【ナガシマスパーランド】のアトラクションを一挙解説! 背景を知ってアトラクションを楽しみつくそう

2018年7月15日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

この記事では、三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」のアトラクション紹介をお届けしていきます。

スチールドラゴンやアクロバット、嵐などの大型コースターにばかり注目が集まりますが、実は日本には1台しかない、あるいは残っていないような貴重なアトラクションも満載。背景を知ればナガシマスパーランドをもっと楽しめる、そんなコンセプトでご紹介していきます!

 

この記事を読むとわかること

 

  • 世界トップクラスの超大型コースターや変型コースター多数!
  • まるで遊園地の博物館!? 貴重なライドやコースターもたくさん
  • 実は雨でも楽しめる!? 各ライドが雨でも動くかどうか

 

 

 

1. ナガシマスパーランドは作ったコースターを壊さない

ナガシマスパーランドは1966年開園の老舗遊園地。

住所は三重県桑名市となっていますが、名古屋からほど近く、愛知県との県境からすぐの中洲先端に位置しています。

車であれば、伊勢湾岸自動車道「湾岸長島」インター降りてすぐという好立地。公共交通機関の場合は、「長島」駅からはかなり距離があるため、「桑名」駅から路線バス20分または、名古屋駅等のターミナル駅から高速バスの利用が便利です。

 

そんなナガシマスパーランド、12のコースターを誇る絶叫の聖地とも言うべき遊園地ですから、雨の日に楽しめるのかどうか気になりますよね。

富士急ハイランドともよく比較される遊園地ですが、敷地が狭い分ひたすら世界一を目指し、「量より質」の富士急ハイランドに対して、ナガシマスパーランドは数値上の世界一よりも「乗って楽しい」コースターを多数取り揃えている遊園地

 

これだけのコースターを取り揃えている遊園地でありながら、ナガシマスパーランドは実はこれまでコースターを廃止したことがないんです。

園内での移設が行われたことはありますが、古いコースターも含め、しっかりとメンテナンスを重ねながら営業を続けつつ、さらに新しいコースターも投入していく。

そんな手法を繰り返した結果、古いライドから最新のライドまで揃った、まるで遊園地の博物館とでも言うべき状況が出来上がりました。

それでは、そんなナガシマスパーランドのアトラクションをご紹介していきましょう。

 

 

2. ナガシマスパーランドのアトラクションをご紹介!

ナガシマスパーランドにあるアトラクションのご紹介です。雨や風の日に動くかどうかという観点でもご紹介していますよ。

ナガシマスパーランドが雨の日でも楽しめるのかどうかについては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

2.1 スチールドラゴン2000

スチールドラゴン2000の全景。周りのものとは桁違いにデカい圧倒的スケール感。

別ページでも詳しくご紹介しています。

ナガシマスパーランドが誇る超大型コースター。当時高さ、落差、速度などで世界一を誇っていたFUJIYAMAに対抗すべく(スチールドラゴン完成時にはアメリカのコースターが世界一でしたが)作られたコースター。

高さ、速度、走行距離の3点でギネスブックにも登録されました。

やたらとデカイので怖そうに見えますが、乗ってみるととにかく爽快

無茶苦茶なスピード感とスケールに、自分がちっぽけな存在になったかのような感覚を味わうことができます。

高さと速度がありますので、雨や風には極めて弱いです。

 

2.2 アクロバット

アクロバットの全景。高さはありませんが、うつ伏せ型らしいスリルを味わえるコースレイアウトになっています。

別記事で詳しくご紹介しています。

足ブラブラ状態で座席に座ったと思ったら、座席が前に90°傾き、うつ伏せ状態でかっ飛んでいくコースター。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「フライング・ダイナソー」とは兄弟機。コースレイアウトはシーワールド・オーランドの「マンタ」と同型です。

最高部は43mとそれほど高さはありませんが、うつ伏せならではの頭から落下していく恐怖、ひっくり返って仰向けの状態でGがかかる時の不思議さなど、なんとも独特な感覚のあるコースターです。

高さがないため風には比較的強いですが、雨には弱いです。

 

