半日で世界旅行! 【ワールド・ショーケース】in エプコット
10. 余白を楽しむ
実はこのエプコット、建設途中で予算が尽きてしまいます。
計画段階では各パビリオンにアトラクションが設置される予定だったようなのですが、メキシコ館、ノルウェー館と大型のボートアトラクションを設置し、アメリカ館に大量のオーディオアニマトロニクスを導入したところで予算オーバー。
結局、映像シアターのみだったり、アトラクションすらないパビリオンも多数あるような状況になってしまいました。
更には、計画段階で存在したパビリオンも一部建設できずに終ってしまいます。
そんな余白がワールド・ショーケースには幾つかありますが、ドイツ館と中国館の間のスペースが最大。
ここは国のパビリオンを設置予定だった場所なのです。
そんな余白スペースには、ウォルトが大好きだった列車のミニチュアが走っていたり(ジオラマまでしっかりと作り込まれていてスゴい出来です!)、
アフリカ各国の民芸品などが販売されていたり。
なんでもない謎のスペースではあるのですが、当時のウォルトの思想に思いを馳せつつ散策してみるのも、ワールド・ショーケースの1つの楽しみ方かもしれません。
11. パンダと上海ディズニー! 中国館
続いては中国館。
中国風の庭園や建築物のあるパビリオン。基本的に全て屋内でつながっている施設です。
アトラクションはシアター形式ですので回避。
周辺には、当時開園からそれほど時間が立っていなかった上海ディズニーの模型などが展示されていました。
ショップでは中国民芸品と現代的なグッズの販売。レストランはテーブルサービスとカウンターサービスがあり、どちらも(ややアメリカンな)中華料理を頂くことが出来ます。
メニュー構成こそ日本人が思う中華とはちょっと違う、アメリカンなチョイスではありますが、味はしっかり中華。お米も食べられますので、お米が恋しくなったけど、せっかくWDWエプコットに来て和食はちょっとな…という方にもオススメです。
パスポートはこんな感じ。やはり中国語はなんとなく意味がわかりますね。
12. アナ雪フィーバー継続中 ノルウェー館
ワールド・ショーケース一周の旅も、いよいよ終盤に差し掛かります。
お次はアナと雪の女王の舞台となったノルウェーのパビリオンです。
外観は古いままなので、一見アナ雪は関係なさそうな、地味な雰囲気ではありますが、一度ショップに入ればアナ雪グッズだらけ。
ノルウェーといえばバイキング。
というわけで、元々はバイキングにフィーチャーした施設だったので、バイキング関係の名残も残しつつ、アナ雪関係の装飾も混在しますので、硬派とメルヘンが混在するカオスな世界観。
レストランもアナ雪人気のお陰で繁盛しています。
さらに、このノルウェー館には、もともとファストパスが導入されていたほど人気のあるボートタイプのアトラクション「マエルシュトロム(Maelstrom)」がありました。
それがボートやコースは残しつつ、アナ雪関係のオーディオアニマトロニクスや映像機器などを投入してバージョンアップ。今や、パーク1,2位を争う人気アトラクションとなっています。
写真も多いので、このアトラクションに関しては別記事に分けます(執筆中)ので、そちらをご覧ください。
パスポートはこんな感じ。
13. 唯一の完全屋内パビリオン メキシコ館
いよいよ最後の国にやってきました。
メキシコ館はこんなピラミッドの中にあります。
中は薄暗く、夜のメキシコのイメージ。
アメリカのお隣の国ですから、昼だとリアリティが出過ぎてしまうのでしょうか。
あえて夜の、ちょっと落ち着いた雰囲気の町並みになっています。
民芸品などが露店、ショップなどで販売されていて、奥にはアトラクションの水路を見下ろすレストラン。
まるでブルーバイユー・レストランのような雰囲気なんです。ここはテーブルサービスで、比較的高級なメキシコ料理を頂くことが出来ます。
レストランに向かって左手に、アトラクションの入り口。
元々はメキシコの文化を人形サイズのオーディオアニマトロニクスで紹介するボートタイプのアトラクションだったのですが、現在はドナルドの三銃士バージョン(グランフィエスタツアー スターリング 三銃士(Gran Fiesta Tour Starring The Three Caballeros))になっていました。
メキシカンハットを被ったドナルドたちが、映像やアニマトロニクスなどで大暴れ。
アナ雪と比べると、時代が古い分ショボさは隠しきれませんし、映像主体のやや単調なライド、しかもドロップもなし、という内容ですが、ドナルドがコミカルに動き続けますので、お子様は楽しめるかと。
ピラミッドの外に出て向かい側には、カウンターサービスのメキシコ料理店。
妻が、アメリカに来てからタコ・ベルしか食べていないのに、「タコスが美味しいタコスが美味しい」と言い続けていて、このままでは「メキシコに行きたい」と言いかねないという不安が出てきました。
そんなタコス幻想を打ち破るために、このカウンターサービスのレストランで、アメリカンではない、本場スタイルのタコスを食べてもらうことにします。
アメリカンなタコスといえば、クリスピーな生地でタコミートを挟んだ、ジャンキーながらも日本人の口にも合う、スナック的で美味しい食べ物。
一方、メキシカンタコスは柔らかいトルティーヤで、チキンやビーフなどのステーキとパクチー、酸味のあるソースなどを挟んだもの。ここにチリソースをかけたりします。
慣れれば美味しいのですが、パクチーやチリなど、好き嫌いの別れるものを挟みますし、何よりスナック的な食べ物ではありません。
これを食べてもらえば、パクチーもチリも嫌いな妻は、本場メキシコのタコスを食べたいとは言わなくなるはず!
実際、食後は「タコスが美味しい」から「アメリカのタコスが美味しい」へと枕詞が付きました。
これでめでたく、メキシコ旅行は回避できたわけです。
めちゃめちゃ長くなりましたが、これでワールドショーケース全国制覇!
わずか半日で世界一周できてしまう、楽しいエリアです。
広大なパークで、疲れてしまいがち。しかもちょっと地味なエリアではあるのですが、せっかくならパスポートや食べ歩きといった楽しみを持って、全力で楽しみ尽くしたいところ。
スタンプラリー的なイベントは随時開催されていますから、そういったイベントがあったら飛びついてみては?
14. 次に読むのにオススメの記事
今回のエプコット訪問時、パークでは「フラワーアンドガーデンフェスティバル」という、花と緑をテーマにしたイベントが開催されていました。
ワールドショーケースにも、可愛らしいキャラクターの植栽が多数登場!
その模様は以下の記事でご紹介しています。
この日は丸一日かけてエプコットを楽しみ尽くしました。
その他のアトラクションの個別記事へのリンクや、どのくらいの時間にどこに行けばエプコットを楽しみ尽くせるのかなど、お役立ち情報を以下のページにまとめています!
WDW旅行の予算や必要日数、予約方法をはじめとして、当ブログのWDW関連の記事は、すべて以下のページにまとめています。
あわせてご覧ください!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません