【閉店】長原の【カレー居酒屋MOON】でカレーチャーハンとうどん🍛を頂いてきました
【追記】
残念ながら、日付は確認できていないのですが、2017年に閉店してしまったようです。跡地は2017年9月現在更地にされて、工事が始まっています。
【追記終わり】
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
東急池上線の長原駅近くにある、カレー居酒屋MOONという不思議なインドカレー屋さんに行ってきましたので、レポートしていきます!
不思議なと言っているのは、なんと「チャーハンカレー」や「うどん(単品)」など、普通のインドカレー屋さんには無いメニューがあるからなんです。
それぞれ注文すると一体どんなメニューが出てくるのか、詳しくご紹介していきますよ。
カレー居酒屋MOONの基本情報
概要
概要といっても、こういった町のインドカレー屋さん的なお店には、ほぼバックグラウンドになる情報がありません。
修行先の明確な系譜があるわけでもなく、下手をすると修行せずにお店を出す「家庭料理」のお店も少なくありませんので、あまり語れることがないんです。
インドカレー屋さんって、ある日突然町の中にオープンしている感じですよね。
こちらのMOONは、おそらくはもともとらーめん店だったところを居抜きで使っていると思われます。
オープンしてからまだ10年弱のはずなのですが、なかなか年季の入った店構え。
大抵はお一人で営業されているのですが、どうも途中で厨房スタッフに入れ替えがあったようで、その後初代の方に戻ったという情報もあって、現在どちらの方が運営されているのかよくわかりません。
立地とアクセス
東急池上線の長原駅から徒歩5分ほど。
長原駅の改札を出たら左に曲がり、突き当りを右に曲がって真っ直ぐ進むと中原街道という大通りに出ます。
中原街道を渡ったところにあるのが、このお店。
見た目からはほとんどインドカレー屋さんだとわからないのですが、のぼりなどは激しくカレー屋であることを主張しています笑
大井町線の北千束駅からも、徒歩10分ほどでアクセスできますが、こちらは住宅街の中を進まなければなりませんので、わかりにくいですからあまりオススメできません。
お店の雰囲気
8席ほどのカウンターと、その横に4人がけのテーブルが2つという狭いお店。
この平べったいつくりは、まさに昔の町の中華屋、あるいはらーめん屋といった印象。
壁には大きな液晶テレビがかかっていますし、ビールサーバーがあったりワインセラー的なものがあったり(中身はJINRO)でちょっとバーっぽい雰囲気も出していますが、いかんせんもとのつくりがこの状況なので、あまりオシャレ感は出ていません。
お一人で営業されているインド系かパキスタン系の方は、日本語こそカタコトではありますが、接客は丁寧ですし優しく穏やかな雰囲気。
あまりお客さんに積極的に干渉する感じでもありませんし、目線も柔らかなので、ものすごく居心地が良い。
はじめて入ったにも関わらず、ゆったりまったり過ごしてしまう不思議な力があります。
営業時間
定休日は水曜日。
営業時間は、11時~24時です。
それほど混雑していることはないのですが、いかんせん1人で営業されていますので、注文が集中するとちょっと待たされます。
特に、夜間帯に飲みのお客さんが何人も入ると、ドリンク、おつまみにカレー、そして接客とすべてを1人でこなすために30分ほど待たされることもありそうです。
メニューと価格帯
こちらのウリは、チャーハンカレー税抜き680円。これは、チャーハンにチキンキーマカレーをかけたものです。
その他に、ナンもありますし通常のカレーも20種類ほどあります。
炭水化物はうどんもあったりして、メニューのサービス精神はかなり旺盛。
おつまみも比較的安くて、チキンティッカ380円などなど、鉄板熱々の状態で提供されるのに比較的お安いおつまみが充実しています。
ナンと2種類のカレー、サラダのセットで1,000円ちょっと。おつまみとお酒一杯も頼めば2,000円弱といったところでしょうか。
比較的安くお腹いっぱい食べられて、お酒も飲める良いお店だと思います。
今回は、チャーハンカレー680円とうどん200円を注文しました。
インドカレー屋さんのメニューにうどんなんてものを見つけたら、頼まないわけにはいかないです!
