お取り寄せした【中華蕎麦 とみ田】のつけ麺🍜は、お店と比べれば断然劣る! ― けど、味の傾向をつかむにはバッチリ
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
宅麺.comというお取り寄せラーメンサイトで、2時間待ちは当たり前の行列店(ファストパス制が採用されているので、お店の前に行列はありませんが…)「中華蕎麦 とみ田」のつけ麺をお取り寄せしてみました。
かつて何度もお店に通った僕の感想としては、お店の味と比べると、お取り寄せしたつけ麺の味は2段も3段も劣っています。
ですが、お店に実際に行く前に味の傾向を確認しておくには必要にして十分。なぜお店に行く前に味の傾向を確認しておく必要があるのか、という点は以下の記事で詳しくご紹介していますので、是非ご参照ください。
宅麺.comでは、お店のスープや麺がそのまま届く!
宅麺.comのお取り寄せは、スーパーなどで売られている名店監修のカップ麺やインスタント麺とは全く異なります。
基本的にはお店で使われている麺やスープがそのまま届くんです!
とみ田の場合には本店と同じ味を提供している支店が幾つかあります(味のレベルは本店がダントツですが)ので、工場製だとは思いますが、それでも支店で使われているスープ相当。
本店よりは劣るにしても、「お店の味をそのまま自宅で」と言っても過言ではないレベルです。
商品は冷凍されて送られてきます。今回届いたとみ田のつけ麺はこんな感じ。
スープと麺がいずれも冷凍されてカチコチの状態。
これと、調理方法が書かれた紙が1枚付いてきます。
表面はパッケージ、内容説明、原材料表記や店主オススメの食べ方など。
裏面が調理方法。
基本的には、スープを湯煎して、麺を茹でて出来上がり!
なんとも簡単な調理手順です。
賞味期限は40日ですので、ちょっと多めに注文しちゃっても大丈夫。
むしろ、送料がかかるので一度にまとめて注文するのがおすすめです。
実際にとみ田のつけ麺を作ってみる
スープの湯煎と麺茹でを同じ鍋でやる、パスタ+レトルトソースのズボラな作り方のような方法を使っても良いのですが、今回はリーフレットに書かれた指示に従ってみましょう。
鍋を2つ用意して、どちらもお湯を沸かします。
①スープ温め
沸騰したら、1つの鍋にはスープを袋のまま投入して15分放置。
②麺茹で
麺の湯で時間は6~8分とのことですので、スープを温め始めてから少し間をあけて茹で始めましょう。
麺を茹でるときのセオリーからいって、できるだけ大きめの鍋で麺を泳がせるように茹でると美味しく仕上がるかと。
麺を茹でるときのお約束で、再沸騰するとブクブク!
吹きこぼれないように注意です。
③トッピングの準備
リーフレットには、お好みでチャーシューや味玉、白髪ネギを作れと書いてありますが、これは「とみ田」用ではなくて、他のラーメンにも共通して書かれているもの。
味玉はめんつゆで作れと書いてありますが、とみ田のスープにめんつゆの味玉が合うはずもないので、今回はトッピングはスルー。
ちなみに、スープには最初からバラロールのチャーシューとメンマが入っています。
実際に店舗で食べるとネギがものすごくたくさん乗っていますので、これだけは作っておきました。
長ネギをスライサーでシャシャシャっとやってこんな感じ。
0.5 mmのスライサーを使ったのですが、お店で出てくるものと比べるとちょっと薄くなりすぎちゃいました。
リーフレットの表面に書いてあるオススメトッピングは、
- 刻みネギ
- 味玉子
- のり
とのことでした。味玉とのりは、好き好きだと思いますが僕はいらない派です。
特に、とみ田のつけ麺はスープが先に出てくるので、麺がくる頃にはのりがシワシワになっているんですよね…。
④器の温め
あとはスープを入れる器を、お湯で温めておきましょう!
スープを温めるのに使っているお湯を器に入れちゃえばOK。
とみ田の店主の修行先である「麺屋こうじグループ」では、スープを器に移してから電子レンジで温めるのが定番ですが、体裁が悪いからなのか味の問題なのか、とみ田は数年前にお湯で温める方式に変更しました。
ですので、お店にならってお湯で温めておきます。
⑤麺を冷水で締める
麺は今回7分で茹でてみました。
茹で上がったら、ザルに上げてしっかりと水で締めましょう。
今回は冬場だったので水道水そのままですが、お店では冬場でも氷水で締めています。
ついでに、手で軽くもんでぬめりを落としておくとなお良いはず。
あつもりにする場合は、このあと再度お湯で温めることになりますが、とみ田の店舗ではあつもり非推奨。はじめてであれば、このまま盛り付ける冷や盛りがオススメですよ!