2.3 嵐

嵐の全景。コースレイアウトはシンプルかつ短いコースターですが、そこからは想像もつかないほどの激しさです。

こちらも別記事でご紹介。

富士急ハイランドの「ええじゃないか」のような、コースとは別に座席が縦回転するタイプのコースターですが、コースに合わせて自動制御されているええじゃないかとは違い、こちらは自由回転タイプ。

波打つようなコースに合わせて、座席がグルングルンと回転していきます。

自由回転と言いつつ、実は一部強制的に回転させられるポイントがありますので、回転数はかなり激しめ。見た目はおとなしいですが、とってもドギツいコースターです。

高さも速度もないため、雨や風には比較的強いです。悪天候時にスリルを味わいたい場合はオススメ。

 

2.4 シャトルループ

シャトルループの全景。急加速、ループ、2回のドロップがある往復型のコースターです。

別記事に詳細情報があります。

かつて東京の「としまえん」や「横浜ドリームランド」、「小山ゆうえんち」にも同型機がありました。ちなみに、ルスツリゾート等の「ループ・ザ・ループ」は明昌製のパチモノです。「アトミックコースター」は泉陽製。国内製コースターにはこんな丸パクリ系がいろいろとあるのです……。

シュワルツコフ社製の急加速型コースター。当時としては珍しい急加速型で、スタートと同時に一気に約92 km/hまで加速、ループを越えて坂を駆け上り、更にその坂を後ろ向きに駆け下りたと思ったら後ろ向きループ、プラットホームを後ろ向きに通過して、坂を上ります。

その坂を前向きに下ってきてゴール。

現在では、富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」のような圧縮空気タイプ、かつてスペースワールドにあった「ザターン」のような圧縮水蒸気タイプ、その他リニア加速タイプ回転タイヤ加速タイプなどの急発進タイプのコースターがありますが、まだそのようなバリエーションもなかった時代。

このコースターは、高速回転する巨大なフライホイール(重~い円盤だと思ってください)に一気にクラッチを繋ぎ、ライドを思いっきり引っ張るという荒っぽい手法を使っています。最近のコースターほどの加速感はありませんが、それでも当時としては驚きのあるコースターでした。

なかなか装置にかかる負荷も大きいので、メンテ費用が高額になりがちで、結局国内に残存しているのはこの一機のみ。貴重なマシンです。

ドロップを楽しめるのは一番前か一番うしろですが、前向きドロップ時に一番高いところに来て長めの良い一番うしろがオススメ。

クラッチに水がかかるとアウトなので、雨には極めて弱いものの、高さはそれほどないので風には比較的強いはず。雨が降ったあとは、比較的長いメンテナンスが入りますので要注意。

 

2.5 ルーピングスター

ルーピングスターのファーストドロップ。シュワルツコフカーブはいつみても美しい

詳細は別記事でご紹介。

シャトルループと同じ、シュワルツコフ社製のコースター。

見た目にはちょっと古めのコンパクトなコースターですし、ライドもシャトルループのものにそっくり。一見すると見逃してしまいそうなほどの存在感ですが、ナガシマに来たらこれは体験必須!

コースターの神様と言われるシュワルツコフ氏設計の量産タイプのコースターで、日本では唯一ナガシマスパーランドにのみ設置されました。

それだけでも貴重なコースターなのですが、量産タイプということはシュワルツコフ氏の思想と技巧が詰まった、最新モデルもビックリの乗って楽しいコースターなのです。

まずファーストドロップはシュワルツコフ氏の代名詞、シュワルツコフカーブ。大きく曲がりながら落ちていくのですが、ここがなんとも見事に「ふわっと」落ちていくんです。35年以上も前のコースターなのに、ガタガタすることもなく、本当にふわっと。これが楽しい。

さらに、続いて過剰なGもなく、やはり「ふわっと」楽しい垂直ループ。そしてそして、8の字のバンクターンを2回こえて、オーバーバンクのターンにちょっとしたエアタイム。

