効率よりもリアリティ重視! 【ホグワーツ特急】at ユニバーサル・オーランド・リゾートがスゴい!
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、フロリダ州オーランドにあるユニバーサル・オーランド・リゾート(以下UOR)内の2パーク、ユニバーサル・スタジオ・フロリダ(以下USF)とアイランズ・オブ・アドベンチャー(以下IOA)のそれぞれにある「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアの「ホグズミード村」と「ダイアゴン横丁」を結ぶ列車タイプのアトラクション「ホグワーツ特急(Hogwarts Express)」をご紹介していきます。
なんと2つのパークの間を列車で結んでしまったこのアトラクション。
列車内から見える景色では、ハリー・ポッターの様々なキャラクターが登場したり、列車の廊下をハリーたちが通過していったり。
単なる移動手段ではなく、映画のワンシーンをそのまま体験できるような、超ハイクオリティのアトラクションです。
この記事では、アトラクションの混雑状況や効率的な攻略法、アトラクションの内容などをご紹介していきますよ!
- 英語必要度 ★★★☆☆ 一部廊下での会話を理解するのに英語が必要
- 予習必要度 ★★★★☆ ハリー・ポッターシリーズを全く知らないと、何がスゴいのかサッパリかも
- オススメ度 ★★★★★ アトラクションとして質が高いだけでなく移動手段としても普通に便利
ディズニーにあるようなただの列車かと思いきや、まんま作品中に出てくるホグワーツ特急を再現した外観、内装になっている上に、映像や音声を駆使してまさに作品中に入り込んだような気分にさせてくれる、すんごいアトラクション。移動にも便利なので、ぜひ往復で利用を!
1. ホグワーツ特急の基本情報
まずは、ホグワーツ特急の概要や混雑状況、混雑を避けるオススメ攻略法などをご紹介していきます。
アトラクションの内容についてはもう少し下で!
1.1 ホグワーツ特急の概要
日本にもある「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアの「ホグズミード村」と「ホグワーツ城」。
これがアイランズ・オブ・アドベンチャーに、世界に先駆けてオープンしたのは2011年のことでした(日本ではUORでのオープン後に導入するかどうかの検討が始まった、という状況でした)。
この大成功を受けて、お隣にあるユニバーサル・スタジオ・フロリダにも「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアとして「ダイアゴン横丁」が2014年にオープンします。
ロンドンとホグズミード村の両方が作られたとなれば、やはりその間はホグワーツ特急で結ばれなければなりません。
ユニバーサルはなんと、バックヤードの隙間を縫うように高架を建設して、2つのパークを列車で結んでしまったのです!
もちろん、バックヤードを通りますから外を見せる訳にはいきません。
そこで列車内には、ロンドンとホグズミード村の間の景色や、様々なキャラクターが登場する映像が流れています。
さらに、列車自体も超リアルな作り。小説や映画に出てくるまさにそのもの、個室制の列車になっています。
ハリーや車内販売のおばさんらが個室の外の通路を通りがかり、その影や声が聞こえてくるという演出もまた心憎い。
本当にホンモノのホグワーツ特急に乗っているかのような気分になってきますよ。
ちなみに、列車自体はケーブルカーのシステムを採用していて、ロープで引っ張られて動いています。
最高時速12 km/hという非常にゆっくりとした速度で進み、単線ですが途中ですれ違いもあります(見えませんが)。
わずか676 mという距離を、4分間かけて進むユニバーサルにしてはゆったりとしたライドになっています。
USFとIOAの2つのパークを結んでいますので、乗車するのにも1日で2パークに入れるチケットが必要です。
乗車前に指紋とチケットのチェックがありますので要注意!
1.2 ホグワーツ特急の混雑状況とオススメ攻略法
ホグワーツ特急は2つのパークを結ぶ関係で、1日で2パークを回れるチケットが必須。ということは、これに乗る以上は1日で2パークを制覇してしまいたいところです。
ところが、「金で時間を買うチケット」ことエクスプレス・パスは、ハリー・ポッターエリアの各メインアトラクション(フォービドゥン・ジャーニーとエスケープ・フロム・グリンゴッツ)およびホグワーツ特急では利用不可。
大人気アトラクションに通常通り並ばなければならないのです。
というわけで、混雑しがちなウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターの2エリアは、朝のうちに回ってしまうのが吉。
ハリーポッターエリアを全制覇した上で、比較的短時間で済むアトラクションが多いIOAを午前中に回ってしまいたいので、まずはUSFに入場しましょう。
一番奥のエスケープ・フロム・グリンゴッツに乗車したら、急いでホグワーツ特急に乗車です!
