【USJ】平日・雨の最悪条件でもロイヤルスタジオパスに意味はあるのか

2018年11月4日

ロイヤル・スタジオ・パスの時間指定券

スポンサーリンク

5. 無駄になるエクスプレスパスも発生

ロイヤルパスには人気アトラクション各種をそれぞれ1回だけ行列短縮して楽しめるエクスプレスパスが付属していますが、その時間指定にいくつかの種類があります。

今回は一番早い時間のものを選択。そうすると、10時~ハリポタエリアに入場できる確約券がついてきます。

通常だと、ハリポタエリアには整理券を取らないと入れないのですが、その整理券が不要になるチケット。

ですが、これだけの閑散日だとハリポタエリアの入場整理券も配布されません。つまり、そのチケットは完全に無駄になってしまいました。

USJホグワーツ城
ホグワーツ城は、昼間見るとやっぱり、うーん。岩肌がキレイすぎるんですよね。

 

10:20~10:50という時間指定の「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」に乗車するため、10:41にお城到着

エクスプレスパスを使うと、なぜかキューラインの途中に作られているためにカオスなことになっているロッカーに荷物を預けて、そのままお城の中を進むことになります。

温室などをみられないのは残念なところ。オーランドはエクスプレスパスを使っても、全経路通してくれたんですけどね。

ロッカーから先は行列がなかったので、ものの5分でライドへ。

ロボットアームで駆動される迫力ある動きのライドと、視野いっぱいに広がる映像、リアルなオーディオ・アニマトロニクス。もう何もかもが最高水準にある、至高のライドです

詳しくはオーランド版の記事でご紹介していますが、とにかく一度は体験していただきたい、体験しないとわからない凄さ。

もうこのクオリティのライドを製作できるのは、ユニバーサルしかありません。

 

降りてきたら、続いて11:01に「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」へ。

USJフライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ
フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ。ごくごく普通のミニコースターです。

こちらはごくありふれたミニコースターなのですが、ハリポタエリアにあるせいで大人気なので、エクスプレスパスがあります。

時間指定はフォービドゥン・ジャーニーに引き続いて10:50~11:20。これがあるので、フォービドゥン・ジャーニーは必然的に指定時間の後半に行かなければならないことになります。

こういう時間のつながりがあるので、意外とロイヤルパスは時間の自由度が低いです。「あのアトラクションのスタンバイが短いから、今のうちに乗っておこう」とかいう融通はなかなか利かない仕様です。うまく回れるかどうかは運次第のところも出てきてしまいます。

さて、フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフは、フォービドゥン・ジャーニーと同様、オーランドにあるアトラクションを輸入したもの。

実は、オーランド版はもともとあった「フライト・オブ・ユニコーン」というアトラクションを、ハリポタエリア新設に合わせてテーマ変更しただけのものですので、あちらにあるのはまだ納得できます。

それをなぜそのまま日本に輸入してしまったのかは謎。

コースター自体は、東京ディズニーランドの「ガジェットのゴーコースター」と同じ、Vekoma社製のJunior Coasterというモデル。あちらと比べると、やや規模の大きいバージョンですのでコースレイアウトこそ異なりますが、それでも全く同じコースレイアウトのものが世界に20機稼働している汎用機。

スタート直後にヒッポグリフのオーディオ・アニマトロニクスがあること以外は、ごく普通のミニコースターなのです。

詳しくは別記事でご紹介していく予定です。

 

 

6. ハロウィンアトラクションはやっぱりガラガラ

ハリポタエリアをいろいろ散策して、11:25にはハリポタエリアをあとにします

11:30頃に、ジョーズへ。ジョーズはロイヤルパスを使うと、何回でもエクスプレスパス扱いになるアトラクションです。

というわけで、リストバンドを見せるだけで行列をすっ飛ばし、ものの5分でライドへ。

貴重な古き良きユニバーサルスタジオのアトラクション。ボートに乗ってジョーズの舞台を探索していると、巨大なサメが現れ…という内容。

ガイドさんの当たり外れはありますが、映画さながらの大爆発や火炎、いろいろなものが崩壊していく仕掛けなどは、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのトラムツアー譲りの大迫力。

まわりのアトラクションに押されて地味な存在になってはいますが、今乗っても十分楽しいアトラクションです。

 

