巨大な常設万国博覧会!? エプコットのアトラクションとガーデン&フラワーフェスを堪能したWDW旅行6日目

2017年10月12日

WDWエプコット「スペースシップ・アース」外観

こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

この記事では、2017年5月のフロリダ・オーランド旅行6日目の出来事をご紹介していきます。

この日は、1日まるごとウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、エプコット(以下EP)を満喫していました。

 

未来をテーマにしたフューチャーワールドと、世界各国のパビリオンが池の周りに立ち並ぶワールドショーケースという、2つのパークが1つにまとまったような巨大なパークで、まるで常設の万国博覧会のような雰囲気を楽しめます(実際にそれをイメージして作られています)。

ディズニーらしい大型アトラクションも立ち並ぶ科学館や植物園、水族館と、世界各地の文化をディズニーらしくアレンジした施設の組み合わせ、と書くとわかりやすいかもしれません。

そんなパークのアトラクションをほぼ回り、ショーなども見てきましたので、何時頃にどのアトラクションを回ったのか、といった情報もご紹介します。

とにかく広大で、グルッと廻るだけでも疲れるパークをいかに効率的にまわるか、という視点も含めてご紹介していきますよ!

 

 

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1. エプコットとは

エプコットという名前の歴史を紐解いていくと、ウォルト・ディズニーの存命中にまで遡ることになります。

ウォルトは、「ディズニーランド」というテーマパークの建設が終わって以降、未来都市の建設に意欲を燃やしていました

2万人の居住者が住み、中央部にはオフィスや商業施設があって、その周辺に住宅や学校などが立ち並ぶ理想都市。

常に最新のテクノロジーやアイデアを取り入れ続ける計画だったことから、「実験的未来型コミュニティ(Experimental Prototype Community of Tomorrow)」と名付けられます。

その頭文字を取って付けられた略称が「EPCOT」というわけ。

その未来都市の模型は、今でもマジックキングダムの「Tomorrowland Transit Authority」に乗車すると見ることができます。

WDWマジックキングダム「トゥモローランド・トランジット・オーソリティ」EPCOT計画模型
Tomorroland Transit Authorityに乗車すると見ることができる、当初のEPCOT計画の模型

 

しかしながら、ウォルトはEPCOT計画に着手する前に亡くなってしまいます。

これを受けて、ディズニー社は「ウォルトの指揮なしには成し得ない」ということでEPCOT計画を断念。

代わりに、未来をテーマにしたパークをWDWに作ることになりました。

詳しい経緯はわかりませんが、おそらく「地球という共同体(コミュニティ)」といったイメージで、未来のパークに世界各国のパビリオンがくっついて、現在の形となりWDW2つ目のパークとして1982年にオープン

ウォルトの死後16年が経過して、ようやくEpcotという名前が形になったことになります。

 

WDWの近くには、「Celebration」というディズニー社が建設に大きく関わった街があります。

が、ここは行政も大きく関与した「住宅街」で、EPCOTの理念とは大きく異なるものです。

静かで良い街ではあるのですが、EPCOT計画が具現化したとは言い難いのです。

 

Epcotパークのオープン当初は「Epcot Center」という名前でした。1994年に「Epcot」へと名前が変わります。

パークのシンボルは、オープンから変わらず独特なデザインの球体。「宇宙船地球号(Spaceship Earth)」という名の測地線ドーム形状の球体です。

WDWエプコット「スペースシップ・アース」外観
Epcotのシンボル「宇宙船地球号(Spaceship Earth)」。測地線ドームという一時期流行した形状をモチーフにしたデザインです。内部にはなんとアトラクションが設置されています!

ネーミングからして古臭さを感じさせる部分もありますが、近くで見ると意外に先進感もあり、普遍的で素晴らしいデザインです!

