航空券の予約方法 ― ウォルト・ディズニー・ワールド旅行を個人手配
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
このシリーズではフロリダ、オーランド近郊(レイクブエナビスタ)にあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)への旅行を個人手配する方法についてご紹介しています!
前回は、ホテルの予約を個人で行う方法について解説しました。
今回は、航空券の予約を個人で行う方法についてご紹介していきますよ。簡単な予約方法をわかりやすく解説していきますし、最安値で予約するためのコツもご紹介しちゃいます!
ウォルト・ディズニー・ワールドって一体何だ、とか、旅行記を読みたい、といった方は以下の目次から目的のページをお探しくださいませ。
まずは、幾つか確認しておこう!
航空券の手配に入る前に、まずは何点か確認をしておきましょう。
- パスポートを事前に入手しておきましょう
- 日程を決めておきましょう
- ホテルの予約をしておきましょう(WDW直営ホテルに泊まる場合)
- 航空会社の希望がある場合は、希望を明確にしておきましょう
- 座席のクラスを決めておきましょう
パスポートの入手
パスポートは出発のときに持っていれば良いんじゃないの? という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は航空券の予約までに入手しておいたほうが良いんです。
何故かといいますと、2001年9月11日の同時多発テロ事件以降、アメリカのテロ対策が厳格化していまして、航空券の予約にまでその影響が及んでいるのです。
正確には、アメリカに向かう飛行機を運航する航空会社は、乗客の名簿を事前に提出しなければならないのです。このため、アメリカ行の飛行機にのるためには、事前にパスポート番号を航空会社に伝えなくてはなりません。
この航空券を、旅行会社などから購入しようとする場合を考えてみましょう。旅行会社としては航空券を売ったのに乗客が乗れない、なんてトラブルは避けたいわけですから、購入者がパスポート番号を持っているかどうか、事前に確認をしてくる場合があります。
つまり、旅行会社から格安航空券を購入する場合には、予めパスポートを入手しておかないと、そもそも予約ができない場合があるのです。
最初から、航空会社から直接購入するつもりであれば、大抵の場合は出発の24時間前までにパスポート番号を登録すればOKなのですが、あとあと手続きが面倒ですし、忘れてしまいかねませんので、やはり予約時にパスポートを入手しておいて、航空券と一緒にパスポート番号を入力してしまうのがオススメです。
パスポートの入手方法については、以下のページを御覧ください。
日程を決めておく
これは言わずもがなかと思います。いつ出発していつ返ってくるのか、予め日程を決めておかないと、航空券を購入できませんよね。
ちなみに、航空会社によっては「オープン券」というものを発売している場合があります。これは、日程を指定せずに、路線だけを指定して航空券を買った場合に発行されるもの。
ただ、座席の指定は結局後々必要になってきますし、座席を指定しようと思っても席が空いてなければその飛行機にのることはできません。さらに、通常の航空券と比べて割高ですので利用する機会は無いでしょう。
ということで、航空券の購入を始める前に、まずは日程を決めておきましょう!
WDW旅行の日程の決め方については、以下の記事を参考にしてみてください。
ホテルの予約
WDW旅行の場合は、航空券の手配よりもホテルの予約を先に押さえておく、ということをオススメしています。
これは、WDWの公式ホテルは公式サイトからの予約であればキャンセル料金がかからないこと、WDWへの航空券は必ず乗り継ぎを挟まなければならないこともあって、比較的予約が取りやすいこと、などが理由です。
ホテルの選び方、予約の方法などについては以下のページをご覧くださいね。
航空会社の希望
これ、実はかなり重要なポイントです。旅行の快適性を大きく左右してきます。
WDWに行く場合、よっぽど予算を切り詰めて遠回りの飛行機を使う、ということでなければ、日本の航空会社かアメリカの航空会社を使うことになります。
日本の航空会社は機内食も非常に美味しいですし、客室乗務員さんもおもてなしの心で細かい気配りを忘れず、できるだけ快適に過ごせるように接してくれます。
一方で、アメリカの航空会社は最低限提供すべきものを提供するだけ。体格の良い乗務員さんが多いので、普通に椅子にぶつかっていったりしますし、以前僕が首を傾けたまま軽食の時間に眠っていたら、肩と頭の間に軽食のパンを挟んで去っていったり、いろいろと適当です。
乗って快適なのは日本の航空会社、笑い話にはなるけど最低限のサービスなのがアメリカの航空会社。
