広尾の有名イタリアン🍝、【ACQUA PAZZA】はアクアパッツァ以外も美味しかった

2017年7月10日

アクアパッツァのアクアパッツァ2

こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

広尾の超有名イタリアン、ACQUA PAZZAでランチコースを頂いてきましたので、レポートしていきます。

店名にあるアクアパッツァはもちろん、それ以外も工夫を凝らした料理で美味しかったです。詳しくは以下で!

 

 

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ACQUA PAZZAの基本情報

ACQUA PAZZAの概要

日本の本格的なイタリアンの礎を作り上げ、90年台のイタ飯ブームにものって今や押しも押されぬ名店となったACQUA PAZZA。

シェフの日高良実氏がメディアに多く露出していることもあって、ご存知の方も多いのではないかと思います。

きちんとしたイタリアンのコースを出すお店は、実は当時あまり多くなかったということもあって、現在では日本におけるイタリアンの巨匠として知られる人物です。

 

開店は1990年。西麻布にお店をオープンさせ、2001年に広尾に移転。

広尾では、ビルの1階と地下1階のそれぞれにお店を開き、地下1階は本店のACQUA PAZZA、1階はカジュアルなイタリアンのACQUA VINOとなっています。

1階にはジェラテリア(ジェラート屋さん)も併設し、かなり大規模なお店。

 

その後も各地に支店やお弟子さんのお店がオープンしていきます。

ただ、支店や関連店は現在では閉まってしまったお店も多く、現存する直接的な関連店は横須賀のアクアマーレと広島のレガーレ ディ アクアパッツァのみ。

箱根、芦ノ湖テラスのピッツェリア(ピザ屋さん)で食べた記憶もあったのですが、アクアパッツァはそこの経営から撤退してしまったみたいですね。

 

ACQUA PAZZAへのアクセス

東京メトロ日比谷線の広尾駅から徒歩5分ほど。

広尾駅では2番出口から出ます。出口は中目黒方面から北千住へと向かう列車のホームにありますので、逆に中目黒へ向かう電車でいらっしゃった方はホーム間連絡通路をわたっておきましょう。

狭い階段、小さな改札を出たら右手へ。

少し進んだところにある最初の交差点を右に曲がります。

そこが広尾商店街。オシャレなお店が並んでいます。最近話題のロブスターロールの専門店や、ちょっと前に話題になっていたフライドポテトの専門店などを横目に歩き、突き当りを道なりに左へ。

少し進んだところの左手にあります。

 

1階にはガラス張りのACQUA VINOというお店がありますので、それを目印にすると良いかも。

ACQUA VINOと同じビルの中に入り、ちょっと通路を進んだ先左手のエレベーターで地下1階に降りると、そこがACQUA PAZZAです。

 

お店の雰囲気

お店の中央には屋外の吹き抜けがあって、そのまわりはガラス張りになっていますので明るくて良い雰囲気

ただ、それを取り巻くようにテーブルが配置されていますので、その分通路が狭くなってしまっていて、少し狭苦しい印象。

テーブル上には白のテーブルクロスにちょっとしたフラワーアレンジメント。

全体に華美にならない程度の落ち着いた装飾です。

 

吹き抜けの左右に分かれてテーブルが配置されていて、その間には厨房とサービス用のスペース。

厨房は客席から少しだけ見えるような位置になっています。

状況によっては、厨房前のスペースでサービスの方がお料理をキャスター付きのテーブルに乗っけて、ゴロゴロと運んできます。

かつてはよくあったスタイルだと思うのですが、シンプルに手で運ぶのが一般的となった現在では、ちょっと大げさですし、落ち着いたお店にキャスターの音が響くのもなんだかな、と思ってしまいます。

 

メニュー

ランチはパスタまでのコース3,780円、メイン付きのコース5,400円、シェフのオススメコース8,640円です。

5,400円のコースは、以前はメインの選択肢にアクアパッツァが無かったようなのですが、現在はアクアパッツァも選択できるようになっています。

ということで、一番高いコースを頼まなくてもアクアパッツァが食べられますので、比較的リーズナブルにこちらの名物料理を味わえるようになりました!

 

ディナーは10,800円のコース。その他に、飲放題付きのコースが12,000円~であったり、各種要望にも応じたコースもセットしていただけるようです。

もちろん、アラカルトもあり。

ただし、料理の提供速度が1回転しか想定していないような感じでして、LOも21時ですので、ちょっと1品2品つまむというような使い方は難しそうです。

 

今回は、ランチでの訪問でしたので5,400円のコースをチョイス。

メインはもちろんアクアパッツァです。

 

 

ランチBコース

バーニャカウダ

アクアパッツァのバーニャカウダの野菜

アクアパッツァのバーニャカウダソース

バーニャカウダはACQUA PAZZAのスペシャリテ(お店自慢の料理)の1つ。

ランチもディナーも、どのコースもアミューズ代わりにバーニャカウダが提供されます。

 

彩りよく盛り付けられた野菜を、手づかみでバーニャカウダソースにディップしていただきます。

ソースはアンチョビとガーリックがベース。

オリーブオイルの中にアンチョビとガーリックで作られたペーストが沈んでいるような状態です。

 

にんにくの効き具合、アンチョビの塩気と独特の風味が絶妙で、このソースがとっても美味しい!

