏のスープと、長浜ラーメン金太郎の豚骨スープをブレンドしたものだそうです。

環七時代から小滝橋方面へと山の手線の内側に向かって激戦区が移り、「青葉」や「武蔵」などの96年組が台頭してきたくらいに巷にあふれていたらーめんを彷彿とさせる、動物系と鰹ベースの魚介系による清湯ダブルスープの感じが懐かしい。

一口目の感想としては、「あ、こんなの流行ったな、懐かしい」というものでした。

 

鰹のキレもありますし、動物系のマイルドかつパンチのあるベースもしっかりしている。

一口目を頂いた印象では、懐かしいながらも完成度の高い美味しいものでした。

ただ、何かの出汁を突き詰めたシンプルかつ尖ったらーめんと、いくつもの出しと香りを合わせた複雑系らーめんに流行が二極化した現在となっては、やや物足りなさを感じるのも事実。

 

さらに、食べ進めていくと温度の問題なのか、麺の小麦が溶け出すことの問題なのか、はたまたトッピングの玉ねぎの問題なのか、かなり味が変わっていってしまいます。

最初の鰹の香りはほとんど飛び去ってしまい、良く言えばマイルド、悪く言えばぼやけた味わいになってしまいました。

しばらく麺をすすってからスープを飲んでみたところ、ちょっと残念な思いに…。

こんな感じもまた、環七時代から90年代後半くらいまでにかけては良くあったな、ということを思い出しました。

当時はまだ、スープの最初のひとくちであったり、麺であったり、トッピングの何か1つであったり、どれか1つだけでも飛び抜けたものがあればウケていた時代。

このお店の開店は2005年頃のはずなのですが、それ以前の時代を感じさせるのは、前の醤屋の名残なのか。

 

お店のウリのはずの醤油ダレも、塩気こそやや強めにあるものの、醤油のキレはあまりなく、かなりまったりとしています。

香味油は焦がしネギの油でしょうか、スープにも焦がしネギと思われるものが浮かんでいきます。

かなり油が厚めなので、コクが出ていますし熱々をキープしてくれます。が、スープが途中でぼやけてしまったのは、この厚い油と麺から溶け出た小麦で乳化したせいなんじゃないかと…。

 

麺は中太の縮れ麺。

かなり弾力のある麺で、さらに茹で上がりが固めなので、歯を入れるとパツンと切れます。

ギュムッとしてパツンと切れる食感は、もうちょっと細かったら美味しかっただろうな、という印象。これだけの太さがあると、ゴムのように感じてしまいます。

さらに、スープの持ち上げが悪い。麺をすすってもほとんど小麦の香りと麺の味しかせず、スープとの一体感はほとんどなし。

これだと、まるで麺とスープを別々に食べているような感覚になってしまいます。

麺料理としての完成度はいまいちな感じ。

 

モチモチの麺も選択できるようですので、スープと合わせるということを考えると、やはりそちらのほうが良いのでしょうか。

あるいは、もっと麺が細かったらスープに合うのかもな、という印象です。

 

具は海苔とメンマ、チャーシュー、玉ねぎ、わけぎ。

どれもごくごく一般的な出来。玉ねぎは、ちょっとこってり目のスープに清涼感を与えてくれる貴重な存在ですが、ただスープ中で放置してしまうと前述したように玉ねぎの甘味が溶け出して、スープがぼやけてしまいますからなかなか扱いに困るところ。

 

 

総評

過去といいますか、前店舗の栄光にすがっている感が否めないお店。

スープの一口目の味わいこそ悪くないのに、それがすぐに弱くなってしまうのが残念なところ。

点数にするなら、65点といったところでしょうか。

さすがに、このお店のためにわざわざ馬込に足を運ぶほどではないと思いますし、馬込でどうしてもラーメンを食べたくなったときには「いずみ家」というレベルの高い家系もあります。

一駅足を伸ばせば「鳴声」という担々麺の名店もありますので、こちらが選択肢に上がることはあまりないかも。

 

 

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