最後までスピードを落とすこと無く、短いコースに様々なエレメントを詰め込み、かつ痛さや振動などほとんどない「優しい楽しさ」のあるコースター。

氏の設計の妙を最も楽しめるのは、コースに合わせた速度感をキープしてくれる真ん中です。一番うしろも楽しいのですが、個人的には「ふわっと」感を最も楽しめる真ん中がオススメ。

高さ・速度ともにそれほどないので風には強いですが、超低地を走行するためか雨には弱いです。

 

2.6 コークスクリュー

コークスクリュー。名前の通り、コルクをひねるような螺旋状のループが2つあります。

詳細は別記事で。

としまえん」、「谷津遊園」、「八木山ベニーランド」、「奈良ドリームランド」にも同型機が設置されていた量産機です。

癖のある特殊ループのコースターを得意としつつ、スペースワールドのタイタンのような大型コースターも手がけた今はなきArrow Dynamics社製。

非常にシンプルな構成で、スタートしたら180°展開、チェーンリフトを登っていって、頂上で少し勢いをつけたあとに180°向きを変え、20 m弱のファーストドロップ。

シュワルツコフカーブチックなバンクターンを越えたら2つのコークスクリューを越えて、180°ターンして終了。

敷地の狭い日本の遊園地にも設置しやすい割に、見た目のインパクトが大きいためにこぞって導入されました。

やや揺れは大きめですし、それほど楽しいエレメントもないのですが、1979年製ということでいつ無くなってもおかしくないので、せっかくなら体験を。

速度も高さもなく、凝ったエレメントもないので雨にも風にも強いです。

 

2.7 ウルトラツイスター

ウルトラツイスター遠景。レール分の幅のみで収まる、とってもコンパクトなコースターです。

詳しくは別記事で。

必要な敷地はレールの幅の分だけ」。敷地に難のある遊園地にはなんとも魅力的なコースターですよね。

その草分けは「シャトルループ」タイプ(急加速ではなく、巻き上げタイプのものもありました)。

その後しばらく進展がなかったのですが、1984年になって日本のトーゴが開発した、エクストリームなコースターがこちら。ちなみにその後、このタイプのコースターは嵐のような超絶エクストリームタイプへと進化していくのですが、その話はまた別の機会に。

この機種はまさに日本の遊園地にうってつけだったわけで、同型機は「後楽園ゆうえんち(現東京ドームシティ)」、「鷲羽山ハイランド」、「グリーンランド」、「生駒山上遊園地」に導入され、やや変形版が「ルスツリゾート」にも導入されたベストセラーです。

かなり仰々しいライドに乗り込んだら、まずは後ろ向きにスタート。コースターがレールごと後ろ向きに90°傾き、真上を向く形になります。

そのまま垂直に山を登ったら、85°のファーストドロップ。キャメルバックを1つ越えて、右回りにハートラインロール(心臓の位置を中心として、体がぐるっと側転するような動きをするエレメント)。

そのままコースの端で止まったと思ったら、今度は後ろ向きに走り出し、2つのハートラインロールを越えてゴール。

高さに変化のないひねり回転という、敷地を取らない工夫されたエレメントに、斜度の大きいドロップ、後ろ向き走行と、こんなに小さいのにスリル満点。

トーゴといえば「FUJIYAMA」、「バンデット」、「サーフコースター」などなどなのですが、実はへんちくりんなコースターも多数作っていて、ある意味このコースターはその究極系。

風には強いですし、雨にも本当は強いはずなのですが、雨が降ると立地的に営業をやめてしまうこともある模様。

 

2.8 フリーフォール

フリーフォール。垂直落下一本に絞ったシンプルな構成です。

横4人乗りの箱型のライドに乗り込んだら、そのままエレベーターで巻き上げ。

頂上で少し前に出たと思ったら、垂直に落下。最後は仰向けに停止するという、コースターと読んで良いものかどうか微妙な(ナガシマスパーランド公式もその他一般的にも呼んでいません)ライドです。

ただし、垂直落下はなかなかの恐怖。富士急ハイランドの「レッドタワー」や横浜・八景島シーパラダイスの「ブルーフォール」などのスペースショット的なフリーフォールライドともまたちょっと違った、閉塞感のある中での落下は爽快感よりも恐怖が勝ります。

見た目の割におっかないライド。

かつては「東京サマーランド」を始めとして全国各地に設置されていました。現在でも残っているのは、サマーランド以外に「姫路セントラルパーク」くらい?