野菜も紅芯大根などの彩り豊かな野菜が多くて見た目にも楽しいですし、シャキシャキとしてパプリカなんかは甘みもあって、新鮮で良いお野菜です。

ソースはろうそくで温められていますので、時間をおくとだんだん熱くなってきてしまいます。

 

とにかくソースが美味しいので、早めにパンが欲しかった!

次の前菜のタイミングでパンが提供されまして、そこまではソースを残しておいていただけるので、パンにつけて食べることはできるのですが、野菜と一緒にパンでも味わっておきたかったな、というのが本音です。

 

前菜の盛り合わせ

アクアパッツァの前菜プレート

アクアパッツァの前菜プレート手前からの写真

ランチの前菜は少しずつ色んな種類の盛り合わせです。

手前の左側がカプレーゼ。フレッシュバジルの香りが弱めなのが気になりましたが、モッツァレラはなかなか美味しい。

手前右側はブリを軽く燻製したもの。食べてみると、サクラのチップでの燻製で柔らかな香りが楽しめます。すごい料理ではありませんが、ふつうに美味しい。

中央は鴨のロースですね。赤ワインのソースと、後ろ側には焼いた賽の目上のりんごがあります。フレンチだと鴨にオレンジを合わせるというのが定番ですが、りんごも合います! 赤ワイのソースにビネガーの酸味があって、火の通ったりんごの甘みもあって。オリーブオイルを使った低温調理だそうですが、個人的にはローストのほうが好きかな。

奥の右手はすみません、何か忘れてしまいましたがポタージュスープにオリーブオイルとリコッタチーズを乗せたもの。しっかりとした甘みのあるスープでしたが、リコッタチーズはいまいち存在感が薄め。

奥の中央は豚バラとキャベツの煮物。どちらも柔らかくて美味しい!

奥の左手はイワシにトマトソースを乗せたもの。トマトソースはレーズンとくるみを使っているということで、甘みと食感の楽しい、一風変わったトマトソースでした。

 

パスタ

アクアパッツァのパスタ

パスタは3種類ほどから選べましたが、たらと百合根のものを選択。

パスタ自体は自家製のショートパスタ、ソースはアンチョビのクリームソースです。

ホロホロのたらと、しっとり柔らかい百合根とのコントラストが楽しい一皿

 

ショートパスタは、自家製ということで生パスタ的なものを想定していたのですが、どうやら一度乾燥させたもののよう。

ややもちっとした食感が特徴的なパスタでした。

ソースはアンチョビの主張が弱めで、上からかかっているアンチョビパウダー以外の部分はおとなしめのクリームソースといった感じ。

 

素材を活かすというお店の方針から、ソースはそれほどインパクトのないものにしてあるんだと思うのですが、それにしても一皿の料理としての完成度を考えますと、たらも百合根も比較的主張の弱い食材ですから、もう少ししっかりしたソースのほうが良かったかなと思います。

 

その他に選択できたのは、サワラをサクラのチップで燻製したものを使ったオリーブオイルソースのパスタと、牛ほほ肉を赤ワインで煮込んだスパゲッティ。

ちょっとずつ試食しましたところ、サワラの方は薫香が全体を覆っていて、あっさり目のオリーブオイルソースと合わさって柔らかで春のような雰囲気でまとまっています。これは凄く美味しい! こちらが当たりだったかな。。。

牛ほほ肉のスパゲッティは、ホロホロに煮込まれたほほ肉が美味しいのですが、やはりソースが弱めでパスタとの絡みもそれほどでもなく。

 



 

アクアパッツァ

アクアパッツァのアクアパッツァ1

アクアパッツァのアクアパッツァ2

いよいよメインのアクアパッツァです!