ただ、値段は一般に日本の航空会社のほうが高いですので、そこはトレードオフです。日本の航空会社を希望するか、安い方で良いか、選択しておきましょう。
また、マイルを貯めている方は、貯めているマイレージカードのアライアンスを利用することも重要です。ANAのマイルを貯めているならANAかユナイテッド。JALのマイルを貯めているならJALかアメリカンになります。
まだ貯めていない方も、WDWへの旅行であれば1万マイルほどもらえますので、マイレージカードを作ることを強くオススメします。
その場合、ANAかJALかで行ったら、個人的にはJALの方がシートの幅が少し広いのでオススメです。
ちなみに、マイレージカードはクレジットカード機能を付加しておくと、マイルが多く溜まりますのでクレジットカード機能付きがオススメ。JALのクレジット機能付きカードの詳細については以下の公式ページをご覧ください。
ちなみに、最近流行りのLCC, 格安航空会社はWDW旅行の場合は避けておいたほうが良いと思います。
と言いますのも、WDW旅行の場合はアメリカ国内で必ず乗り継ぎをします。LCCは遅れや欠航が頻繁にあり、それに対する保証もしっかりしていないので、乗り継ぎが上手く行かずに現地に到着できない、あるいは帰国できないばかりか、大幅な追加出費を迫られる可能性があります。
やはり、WDWに行くからにはこうした不安なく、さらに出来る限り長い時間をディズニーの世界で過ごしたいはずですので、少々のお金を払っても大手の航空会社にしておきましょう。
座席のクラス
こちらは言わずもがな、ご存じの方も多いかと思います。
エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラス、というやつですね。
エコノミークラスでWDWまで行く場合、最安で1人往復10万前後。
アメリカまでの飛行機をビジネスクラスにする場合、どんなに安くても片道20万~といったところでしょうか。
ファーストクラスになると、片道100万台に乗りかねません。
ということで、普通の方はまずエコノミークラスではないかと思います。
ちなみに、最近は日本の航空会社ですとほぼ確実に「プレミアムエコノミー」というシートがあります。こちらは、エコノミーよりやや広い座席でサービスはエコノミーに毛の生えた程度、というもの。
快適に過ごすために何よりも重要なのは座席の大きさですから、そこだけは少しでもよくしたい、という場合にはこうした選択肢もあります。片道あたりエコノミー+3~5万円程度です。
航空券の種類
格安航空券と正規の航空券
格安航空券というのは、もともとは旅行会社がツアーやパック旅行を組むために、航空会社が割り当てていた座席を、旅行会社がパックではなく単品として販売する形のものです。かつてはツアーやパックの売れ残りをバラして、ホテルと航空券を別々に販売したりしていてセール価格になっていたということと、航空会社が直接販売する航空券が高額だったため、格安航空券と呼ばれています。
ただ、ネットが普及するにつれて、最近では消費者が直接航空会社から航空券を購入する、という機会も増えてきています。このような状況を反映してか、航空会社が直接販売する航空券も安くなってきていて、格安航空券と大差ない、場合によっては格安航空券よりも安い場合があります。
ですので、格安航空券と正規の航空券を比較して、最安のものを探していくことが重要になります。
以下では、その手順を詳しくご紹介していきます!
格安航空券の検索
先ほども書きましたが、格安航空券は旅行会社が取り扱う航空券です。
世の中には非常に多くの旅行会社がありますよね。ですので、一つ一つの旅行会社で航空券の金額を調べていくのは大変です。
世の中には航空券価格の比較サイトというものがありますので、これを利用しましょう。
どこも検索結果はそれほど変わらないはずですが、2サイトほど同じ条件で検索して比較してみると良いですよ。以下に2サイト、リンクをご紹介しています。この2サイトを比較すれば、大体の相場がわかってくるかと思います。
検索するときに注意すべき点は、まずは日程です。
出発日は良いとして、帰りの飛行機の日程は、「現地出発日」になっているのか、「日本到着日」になっているのかよくご確認ください。
WDWに行く場合、日本到着日は現地出発日の翌日になります。飛行機に乗っている間に日付が変わっちゃうんです。ですので、ここの日程がずれますのでよくご確認の上検索してください。
行き先は、「オーランド」です。MCOと入力しても認識してくれる場合もあります。
一度検索したあと、日本の航空会社を希望される場合は、検索条件の絞込で日本の航空会社のみを選択してみてください。
ここで注意すべきなのは、日本の航空会社を選択した上で、「運航会社」もよく見なければならない点。日本の航空会社は、通常アメリカの航空会社と「コードシェア」というかたちで航空機を運行しています。