 

最近でこそ、ディズニーキャラクターをテーマにしたアトラクションも増えてきましたが、当初はまさに「常設万博」といった雰囲気で、「ディズニーが作ったディズニーキャラクターのいないテーマパーク」だったのです。

その分、科学や文化を楽しみながら学べる施設としてのクオリティは凄まじく、ディズニーらしいこだわりが細部に見て取れるパークでした。

現在ではファインディング・ニモやアナと雪の女王など、流行りのキャラクターも取り入れられるようになって境界線は曖昧になっていますが、Innoventionsという体験型展示をメインにした施設などにその名残を見ることができます。

 

 

2. 朝のエクストラ・マジック・アワーで入園! 最初はソアリンへ!!

やはりWDWでは朝の時間帯が命!

ということで、今日も今日とて朝のエクストラ・マジック・アワー(EMH)を狙います。

エクストラ・マジック・アワーというのは、直営リゾート宿泊者に与えられる特典で、日替わりで各パークの開演時間より1時間早く入場できたり、閉園後も残れたりするシステム。この日はエプコットの朝のエクストラ・マジック・アワーを利用したわけです。

 

通常開園は9時なので、朝のEMH入場時間は8時。

少し早く開園することもある、ということを考え合わせると、7時45分までには到着しておきたいところ。

というわけで、やはり朝7時にバス停へと向かいます。さすがに中日5日目ともなってくると、この時点ですでにヘロヘロ。

毎日動き回り続けている割には、睡眠時間や休憩時間が圧倒的に足りていません…。

が、そこは気合で何とかするしかない! これからWDW旅行を計画されている方は、栄養ドリンクを用意しておいたほうが良いかもしれません。

割りとマジで。5日目、6日目くらいになると結構な修羅場ですよ。

我々が宿泊していたポートオーリンズ・リゾート・フレンチ・クォーターからエプコットまでは割と近いので、荷物検査なども済ませて7時40分にはゲート前に到着

7時45分にはゲートがオープンして、スペースシップ・アースの手前までは進めるようになりました。

ここで8時まで待機して、オープンと同時にソアリンへ向かって全力競歩!

WDWエプコット「ソアリン」入り口
ソアリンのエントランス。ランド館の中から長い廊下を通って別館へと向かいます。

ソアリンは一昨日にもFast Pass+を使って乗車していますが、楽しいアトラクションなのでこの日ももう一度!

空中に浮かび上がるスキー場のリフトのようなライドに乗車して、視界一杯に広がる超巨大映像で世界各地を巡るアトラクションです。

詳しくは、以下の記事でご紹介しています。

 

朝8時6分に到着して、8時20分には出てきています

EMHのうちにもう1つアトラクションを回れるのは大きい!

ソアリンを乗り終えた後に、そのままソアリンのスタンバイへとループしている方もいましたが、我々は一昨日乗車していますので、今回はそのまま別のアトラクションへ。

 

ちなみに、エプコットにはメインエントランス以外にもう1つ、ディズニー・ボードウォークから直接(歩いて。船に乗ると時間がかかります)入ることができる入り口があります。

朝イチでFrozen Ever After (アナと雪の女王のアトラクション)に向かわれる場合は、混雑を避けるためにディズニー・ボードウォークからつながる入り口から入る、という手もあります。ただし、朝イチがソアリンの場合は、こちら側から入ってしまうと遠回りです。

特にボードウォーク・インやヨット&ビーチクラブ、スワン&ドルフィンあたりに宿泊される方にはオススメのルート。

朝のEMH開催時にはこちらのゲートがオープンしない可能性もありますので、そのあたりはご確認の上お試しください。

 

 

3. 2回連続でテスト・トラックに乗車!

