ボストン市内の交通手段、空港から市内へのアクセス方法
今回は、ボストン旅行基本情報その2として、ボストン市内の交通手段や空港から市内へのアクセスなどをご紹介します!
ボストン市内は、地下鉄網が発達しています。
更に、狭い街ですので基本的には地下鉄+徒歩で十分。
地下鉄ではアクセス出来ないところのみ、バスを利用し、郊外に行く場合はツアーやレンタカーを利用するのが良いでしょう。
ボストン旅行の手配方法など、各種情報は以下のページにまとめてあります。そちらもあわせてご覧ください。
ボストンの地下鉄
ボストン市内の地下鉄は、色で名前がついていて、グリーン、レッド、オレンジ、ブルーの4路線。
主に、
- グリーンラインは市内主要部の観光
- レッドラインはハーバード大、MITなどへのアクセスと、空港から市内へのアクセス
- オレンジラインは中華街などへのアクセス
- ブルーラインは空港から市内へのアクセス
に使用します。
自由すぎるグリーンライン
レッド、オレンジ、ブルーは普通の地下鉄ですが、グリーンのみ路面電車風。
こんな感じで、線路とホームの間に段差がありません!
実際、一部区間では専用軌道ではありますが地上の道路中央を走ります。
グリーンラインは、市内中心部では1路線ですが、Copley駅より西側に行く場合は、4路線に別れますので要注意。
また、こんな電車で曲がりくねった軌道を走ります。更に、特に時刻表もありませんので、朝のラッシュ時間帯はなんと電車が渋滞します! 駅のホームに入るために3~4台が待っていることも。
駅の間隔も短いですし、1駅分程度でしたら歩いたほうが早いこともしばしば。
そして、ホームのどこに止まるのかよくわかりません。通常は真ん中より前方に止まることが多いのですが、その時々で結構ずれます。なので、小走りで電車に向かわなければならないことも。
グリーンラインの地上区間では、駅に改札がありませんので乗車時に改札を受ける形。
地下区間でも、普通に線路を渡って隣のホームに行く人がいる(一応禁止されていますし、危ないのでやめましょう)。
と、いろいろ自由な地下鉄です(笑)
このグリーンラインが観光においては主要な足となりますので、心してお出かけください!
切符はどれがお得?
切符のシステムはかなりややこしいです。
チャーリーカードというICカードか、チャーリーチケットという磁気カードを購入する方式。
ICカードのチャーリーカードは、入手可能駅が限られていまして、現在は17の駅の駅員さんに声をかけると無料で入手可能です。空港では入手できない点に注意! 入手可能な駅は随時変更されますので、MBTAの公式HPでご確認ください。「Fares & Gifts」→「Charlie: Cards and Tickets Info」→「Charlie Cards and Tickets」→「More about the Charlie Cards and Charlie Tickets」で確認できます。
チャーリーチケットは、各駅の自動券売機で入手できます。
チャーリーカード、チャーリーチケットともに、自動券売機でチャージする形式。
なら、入手しやすいチャーリーチケットでいいじゃん! と思われるかもしれませんが、運賃が結構違うんです。
ボストンの地下鉄は、どこまで乗っても、どれだけ乗り換えても、改札を出なければ同料金。出口では切符を使わないんです!
その料金が、ICカードのチャーリーカードだと2.25ドル、磁気カードのチャーリーチケットだと、2.75ドルと、およそ2割ほど割高になるのです。
こちらが、チャーリーチケット。ごく普通の、紙製磁気カードです。
ちなみに、1日に複数回乗るなら、乗り放題の切符がお買い得。一週間弱滞在するなら、圧倒的にお得になります。
その、1-Day Link Passは12ドル、7-Day Link Passは、21.25ドルです。一週間券なら、1日2回以上乗るならお得!
更に、バス、ボストンと郊外を結ぶ通勤電車、インナーバウンドフェリーもLink Passで乗れちゃいます。
尚、金額は2016年11月現在のものですので、ご注意ください。どんどん値上がりしています! (2012年時点では、チャーリーカードが1.7ドルでした。ネット上では、2015年に2.1ドルという記載もあります。)
どの方法にしろ、自動券売機でチャージするならチャーリーチケットorチャーリーカードを選択し、Bus & Subwayを選択、金額を入力して支払いをします。
Link Passの場合は、チャーリーカードを選択してPassを選び、日数を選択します。
クレジットカードのみ対応の券売機がありますので、注意してください。日本のクレジットカードも問題なく使えます。
どうやって乗るの?