ジョーズを降りたら、11:50~12:20という時間指定のあるエヴァンゲリオンXRライドへ。

11:50直前に到着しましたが、時間をチェックすることもなく普通に入れてくれました。お客さんが少ないからですかね。

写真撮影があったり、プレショーがあったり、さらにはプレショー以降は普通に並ばなければならなかったりと、結構時間がかかって乗り場へ。写真は単なる販売用ですので、ホントはスルーしたいところなのですが、残念ながら強制撮影です。

もともとはスペース・ファンタジー・ザ・ライドというアトラクションがある場所なのですが、スペース・ファンタジー・ザ・ライドは2018年は1年まるごと休止。代わりにエヴァンゲリオンXRライドが運行されています。

スペース・ファンタジー・ザ・ライドは宇宙空間を駆け回るコースター。ライドがスピンするタイプで、ミニコースターが得意なMack Rides社が手がけたもの。Mack Ridesのスピニングコースターが導入されているのは、国内ではUSJが唯一

ここのスピニングコースターの特徴は、複数両がつながった編成で、やや大型であること。スペース・ファンタジー・ザ・ライドもご多分に漏れず、2両編成で巻き上げも3回ある大規模ミニコースター(?)です。適度なアップダウンとライドのスピンが組み合わさって非常に出来の良いコースターなんです。

が、XR(VR)ライドとして運行される際には、残念ながらスピンは停止。

通常は背中合わせに1両4人乗りのところ、スピンを停止しますので、前向きに乗車できる2人乗りとなってしまいますので、ハケがやたらと悪い。

VR映像はコースレイアウトにピッタリあっていて見事なのですが、映像のクオリティはそこまででもありませんし、ストーリーも弱い。そしてめちゃめちゃ酔います

レールが見えなくてどう動くかわからないのと、そもそも酔いやすいVR映像を揺れの中でみていることも原因。

エヴァは好きですが、個人的にはこれなら爽快感あふれるスペース・ファンタジー・ザ・ライドのほうが断然良いと思います。

詳しくは別記事でご紹介しています。

 

さて、12時ちょっと過ぎに降りてきまして、続いてはハロウィンアトラクションが集まるステージ13へ。

まずは、朝整理券配布がなかった「サイレンス・イン・ザ・ゴーストシップ」。

表記は30分待ちでしたが、10分ほどで案内されます。

「ゴーストたちは目は見えないが音は聞こえるので、音を出さずに進め」という設定のウォークスルー型お化け屋敷。2018年新設定の「大人ハロウィン」アトラクションです。

8人ほどのグループで進んでいくのですが、誰かが声を出してしまうと、音を出してもゴーストが襲いかかってこないことに気づいてしまいますので興ざめ。

さらに、ゴースト役の人たちが後ろから追い立てるようにして脅かしてきますので、やはり前に進むことを急かされます。

ビックリ要素はほとんどなくて怖くないですし、期間限定アトラクションなので作り込みも甘く、大人ハロウィンらしい美しさもあまり感じない。

これなら、常設アトラクションの富士急「戦慄病棟」やジョイポリスの常設ホラーのほうがよっぽどクオリティ高いです。

 

続いて「カルト・オブ・チャッキー」。こちらは15分待ち表記で、ちょうどそのくらいの待ち時間。

やはり8人ほどのグループで進むウォークスルー型お化け屋敷。精神病院で使われていたチャッキーくん人形が動き出し、殺戮を繰り返す、というような内容の「ポップさが怖い」タイプのホラー。

こちらはビックリ要素をひたすら詰め込んだような内容で、ホラーアトラクション定番の病院設定。

ですが、やはりハンパないテンポで次々と脅かし要素が続きますので、どうも怖くない。

ホラーアトラクションって、本来誰もいない静かな環境で「怖い」という感情を掻き立てた上で唐突に脅かすから怖いのであって、テンポよく連続して脅かされてもそんなに怖くないんですよね。

大量のお客さんを捌かなきゃいけない、大型テーマパークならではのジレンマなのですが、そこをなんとかクオリティアップしていただきたいものです。

 

 

7. ショーのタイムスケジュールがかぶると忙しい

ホラーアトラクションを2つ体験しても、まだ12:40過ぎ

次の時間指定「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~」は12:50から。

まだちょっと時間があるのですが、何かに乗れるほどの時間もない。というわけで、ダメ元でそのまま行ってみます。

12:45にライド入り口到着。スタッフさんはちょっと時計を見ましたが、通してくれました。

待ち時間は70分超えでしたので、ロイヤルパスを使ってもそこそこ待ち時間がありました。乗車できたのは13:05頃

バックドロップは通常のハリウッド・ドリーム・ザ・ライドと同コースを走行しますが、ライドが後ろ向きになっているもの。通常車両が3台走行しているのに対してバックドロップ車両は1台のみですので、ハケの悪いアトラクションです。

