【麺や蒼】 ― つくばの蒼で濃厚白味噌海老つけ麺🍜を食べる

2016年12月18日

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こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

出張でつくばに行きまして、麺や蒼で食事をしてきましたので、レポートをお届けします!

 

つくばといえば、某煮干しの名店に行きたかったのですが、昼だけの営業で行列も長いという難易度の高さで断念。

夜に、こちらのお店に伺いました。

 

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麺や蒼の概要

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こちらの麺や蒼は、同じくつくばにある麺や武蒼の2号店です。

麺や武蒼は「またおま系」(「またお前か」の意。一時期、こんな味が流行りすぎたためにこのような言い方をされるようになりました)に近い、動物系と魚粉を使った濃厚つけ麺で有名なお店。

それに対して、麺や蒼は白味噌らーめんというちょっと変わったテーマです。

王道を行く本店に対し、ちょっと変わり種の2号店、というメニュー構成ながら、現在では2号店の人気が本店を上回る勢い。

本店はつくば駅から徒歩では厳しい立地なのに対し、2号店は歩いて行ける、という違いもあるのかもしれませんが、変わり種ながら完成度の高い味もやはり人気の理由の1つのようです。

 

アクセス

つくばエクスプレスの「つくば」駅から徒歩15分ほどです。

ちょっとわかりにくい場所ですが、つくば駅の3番出口を出て左手に見える、ショッピングができそうなところにつながる大きな階段を登ります。

そのまま真っすぐ進むと歩道橋がありますので、歩道橋を渡り、さらに真っすぐ進みます。

道路に出たら左に曲がり、最初の信号を右に曲がると左手にお店が見えます。

途中、大通りの信号は、信号待ちにかかる時間がものすごく長いので、歩道橋を渡るこの経路がオススメです。

 

メニュー

基本は「濃厚豚骨魚介白味噌」。らーめん800円、つけ麺850円です。各種トッピング増しメニューや、+100円で海老油をかけたメニューもあります。

その他に、「鶏出汁塩青湯」のとり塩そば750円、「鮭節出汁青湯」のカムイ・シオユ850円等。

限定も精力的に開発されていまして、ほとんど常に何かしらの限定を提供されているようです。

 

今回は、海老香味つけ麺950円の大盛(無料)をオーダー。

 

店内の雰囲気

やや暗い色の木目を基調とした店内。

厨房の片側に12席の長ーいカウンター、反対側に4人がけのボックス席が2つあります。

お一人様からグループ、家族連れまで様々な客層に対応できる、良い作りですね。郊外のらーめん店ならではです。

平日18時過ぎの訪問で、9割方席が埋まっていました。回転はそこそこ良いのですが、1人出れば1人入ってくる、という感じでお客さんが途切れません。お昼だと時間帯によっては並ぶかもしれませんね。

 

入り口を入ると目の前に食券機があり、そこで食券機を購入したら、左のカウンターと右のテーブルに分かれて進む形式。

席で食券をスタッフさんにお渡しし、提供を待つのみです。

 

店員さんはこの日、調理に5人ほどいらっしゃいました。ハコも大きいので、提供が大変なんだと思いますが、それにしても多い。

主婦の方が多く、雰囲気は柔らかく良い感じです。

ただ、ホールに人を回せていないので、スープ割りなど追加注文の際は、調理のすきを見て手の空いた方にお願いするしかありません。

 

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海老香味つけ麺のお味は?

太麺ですので、10分ほどで提供。スープと麺はそれぞれこんな感じ。

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スープ

表面には泡が沢山浮いています。関西のエスプーマのような「泡系」とはちょっと違いますが、泡が麺にまとわりついて、しっかりと香りを口まで運んでくれます。

泡とともに、海老油もチラホラと見えています。

 

スープはかなり甘め。白味噌のまろやかな甘味を活かした味付けです。

かなりクリーミーで、ともすれば洋風になってしまいそうなほどの味わい。ですが、魚介の風味でグイッと和風な感じを出してバランスを取っています。

ベースの豚骨魚介はかなりガッツリ。コッテリとした豚骨に、しっかりと魚粉系の魚介の香りと旨味。かつおの魚粉を使うと、それこそおかかのような甘味が出てきますから、これと白味噌の相乗効果で甘くてマイルドな、優しい味わいになっているんですね。

もとは豚骨魚介のまたおま系だったはず。ですが、豚骨魚介のドギツさとパンチは影をひそめ、白味噌を合わせることでクリーミーなマイルドさが引き立てられています。

豚骨魚介の新しい展開として、たしかにアリですし面白く、しかもしっかりと美味しい。

久しぶりに驚きのある美味しいスープをいただきました。

いわゆる「味噌ラーメン」から想像される、豚骨ベースに味噌をあわせてラードをかけたものとは一線を画していますので、味噌ラーメンを想像して食べると肩透かしを食らうかもしれません。どちらかと言うと、豚骨魚介をクリーミーにしたらーめん、という考えでお店に向かったほうが良いと思いますよ。

 

海老の香りもスープと見事にマッチしています。

こうしたつけ麺では、単に海老の香味油を足しただけ、という海老つけ麺が結構あります。

そうした海老つけ麺は、もとのスープと海老の香りとのマッチングがイマイチだったりしますので、大抵はデフォルトのつけ麺を頼めばよかった…と後悔してしまいます。

こちらの海老つけ麺も、普通のつけ麺に海老油をかけただけなのですが、エビの香ばしさがスープと良くあっていて、しかも最後までしっかりと海老の香りがして美味しい。

単に海老の香味油を作ってかけてみただけではない、しっかりとマッチングを考えて開発されたメニューだということを感じさせます。

 

具材は、スープの中にネギを中心とした野菜やチャーシューなど。

 

平打ちの太麺。

ツルツルっとして喉越しもよく、まろやかでクリーミーなスープとの相性も抜群。

麺量は不明なのですが、湯で前で350gくらいでしょうか。

 

スープ割り

スープ割りは、生姜のスープと魚介のスープから選択できます。今回は、魚介を選択。

スープ割りをお願いするとポットを持ってきてくださいますので、自分で注いで味を調節できます。

割りスープはかなり和風よりのシフトなので、スープ割りをするとちょっと洋風だったスープが、大分和風よりにシフトします。

海老の香り、豚骨魚介のベース、白味噌のまろやかさに和風な魚介ダシが加わって、スープをゆったりと飲むのはまさに至福の時。

 

 

総評

濃厚な白味噌海老つけ麺。

マイルドかつクリーミーな豚骨魚介というのは、豚骨魚介の新しい可能性を感じさせます(といってもお店のオープンは2010年ですけどね)。

スープ割りには選ぶ楽しみもありつつ、全体の完成度は非常に高い。

「感動の食体験」を提供できる、というほどではありませんが、食べれば間違いなく美味しかった、と言えるお店。

そういう意味で、今回の1杯を点数にするなら85点ほどでしょうか。

 

わざわざここを目的につくばまで行く、というほどではないかもしれませんが、つくばを訪れる機会がありましたら、是非オススメしたいお店です。

 

 

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