グリーンラインの地上区間を除いて、地下に自動改札があります。
チャーリーチケットやLinkPassの場合、改札の切符挿入口に、磁気テープを裏にして挿入します。すると、挿入口から切符が戻ってきますので、それを受け取って改札の中へ。
チャーリーカードの場合はICカードリーダーにかざすだけです。
グリーンラインの地上区間は、改札がありませんので事前にチャーリーチケットやチャーリーカードにチャージしておくか、現金で支払います。2つの電車が連結されている場合は、どちらも先頭に乗務員さんがいますので、その入口から乗車して、運賃箱に支払い。LinkPassなら日付を見せるだけで乗れます。
出口は、切符の挿入口がありません。ゲートに近づくと、自動的に開きます。
治安は?
ボストンは、アメリカ国内では比較的安全な地域とはいえ、日本人の感覚からすると決して安全ではありません。
特に車内やホームは古く薄暗い雰囲気。
決して眠らず、常に周囲に気を配っておいたほうが良いです。
グリーンラインはかなり安全ですが、それ以外の地下鉄はややガラが悪いです。
特に、南側は治安が悪いので、オレンジラインはMassachusetts Ave.より南側に行かない、レッドラインは観光地の南限JFKより南側に行かない、という形にしたほうが良いでしょう。
空港からのアクセス
空港内には地下鉄の駅がありません。
地下鉄の切符を使ってボストン市内にアクセスする方法は2つ。
1つは、地下鉄扱いとなる、「シルバーライン」というバスに乗車する方法。SL1というラインに乗車すれば、South Stationの駅構内まで行くことができ、改札を通らずにレッドラインに乗り換えができます。
シルバーラインでのアクセスの詳細については、以下の記事をご覧ください。
もう1つは、空港内の無料シャトルを使ってブルーラインの「Airport」駅へ行く方法。こちらは、無料バスですのでAirport駅に着いてから自動券売機で切符を購入することができます。
無料シャトルでのアクセスの詳細は、以下の記事をご覧ください。
どちらも、各ターミナルの前から発車しますので、早く来た方に乗車すればよいでしょう。
いずれの方法でも、グリーンラインに乗るためには2回の乗り換えが必要です。
乗り換えが辛い場合には、タクシーを利用するしかありません。こちらは、乗車前に運賃交渉をしておいたほうが良いので、やや英語力が必要となります。
バス
バスは、チャーリーカードで1.7ドル、現金またはチャーリーチケットで2ドルです。Link Passなら乗り放題。乗車時に支払い、Link Pass以外の方はTransfer Ticketを運転手さんからもらいます。これを持っていれば、券面に書かれている時間内で乗り換え自由です。
ただ、バス内では停留所名の放送がない場合もありますし、降りる停留所の前では窓際の紐を引く、バス停ではドアが自動的に開かず、自分で押して出る、など、日本とは乗り降りの方法がかなり異なります。アメリカのバスに乗車しなれていない方は避けたほうが良いかもしれません。
こちらもやはり、車内では常に周囲に気を配り、眠ったりしないように気をつけましょう。
サイクルシェアリング
ボストンは、比較的狭い街ですし、平坦でもありますので自転車で回ることもできます。
レンタサイクルで借りても構いませんが、街のあちこちにサイクルシェアリングのポートがありますので、そちらを使うと便利です。
ポートはこんな感じ。
ここの自動券売機で券をゲットします。1日乗り放題で6ドル、3日で12ドル、7日で20ドル。
金額的に、地下鉄と併用するのはオススメできませんので、自転車にするなら自転車のみで回る、と腹をくくる必要があります。
尚、1回の利用は30分までに制限されていますので、時間内に別のポートに移動し、そこからは徒歩で、というのが基本的な使い方。
1台の自転車を借りっぱなしにしてあちこち回ることはできません。
以上、ボストン市内での交通手段についてお届けしました。
はじめて訪れる街では、交通手段など細かな不安がつきものです。
そうした不安を、本記事で少しでも払拭して頂けましたら幸いです。
また、旅行記本編では、時系列を追ってどのようにして行動をしたか、ご紹介しています。
そちらも交通手段などご参考になると思いますので、是非あわせてご覧ください!
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ボストン観光の主要な観光地のまとめと、それぞれの所要時間については以下の記事をご覧ください。
ボストン旅行記の第1回は、以下の記事です。
実際のボストン観光は、フリーダムトレイルについての記事からスタートします。
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