アトラクションの優先順位を決めて、ファストパスプラス(FP+)取得の戦略を考えよう ― ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)旅行の準備
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
フロリダ州オーランド近郊のレイクブエナビスタにある世界最大のテーマパークであり、世界最大のディズニーリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)」。
現地に向かう60日前になると、日本のディズニーでもお馴染みのファストパスプラス(FP+)が予約できるようになります。
今回は、FP+の予約開始前に考えておくべき戦略をご紹介!
これをしっかりと考えてFP+の予約に挑むことで、現地でのアトラクション巡りをより効率化して、余った時間をキャラグリやショッピング、お食事などに回すことができます!
FP+とは何か、その予約方法についてなどは以下のページをご参照くださいね。
1. 各パークごとのアトラクションの戦略
まずは、各パークごとにFP+対象のアトラクションと、どのアトラクションを予約すべきか考えていきましょう。
1.1 マジックキングダム(MK)
MKの対象アトラクションは以下のとおりです(アルファベット順)。太字はオススメのアトラクション。
- バーンストーマー(ガジェットのゴーコースターのようなミニコースター)
- ビッグサンダーマウンテン
- バズライトイヤーのスペースレンジャースピン(アストロブラスターとほぼ同内容)
- ダンボ
- ベルの魔法の物語(お客さん自身が演じる新しいタイプのショー)
- ホーンテッドマンション
- イッツアスモールワールド
- ジャングルクルーズ
- マッド・ティーパーティー
- アラジンのマジックカーペット
- プーさんの冒険(ハニーハントとはライドのシステムが異なり、ちょっとショボいです)
- アリエルのグロット(キャラクターグリーティング)
- シンデレラのフェアリーホール(キャラクターグリーティング)
- ミッキー@タウンスクエアシアター(キャラクターグリーティング、ミッキーが喋ります!)
- ティンカーベル@タウンスクエアシアター(キャラクターグリーティング)
- ミッキーのフィルハーマジック
- モンスターズインク ラフフロア
- ピーターパン空の旅
- カリブの海賊
- 七人の小人のマイントレイン(新型のコースターです)
- スペースマウンテン(日本とはコースレイアウト、ライド形状が異なります)
- スプラッシュマウンテン
- トゥモローランド スピードウェイ(日本では無くなってしまったゴーカート)
- リトルマーメイドの冒険(ライドに乗って、リトルマーメイドの各シーンをまわるタイプのアトラクション)
この中で特に待ち時間が長いのは、七人の小人のマイントレイン。こちらは日本未導入のアトラクションで、「揺れ」の自由度を持ったライドを使った斬新なコースター。コースターが苦手でなければ、これだけはぜひ予約しておきましょう!
ほかは正直なところ、好み次第。日本にはないアトラクションを優先するも良し、キャラクターグリーティングを優先するのであれば世界で唯一喋るミッキーと会えるタウンスクエアシアターのグリーティングは押さえておくべきでしょう。
他に待ち時間が長めなのは、スペースマウンテンやスプラッシュマウンテンなどのコースター系と、ピーターパン、ダンボなど日本でも待ち時間の長いアトラクション。ピーターパンやダンボは内容がほぼ一緒ですので、わざわざFP+を取得する必要もないかと思います。本当にMKでのFP+は好み次第と言えそう。
1.2 エプコット(EP)
エプコットは、対象アトラクションが2つのランクに分けられています。
グループA(この中から1つだけ選択可)太字はオススメアトラクションです。
- フローズンエバーアフター(アナと雪の女王のアトラクション。ボートタイプ)
- ソアリン(空中ブランコに乗って映像を眺めつつ、ライドも揺れるタイプのアトラクション)
- イルミネーションズ(湖で行われる夜の花火+イルミネーションのショー)
- テストトラック(車の耐久性テストなどを模した様々な試験を体験するアトラクション)
