ママ・メルローズ リストランテ イタリアーノ ― ウォルト・ディズニー・ワールド、ハリウッドスタジオのレストランレポート
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、ハリウッドスタジオ(以下HS)内にあるレストラン「ママ・メルローズ リストランテ イタリアーノ(Mama Melrose’s Ristorante Italliano)」のレポートをお届けしていきます!
ママ・メルローズはイタリアンのダイニング。
ピザやパスタ、ステーキなどのイタリアンなメニューがメインですが、いずれもアメリカンなアレンジが施されていて食べやすく美味しい!
落ち着いた雰囲気なので、ゆったりと美味しい食事を頂きたい時におすすめのレストランです。
- ボリューム ★★★★★ 前菜とメインを両方食べると相当なボリューム
- アメリカ度 ★★★★☆ イタリアンを名乗っていますが、中身はかなりアメリカン
- 雰囲気 ★★★★☆ 倉庫をリファービッシュしたイメージで、落ち着いた雰囲気
- オススメ度 ★★★★☆ ファンタズミックディナーパッケージならイチオシ!
ファンタズミック・ダイニングパッケージ対応レストランの1つ。ここで食事をすれば、ファンタズミックの中央エリア鑑賞確約券が貰えちゃいます! 食事も美味しくてボリュームたっぷり。雰囲気も落ち着いていた感じですので、ゆっくり食事をしたい時にオススメですよ。
1. ママ・メルローズの基本情報
まずは、ママ・メルローズの概要や価格帯、ファンタズミックディナーパッケージについてなど基本的な情報をご紹介していきます。
1.1 ママ・メルローズの概要
ハリウッドスタジオの大規模改修計画に伴って、2017年現在は最果ての行き止まりとなってしまっている、マペットビジョン-3D周辺エリア。
ママ・メルローズは、このマペットビジョン-3Dのエントランスに向かって左手に進んだ突き当りにあります。
テーブルサービスのレストランですので、予約は必須です。
予約方法は以下の記事をご覧ください。
「なんでハリウッドをテーマにしたパークにイタリアン?」と思われるかもしれませんが、そこはディズニー。きちんとバックグラウンドストーリーがありますよ。
そもそもの始まりは、シチリアに生まれ育った一人の少女が、スターになることを夢見てハリウッドへと移住したことだそうです。
彼女はハリウッドに移住してすぐに、自分の才能は演技ではなく料理にあることに気付き、お父さんの秘密のレシピを改良して友達の役者たちに振る舞っていたんだとか。
その後、裏通りにあるかつては映画用品を収納していた倉庫の空き家を見つけて、それをリファービッシュしてレストランをオープン。
一躍、映画業界やハリウッドにも名が知れ渡る人気店となり、いつしか彼女はママ・メルローズと呼ばれるようになります。
レストランは「下町根性のもと、イタリアとカリフォルニアが出会う場所」として知られているそうです。
というわけで、「街の外れにある倉庫を改装して手作りで飾り付けた雰囲気」になっていますよ。
こういう設定なので、フロア担当の店員さんは、ほぼ皆さんおばちゃんです。
1.2 価格帯
前菜は、
- ミネストローネ 6.5ドル
- サラダ 8~9ドル
- カラマリ 12ドル
- ピザ 14~17ドル
といったところ。
メインは、
- パスタ類 18~20ドル
- 肉・魚介類 22~33ドル
パスタはマカロニチーズならぬペンネチーズ、ミートボールスパゲッティ、ベジタリアンラザニアなど。
肉・魚介はステーキ、グリルチキン、シュリンプソテー、魚介盛り合わせなど。
デザートは6~8ドルです。
メニューは日本語もありますので安心ですよ。
ただし、ピザは「フラットブレッド」と書かれていたり、いろいろと訳が適当なところもありますので要注意です。
ファンタズミック・ダイニングパッケージの場合は、45ドルで
- 好きな前菜1品
- 好きなメイン1品
- デザート盛り合わせ
- ソフトドリンク
がセットになります。
1.3 ファンタズミック・ダイニングパッケージ
ファンタズミック・ディナーパッケージというのは、特定のレストランで食事をすることで、夜の大人気ショー「ファンタズミック!」の中央エリアでの鑑賞確約券をもらえる、というもの。
対象となっているレストランは、
- ママ・メルローズ 45ドル
- ハリウッド&バイン 52ドル(ランチのみ、2017年9月4日以降はキャラダイとなり57ドル)
- ハリウッドブラウンダービー 65ドル
の3つです。
ビュッフェ形式のハリウッド&バインを除いて、上に書いたように前菜とメインを1品ずつ選ぶ形式。
ほぼ食事代のみ、ハリウッド&バインの場合は食事代+7ドルでファンタズミック!の鑑賞確約券、しかも中央エリアでの鑑賞が確約されますから、かなりおトクです。
普通に並ぼうと思ったら、スタンバイエリアなら1時間以上前から並ぶ必要があるショーですので、このチケットをゲットするだけで、アトラクションを1つ2つ余分に回れちゃいます!