続いてテストトラックへと向かいます。

駆け回るリスさんなんかを眺めながら、

WDWエプコットで見かけたリス
駆け回るリス。朝方は、各パークで結構動物を見かけたりします。

テスト・トラックに到着。

WDWエプコット「テスト・トラック」外観引き
テスト・トラックの外観。2012年のリニューアル後は、青を基調とした先進的な外観に生まれ変わっています。

このパークはびっくりするほど広いので、向かい側にあるパビリオンに向かうだけでもかなりの距離を歩くことになります。

 

テスト・トラックは、自分で車のデザインをして、その車の走行試験を実際に体験できるアトラクション。

急加速・急減速したり、急カーブを曲がったり、果ては最高速度105 km/hで爆走したり。それほどスリルはありませんので絶叫マシンが苦手な方でも楽しめる上に、かなりの爽快感がある人気アトラクションです!

詳しい内容や待ち時間を短く済ませるための攻略法などは、以下の記事でご紹介しています。

 

アトラクション前には8時29分に到着、通常のスタンバイでならんで8時47分には出てきました

さらに、シングルライダーがまだ5分待ちだったので、もう一度乗車して9時頃にポストショーエリアへ

写真撮影やシミュレーターなどで楽しんだ後、次のパビリオンへと向かいました。

エプコットは、プレショーだけでなくアトラクションを楽しんだあとにも、詳しく知るための情報やゲームなどが設置されていていろいろ遊べるのが魅力ですね。

 

 

3. リニューアルが悪い方向へ!? ジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメント

続いては「イマジネーション館」にある「ジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメント」へと向かいます。

WDWエプコット「イマジネーション館」
イマジネーション館の外観。ここの旗艦アトラクションが「ジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメント」です。

1983年オープンの老舗アトラクションなのですが、2度にわたるリニューアルを経て劣化に劣化を重ね、オリジナルの形跡はほぼ無いほどに改悪されてしまいました。

5感とは何かを理解する実験室を回るのかと思いきや、途中で「イマジネーションは自由だ!」という内容へと移り変わる、なかなかカオスなアトラクション

おそらく初回乗車では理解できないだろう内容になっていますので、是非とも以下の記事で予習を!

アトラクション前には9時17分に到着、9時30分にはポストショーエリアへと出てきました

 

 

4. リビング・ウィズ・ザ・ランドで植物工場見学!

ジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメントにガッカリしたあとは、お隣りにある「ディズニー・アンド・ピクサー・ショートフィルムフェスティバル」へと向かったのですが、こちらは上映が始まったばかりで待ち時間が長くかかるとのこと。

仕方がないので後回しにすることにして、隣のパビリオン「ランド館」へと向かいます。

WDWエプコット「ランド館」内装
ランド館の内装。地球の柄が描かれた気球のようなものが、いくつもぶら下がっています。

ソアリンは朝のうちに体験していますので、その向かい側にある「リビング・ウィズ・ザ・ランド」へ。

ディズニーが結構本気で取り組んでいる、植物工場の実験現場を間近で見学できるアトラクション。

ボートタイプでゆったり15分ほど、ミッキー型に植えられたレタスや、タイミングが良ければミッキー型の野菜なども見られたりして楽しいですよ!

詳しいアトラクションの内容は、以下の記事でご紹介しています。

アトラクション前には9時40分頃到着、10時頃に降りてきました

 

 

5. 巨大ゴルフボールの中に入る! スペース・シップ・アース

次は時間のかかる「エレンのエナジー・アドベンチャー」でも押さえておこう、ということで「ユニバース・オブ・エナジー館」へと向かったのですが、システム調整中。

それでは仕方ない、ということですぐ近くにある「Innoventions」へ。

WDWエプコット「イノベンションズ」外観
Innoventionsの外観。細長い建物の中に、本来ならいくつも最新技術や科学館的な展示が並ぶ、ある意味最もエプコットらしい施設です。