大きなお皿に盛り付けられたアクアパッツァを、例の台車つきテーブルで運んできて目の前で取り分けてくださいます。

素早く取り分けるのは良いのですが、やたらとカチャカチャガチャガチャ音がして煩い……。

焦っている感じも伝わってきて、なんだかこちらも落ち着かなくなってしまいます。

 

今回は2人でアクアパッツァを注文したので、最初から半身の状態でした。

4人くらいで全員がアクアパッツァを注文すると、大きなお魚一尾になっていて、見た目にも美味しそうな感じでしたよ。

 

さて、きれいに盛り付けて頂いたものがテーブルにセットされましたので、頂いていきます。

何のお魚か失念してしまったのですが、キレイに焼き目も着いていますし、ソースの乳化具合も絶妙。お手本のようなアクアパッツァですね。

ただ、お魚はガッツリ火が入っていて身が固め。ギュッと締まっている割に旨味もそれほど強くなく、ちょっと拍子抜けでした。

 

フレッシュバジルの香り、ドライトマトの酸味と旨味は凄く良かったです。

ソースはかなり塩気が強いので、すくって飲もうと思うとかなりキツいですし、パンにつけて食べてもかなり塩っぱい。

せっかく出汁の出たソースなので味わい尽くしたかったのですが、残念です。

 

デザート盛り合わせ

アクアパッツァのデザートプレート

アクアパッツァのデザートプレート2

デザートも沢山の種類がプレートに盛られて提供されます。

左手前がレーズンなどのケーキ。

右手前がスペシャリテのティラミス。ほわほわで美味しい。

中央右がゆずのジェラート。なめらかなジェラートにゆず皮が入っていて、かなりしっかりと柚子が香ります。アイスとしては美味しいのですが、ジェラートとしてはどうなんだろう。

奥がいちごのスープ。酸味がしっかりとしていて、イチゴの香りとともにサッパリできる一品。上には黒胡椒がちらしてあります。

左はプリン。これはクリーミーでとっても滑らかで美味しかった!

中央はプティフルールです。

 

最後にコーヒーを頂いて、コースは終了!

 

 

お酒に弱い方は注意

バーニャカウダに始まり、前菜のソース類、アルコールを使ったパスタ、さらにはラム酒を使ったというプリンまで、ありとあらゆるところにアルコールが使われています。

しっかり火が入っていればアルコールは飛ぶはずなのですが、こちらはアルコールの香りも料理の一部として活かすためなのか、全体的にガッツリアルコールが残っています

ですので、アルコールに弱い方ははじめにそう伝えておいたほうが良いかも。

僕はアルコールに弱いので、最後の方はもう完全に酔っ払ってました。

 

サービスはイマイチ?

ホスピタリティに溢れるサービスという噂をアチコチで聞いていたので、ちょっと過剰に期待しすぎた部分もあると思うのですが、サービスはちょっとイマイチかな、という印象です。

40台位のスタッフさんがサーブしてくださるのですが、かなり慌ただしい動きで、心ここにあらずな感じがします。

注文で聞き漏らしたことがあっても、「失礼しました」の一言もなし。

 

ボトルで注文したガス入りのお水は、最初のうちは飲み干しかけると注いでくれるようなペースだったのですが、終盤になるとボトルを空にする事を意識してか、すこしでも減るとすぐに注ぎに来ます。

飲むのを急かされているような感じで、これは印象が良くありませんよね。

また、パンも無くなってからの提供が遅く、前菜のときにはあって、パスタのときにはなくて…といったチグハグな提供タイミング。

パスタのソースもパンにつけて食べたかったのに…。これだけで星の獲得競争からは脱落してしまいます。

そして、パンに付けるためのオリーブオイルは、何故かメインの直前になってやってきました。

前菜のときが丸パンで、その後はバゲットに変わっていたのに、それから大分たってオリーブオイルの提供。

他のテーブルも同じタイミングでしたので、忘れていたのではなかろうかと。

 

料理の提供もかなりゆっくりで、品数の少ないコースなのに2時間以上かかってしまいました。

最後のコーヒーに至っては、デザートを食べ終えてプティフルールまで食べ終えてから出てくる始末。

プティフルールを残しておかない僕も悪いのですが、できればデザートと一緒に持ってきてほしかったな。

 

 

基本をガッチリ抑えた雰囲気の良いイタリアンで、デートなら外さない鉄板のお店

いくつか残念なポイントもあったのですが、記念日の祝い事などはきちんとマニュアル化されているようで、記憶に残るお祝いの仕方をしてくださるようです。

味付けは派手さはありませんが、イタリアンの基本をしっかりと抑えていて、安心していただくことができます。

この日は日高シェフもいらっしゃったようで、チラチラ客席の方に出てきては、色んなテーブルを覗き見ていました。

 

正直なところ、このレベルのアクアパッツァであればそこらのちょっとレベルの高いイタリアンバルに行けば食べられますし、パスタや一つ一つの前菜についても同様です。

ただし、お店のつくりは席についただけで特別感が感じられるようなものですし、見た目にも美しい盛り付けやデザートのプレートなど、女性の気分を高める仕掛けがいくつも施されています。

女性であれば、こちらを訪問すれば食後には間違いなく上機嫌になるであろう、そんなお店です。

イタリアンの料理としての最先端からは一歩取り残されている感もありますが、食体験としてはいまだハイレベルなものを提供してくださるお店。

それが5,000円台で楽しめるのですから、シェフのネームバリューも込みでのコストパフォーマンスはかなり良いのではないかと思います。

 

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