最新技術満載でアナ雪の世界に浸りこむ「フローズン・エバー・アフター」
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、ウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、エプコット(以下EP)にあるアトラクション「フローズン・エバー・アフター(Frozen Ever After)」をご紹介していきます。
フローズン・エバー・アフターは、エプコットのノルウェー館にかつてあったアトラクション「マエルシュトロム(Maelstrom)」をリニューアルして「アナと雪の女王」をテーマに作られたアトラクション。
ライドやコースはそのままに、内容だけを入れ替えた形なのですが、エプコットの他のリニューアルアトラクションと比べて力の入れ具合の差は歴然。
専用に設計したアトラクションなんじゃないかというくらい、クオリティの高いアトラクションに仕上がっています。
エプコットを訪問したら乗らずには帰れない、このアトラクション。この記事では、アトラクションの背景や乗車レポートなど、詳しい情報をご紹介していきます!
- 英語必要度 ★★☆☆☆ キャラクターが英語を喋っていますが、原作を知っていれば雰囲気でわかるはず
- 予習必要度 ★★★★☆ 知らなくても楽しめなくはありませんが、アナ雪は名作ですのでぜひ見ておきましょう!
- オススメ度 ★★★★★ もとのアトラクションのできが良いことに加え、アナ雪アレンジも最高。必ず体験を!
エプコットを訪問したなら、体験は必須です! 何と言っても、もともとのマエルシュトロムも古いながらFast Pass対象だった、出来の良いアトラクション。それを、ディズニーが総力を結集して最新版にアップデート、さらにはアナ雪のストーリーを投入したとあっては、面白くないはずがありません。「アナ雪」に対する期待を裏切らない、素晴らしい完成度のアトラクションですよ!
1. フローズン・エバー・アフターの基本情報
まずは、フローズン・エバー・アフターの概要や混雑状況、オススメ攻略法などの基本的な情報をご紹介していきます。
1.1 フローズン・エバー・アフターの概要
エプコットというパークは、大きく2つのエリアからなっています。
1つはフューチャー・ワールド。最新技術を体験したり、自然の成り立ちを学習したり。巨大な科学館的なエリアです。
もう1つはワールド・ショーケース。世界各国のパビリオンが立ち並び、それぞれの名所や文化などを疑似体験することができます。
そんな、ディズニー作品とは比較的相性が悪いと思われていたパークなのですが、実は「アナと雪の女王」にはピッタリの場所がありました。
それがワールド・ショーケースの「ノルウェー館」。アナ雪の舞台はノルウェーですからね。
ワールド・ショーケースには、ライドタイプのアトラクションが2つだけありました。
1つはメキシコ館、もう1つがノルウェー館。
ワールド・ショーケースの左手前側にしかライドアトラクションが無いのは、予算的な問題があったからなのですが、そのあたりは他の記事でご紹介することにしましょう。
そのうち、ノルウェー館には「マエルシュトロム(Maelstrom)」という人気アトラクションがありました。
ノルウェーといえば、バイキング。カリブ海の海賊は「パイレーツ」と呼びますが、北欧から西欧に遠征をかけていた海賊は「バイキング」と呼ばれます。
このバイキングの伝説にフィーチャーしたアトラクションだったのが、かつての「マエルシュトロム」なのです。
海賊といえば、ディズニーにはカリブの海賊という、押しも押されぬ人気アトラクションがありますが、このWDWにはバイキングのアトラクションもあり、2大海賊のアトラクションが揃っていたわけです。
マエルシュトロムは狭いスペースに作ってあることもあって、カリブの海賊と比べれば、ややスケールは小さめでしたが、途中で一瞬外が見えたり、さらには後ろ向きのドロップがあったりと、凝ったギミックで人気のあったアトラクションなのです。
そんな人気アトラクションだったのですが、古さを隠しきれなくなったこともあって2014年10月にクローズ。
そこにちょうど、アナ雪という超人気コンテンツが登場したことで、アナ雪の内容に変更して2016年6月に再オープンされたのです。
ライドやコースレイアウトはそのままですが、一瞬外が見えるポイントは塞がれ、内部の装飾はまるっきり変更されています。
さらに最新鋭のオーディオアニマトロニクスやプロジェクションマッピングなどの技術も導入され、全く新しいアトラクションとして生まれ変わっています。
なお、このアトラクションの人気を受けて、世界展開が決定。
香港ディズニーランドには2020年夏、パリのウォルト・ディズニー・スタジオ・パークには2021年~2024年にオープンする予定です。
日本の東京ディズニーシーにもアナ雪エリアが作られることになっていますから、もしかしたらこのアトラクションが作られるのかもしれませんね。
1.2 フローズン・エバー・アフターの混雑状況とオススメ攻略法
アナ雪というコンテンツ自体の人気、アトラクションとしての出来の良さもあって、極めて人気の高いアトラクションです。
カリブの海賊と比べると、ボートが小さく乗車人数が半分なのでハケが悪いこともあり、行列は伸びがち。
混雑日の日中であれば、2時間待ちも覚悟すべきです。
パーク内での人気は「ソアリン」と2分している状況ですので、どちらかのFast Pass+を予約し、もう一方に朝イチで走る(全速力で歩くの意味です。走ってはいけません)のがオススメ。
ちなみに、通常ワールド・ショーケースは11時からのオープンですが、このアトラクションだけはパークオープンと同時に営業を開始します。
ワールド・ショーケースを右回りに回ることはできませんが、メキシコ館側からこのアトラクションまで行くことができます。
なお、エプコットには入り口が2つあります。通常バスで向かう際に到着するメインゲートと、ボードウォーク側から歩いて入ることができるゲートです。
このアトラクションへはボードウォーク側からのほうが近いですので、ボードウォーク・リゾート、ヨット・アンド・ビーチ、スワン・アンド・ドルフィンなどに滞在を予定されている方は、徒歩でこちら側のゲートへ向かうことも検討してみてください。
狙い目は、やはり朝のエクストラ・マジック・アワー(EMH)開催日の朝イチ。
EMHは直営リゾート滞在者のみが、朝の開園時間より1時間早く入場できる制度です。
EMH開催日か、あるいは混雑の少ない朝も夜もEMHがない日を狙うのが良いでしょう。
2. フローズン・エバー・アフターの乗車レポート
それではいよいよ、乗車レポートをお届けしていきます!
