台北駅周辺の広大な地下街をすべて探索&食べ歩き! ― 台湾旅行記第15回
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
台北駅付近には、名古屋や札幌を髣髴とさせるような広大な地下街が広がっています。
そこには台湾料理の食堂やファッション、雑貨、ゲームやサブカルグッズのショップなどなど、様々なお店が軒を連ねています。
今回は、そんな台北地下街の前通路を歩きつつ軽食を食べてみましたので、その様子をレポートしていきます!
西門から台北地下街へ
さてさて、前回は西門近傍で食べ歩きをしていました。
西門駅に戻ってきて台北地下街へ向かおうと思って、旅行ガイドブック「地球の歩き方 台湾」を見てみると、なんと台北の地下街が西門までつながっていると書いてあるではないですか。
電車に乗っても一駅の区間ですので、せっかくなら地下街を歩いていこうということで、台北駅方面に向かって歩きはじめます。
まさかのトラップが…
特に台北駅方面という案内板はありませんが、多分こっちの方向でしょう。
しばらくテクテク歩いていくと…
地下通路は行き止まり…。
台北駅と西門は地下街でつながってないじゃん! 「地球の歩き方」の嘘つき!!
と思って後々、地下街の案内板を見てみたところ、
西門駅はこの案内板で、下の右側のもっと先。切れちゃってます。
ということで、やっぱりつながっていませんでした。
まったくもう…。
「北門」付近までは地下街がありますので、表記ミスなのか、はたまた実際にはチェックをしないで机の前で適当に書いたのか…。
いずれにせよ、こうして実害を被ってしまうミスはお粗末と言わざるを得ません。
このブログでも何度か書いていますが、地球の歩き方の台湾編はあまりにもミスが多いのでオススメできません。
「地球の歩き方」は細かな情報をたくさん載せてあるタイプ、「まっぷる」や「るるぶ」は楽しい雰囲気を見て気分を盛り上げるためのガイドブックですので、ちょっと使い方が違います。
どうしても網羅的な情報が欲しい場合は地球の歩き方を買わなければなりませんが、書いてある情報は必ず事前にネットで確認をしてから行動したほうが良いと思います。もうその時点でガイドブック失格なのですが…。
そのためにも、どこでもネットに繋がるポケットwi-fiは必須。台湾用のものを日本でレンタルしていきましょう。
るるぶやまっぷるは、持ち歩きやすいポケットサイズの小さなものが販売されています。
地球の歩き方はもともと小さいですし、kindle版もありますよ。
そんなこんなで、一度地上に出ざるを得ませんでした。
西門~北門にかけての地域はまるで古き良き秋葉原のよう!
西門から、まずは台北駅の北側にある「北門」を目指します。
このあたりは、「カメラ通り」や「オーディオ通り」などと呼ばれる通りがいくつかあって、まるで古き良き秋葉原のような雰囲気を醸し出しています。
カメラ店、オーディオ店はいずれもそれぞれメーカーごとのお店があって、カメラであればCanon, Nikon, SONY, PENTAXなどをそれぞれ扱うお店が沢山立ち並んでいます。
さらに、その近くには日本発のアニメショップ「アニメイト」も。
この日は女性に人気のアニメ「ユーリ!!! on ICE」のイベントをやっていたのか、店頭はたくさんの女性でごった返していました。
北門付近で魯肉飯
こんな秋葉原のような地域を通り過ぎると、「北門」が見えてきました。
こちらは、かつて存在した城壁にあった門の1つ。
日本が台湾に進駐した際に、必要がなくなってそのほとんどが壊されてしまった城壁ですが、この北門だけは現存しているんです。
この北門からちょっと台北駅方面にすすんだところに、魯肉飯を提供しているお店がありました。
小腹が空いたわけではないのですが、台湾で一度は食べてみたかった料理なので、食べてみることにします。
見るからに地元の食堂といった雰囲気で、日本語も英語も通じそうにありませんので、紙に魯肉飯×1と書いて渡してみたところ、見事に通じました!
1杯25元(約100円)と激安。あまりにも客単価が安いので、ついでにスープもどうかと聞かれましたが、この後もたくさん食べなければなりませんので、ここは丁重に辞退。といっても言葉が通じませんので、”No, thanks"と身振りで何とか断りました。
思っていたよりもお肉は少なめで、上に細切れがちょろっと乗っている程度。
その代わり、肉の旨味が詰まった甘辛いタレがたっぷりご飯にかかっていて、とっても美味しい!
牛丼のタレよりさらにしっかり旨味が出ていて、塩気は少し弱めな感じ。ちょっと固めなご飯との相性が良くて、サラサラと食べてしまいました。
このお値段でこれだけのものが食べられるのは幸せですね~。
まさに台湾のソウルフード。おやつ代わりに食べられる程度ですので、ちょっと小腹が空いたときにオススメです。
場所はこのあたり(モバイルでは地図が表示されないことがあります。その場合はこちらから)。
台北駅付近の地下街をすべて探索!