背中から落下する分、やはりスリルはアップ。コースが見えないこともあって、かなりスリリングな体験ができます。爽快さを求めるなら通常バージョン、スリルを求めるならバックドロップがおすすめ。

詳しくは通常バージョンと同じ記事でご紹介していきます。

 

13:10頃に降りてきまして、次の時間指定は「ザ・フライング・ダイナソー」の13:50~14:20

この時間に、ちょうど13:45~の「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックン・ロール・ショー」がハマりそうです。

というわけで、それまでの時間で腹ごしらえ。ロックン・ロール・ショー向かいの「メルズ・ドライブ・イン」でランチです。

USJメルズ・ドライブ・イン
メルズ・ドライブ・インのハンバーガー。食べかけですみません。

ここは50’sアメリカのドライブインをイメージしたハンバーガーショップ。ハンバーガーセット1390~と、USJ内の他のレストランと同様にかなり高額ですが、しっかりと肉肉しい大きめハンバーガー、山盛りポテト、ドリンクのセットで意外と満足。

 

腹ごしらえをしたら、ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックン・ロール・ショーへ。

USJユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックン・ロール・ショー
ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックン・ロール・ショー。出演者はわずか5人ですが、5人共超ハイスペックな演者で見応えあり!

13:45から30分間のショーをみたあとに、14:20までにザ・フライング・ダイナソーへと行かなければなりませんので、出口に近い座席を確保。

このショーはUSJで長らく上演されている常設ショー。これだけショーの改廃が進んだUSJにあってこれだけ長く上演されていて、かつアメリカ本部からの輸入品ということもあって、かなりのハイクオリティ。

大阪らしく関西弁で舞台を回し、切れのあるダンスも披露するビートル・ジュースと、それぞれ往年のヒットソングを熱唱するフランケンシュタイン、ブライド(フランケンシュタインの花嫁)、オオカミ男、ドラキュラの4人。

出演者はわずか5人ながらも、それぞれのスペックが高く、非常に見応えのあるショーです。頻繁に来るならそんなにみなくても良いけど、たまにしかUSJに行けないなら観ておきたい、そんな存在

 

さて、ショーが14:15に終わったら、ザ・フライング・ダイナソーまでダッシュです。今までの感じからすると、ちょっと遅れたくらいなら入れてくれそうなのですが、実はもう1つ問題があるのです。

このあとのスケジュールを考えると、14:45~のウォーター・ワールドを観ておきたい。なので、フライング・ダイナソーは出来るだけ早く終わらせたいのです。

そんなわけで、14:17にフライング・ダイナソーの入口に到着

内容は朝乗ったのと同じですから良いとして、朝は真ん中、今回は後ろの方に乗車できたので良かった! 混雑しているアトラクションで色んな場所に乗車するのは難しいですからね。

手荷物検査にやたらと時間がかかるので、降りてきたのは14:35

 

再びダッシュをしてウォーター・ワールドへと向かいます。

なんとか14:40頃に着席。プレショーが始まったタイミングでちょうどよく着席できました。

ちなみに、ロックン・ロール・ショーも、このウォーター・ワールドもロイヤルパスを使うことができるのですが、その条件は開始25分前までの到着。最前列中央に座りたいとかでなければ、平日閑散日には全く必要のない代物です。むしろ、時間のムダが発生してしまう!

ウォーター・ワールドはハリウッドのユニバーサル・スタジオで名物だったショーを輸入してきたもの。USJ開園当初からあるショーですが、2018年に内容がリニューアルされました。

同名の映画を元にしたショーなのですが、ストーリーは薄め。むしろアクロバティックなスタントと激しい演出が見どころです。

驚くほどの火薬量、高所からの落下、水中スタント、さらには(1/1模型)飛行機まで使った演出など、見どころ満載。ただでさえド迫力のステージが、2018年のリニューアルで音響等がグレードアップされ、より迫力アップしています。

こちらもUSJを訪れたからには観ておきたいショー

 

 