風には比較的強いのですが、雨には弱い模様。

 

2.9 ダブルワイルドマウス

ダブルワイルドマウスの結構えげつないドロップ。ワイルドマウス系の中ではトップクラスのスリルです。

ワイルドマウス系コースターの歴史とあわせて、詳しくは別記事でご紹介しています。

コースターには「ワイルドマウス」と呼ばれるタイプのミニコースターがあります。

左右に180°カーブを繰り返し、振り落とされるような恐怖を味わうコースターです。

日本でも全国各地の遊園地に設置されているのですが、ナガシマのものはそれらとは一線を画しています。

まず、左右対称に2つ設置されているという点。これは混雑時でなければ片側だけの運行なので、あまり意味はありません。

続いて、ミニコースターが得意なMack Ridesという会社の、かなり変形型のワイルドマウスであるという点。日本では、かつて「エキスポランド」に同型機が設置されていましたが、現在ではこの1機が残るのみです。

横幅が狭く、かなり高頻度で180°ターンを繰り返す上、結構速度も出ます。さらにコース途中には5 m以上はあるんじゃないかという大きなドロップ。最高速度はワイルドマウスとしては異例の45 km/hまで出ます。

ミニコースターだと油断して、お子様を乗せてしまうと泣き出しかねない、結構危険でスリルあふれるライド。

風には強いのですが、雨には弱いです。

 

2.10 ホワイトサイクロン

解体整備中のホワイトサイクロン。美しい木組みがバラされています。

大型コースターの1つですが、2019年春までの予定で解体・再構築中。

オリジナルはインタミン社製の木造コースター。

国内では同社製の木造コースターが「城島後楽園(現城島高原パーク)」、「東武動物公園」、「奈良ドリームランド(閉園)」、「ひらかたパーク」に設置されています(いました)。

国内にかつて存在した木造コースターは、この他「よみうりランド」のホワイトキャニオンくらい。こちらはアメリカの設計士さんの設計をベースに、日本のトーゴが作ったもの。

それほどまでに、インタミン社は日本の木造コースターで圧倒的シェアを誇ります。海外ではメジャーじゃないのに。これは単に、日本に輸入できるものが他にないから。

なのですが、インタミンは超一流のコースターメーカー。木造コースターも半端なはずがありません。

木造特有の振動は残しつつ、激しくなりすぎない横揺れ。木組みのスレスレを通る恐怖感。さらには木造なのにふわっと浮き上がるようなエアタイムまであり、見た目にも美しく乗っても楽しい素晴らしいコースターです。

木造コースターはメンテナンス維持費がかかることから、日本ではなかなか普及しませんし解体されるものも多い状況。

こちらも例外ではなく、一部をスチールに置き換え、さらには新規エレメントも追加して2019年春頃に全く新しいコースターに生まれ変わる予定のようです。

というわけで、ナガシマスパーランドの撤去コースター第一号になってしまいました。

新しいコースターは、こうしたハイブリッド型エクストリーム系コースターに定評のある新興メーカー「ロッキー マウンテン コンストラクション」製になる模様です。

風には比較的強く、雨もごく弱いものであれば営業できていたコースターでした。

 

2.11 ジェットコースター

メーカーについての考察や乗車レポートの詳細は別記事で。

そのまんまの名前を冠したこちらのコースター、ナガシマスパーランドが初めて導入したローラーコースターです。

日本の老舗明和社製(当ブログ独自の見解です。詳しくは上の詳細記事で。)で、コースレイアウトは「谷津遊園」にかつて存在した「サーフジェット」の鏡写し。

楕円状の敷地の中を斜めに巻き上げられて、右に180°ゆっくりと旋回。のんびりと林の中でファーストドロップ後、右に再び180°旋回。楕円の対角線上にセカンドドロップ。今度は左に180°旋回し、池に向かってサードドロップ。左に180°旋回して終了という、なんとも間延びしたコースター。

