ユニバーサル・オーランド・リゾートの2パークを、たったの9時間で楽しみ尽くす!
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、2017年のオーランド旅行で、フロリダ州オーランドのユニバーサル・オーランド・リゾート(以下UOR)にある2大パーク「ユニバーサル・スタジオ・フロリダ」(以下USF)と「アイランズ・オブ・アドベンチャー」(以下IOA)を9時間で回った日につきまして、各記事をまとめつつ、どのようなペースで回れば回りきることができるのか、ご紹介していきます。
0. チケットの手配
チケットは旅行会社を通じて手配するか、個人旅行であれば別途公式サイトから手配をする必要があります。
「カネで時間を買うチケット」ことエクスプレス・パスは公式サイトからの購入がオススメですが、通常のパークチケットであれば、オプショナルツアー専門の旅行会社から購入することで、割引がききます。
私が調査した範囲で最も安かったのは、KKday というサイト。こちらは台湾のオプショナルツアー会社ですが、日本の大手HISなどからも出資を受けている、信頼と実績のあるスタートアップ企業です。注文から1日以内にチケットが届きますので、天候を見て購入する、なんて使い方もできますよ。
1. ホテルからUORへ
この日のUOR各パークのオープンは9時。
今回はウォルト・ディズニー・ワールドのポート・オーリンズ・リゾート・フレンチ・クオーターというホテルに宿泊しています。
ここからタクシーでユニバーサルへと向かいますので、出発は朝8時頃。
この日は貸切イベントがある関係で、夕方18時に閉園。というわけで急がなければいけないのです!
ホテルのフロント前に出てから、Uberというタクシーアプリで車を呼び出します。
Uberというのは、登録した一般ドライバーに運転してもらう、いわゆる「白タク」的な業態なのですが、路上で捕まえる白タクとは違ってしっかり管理されていますので安心感があります。
特に、行き先や現在地、ルートなどはGPSで常時管理されていますから違法行為や遠回りなどを働くことはできません。
さらに、利用者からの評価がドライバーの収入を左右しますので、ドライバーさんがとっても丁寧な対応をしてくださるのです。
しかも超低価格。WDWからUORまで、通常のタクシーだと30~50ドル程度かかるところですが、2017年5月にUberを利用した際は15ドル以下。チップも不要ですから、ムチャクチャおトクなんです!
というわけで、旅行に出かける前にUberのアプリをダウンロードしておくのがオススメ。日本語のアプリでそのまま使えますよ。
UORでは、ユニバーサル・シティウォークの外にあるドロップオフ場で車を降りることになります。
ここからまずは保安検査を通過。この保安検査、全員のX線荷物チェック+金属探知機通過がありますので、かなり時間がかかります。行列は短いものの空港なみのチェックを覚悟しておいたほうが良いかも。
その後、ユニバーサル・シティウォークを駆け抜けてユニバーサル・スタジオ・フロリダへ。
チケットは予めオンラインで購入していましたので、その発券作業だけを行います。
こちらもトラブる可能性がありますので、5~10分ほどは見ておいたほうが良いかと。
というわけで、ユニバーサルへの到着は、パークに入場したい時間の30分前くらいに設定しておいたほうが無難です。
我々はちょっと甘く見ていたせいもあって出遅れて、9時10分頃の入場となりました。
2. UORとは
ユニバーサル・スタジオはハリウッドに1964年にオープンして以来、あくまで映画スタジオを巡るツアーを中核としたパークということもあって、多パーク展開をしていませんでした。
その方針に変化が現れたのが1990年。オーランドに、ユニバーサル・スタジオ・フロリダを2つ目のパークとしてオープンします。
完全にテーマパークとしてオープンするために、映画スタジオをトラムで巡るツアーは分割していくつかのアトラクションに分ける形で設置。これによってユニバーサル・パークとしての原型が出来上がります。
ちなみに、すでにオープンしていたディズニー・ハリウッド・スタジオ(かつてのMGM-スタジオ)とは真っ向からかち合う形に。それでもむしろ相乗効果もあって、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド以上の成功を収めます(2016年時点でUSHは世界15位、USFは世界9位)。
これを受けて、ユニバーサルはこのエリアのリゾート化を始めます。
1999年には2つ目のパークとしてIOAがオープン。シティウォークやリゾートホテルも次々にオープンしてテーマパークリゾートとして確固たる地位を確立します。