魯肉飯のお店の近くに、站前地下街の入り口がありましたので入っていきます。
台北駅付近には、大きく分けて4つの地下街があります。
- 台北地下街(約700 m)
- 站前地下街(約500 m)
- 誠品站前店(約250 m)
- 中山地下街(約500 m)
です。しかも、中山地下街以外はすべて通路が2つずつありますので、すべて回っていると総延長3.4 km!!
朝から
- 士林駅-故宮博物院を歩いて往復しつつ(約6 km)
- 故宮博物院の中を2時間ほど歩き回り
- 象山に登って
- 台北101まで歩き
- 中正記念堂付近の長い広場を歩き(約1 km)
- 西門付近をウロウロ
していましたので、すでに足はパンパン!
ですが、頑張っていきましょう。すでに疲れ切っていましたので、写真は以下の1枚。
ザックリとした雰囲気は伝わりますでしょうか。
屋台のようなお店から、しっかりと店舗を構えたものまで様々なお店があります。
台北の地下街の構造
基本的な造りとしては、どの地下街であっても駅から遠い方から
- 食堂系の飲食店
- 軽食、スイーツ店、喫茶店
- 食料品店
- ゲーム、サブカルグッズ
- 衣料品、雑貨店
が並んでいるという感じです。
お土産や驚くほど安い衣料品を購入するなら、台北駅付近だけを歩いておけば十分。
逆に食事が取りたいなら、ちょっと遠くまで行かなければならないといった配置。地下街に厨房むき出しの食堂があるだけでもビックリなんですけどね。
衣料品は激安でした。
疲れて意識が朦朧としていたのと、レディースばっかりだったので流し見してしまったんですが、パンプスが1,000円を大きく切る価格、衣類もワンピースが100元(約400円)~というビックリするほどの低価格。
サブカルグッズのお店では、秋葉原で以前流行ったようなスペースをお客さんに貸し出して、そこでフィギュアやプライズなどを販売する業態が結構多くありました。
そのほとんどが日本のアニメ、ゲーム関連グッズ。日本のコンテンツの力は凄いですね。
誠品站前店だけはちょっと趣が異なっていて、こちらは高級な雑貨店などが立ち並ぶ地下街。
オシャレな感じのものを購入するなら誠品站前地下街が良いと思います。
台北駅は吹き抜けがデッカイ!
途中、地上に上がって台北駅を見物してみました。
びっくりするほど大きな吹き抜け。電車はすべて地下を通っているので、現在では地上は商業施設になっています。
1階は土産物を売るお店とカフェやファストフード。
2階はフードコート×6(?)と多数のレストラン。地球の歩き方には2階はフードコートと書いてありましたが、これもまた日本でデスクに座ったままネットの情報だけで書いたんじゃないかというようないい加減さ。
上の写真の吹き抜けに面している席は、すべて個別店舗を持つレストランの座席です。フードコートならここに座って、ちょっと水餃子でも…と思ったのですが、また騙された。
台北駅前には、機関車も展示されていましたよ。
ちょっと小さめですね。塗装が新しいのもあって、どういう経緯で置かれているものなのか謎。
中山地下街で水餃子!
この後は士林夜市へと向かう予定ですので、そちらの方向に地下鉄で2駅行ったところまでつながっている中山地下街を歩いていきます。
疲れて意識が朦朧としてきたまま歩き続けて、いよいよ膝が痛くなってきてしまいましたので、士林夜市に挑む前に英気を養っておこうと水餃子店に入ってみました。
地下街に水餃子の専門店がありましたので、入ってみます。花蓮扁食という、花蓮に本店のあるチェーン店のようですね。
鮮肉(いわゆる肉の水餃子)のものを紙に書いて渡して注文。
数分待って提供です。
中華の水餃子というと皮が極厚でモッチモチな印象があるのですが、こちらはツルッとした薄めのタイプ。
中のお肉もプリップリで、日本人好みの味です。とっても美味しい!
スープはかなりあっさり目。鶏ベースでしょうかね。疲れた体に染み渡ります。
美味しく完食完飲しつつも、すでに大分お腹が膨れてきました。
果たして士林夜市でどうなってしまうのか。そのあたりのお話はまた次回に。
台北の地下街はめっちゃ広いので、事前にしっかり情報収集を。そして地球の歩き方を信じてはいけない
台北の地下街は、普通の人が全部歩くとそれだけで一日分の体力を使い果たしてしまいそうな広大さ。
ですが、キッチリと区画ごとにお店のジャンルが分かれています。見たいお店を絞って、そのお店があるエリアだけを見るのがオススメです。
ということで、事前に情報収集はしっかりとしましょう。
また、地球の歩き方はこのあたりの情報が嘘だらけです。あまり信用なさらず、ネットで事前に情報を確認してから行ったほうが安全ですよ。
公共の無線LANは本当に駅の近くに行かないと通じないことが多いので、もしもの場合のためにwi-fiルーターをレンタルしていくことを強くオススメします。
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台湾旅行に関する次の記事は、士林夜市での食べ歩きについてです。
以下のページで詳しくご紹介していますよ。
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