8. 早めに閉まるものをこなす

15:10にウォーター・ワールドが終了。ハロウィン期間中はターミネーター2:3Dが16:00までの営業なので、このアトラクションをこなしに向かいます。

途中でチョコミントのクレープを食べたりしつつ、

チョコミントのパフェ
チョコミントのクレープ。これだけハードに動き続けると、甘いものが身体に染みます。

15:30にターミネーター2到着。ロイヤルパス対象アトラクションではありますが、基本次回案内状態ですので、ほぼ意味はありません。

結局20分待って案内されます。唯一の利点は、エクスプレスパス勢は最前列に行けること。

各地のユニバーサル・スタジオに同アトラクションがあるのですが、大阪版はかなり特殊。綾小路麗華という案内役が強烈なキャラと大袈裟なリアクション、さらには客いじりで爆笑をかっさらいつつプレショーを進行。

メインショーでは簡単なスタントもこなします。やはり大阪版がダントツで面白い!

本編は基本的にクラシカルな3Dシアターなのですが、一部シーンでは役者が登場し、バイクまで出てくるユニバーサルらしいド迫力のアトラクション。

初めて体験すれば、「おお、すげぇ」と感動させるだけの演出をテーマパークの1アトラクションに仕込んでいるのはさすが。

 

16:10頃に出てきました。続いては15:50~16:20指定の「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」へ。

内容は朝乗車したものと同じなので割愛。このときは40分待ちほどになっていましたが、ロイヤルパスの威力で次回案内。

16:40頃に出口へ

ここでもう1つ、こなしておかなければならないものがあります。それが、JALラウンジ

昨年、JALの上級会員になるために飛行機に乗りまくったおかげで、2018年はJMBサファイアのランクを持っています。

本当はUSJのJALラウンジはプレミア以上のランクでないと入れないのですが、このときはキャンペーン期間中(結構長いことやってます)のためラウンジに入れるんです。

ただし、プレミア以上だとミニオン・ハチャメチャ・ライドのエクスプレスパスプレゼントがあるのに対し、サファイアだとそれはナシ。

このラウンジが17:00までなので、慌ててラウンジへと向かいます。

ラウンジについては別記事でご紹介していく予定です。

JALラウンジ
ラウンジではミニオンのコップでソフトドリンク飲み放題。

営業時間は11時~17時というなかなか難易度高めの存在をクリアし、17時に外へと出ます。

 

この日は17時~、整理券無しでの入場が可能となったハロウィンアトラクション「インシディアス~ザ・ラスト・キー」へと向かいます。

17時10分到着で、50分待ちとの表記。ハロウィンアトラクションは表記待ち時間が当てにならない傾向があるので、ひとまず並んでみます。

すると、こちらもやはり15分ほどで案内。整理券客を優先して通すための表記だったんですかね。

建物2階の、あからさまに倉庫的なスペースに上がり、やはり8人ごとに案内されていきます。みんなで1本のロープを持って進むウォークスルー型のお化け屋敷。

同名の映画を元にしたホラーアトラクションで、やはりこちらもお化け役の人海戦術でひたすらビックリポイントが続きます。

やっぱりタメもなく、テンポよく脅かされ続けるので、あまり怖さを感じません。良いのか、これで…。

そしてあまりにもハイペースでお客さんを入れ続けるので、遅い人がいると渋滞ができてしまい、より怖さを喪失する結果に。

 

17時35分頃に出てきて、まだ乗っていない「ジュラシックパーク・ザ・ライド」へと向かいます。

こちらも世界展開されたアトラクション。ボートライドでジュラシックパークを回ったあと、ラストはティラノサウルスに襲われて大ドロップ。

UORアイランズ・オブ・アドベンチャー「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」T-REX
ティラノサウルスに襲われて、26 mの高さから急降下! フロリダ版の画像ですが、ルートが時計回りか反時計回りか、という違いがあるくらいで大半は同じです。

ハケの良いアトラクションなので、ロイヤルパスを使うと即案内。乗車時間がそこそこ長いので、17時50分頃に出てきました

パーク全体がハロウィン仕様になる18時が近づいてきましたので、アメリカンドッグのソーセージをミートソースに変えたような、妙に美味しいワゴングルメを食べつつ、夜のみ営業のハロウィンアトラクションを目指します。

 

次のページでは、夜のハロウィンを堪能! さらに、ようやくロイヤルパスが真価を発揮します。