現在では直営ホテルも6つあり、全6,200室という巨大リゾートが出来上がっています。
USFは旧来からの、「映画を体験する」という形に近いアトラクションが、IOAには遊園地っぽいアトラクションが集まっていましたが、最近になってその境界は曖昧になってきています。
2011年のウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターのオープンを皮切りに、2014年に新ハリー・ポッターエリアもオープン。現在ではIOAとUSFのそれぞれに、ホグズミード村とダイアゴン横丁があり、その間をホグワーツ特急に乗って移動できるというシステムまで構築されています。
2パークを擁することからも、ユニバーサルの旗艦兼実験パークになっていて、他パークへと展開するような実験アトラクションも、まずはこのパークに作られることが多いです。
というわけで、世界の最先端を行くユニバーサルパークの中でも、最新鋭のアトラクションを楽しめるリゾート。
せっかくオーランドに行くなら体験しない手はないですよ!
3. 朝イチはUSFのハリー・ポッター・アンド・ジ・エスケープ・フロム・グリンゴッツへ
朝からUORに向かうなら、ルートはほぼ決まっています。
我々は9時間で回らなければならないという制約がありますので、「金で時間を買う」チケットことエクスプレス・パスを購入しています。
このエクスプレス・パス対象外になってしまっているのが、ハリー・ポッター・エリア(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター)にある3アトラクション。
気温の関係から言っても天気の関係から言っても、さらに混雑状況から言っても、その他のアトラクションはIOA→USFの順で回ったほうが効率が良いです。
というわけで、朝イチはまずUSFに入園し、ハリー・ポッター・アンド・ジ・エスケープ・フロム・グリンゴッツに乗ったあと、急いでホグワーツ特急に乗車。
ホグワーツ特急でIOAのホグズミード村に移動して、ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーに乗ったあと、IOAをグルっと回ってホグワーツ特急でUSFに戻る、というルートが最も効率的なのです。
入園は9時10分頃と出遅れてしまいましたが、ダッシュでグリンゴッツ銀行へ。
屋内型コースターと3D映像、がたがた揺れるシミュレーションライドを組み合わせた、最新鋭の超ハイテクアトラクションです。
2011年に完成して、日本にはまだできていない(おそらくこれからもできない)、ここにしかないアトラクション。
見事にハリー・ポッターの世界に没入できて、とっても楽しいスリル満点のアトラクションです!
詳しくは以下の記事でご紹介していますよ。
4. ホグワーツ特急に乗ってアイランズ・オブ・アドベンチャーへ
1日で2パークをまわるチケットを持っていると、その特権でホグワーツ特急を使ってアイランズ・オブ・アドベンチャーへ向かうことができます。
ロンドンのキングス・クロス駅とホグズミード駅を結ぶこの列車。
なんと内部は映画や小説のまんま、個室になっていて、座った個室の外にある廊下をハリーたちがうろついていたり、窓の外ではハグリッドらが飛び回っていたりと、映画の世界に入り込んだかのような演出が楽しめるアトラクションになっているんです。
もちろん、キングス・クロス駅では9と3/4番線から乗車。
とにかく細部にまでこだわり尽くした、凄まじいアトラクションですよ。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
キングス・クロス駅には9時40分頃到着、ホグズミード駅には9時58分頃の到着でした。
5. 世界最高ライド! ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーに乗車
こちらは日本にもできたアトラクションですが、やはり大人気。
エクスプレス・パスも使えませんので、早いうちに押さえてしまいます。
場所はもちろん、ホグワーツ城の中。
やや小ぶりですが、やはり凄まじいディテールへのこだわりを感じさせる出来栄えです。
こちらのアトラクションも、閑散日ということもあって10分待ちで乗車できました。
日本にもできていますが、やはり世界最高ライドの名を欲しいままにするアトラクション。
ハンマーのように後ろ向きに90度以上も振り上げられるスリリングなライドに、シームレスに繋がる没入感ある映像、さらにはアニマトロニクス(動く人形)まで組み合わせた、現状考え得るダークライドの最高峰!