ここはSum of All Thrillsが営業を終了して改装中ということもあって、すごく狭くなってしまっていました。

もともとは最新の科学技術を体験できたり、科学館のような展示が楽しめるスポット。

今回は、色についての展示だけがありました。

WDWエプコット「イノベーションズ」色についての展示
色についての展示。それほど目新しい内容はありませんでした…。

まずは様々な色を見ながら色についての説明があるシアターを観て、続いて色のクイズや目の錯覚についての展示があるゾーンへ。

さらに色ってなんだというような紹介のあるシアターを観ることになるのですが、日本の科学館にでもあるような内容。

あまり面白くなかったので、途中で抜けて出てきてしまいました。

やはりフルオープンしているときに行きたいところです。

10時6分建物前到着、10時22分に出てきました

 

続いてはスペースシップ・アースへ。パークのシンボルである巨大ゴルフボール(勝手にそう呼んでいるだけで、公式見解ではありませんよ! 念のため。)の中に入ることができるアトラクションです!

あんな球体の中によくアトラクションを作ったな、と思うのですが、激しい高低差のあるコースをゆったりと進みつつ科学史とこの先の未来についての展示を観られるアトラクションが設置されています

アトラクションの詳しい内容は、以下の記事でご紹介しています。

10時35分にアトラクション前到着、10分ほどならんでアトラクションへ。10時59分にポストショーエリアへと出てきました。

 

 

6. ピクサーやディズニーの名作短編が揃い踏み! ディズニー・アンド・ピクサー・ショートフィルム・フェスティバル

続いて、先程タイミング悪く観ることができなかった「ディズニー・アンド・ピクサー・ショートフィルム・フェスティバル(Disney & Pixar Short Film Festival)」へと向かいます。

WDWエプコット「逆さ滝」
イマジネーション館前の「逆さ滝」。滝のように見えますが、水が下から上に上がっています!

今度はタイミングよくすんなり入れました。

このアトラクションは全3編の3D短編映画を観られるシアタータイプのアトラクション。20分ちょっとの間、劇場の中で涼むことができます。

もともとは「キャプテンEO」、その後「Honey, I Shrunk the Audience! (邦題「ミクロアドベンチャー!」)」が設置されていたスペース。

Honey~終了後は、既存のアニメーションを流すだけの劇場になってしまっているのです。

 

が、既存の短編とバカにすることなかれ。

僕が行ったときにはディズニーの「Get a Horse(邦題「ミッキーのミニー救出大作戦」、「アナ雪」同時上映作)」、ピクサーの「La Luna(邦題「月と少年」、「メリダ」同時上映作)」、「For the Birds(邦題「フォー・ザ・バーズ」、「モンスターズ・インク3D」同時上映作)」の3本が上映されていました。

いずれも濃密で、コメディから感動系まであって、20分と言わず2時間位の詰まった時間を過ごしたかのような、凄まじいコンテンツでした。

2017年6月からは、La LunaとFor the Birdsは上映が終了。代わりにディズニーの「Feast(邦題「犬とごちそう」、「ベイマックス」同時上映作)」、「Piper(邦題「ひな鳥の冒険」、「ファインディング・ドリー」同時上映作)」が上映されています。

 

アトラクション前には11時15分頃到着、11時42分頃に出てきました

 

 

7. ホンモノの魚とニモの共演! シー・ウィズ・ニモ・アンド・フレンズ

このあとは、「シー・ウィズ・ニモ・アンド・フレンズ」のFast Pass+を持ってはいたのですが、まだ先の時間だったので、35分のスタンバイにならんでしまうことにします。

WDWエプコット「シー・ウィズ・ニモ・アンド・フレンズ」外観
シー・ウィズ・ニモ・アンド・フレンズの外観。

このアトラクションは、実際に海の生物たちを飼育している水族館にピクサーの人気作品「ファインディング・ニモ」シリーズを融合させたもの

ライドに乗って水族館を巡りながら、ニモやその仲間たちに出会えるアトラクションなんです。

詳しい内容は、以下の記事でご紹介いています。

アトラクション前到着が11時45分頃、30分ほどならんでアトラクションと水族館をガッツリ堪能、出てきたのは13時頃でした。

 

 

続いては、ワールド・ショーケースへと向かいます。

その様子は2ページ目で!!