グループB(残りの2つをこの中から選択)
- ミッション・スペース(大きなGがかかるアトラクションの中で、ミニゲームをクリアする宇宙飛行士の訓練のようなアトラクション)
- スペースシップ・アース(エプコットのシンボル、球体の中をライドに乗って回る。科学技術の進歩に関する展示)
- シー ウィズ ニモ&フレンズ(水族館をニモやその仲間たちと一緒にライドに乗って探索するアトラクション)
- キャラクタースポット(キャラクターグリーティング)
- ジャーニー イントゥー イマジネーション ウィズ フィグメント(エプコットのマスコットキャラクター、フィグメントと一緒にライドに乗って様々な科学実験のツアーへ)
- リビング ウィズ ザ ランド(エプコット内にある実験農場を、船に乗ってめぐる)
- ディズニー&ピクサー ショートフィルム フェスティバル(3D映像を楽しむシアター)
- タートルトーク
グループAは人気アトラクションが固められているので難しいところ。
アナ雪人気で待ち時間の長いフローズンエバーアフターを選択するか、最近2ラインになったとはいえハケの悪いソアリンを選択するか。あるいは、夜のショーで迫力満点のイルミネーションズを選択するか。
テストトラックは、シングルライダーを利用すれば比較的早く乗れますので、FP+はあまりオススメしません。
僕はソアリンとテストトラックが比較的近いので、この2つを朝のエクストラマジックアワーで回ることにして、フローズンエバーアフターのFP+を取得しました。イルミネーションズは比較的どこからでも見やすいので、少し遠目に眺める程度で。
グループBは、どのアトラクションも待ち時間は似たり寄ったりです。アトラクション以外だと、キャラグリくらいしか押さえるところはないかも。
こちらはこちらで、予約するものがなくて苦しい。
今回僕はキャラグリを重視していませんので、残りのアトラクションの中でも比較的待ち時間が長いミッション: スペースとシー ウィズ ニモ&フレンズを選択しました。スペースシップ・アースも時間帯によっては待ち時間が伸びがちですので、これを選択するのも良いかもしれません。
1.3 ハリウッドスタジオ(HS)
こちらも、対象アトラクションが2グループに分かれています。
グループA(この中から1つ選択)
- トイストーリーマニア
- 美女と野獣ライブオンステージ(ミュージカル「美女と野獣」のショートバージョンが見られるショー)
- ロックンローラーコースター(急加速、連続回転のあるハードな屋内コースター)
- グレートムービーライド(様々な映画の名シーンを、オーディオアニマトロニクス+生身の人間で再現するライドアトラクション)
- ファンタズミック
グループB(残りを選択)
- ディズニージュニア ライブオンステージ(子供向けの歌あり踊りありのショー)
- 生まれて初めて – アナと雪の女王(アナ雪のミュージカル・ショー)
- マペットビジョン3D(3D映像のシアター)
- スターツアーズ アドベンチャーズコンティニュー
- リトルマーメイドの冒険(リトルマーメイドのショー)
- インディ・ジョーンズ エピックスタントスペクタキュラー(インディ・ジョーンズをテーマにしたスタントショー)
- タワーオブテラー
グループAはやはり悩ましいです。ファンタズミックディナパッケージを予約していないなら、FP+で席を確保しておくとかなり時間の節約になります。
並びが長いのはトイストーリーマニア。ただ、日本にも同じものがあります。ロックンローラーコースターは朝イチ以外であれば行列確定。この規模でしっかりと作ってあるのはオーランドだけ。
美女と野獣のショーもかなり出来が良いので、できればFP+を押さえたいところですが、他に好みのアトラクションがあるならそちらを優先すべき。グレートムービーライドはそこそこ並ぶこともありますが、他のメンツを考えるとこれを取得するべきではないでしょう。
僕は、もっとも並びの長いトイストーリーマニアを選択しました。ファンタズミックはディナーパッケージを予約済み。
グループBは、比較的行列の長さがハッキリ分かれていますので、選択しやすいです。
特に行列が長いのは、インディ・ジョーンズとタワーオブテラー。特にインディ・ジョーンズはここだけのショーですから、これは押さえておくべき。タワーオブテラーが苦手なら、他はどのアトラクションでも大差ないかと思います。
1.4 アニマルキングダム(AK)
AKはグループ分けはありません。
対象アトラクションは以下の通り。
- フェスティバルオブライオンキング(サーカス的なことも取り入れた、ダイナミックなライオンキングのショー)
- ファインディング・ニモ ミュージカル(ファインディング・ニモのパペットを使ったミュージカル)
- イッツ タフ トゥ ビー ア バグ(バグズライフをテーマにした3D映像+αのシアタータイプアトラクション)
- カリ・リバー・ラピッド(円形のボートで川下りをする、ずぶ濡れ必至のチョイ絶叫アトラクション)
- キリマンジャロ・サファリ(野生に近い状態で飼育されている本物の動物を、バスに乗って見学するサファリパーク的アトラクション)
- アドベンチャーズアウトスポット(キャラクターグリーティング)
- プライミーバルウィール(ライドが横回転するタイプのミニコースター)
- リバーズオブライツ(夜の湖で繰り広げられる、AKらしい水上ショー)
- ダイナソー(ディズニーシーのインディ・ジョーンズのような、激しく揺れる車に乗って恐竜の世界を探検するアトラクション)
- エクスペディション・エベレスト(雪山のコースター。最新のテクノロジー満載)
こちらも比較的選択肢はわかりやすいです。
まず、アトラクションとしては朝イチでキリマンジャロ・サファリかエクスペディション・エベレストを押さえるべきで、朝イチで回らない方のアトラクションはFP+を確保。
フェスティバルオブライオンキングも人気のショーなので、これはFP+推奨です。
後1つは正直どれでも良いかな、という感じ。リバーズオブライツは比較的新しいショーですので、選ぶものがなければこれがオススメ。ただし、速攻で売り切れてしまいますので60日前の確保を推奨です。
他に並ぶ時間が長めなのは、カリ・リバー・ラピッドやダイナソー。キャラグリ希望の方は、アドベンチャーズアウトスポットのFP+をゲットしておきましょう。
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2. 時間の戦略
何時にどのアトラクションを押さえるか、というのも難しいポイントです。
ただし、オフィシャルホテルに宿泊される方なら、180日前から予約できるレストランの予約は完了しているはず。
そうすると、レストランに行かなければならない時間が決まっていますから、必然的にそこは避けることになります。
残った日程からどこを選択するか、ということなのですが、まず朝イチは絶対に避けるべきです。
と言いますのも、朝イチは通常のスタンバイ列でも並びが短い貴重な時間帯。ここで、FP+を押さえられなかったアトラクションをまわってしまうべきなのです。
ちなみに、パークは午前中は徐々に人が増えていき、午後になるとピークに達しますが、夜になってもそれほど行列は短くなりません。ですので、FP+の価値を最大限に高めるためには、午後~夜に取得しておくのがベスト。
FP+は1件予約すると、その指定時間~1時間後までは予約を入れることが出来ません。ですので、どんなに早い時間を押さえていっても、3つ目のFP+は午前中の終わりまたは午後になってしまうはず。
早めに3つのFP+を消化すれば次のFP+を取得できるようになるわけですが、正直なところ午後になってから新たに予約を入れようとしても、ろくなアトラクションが残っていません。下手をすればスタンバイの列に並んでも大差ないようなアトラクションばかり。
そんなもったいないことのために貴重な午前中の時間を無駄にするくらいなら、FP+は午後に固めておいて午前中はスタンバイに並び倒したほうが良いと思います。
ということで、FP+は午後~夜の時間帯に取得するのがオススメ!
4. 次に読むのにオススメの記事
FP+予約の戦略が決まってきたら、実際に予約を入れていきましょう!
予約方法の詳細は以下のページでご紹介しています。
まだどのパークにいつ行くか決まっていない方は、以下のページをご参考に早めにパークインの日程を決めてしまいましょう!
WDW関係の記事は、以下のページにまとめています。
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