かなり激しい動きなので、酔いやすい方は要注意ですが、そうでなければ体験必須ですよ!
「世界最高ライド」と呼ばれるアトラクションの一体どこがスゴいのか、以下の記事でご紹介しています。
アトラクション前到着が10時ちょうど、出てきたのが10時20分頃でした。
6. 幾つかスルーしつつジュラシック・パーク・リバー・アドベンチャーへ
ハリー・ポッターエリアには、他にも「ドラゴン・チャレンジ」という2つのコースターがあるのですが、こちらは以前来た時に乗ったこともありますし(デュエリング・ドラゴン時代)、通常のコースターなのでスルー。
ちなみに、ドラゴン・チャレンジはUSJのハリウッド・ドリーム・ザ・ライドやフライング・ダイナソーと同じB&M社製。
ただし、1999年製と古めのぶら下がり型コースター(専門用語で「インバーテッド・コースター」と言います)なので、それほど滑らかでもなくてかなりキツいコースターなのです。
日本では、御殿場ファミリーランド(閉園)の「ガンビット」(現在はテキサスで稼働中)、姫路セントラルパークの「ディアブロ」、志摩スペイン村の「ピレネー」、エキスポランド(閉園)の「オロチ」(現在はフランスで稼働中)などで知られた横4人乗りのぶら下がり型コースターと同じライドシステムです。
これら既存のコースターとの違いは、2つのコースがあって、それぞれのコースターがぶつかりそうになったり、競い合うようにしながらコースを駆け抜けていくこと。
残念ながら人気の低迷と老朽化もあって、2017年9月4日をもって閉鎖が決まっています。跡地には2019年にハリー・ポッターをテーマにしたコースタータイプのアトラクションができるとのこと。
お隣の「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」もやはり、既存のコースターのテーマだけを入れ替えたものです。
2000年オープン時は「フライト・オブ・ユニコーン」という名前でした。
コースレイアウト自体もVekoma社製の汎用ファミリーコースターで、世界に24台設置されているものです。
なぜこれを日本のハリー・ポッターエリアにも導入したのかは甚だ不思議ではありますが、こちらもやはり以前乗っているのでスルー。
バタービールを飲んだりしつつ
お隣のジュラシックパークエリアへと向かいます。
ここで乗ることができるアトラクションは、「ジュラシック・パーク・リバー・アドベンチャー」のみ。もう1つ、ぶら下がり型のコースター的なものがあるのですが、こちらはお子様とその保護者しか乗車できない、ということで残念ながら諦めるしかありません。
内容自体は日本にあるものとほとんど同じなので詳細記事は書かないことにします。
最初はしばらく、恐竜たちのアニマトロニクス(動く人形)を見て回るボートタイプのライド、後半は脱走した肉食獣たちに襲われつつ、26 mの高さから80 km/hの速度で落下するスプラッシュライドになります。
日本との違いは、ライドが時計回りになっている、ということ! 日本のライドは反時計回りなんですよ。それにともなって、細かなレイアウト等に違いが見られます。本当にマニアックな違いなので、興味のない方はスルーでもOK!
ただ、スプラッシュライドとしては世界でもまれに見る大型アトラクションなので、乗っちゃえば爽快で楽しいですよ。
アトラクション前には10時27分に到着、10時40分頃には出てきました。
続きは2ページめで!
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