アメリカの航空会社と日本の航空会社が共同で運行して、どちらのお客さんも乗せる、という形なんですね。ですので、日本の航空会社のチケットを買ったつもりでも、運航するのはアメリカの航空会社、ということもよくあります。必ず、運航会社が日本の航空会社になっているか確認をしてください。
また、最安値を検索されている方は、乗り継ぎ時間等に注意です。
オーランドに行くためには、アメリカ国内で一度乗り継ぎをすることになっているかと思いますが(カナダの場合もあり)、どこかの空港で4時間以上と極端に待ち時間が長かったり、1時間以内で乗り継がなければならなかったりと、乗り継ぎの悪い便になっていませんか。
安い航空券は、乗り継ぎの便が悪いということがよくあります。できればアメリカ国内1回だけの乗り継ぎで行きたいところですので、この点にも注意しましょう。
他にこだわりポイントとして、オーランド到着時間を気にされる方もいらっしゃるかもしれません。
乗り継ぎ空港によって午後の早い時間にオーランドに到着することも可能です。
ただ、飛行機の時間は日々変更が入りますし、サマータイムでややこしくなったりしますので、ここで具体的な便をご紹介することは避けます。
Expedia等で検索の上、確認してみてください。到着時刻を見ておけばOKですよ。
航空会社手配との比較
状況次第で、航空会社から直接手配したほうが格安航空券よりも安い場合が考えられます。
価格比較サイトで出てきた最安値のものを、その航空会社のホームページで同じように調べてみましょう。
ちなみに、日本の航空会社から買うかアメリカの航空会社から買うかで値段が違ったりしますので、両方で調べてみると良いですよ。
JALとAmerican Airlines, ANAとUnited Airlinesを比較しておくと良いです。Deltaに関しては、残念ながら日本に対応する航空会社がありませんので、Deltaの公式サイトだけ確認しておきましょう。
いずれも日本語対応サイトがありますよ。
格安航空券と航空会社手配が同じ金額だった場合
このような場合には、基本的には航空会社手配を使うのがおすすめです。
格安航空券の場合、マイルがつかないものもありますし、たとえ同じマイルが付く航空券種だったとしても、航空会社で手配した場合はクレジットカード支払い分のマイルが多めに溜まります。
ですので、航空会社手配が圧倒的にオススメ。
ただし、微々たる差ですので、少しでも格安航空券が安いのであれば格安航空券にしてしまいましょう。
燃油サーチャージについて
どちらの方法で航空券を予約しても、最初に表示される金額には、燃油サーチャージが含まれていません。
航空券を予約する時期によっては、0円~5万円ほどの燃油サーチャージが加算されますのでご注意ください。
ちなみに、燃油サーチャージというのは、航空機の燃料代が高くなってしまったときに支払わなければならないものです。
通常の航空券は、運航に必要なコストとして人件費や航空機代、燃料代などを含んでいるのですが、燃料に使う灯油の値段は時々刻々と変化しています。
このため、航空券には燃料が安いときの値段だけを含んでおいて、それより燃料が高くなってしまったときは別に払ってね、ということにしているんです。
燃油サーチャージは予約したときの金額が適用されます。予約したタイミングで原油が安ければ、飛行機に乗ったときに燃料代が高かったとしても追加で請求されることはありません。
原油価格が下落しているときなんかは、何ヶ月か待つと燃油サーチャージ代が安くなったりします。もちろん、逆にたかくなってしまうこともありますよ。
ただ、こればっかりは旅行に行くと決めた日程のタイミング次第、という部分もありますので、高くても諦めざるをえない場合がほとんどです。
以上、WDWへの航空券をできるだけ安く手配する方法をご紹介してきました。
航空会社と格安航空券とを比較する手間はありますが、インターネットショッピングのような感覚で、比較的簡単に購入できることがご理解いただけたかと思います。
ホテルを自己手配される方は、航空券も是非手配してみてください!
これでひとまず、個人手配の方法についてはご紹介が終わりました。
次に読むのにオススメの記事
WDWのあるオーランドへは、長~い飛行機の旅になります。ここで疲れてしまっては、せっかくのWDW旅行が台無しになってしまいますから、飛行機の中でできるだけリラックスできるような準備をしていきましょう!
以下のページで、飛行機の中でリラックスする方法やおすすめグッズをご紹介していますので、ご参考になさってください。
航空券の手配が終わったら、ESTAの申請をしていきましょう。英語がわからない方、はじめての方でもわかりやすいように、申請方法は以下の記事で画像をたっぷり使いながらご説明していますよ。
その他のWDWに関する記事、準備方法などは以下のまとめページからご覧ください。
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