ちょっとふわっと浮き上がるような感じも楽しめつつ、大半をゆっくりゴトゴト旋回するパートが占めていますので、お子様でも十分に楽しめます。

雨にも風にも強い、心強い存在。

 

2.12 チルドレンレコード

てんとう虫型のコースターで、「東武動物公園」や「ネイブルランド」、岡山の「おもちゃ王国」などに同型機の設置例があります。

てんとう虫型の中では比較的大型で、子供向けではありますが最後尾はかなりスリル満点。

相当スピードに乗った状態でファーストドロップに入りますので、突き上げられるような浮き上がり感を感じることができます。

小さなお子様・スリルが苦手なお子様は、真ん中より前に乗車を

風には強いですが、雨が降ると比較的早く営業休止します。

 

2.12 ピーターラビットコースター

子供向けのパワードコースター(常時動力駆動であまりスピードの出ないコースター)。

コースの半分近くを最初の登りが占める不思議なレイアウト、旋回するだけでドロップのないコースのおかげで全くスリルのないコースター。

子供向けコースターの中でもダントツでスリルのない部類なので、コースター未経験のお子様は、まずはここからスタートを。

雨・風ともに比較的強く、営業していることが多いです。

 

2.13 ジャンボバイキング

要するに「バイキング」の大型版。振り子のように揺れる巨大な海賊船に乗って、フワッフワと浮き上がるような体験をするアトラクションです。

この規模のものは、「としまえん」の「フライングパイレーツ」とここくらい。規模はナガシマ版のほうが大きく、少なくとも日本最大。世界でも最大級。

大きいぶん、振り子の周期はゆったりとしていて、適度に気持ちの良い浮遊感、高い位置からの眺めなどを楽しめる、意外と楽しい要素の多いスリルアトラクション

風に弱いのと、運行するのにものすごいコストがかかるらしく、営業回数が絞られていたり雨ですぐ止まったりします。

 

2.14 スターフライヤー

富士急ハイランド」の「鉄骨番長」、「グリーンランド」の「スターフライヤー ゴクウ」などと同型の機種(輸入代理店は違います)。

地上約50 mでグルグル回る空中ブランコです。

これだけの高さで足ブラブラ、乗り物も安定感のない状態、体もむき出しと、ある意味なかなかのスリル。

怖いアトラクションではなく爽快感を楽しむアトラクションですが、高所が苦手な方にはコースター以上のスリルかも。

 

2.15 ジャイアントフリスビー

ジャイアントフリスビー。変な角度からの写真ですみません。結構な角度まで振られつつ、円盤も回転するアトラクション。

富士急ハイランド」の「トンデミーナ」と同型機。

円盤に外向きに座り、円盤が回転しつつ、巨大な振り子のように揺れるアトラクション。

落下と円盤が下向きに回転するタイミングが合わさると、そこそこの恐怖。

体がむき出しの状態で大きく振られるので、思ったよりも爽快感のあるアトラクションです。しかも様々な向きでの落下を楽しめるので、回数乗っても飽きない!

 

2.16 スペースショット

日本全国の遊園地に、タワー型フリーフォールライドの一大ムーブメントを巻き起こした、火付け役のアトラクション。

ゆっくりと一番上まで上がって自由落下するタイプ、上から強制落下させられるタイプ、下から打ち上げられるタイプなど、様々なタイプがありますが、こちらは下から打ち上げられるタイプ。

逆バンジー的な動きをするアトラクションです。

同名のアトラクションが「浅草花やしき」「多摩テック」「ルスツリゾート」「鈴鹿サーキット」などに導入されましたが、ナガシマ版は3本1束で設置されているという有数の規模(乗車人数的な意味で)。

3本あることにどれだけの意味があるのかはわかりませんが、タワータイプの割にハケは良いアトラクションです。

雨には比較的強いのですが、風が吹くと止まります。

 

2.17 シュートザシュート

富士急ハイランド」の「グレート・ザブーン(現クール・ジャッパーン)」と同型機。

ボートに乗り込んで約30 mほどの高さに巻き上げられ、そこから水面に向かって急流を滑り、ドボーン!