システムの詳細や予約方法につきましては、以下の記事で別途ご紹介しておりますのであわせてご参照ください。
予約の際には、通常のレストラン予約ではなくファンタズミック・ダイニングパッケージのページから予約をする必要がありますよ。
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2. 食事のレポート
さてさて、食事のレポートをしていきますよ。
我々が座ったのは、壁際のテーブル席。ここからの眺めはこんな感じでした。
天井にきらめくライティングが幻想的でキレイですし、あえて配管などは残しつつ手作りでできる限りの装飾を頑張った感じがステキです。
ぶら下がっている照明も、一つ一つ違うものなんですよ!
壁際には何やら怪しげなお土産品のようなものがたくさんぶら下がっていました。
ママメルローズがお客さんをもてなそうと、精一杯頑張ったあとが垣間見えます。
ちなみに、中はエアコンが効いていてとっても寒いので、妻はレインウェアを羽織っています。
WDWではどこに行っても屋内が寒いので、雨対策にもなるレインウェアが重宝します。
防寒には、あえて安くて透湿機能とか持っていないやつを選択したほうが良いかもです。
メニューは日本語メニューを持ってきてもらい、その中から選択。
僕は、
- イタリアフラットブレッド(通常価格17ドル)
- 焦がしステーキ(通常価格33ドル)
を選択。これだけでファンタズミック・ダイニングパッケージの価格を超えています!
妻は、
- シーザーサラダ(通常価格9ドル)
- グリルチキンのペンネパスタ(通常価格20ドル)
を選択していました。どうやら、なにを頼んでも一定額だというのを伝え忘れていたみたいで…。
でも、好みのものを頼んでいましたので結果オーライ。
注文するとすぐに、パンを持ってきてくれます。
これはメインを頼めば必ず持ってきてくれるはず。最初から1人2個くれました。
バジルやオレガノなどのミックスハーブにオリーブオイルをかけたものをつけて頂きます。
が、お腹が空いてついついパンに手が伸びてしまったことに、あとで後悔することになります。。。
2.1 イタリアフラットブレッド
まずは前菜。といってもピザです。しかも、カジュアルなレストランで17ドルという価格設定。
ということは……
やはり、デカいし肉肉しい!
前菜というレベルではありません。奥に先ほどのオリーブオイル皿が写っていますのでおわかりかと思いますが、明らかに直系20センチは超えています。
さすがにデリバリーピザのMサイズよりは小さいと思いますが、Sよりは確実に大きい。
これをいきなり前菜で出してくるとは…。恐ろしい。
食べてみますと、マリナーラソースの上にペパロニ、ソーセージ、パンチェッタが乗っている肉肉しい一品で、なんともアメリカンな味わい。
とっても美味しいのですが、お腹にドッシリとたまる前菜です。
妻もシーザーサラダを一通り食べて、やはりお腹いっぱいになりかけてました。
日本人の女性なら、サラダ+前菜半分くらいで十分ですよね。
2.2 ステーキ
すでに前菜でお腹がいっぱいになりつつあり、若干グロッキーになったところでメインがやってきました。
33ドルのステーキがドン!