ちなみに、会計時には10円未満の端数をザックリ切り捨てていました。その適当さとサービス精神がステキ。
チャーハンカレーとうどん
チャーハンカレー
チャーハンカレーは、逆さお椀型に盛られた炒飯のまわりにチキンキーマカレーがかかっている形。
チャーハンは色こそ薄いですが、きちんと卵も入っていて、どうみてもチャーハン。
これがカレーの海の中に浮いているという、なんとも不思議な光景です。
まずはチャーハンを食べてみると、カレーと合わせることを考えてか、味付けは薄め。
ご飯はしっかりほぐれていますし、ふんわりとした仕上がりでなかなか美味しい。
卵もしっかりと卵の形を残している部分もあり、ご飯にコーティングされている部分もありで、きちんと中華の技術を使って作られています。
カレーは1~3辛を選択できるので、今回は3辛にしてみました。
こちらを食べてみると、インドカレーらしくコクはあんまりないけどスパイスがふんだんに香る仕上がり。
辛味は激辛というほどではありませんが、しっかりと辛さを感じられる程度。
スパイスはシナモンがちょっと頭一つ出る配合かな。
それに対して、ベースのスープに少し酸味があります。これはなんと、梅を使っているのだそうで、この梅の酸味とシナモンの香りという組み合わせが絶妙。
決して本格的なインドカレーではありませんが、これはこれでアリだと思える味付けです。
カレーの方も塩気は弱めですが、チャーハンと合わさるとまた梅の酸味が引き立って美味しい。
確かに、チャーハンに梅を使うというアイデアは町中華なんかでたまに見かけますが、そうするとチャーハン自体がちょっとベチャッとしかねないので、その役割をカレーに担わせるというアイデアは素晴らしい。
絶品! というわけでも、完成された逸品という感じでもありませんが、これはこれでアリだなと思える味わい。
ここでしか食べられない味という意味では、わざわざこちらを訪れて食べる価値があるかもしれません。
ただし、ハマる人にはハマるし、はまらない人にははまらない味ですのでご注意を。
うどん
さてさて、チャーハンカレーからちょっと遅れてうどんが提供されました。
1日に何食もうどんが出るわけではないであろうお店のうどんって、ちょっと怖い気もしたのですが、ついつい注文してしまいました。
奥での調理の様子を見ていると、うどんを茹でてひらざるで湯切りし、お皿に盛り付けてスパイスを振っています。
さすがに生麺そのままということはないでしょうから、冷凍のうどんですかね。
出てきたうどんにはスパイスがふりかけてありますが、もとの麺自体は何の変哲もない、スーパーで売られている量産品のうどん。
ただ、わざわざ注文したのはやはり、ちょっと余ったカレーに投入して食べられるから。
余ったカレーに入れてまぜそばのように頂くと、カレーうどんとはまた違って、スパイスの立ったカレーにうどんが意外なほどマッチして美味しい。
やはりこちらでも、梅の酸味が非常に良い仕事をしています。
これがあるからこそ、チャーハンなどのご飯物やうどんともマッチするんですね。
総評
街道沿いの中華屋的な見た目でインドカレー屋さん。
しかもウリはチャーハンカレーというカオスなお店。
ですが、チャーハンカレーはしっかりチャーハンとチキンキーマとのマッチングが取られていますし、カレー自体もそこそこ美味しい。
居心地の良さもあって、小汚いながらもなかなか良いお店だと思います。
値段が安めということもあってか、比較的若い方から仕事帰りのサラリーマンまで、男性ばかりですが比較的広い客層。
明らかにここでしか食べられない味なので、食べてみたいという方にはオススメできますが、万人におすすめできる味ではありません。
仮にこの味の虜になってしまうと、どう考えても他のお店では替えがきかないというデメリットも。
お近くに立ち寄られることがありましたら、一度試しに食べてみることをオススメしたいお店です。
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