大抵の急流すべりタイプのアトラクションって、例えば「スプラッシュ・マウンテン」は噴水で水を噴き上げていますし、一般的な遊園地の急流すべりは水面をなぞるように滑って水を巻き上げます。

が、シュート・ザ・シュートはガチで水面に激突するタイプ。これによってものすごい高さまで水を噴き上げます。

水面に激突しますので、着水時の衝撃はかなりのもの。安全バーと体の間に肘を入れ、そこで衝撃を吸収するように指導が入ります。守らないと本気で頭をぶつけたり、ムチ打ちになったりしますので要注意。

 

2.18 フライングカーペット

こちらはライドが水平を保ったまま、高いところと地面すれすれを行ったり来たりする回転タイプのアトラクション。

かつては全国各地に同名のアトラクションが設置され、「レインボー」という名の大型版もあったりしましたが、現在では絶滅危惧種。

通常はライドの上に椅子があって、そこに乗り込む形なのですが、このナガシマ版はなんと足ぶらぶら状態に改造された超レアな一品

カーペット要素どこ行った!?

雨が降ろうが風が吹こうが動きます。

 

2.19 スペースシャトル

バイキングをぐるりと一回転させるようにしたかのようなアトラクション。

ただし、回転タイプの常で、バイキングのようなブランコ状態でそのまま回転させようと思うと莫大なエネルギーが必要になってしまうため、ライドと反対側にカウンターウェイトが付いています。

このため、真っ逆さま状態から「落下」するのではなく、ゆっくりふわりと戻ってくる、なんとも間の抜けたアトラクション。

怖いというよりは、ただひっくり返ることを楽しむだけの存在です。

ちなみに、安全バーが自動で思いっきり下まで下がってくるので、一瞬太ももがめっちゃ痛いです。

かつては「ルーピングスターシップ」などの名称で各地に設置されましたが、こちらは「ルーピングスター」と被るからか、独特なネーミング。

雨・風ですぐに止まります。

 

2.20 フリスビー

ジャイアントフリスビーの小型版、かと思いきや座席が内側を向いているという違いがあります。

座席配置のせいでイマイチ爽快感にかけますが、小型で振り子の周期も短いので、スリルはこちらのほうが上かも。回転も激しめ。

ジャイアントフリスビータイプのライドが出てしまった今となっては、「なんでこう作ってしまったんだろう」という感想しか出てこない、2台並ぶと残念なライド。

意外とありそうで数が出ていない、貴重なアトラクションだったりします。

ジャイアントフリスビーがあるからか、ライドに水が溜まりやすいからか、雨が降るとすぐに止まります。

 

2.21 スウィングアラウンド

ライドが柱の周りをくるくると回転し、さらに横方向に振り上げられたり振り下ろされたりするアトラクション。

こちらもかつて日本全国の遊園地に設置されました。特にスペースが必要なく安価な割に見た目が派手なので、小型の遊園地に多かったような。

現在でも残っている遊園地は少ないので、意外と貴重。「としまえん」などでもまだまだ乗れますけどね。

雨の日でも営業。

 

2.22 ロックンロール

これまた全国各地に設置されたライド。

円形のゴンドラ状のものが、ひたすらでんぐり返しを続けます。

ゆったりと天地逆さまを繰り返す、若干酔う系アトラクション。

何故か雨で止まります。

 

2.23 ウェーブスウィンガー

これぞ遊園地の定番! というほどに全国各地に設置された空中回転ブランコ。

お子様でもスリル体験できる、ほどほどスリルと爽快感が楽しい。

雨でも動きます。

 

2.24 パラトルーパー

これぞ昭和の遊園地! やはり全国各地に設置されたものの、2000年台にはほぼ撤去されてしまったライド。

足ぶらぶら状態でライドに乗り込み、グルグル回転しつつ斜めに傾いていくアトラクション。

ちょっとした浮遊感を味わえる、昔ながらのちょいスリルライドです。

雨でも営業ですが、古いのでメンテナンスが多いかも。

 