ホグズミード村についたら、一目散にフォービドゥン・ジャーニーを目指します。
これが終わったらIOAを一周まわって、再びホグワーツ特急でUSFに戻ればOK。
混雑日に往復で乗車したい場合は、IOAから入ってフォービドゥン・ジャーニーに乗車し、ホグワーツ特急でダイアゴン横丁へ。
エスケープ・フロム・グリンゴッツに乗車したあとホグワーツ特急でIOAに戻り、パークを一周してから徒歩でUSFに向かうほうが良いかもしれません。
ホグワーツ特急自体は、ハリー・ポッターエリアの他の2つのメインアトラクションと比べれば、2パークのチケットが必要なこともあって待ち時間は少な目です。
ただし、最大168人乗りの列車がおよそ6~10分間隔での運行と、効率はやや悪いです。
行列が伸びてくると待ち時間もそれなりになってきちゃいますので、帰りの列車が混雑していたら、歩いてUSFに向かってしまうのもアリだと思いますよ。
今回、2017年5月のパークが9時間しかオープンしない閑散日の昼過ぎで、10分~15分程度の待ち時間が発生していました。
2. ホグワーツ特急の乗車レポート
それではいよいよ、ホグワーツ特急の乗車レポートをお届けしていきます!
2.1 キングス・クロス駅
ホグズミード駅は作中でもあまり描写がないからか、それほど見どころは多くないのですが、キングス・クロス駅はクオリティが凄まじいです。
改札を通過すると、目の前に現れるのは電光掲示板。
おそらくキングス・クロス駅の本当の時刻表に沿って表示されているものと思われます。
作中にも登場する広告などを見ながらしばらく進むと、本当にモノを売っている売店が見えてきます。
キューラインの途中に売店があるアトラクションは、はじめて見たように思います。ここまで作り込んでしまうのがスゴい!
さらに進んでいくと、我々が進むべき9番線と10番線の間が見えてきます。
このままだと閉ざされていて先へ進むことはできませんが、壁に向かって突撃すると…
ここを抜ければ9と3/4線にたどり着きます。
プラットホームにたどり着くと、そこにはホグワーツ特急が!!
大量の煙を吹き上げて、今にも動き出さんばかりです。
車体はカーボンFRPとアルミ製らしいのですが、しっかりとしたエイジング処理もされていて本当にリアルな質感です。
ホームにかかるドーム状の屋根も、映画やキングス・クロス駅に忠実です。
周辺のホーム番号表示も、しっかり9と3/4になっていますよ。
もうこれだけで、大興奮間違い無し!
朝早くであまりお客さんもいなかったので、係員さんに写真を撮ってもらったりしつつ、はしゃいで次の列車を待ちました。
2.2 車内の様子
列車のドアは、1両に3つついています。
これに対して、中にある個室は1両あたり7部屋。
1部屋に最大8人が乗り込みますので、乗り降りだけでかなりの時間がかかります。
各個室に直接ドアを付けてしまえばもっと効率は上がったはずなのですが、あえてのリアリティや没入感重視でポイント高し!
ちなみに、ケーブルカー方式ですので行きと帰りの車両はケーブルでつながっています。
キングス・クロス駅とホグズミード駅の両方で乗降が完了しないと出発できないシステムですので、乗り込んでから出発までに、さらに時間がかかったりします。
列車の中は、まさに映画そのものの世界!
運行中は個室の扉が閉じられて、外に出ることはできないようになっています。緊急時の脱出方法だけ説明を受けて、おとなしく出発を待ちます。
欧米の方が8人乗ると、ギュウギュウの車内ですのでちょっと息苦しそうですが、日本人だと体格的にちょっと余裕があります。
出発すると、非常に穏やかな加速感を感じつつ、滑らかに走り出していきます。
窓の外にはロンドンやホグズミード村の風景が映し出されます。
反対側を見ると、車内販売のおばちゃんが通りがかったり、ハリーたちが相談をしていたりといったシーンが影で見られます。
これがまた映像じゃない分、やたらとリアル。本当にそこにいるかのような感覚になります。
映像も影も、行きと帰りで内容が違いますので、ぜひ往復で体験を!
2.3 ホグズミード駅
こちらはそれほど特筆すべき点はありません。
一部作中に出てくるアイテムの展示がある程度。
駅舎も小さめで、こんなものかという程度の印象でした。
こちら側は、やはりホグズミード村の街並みやホグワーツ城が見どころですね。
移動手段としてもとっても便利なのに、アトラクションとしてもハイクオリティで高い没入感を誇っています。
おそらく日本には導入できないであろうアトラクションですし、ハリーポッターエリアでの滞在をより楽しいものへと演出してくれますので、UORを訪れたら乗車必須です!
日によっては混雑してしまうこともありますが、上手くタイミングを見計らって乗車を。
予習をするなら、やはり小説版と映画版両方がオススメ。時間がない方は映画版だけでもぜひ。
3. 次に読むのにオススメの記事
この日、このあとは「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」へと急ぎました。
日本にもあるアトラクションですが、やはり魔法をかけられたかのような凄まじい体験ができます。
「世界最高ライド」と呼ばれるこのアトラクションの何が一体スゴいのか、以下の記事で解説しています。
この日は、わずか9時間しかオープンしていない中でUSFとIOAの両パークをまわりました。
様々なアトラクションの個別記事と、どんな時間にどのくらい回れば良いのかという指標を、以下の記事にまとめています。
今回のオーランド旅行に関するすべての記事は、以下のページにまとめています。
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