仙台の立ち食いそば【そばの神田 東一屋】がスゴい! 立ち食いそばなのに、自家製麺・自家削り節というこだわりのお店
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
以前、僕は仙台に住んでいました。その頃、観光に来た方にランチのおすすめを聞かれたら、なんと立ち食いそば屋をオススメしていました。
仙台といえば牛たん、牡蠣などの海鮮が思い浮かぶかと思いますが、牛たんは気軽に美味しいものを出してくれる「利久」が全国に進出してしまっていますし、海鮮なら安くて美味しいものは築地に集まってしまいます。
たんのたたきなどは、せっかくなら仙台で食べてみるべきだと思いますが、どこでも食べられるものを旅先で食べても仕方ないですからね。
その点、実は仙台は隠れたそばどころなのです。
そばというと信州がぱっと浮かぶかと思いますが、実は山形県が全国2位のそば店数を誇ります。
仙台市は山形市と接していますから、山形の流れを受けて仙台にも美味しいお蕎麦屋さんが多いのです。
そんなレベルの高さは立ち食いそば店でも見られまして、立ち食いそばとしてはありえないくらいのハイレベルなそばを頂くことができます。
他地域からいらっしゃった方が、仙台で立ち食いそばを召し上がると必ず驚いていかれるんです!
ということで、今回はそんな超ハイレベル立ち食いそば店「そばの神田 東一屋」をご紹介していきます。
1. そばの神田 東一屋の概要
そばの神田 東一屋は仙台市内中心部に5店舗を構える立ち食いそばチェーンです。
そのうち4店舗はアーケード沿い、1店舗は駅前のビル(取り壊し予定)に入っているという、好立地を追求したお店。
もともとは東京でそば店を営んでいたために「そばの神田」とついているようなのですが、会社は仙台にある地場のチェーン。
細めでコシがあって蕎麦の香りも良い自家製麺と、枕崎産のかつお節やさば節を自前で削って作る香り高いダシがウリのお店。
1.1 アクセス
仙台のアーケードはT字型になっていますが、T字路から伸びる3本の線の全てに、そばの神田があります。
仙台駅からアーケードに入ろうとするところにあるお店。さらに、仙台駅からアーケードが終わるまで歩き、T字路を右に曲がってまっすぐ行くと、左手に1店舗、右手に1店舗(このあたりはアーケードが両脇の歩道の上だけになっています)。
T字路を左に曲がってまっすぐ行くと、左手に1店舗があります。
駅前店だけはわかりにくいのですが、以下の場所。ただし、このビルが取り壊し予定になっていますのでいつまで営業が続くかわかりません。
1.2 メニュー
基本メニューは
- かけ 290円
- 冷やし320円
と安めの立ち食いそば価格。
かけはうどんまたはそばから選択。冷やしはうどん、そば、ざるそばから選択できます。
冷やしうどんや冷やしそばは、最初からつゆがかけられているぶっかけタイプ。ざるそばはつゆが別皿になります。
それぞれ、トッピングに
- 天ぷら 80円~120円
- とろろ 90円
- なめこおろし 120円
- わかめ 70円
- きつね 90円
- カレー 80円
などなどを乗せることでバリエーションを出しています。その他、いなり2個100円なんかもあったりします。
大盛り1.5倍は+70円、特盛2倍は+140円です。
たぬき(揚げ玉)はなんと無料!
500円でお腹いっぱい美味しいお蕎麦を頂けますから、かなりコスパは高いです!
1.3 システムと営業時間
システムは普通の立ち食いそば屋さんです。味が良いからか、女性のお客さんも多い印象。
食券機で食券を購入し、厨房に渡します。その際にそばかうどんを選択。
出てきたら、水などもセルフで取ってテーブルへ。卓上に揚げ玉やそば湯も置いてあります。
営業時間は、日曜日以外は7:00~25:00
日曜祝日は7:00~22:00
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2. ざるそば2倍盛り
やはり、そばの香りを十分に楽しむことができて、お出汁も別途楽しめるのはざるそば。
ということでざるそばの2倍盛りを注文してみました。
注文ごとに生麺の状態から茹で始めますので、立ち食いそばにしてはやや時間がかかります。その分、美味しいお蕎麦が出てきますよ。
かなり大きな器で、ざるによる底上げはほとんどないので、見た目以上に大量のそばが盛られています!
まずはそばだけで頂いてみましょう。
かなり細めのそばで、白っぽい麺にそば粉の黒いプツプツが見えていて美しい。
すすってみますと、かなりコシのしっかりとした麺。それでいてそばもしっかりと香ってきます。
まさに絶品! 立ち食いそばでこんな言葉を使うことになろうとは、このお店を知るまで思っても見ませんでした。
コシと香りをしっかりと両立しつつ、細身でしなやか、ツルツルっとした喉越しも見事に実現しています。
立ち食いそばでこのクオリティは、やはり異常と言わざるを得ません。
続いて、つゆにつけて頂きます。
つゆは塩気は弱めで、それとバランスを取る程度の甘み。むしろ節の香りと旨味で食べさせるタイプです。
節の香りはしっかりと漂わせつつも、そばの香りの邪魔はしない絶妙な塩梅。
「そば」という1つの料理として、本っっっ当によくできています。
ここまで美味しいと、わさびをつゆに溶くのはもはや邪道。薬味として、つゆに浸からないよう慎重に麺につけていただきます。
こういったレベルの高いおそばを出す、上品なそば屋さんなら4人前はあろうかという分量も、揚げ玉などの力を借りることなく、美味しくスルスルッと頂けてしまいました。
最後はそば湯でつゆを割って、お出汁を最後まで楽しんで完食!
3. 総評
立ち食いそばとは思えない、尋常じゃなく高いクオリティ。
それでいてお値段290円~ととっても良心的。
正直なところ、全く同じものを量を減らして上品に盛り付けて、1枚1,500円~くらいのそば屋で出されても文句はありません。そのくらいにスゴいお店。
そばどころの底力を見ることができますので、仙台のアーケード近辺でお昼にお食事するところを探されることがあれば、このおそば屋さんを思い出してみてください!
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