2.25 ボブカート

ボブカート。カートと言いつつ、制御できるのは速度だけ。

世にも珍しい、ボブスレー型ゴーカート。

といっても、制御できるのは速度だけでハンドルはありません。

姿勢が低いのでスピード感があるのかと思いきや、コースレイアウトが単調で意外とそうでもない、ちょっとがっかり系ライド。

ですが、おそらく日本にここだけ。世界中を探してもどこにあるのやら…というライドなので、ぜひお試しを。

コース脇から直接電気を取りつつ走っている関係か、雨が降るとすぐに止まります。

 

2.26 お化け屋敷

ザ・昔ながらのお化け屋敷。ウォークスルータイプで、前を通りかかると動くタイプの仕掛けが沢山。

それでいて、リニューアルされてビックリするほど長い距離を歩くようになりました。日本にある「脅かし要素」と言いますか、怖がられるお化け屋敷要素をすべて詰め込んだんじゃないかというくらいで、お化け屋敷の博物館的な見方もできるアトラクション。

もちろん雨でも営業です。

 

2.27 ジェットスキー

ジェットスキー。水の上を走行しつつ、ハンドルを使って運転まで出来ちゃうアトラクションです!

水の上をくるくると回りつつ、ハンドルを制御すると左右に動かすこともできちゃうアトラクション。

内側から外側に向かって思いっきりハンドルを切ると、結構なスピードで振り回されてなかなかのスリル。

お子様にも大人気のアトラクションです。

どうみても水がかかっても問題ないアトラクションですので、雨でももちろんOK!

 

2.28 大観覧車オーロラ

何の変哲もない観覧車です。

なのですが、まるで海の上に浮かんでいるかのような立地のナガシマスパーランドですから、周りに高いものはなく(スチールドラゴンだけちょっと例外)、素晴らしい眺望が望めます。

晴れていればレゴランドはもちろん、知多半島まで見えちゃいますよ!

雨でも動きますが、ものすごい強風の時は止まります。

 

 

結構な文字数になってしまったのと、ここから先はお子様向けアトラクションになってしまいますので、一旦ここで筆を置きます。

子供向けアトラクションも数が多く、日本に設置されている子供向けアトラクションはほぼ網羅しているんじゃないかというほどに充実していますし、雨の日でも動くアトラクションも比較的多いので、ぜひ体験してみてくださいね。

 

 

3. 遠方の方がナガシマスパーランドに行くなら、名古屋宿泊がオススメ

そんなわけでナガシマスパーランドには貴重なアトラクションが多く、遠方からでもわざわざ行く価値のある遊園地。

特に遊園地の集中する首都圏から向かっても、十分に楽しめるアトラクションが揃っています。

ですが、隣接するホテルを除くと、近隣に宿泊施設は少ないんです。

ということで、やはり便利なのは新幹線等で名古屋まで向かい、名古屋の中心部に宿泊、名古屋駅からのバスでナガシマスパーランドへと向かう方法。

こうすれば、名古屋観光も組み合わせることができますしね。

個人的には、モリコロパークにある「サツキとメイの家」なんてあわせて行くのにおすすめです。

 

さて、そんな名古屋宿泊ですが、大手旅行会社のツアープランを使うと比較的安く行けたりします。

例えばHIS名古屋地区のツアーなんて安くてオススメですよ。

リンクは首都圏出発にしていますので、違う地域にお住まいの方は、ページ一番上の「地域変更」からお住いの地域をご選択ください。

 

名古屋駅からナガシマスパーランドへは、毎日、朝なら10分間隔でバスが運行されています。

駅からナガシマスパーランドのゲートまで座ったまま行けますので、とっても便利ですよ。

4. 次に読むのにオススメの記事

果たして雨の日に屋外遊園地に行っても楽しめるものなのか。

気になりますよね。

ナガシマスパーランドは雨の日に楽しめるのかどうか、という情報を以下のページにまとめましたので、ぜひ合わせてご覧ください。

 

世界の遊園地・テーマパークに関する情報は以下のページにまとめています。

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