一見するとなんてことないようにみえるかもしれません。
が、これペンネもデカいし網目もデカいんです。
そして厚みが半端じゃない。
間違いなく1ポンド(約450g)近い、あるいはそれを上回っているんじゃないかというレベルです。
ちょっと断面を見てみましょう。
この断面の厚み、おかしくないですか?笑
しかし調理はしっかりとしています。表面はカリッと香ばしく焦げ目を付けて焼き上げられて、中はしっかりとミディアムレア。
中心部は焼き上がりにムラがないので、おそらく低温調理+高温での焼付をしているのでしょう。
ある程度熟成もしてあると思われる良い赤身肉で、さくっと噛み切れて肉肉しい味わいもある、美味しいステーキです。
ソースは赤ワインベースで、肉の味わいを邪魔しない程よいソース。うん。文句なしに美味しいステーキです。
ちなみに付け合せのチーズペンネも凄まじい量。そして味付けが濃いので、さすがに付け合せだけは残してしまいました…。無念。
ちなみに、妻のペンネチーズも凄まじい量です。
器の形がおかしいです(笑)。
もはや、お皿ではなくラーメン丼。それにギッチリとこってりチーズソースのペンネが入っています。
もちろん、底上げなんてセコい真似はしていませんよ。フルに詰まっています!
日本のスーパーで売られているペンネ1袋入れてもこんな量にならないですよね…。
味付けは、僕のステーキの付け合せと違ってあっさりめで爽やかな感じ。これならサクサク食べられる、美味しいペンネです。イタリアンではなくてアメリカンな味付けですけどね。
が、さすがに同じ味でこの量は飽きるらしく、妻は半分いかないくらいでギブアップしていました。
2.3 デザート盛り合わせ
左からスポンジケーキ、ティラミス、ババロア的なものです。右端の上に乗っているイクラみたいなのは、オレンジ風味の人工イクラ(?)。
いずれも美味しいケーキなのですが、とにかく甘い!
アメリカのスイーツは十中八九こんな感じで、砂糖がジャリジャリするんじゃないかってくらいに甘いんです。
美味しいんですけどね。
ちなみに、右端のイクラが乗っているやつのカップ、何やら日本語が書かれていました。
「TEMMA」と書かれていますので、これは「Fit’sケース」でおなじみの天馬社製ですね。
そういえばプラスチック成形のメーカーですもんね。
ということで、あまりにも野菜のない、超絶ヘビーな昼食でしたので、吸収を抑えるためにも食物繊維の摂取を忘れずに…。
この旅行中、野菜をなかなか取れないので、青汁ゼリーは本当に重宝しました。
これがなければお通じはどうなっていたことやら…。
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3. 会計方法
テーブルサービスレストランですので、会計は席で行います。
現金またはカード払いの場合、「Check, Please」と言ってお会計をお願いしましょう。
マジックバンドで支払いの場合は、その場で「I want to pay with magicband」と言えばわかってもらえるはず。
支払いはお会計に書かれている料金+18~20%のチップを上乗せして払います。
クレジットカードやマジックバンドの場合、支払後に金額を書くよう促されますので、
チップを上乗せした金額をTotalのところに書いておきましょう。Tipのところはわざわざ別に書かなくてもOKです。
今回は、おばちゃんがかなり雑な感じのサービスでしたので、下限の18%すれすれでキリの良い数字を書いておきました。
金額を書いたら(金額の前に忘れずに$マークは入れておきましょう。改ざん防止です)、2枚ある紙のうち、お店用のものをそのまま置いて出てしまってOKです。もう一度店員さんが来るのを待って渡す必要はありませんよ。
現金の場合は、相当額以上の現金を挟んでおばちゃんに渡し、返ってくるのを待ちます。
お釣りをもらったら、チップ相当額以上を再びお盆に挟んでテーブルに置けば、そのまま外に出ちゃってOK。感謝を伝えたければ、チップを直接手渡しても構いませんよ。
最初からチップを含んだ金額をお盆に挟んで「Keep change」といって出てきちゃうという戦略もあります。「釣りはいらねぇよ」って感じですね。
こんな感じで、かなりボリューミーでアメリカンなイタリア料理店。
味自体はかなり美味しいので、ファンタズミック・ダイニングパッケージで安くあげたい場合、あるいはメインだけを頼むのなら満足できそうなお店です。
普通に入って前菜+メインを頼むのは、決してオススメしませんよ。
4. 次に読むのにオススメの記事
このあとは、マペットビジョン-3Dへと向かいました。
シアタータイプで3D映像を見るアトラクションですが、きぐるみアクターやオーディオアニマトロニクス(動く人形)、シャボン玉などリアルも組み合わせたとっても楽しいアトラクションですよ。
以下の記事で詳しくご紹介しています。
WDW旅行2日目、ハリウッドスタジオを巡った日の詳細記事は、以下のページにまとめています。
この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
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