⑥盛り付け
店舗でお土産としてつけ麺セットを購入すると、作り方のコツとして「一度手鍋でスープを沸騰させて脂泡を作ったほうが良い」とあるのですが、宅麺.comのリーフレットにはそのような記述がありません。
実は、とみ田の店舗ではこうして作った脂泡をまわしかけたビジュアルが有名なのですが、宅麺.comの手順書にはそのような指示がないので、今回は温めたスープをそのまま盛り付けちゃいます。
ちなみに、後日食べた弟弟子にあたる「一橙」のつけ麺は、キッチリ「手鍋で沸騰させるように」という記述がありました。
盛り付けたものはこんな感じ。ネギ以外は、すべてパッケージに含まれていたものです。
全粒粉が配合された黒っぽい見た目の麺、節と煮干しと豚骨の香りが立ち込めるスープと、この時点でもうとみ田のお店にいるような感覚になってきました!!
調理にかかった時間は、お湯を沸騰させるのに時間がかかるので30分ほど。ただ、ほとんどは放置でOKなので通常の料理と比べれば楽ちんです。
味は……さすがに本店と比べると大きく劣る
まずは麺から頂いてみます。
うん。美味しい。そこらの下手なつけ麺屋さんで食べるより、断然美味しい麺です!
ただ、プリッとした食感はあるものの、本店の麺はもっと表面はモチッとしていますし、芯も見事なアルデンテの状態で、サックリ切れる。
それに対して、自宅で茹でた麺は芯が残ってしまっている割に、表面は柔らかくなりすぎ。
小麦の香りもかなり減ってしまっています。
やはり、一度冷凍したものを解凍もせずにいきなり茹でていますから、ある程度は仕方ないのかもしれません。
本店の麺はその日の朝に打ったものでしょうからね。鮮度が全く違います!
スープもやはり、お店の味とは違います。
まず、初っ端からゆずが香りすぎます。お店ではスープ割りのときこそ柚子がしっかり香りますが、麺をすするときには煮干しや節の香りが主体。お取り寄せのスープは最初から柚子が入っているので、ガッツリ柚子の香りになってしまっているんです。
スープ自体も、煮干しや節の香りに欠けますし、パンチもない。そのせいか甘みも立ってしまっています。
簡単に言うなら、お店で頂くスープが感動するレベルに美味しいものだったとして、そこから感動を取り除いたものがお取り寄せのスープ。
味の傾向は全く同じなのですが、レベルは1段も2段も、いや、もっともっと落ちてしまっています。
とみ田のスープって、お弟子さんが全く同じスープを使っても同じ味が出せないほどに難しいんですよ。
かつては本店で作っていたものを本店の閉店後に「富田食堂」というお店に配達して、そちらでも同じものを出していました。
でも、「とみ田」で食べるつけ麺と「富田食堂」で食べるつけ麺は全くの別物だったんです。
それくらいに温度管理や微妙な調整が難しいスープなんです。なので、同じ味が自宅で再現できないのも当然。
そもそも、お店では香味油やタレは別に仕込んでいるものを、まとめてスープに突っ込んで温めちゃっていますからね。
ちなみに、手鍋で沸騰させるという工程を省いたからか、とみ田の店舗でお土産として買ってくるつけ麺よりも味が劣っているように感じました(麺はそちらで買うと生麺ですので、冷凍のお取り寄せ品は明らかに劣ります)。
ということで、味の傾向は同じですがお店の再現ができるとまではいきませんでした。
「とみ田」に行ってみたいけど、せっかく松戸まで行ってさらに2時間以上待って食べたつけ麺が美味しくなかったら、と思うとなかなか一歩を踏み出せないという方には、是非お取り寄せをして食べてみて、味の傾向を掴んでみることをオススメします!
厳しく書いてきましたが、このつけ麺だけでもそこらのつけ麺チェーン店よりは断然良い出来ですからおトク感がありますし、お取り寄せで美味しいと思った方が本店で食べたら、本当に仰天するほど美味しいですよ!!
とみ田のつけ麺は以下の宅麺.comから取り寄せることができます。
つけ麺完食後のお楽しみ
このスープとチャーシューがとってもご飯に合うので、あえて具材は全て残しておいて、ご飯の上に乗っけて頂きました!
とみ田ではご飯を頼むと(現在は特製白飯180円にメニュー変更されています)、ご飯の上にチャーシューとメンマが乗ってくるんですよ。
それをマネしてみました。やはり、節と煮干しの香りが濃縮されたような豚骨ベースのスープとご飯がベストマッチですし、脂身トロトロで赤身はしっかりとした肉質のバラロールチャーシューも美味しい!
至福です。
さらに、リーフレットでは店主オススメの食べ方として雑炊にする方法が紹介されていましたが、すでにご飯を食べてしまいましたのでスープ割りをしてみます。
煮干し(伊吹産白口)とかつお節(西友PBの安いやつ)で適当に出汁を引いて
残ったつけダレに投入して出来上がり!
見た目にはお店のスープ割りに近いものができましたよ。
味は…ちょっとかつおの香りが華やかすぎたかな。美味しいんですが、お店のものとは別物になってしまいました。
もうちょっと香りは控えめでじんわり美味しい感じだったようなきがするので、煮干しだけなのか鯖節などの香り控えめの節を使っているのでしょう。
お店とは違いますが、美味しいことに変わりありませんので完飲!
たった1,000円弱で自宅にいながら幸せな食事をすることができました。
買ってよかった!
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どんな工夫をすればよいのか、以下のページで詳しく解説しています。
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