今回は、朝はソアリンへダッシュ、こちらはFast Pass+を予約していましたので、Fast Pass+の入場口から入ります。
キューラインは、夜の雰囲気。ノルウェーの山小屋風の建物などが再現されていますが、それほど見どころはありませんし、FP+を持っていてもある程度並ばされますので、スタンバイでじっくり見て回る必要はないかも。
しばらく進むと、ライドに乗車です。ライド自体はカリブの海賊やイッツアスモールワールドなどと同じ形式ではあります(日本のものはいずれも20人乗りに対し、こちらは12人乗りですのでかなり小型です)が、船頭にバイキングっぽい飾りがついています。
ライドは王国からスタート。街を出てしばらく進むと、オラフとスヴェンに出会います。
この彼らが動く動く! しかも滑らかに。顔の表情もぬめぬめ変わりますし、動き回るしで、本当にリアル!
もはやオーディオアニマトロニクスは人形とは思えないレベルにまで達しています。人が演じていると言われても信じますよ、本当。
実はこのオーディオアニマトロニクス、顔は映像なんです! だからこんなに表情が滑らかに変わるんですね。
トロールたちの集団に出くわしたり、アナやクリストフと出会ったり。
アナ雪の名シーンをダイジェストで通過しつつ、山の奥へと進んでいきます。
とにかく、ワンシーンワンシーンで登場するアニマトロニクスのクオリティが高いので、まるで本当に映画の世界に入りこんだような気分に浸れます。
さらに進むと、あらわれました雪の女王。
エルサが氷の城のベランダに立っています。なんとこのボート、彼女の目の前まで進んでいきます!
行き止まり・・・と思いきや、ボートがゆっくりと30度ほど左に向きを変えていきます。
エルサの怒りに触れ、魔法を放たれると同時に、なんとボートが後ろ向きに走り始めるのです!!
周囲の窓には魔法のエフェクトも表示され、迫力満点の状態でしばらくバック。
さらに、後ろ向きにちょびっと落下します。
凄まじく手の込んだギミック。さらに、映像や音響、ぬめぬめ動くアニマトロニクスのおかげもあって、本当に魔法を食らったかのような衝撃です。
後ろ向きの落下は本当に小さいので、よほど怖いのが苦手でなければお子様でも大丈夫なはず。
ボートが停止すると、今度は目の前にマシュマロウが現れます。
彼にもまたボートを一払いされてしまい、それと同時に今度はボートが前進。
そのまま再び前向きに小さなドロップがあります。
この、後ろ向きドロップ+前向きドロップという2段階のドロップが、元々のアトラクション「マエルシュトロム」のウリ。
それをそのまま活かしつつ、驚くほどグレードアップさせ、まるでこのために設計されたアトラクションかのように見せているあたりはさすが。
とにかく素晴らしいクオリティです。
話は大分飛びますが、無事にエルサとともにお城に帰ってこれた模様。
美しいお城の背景では花火が上がっています。
さらにアナとエルサも仲良くしているようで、めでたしめでたし。
といったところで乗車は終了。
乗車時間は短いアトラクションですし、周辺のスペースも広くないので狭いところにアニマトロニクスが設置されているのみ。
広大なスペースで大量のアニマトロニクスがうごめくカリブの海賊と比べると、小ぢんまりとした印象ですが、やはり一体一体のアニマトロニクスのクオリティがケタ違い。
さらに、映像系のエフェクトも現代風に進化されていますし、ライドシステムも古いながら素晴らしい。
結果的に、作品世界にしっかり没入できる、極めてクオリティが高く、満足度も高いアトラクションに仕上がっているのです。
人気が出るのも納得の出来ですので、ぜひ一度は体験を。
ストーリーは本当にダイジェストで、映画を見たことないと何が何やらわからないアトラクションですので、ぜひ映画で予習を!
3. 次に読むのにオススメの記事
この日、このあとは「エレンのエナジーアドベンチャー」というアトラクションへと向かいました。
今はなくなってしまいましたが、なんと500人収容のシアターがまるごと動き出す、驚きのあるアトラクションでした。
詳しくは以下の記事を御覧ください。
この日は丸一日かけてエプコットを楽しみ尽くしました。
その他のアトラクションの個別記事へのリンクや、どのくらいの時間にどこに行けばエプコットを楽しみ尽くせるのかなど、お役立ち情報を以下のページにまとめています!
WDW旅行の予算や必要日数、予約方法をはじめとして、当ブログのWDW関連の記事は、すべて以下のページにまとめています。
あわせてご覧ください!
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