よみうりランドのアトラクション内容・混雑状況と感想を一挙紹介!

2019年4月7日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

首都圏有数の集客力を誇る遊園地「よみうりランド」。

その最大の魅力であるアトラクションを、遊園地マニアの視点からご紹介していきます。

各アトラクションの内容や混雑状況、おすすめ攻略法などの便利情報もご紹介していきますよ。

かなり長くなりますので、以下の目次から読みたい項目を選択してご覧ください!

 

 

1. グッジョバ!!エリア

まずは一番人気のグッジョバ!!エリアから。

グッジョバ!!エリアは、ものづくりと遊びを組み合わせたエリア。各パビリオンにスポンサー企業が付いていて、それぞれのものづくりをゲーム感覚で体験・体感することができます。

人気エリアである上に、他のエリアからかなり離れていますので、戦略的に回る必要があります。

 

1.1 スプラッシュU.F.O.

UFOのラフティングライド。

グッジョバ!!といえば、スプラッシュU.F.O.。それくらいにインパクトのある絵面です。

アトラクション自体は、4人乗りの円形ボートライドに乗るラフティングタイプ。最初に巻き上げがあって、途中にドロップや高速カーブなどがある、プールのスライダーのようなイメージ。

かなり激しくボートが回転したり、大きくドロップしたりしますので、スリルが苦手な方には厳しいアトラクションですが、スリル好きなら絶対に乗るべき。

乗り物の形式自体は富士急ハイランドの「ナガシマスカ」と同じです。

しかしながら、スプランッシュU.F.O.は屋内になっている上に、ライド中央にはコントローラーがあり、ゲーム機能付き。自分が麺になった気分で、大きな麺製造工程を流れていくような演出がされています。大きな麺やフライヤーを通過したり、巨大湯切りの横を通過したり。途中には映像を使った演出もあり、演出面でもかなり楽しいアトラクションです。

ただし、4人乗りで相席なしのライドが演出分の感覚をあけて出発していくため、ハケは極めて悪いです。更には行列を飛ばせるチケットが販売されていますので、それが使える12時以降は尋常じゃないほど行列が進みません。絶対乗りたいという方は午前中、できれば朝イチに攻略を。

そこそこ濡れます。使い捨てのカッパも販売されていますが、特に夏場は他アトラクションでもびしょ濡れイベントが開催されます。濡れたくない方は、レインウェアを持っていったほうが懸命かも。

1.2 U.F.O. バンプ

U.F.O.バンプ。いわゆる普通のバンパーカーです。

ごくごく普通のバンパーカーです。車をぶつけ合うアレ。

グッジョバにはこうした、ごく普通の遊園地アトラクションもあって、キャパシティの調整が行われています。

ライドのペイント以外に特殊なポイントはありませんし、スペースが狭すぎてぶつかりまくってフラストレーションが溜まるので、これが目的なら他の遊園地に行ったほうが良いかも。

周辺の混雑が流れ込むことがありますが、混んでいたら無理せず他のアトラクションへ。空いていたら乗ってみよう、くらいで十分なアトラクションです。

 

1.3 マイU.F.O.ファクトリー

マイU.F.O.ファクトリー。目玉はトッピングを好きに選べる工程。

グッジョバには、追加料金300円(ワンデーパス利用不可)で楽しめる「ワークショップ」がいくつかあります。

中でもマイU.F.O.ファクトリーは人気のワークショップ。横浜のカップヌードル・ミュージアムにある人気コーナー、マイカップヌードルファクトリーのU.F.O.版です。

自動的に麺の入ったカップが出てきて、そこに自動的にソースの袋が投入され、次の工程へ。ここではトッピングの具材を3種類、ふりかけを1種類選択することができます。

さらにフタを熱圧着されて、さらにフィルムを被せられて完成。パッケージには自分でオリジナルの絵を描くことができます。

オリジナル要素はトッピング・ふりかけのチョイスとパッケージの絵だけですが、商品が作られていく工程を見るのは、プチ工場見学的な要素もあって楽しいです。ちなみにふりかけには、ここでしか選択できないパチパチキャンディ的なものも。

整理券制ですので、朝一番にスプラッシュU.F.O.を目指すついでに整理券を貰っておくのがオススメ。混雑時には早めに整理券がなくなってしまいます。

 

1.4 スピンランウェイ

スピンランウェイが入っているファッションファクトリーの外観。

フリースピンタイプのローラーコースターです。

出発からしばらくは、ゆっくりダークライド風に洋服の製造工程を見て回ります。

続いて、日本初の「スパイラルリフト」という巻き上げエレメントを通過しますが、それは別に乗っていて楽しいものではありません。むしろ、その間はコースに沿って設置されたスクリーンとライドに設置されたコントローラーを使ってゲームを楽しむことができますので、そちらを全力で楽しむべし。

その後はライドが勝手に回転するフリースピンタイプのローラーコースターとなります。日本にあるフリースピンタイプの中では、バンクターンやしっかりとしたドロップがある分、圧倒的にスリリング。こちらもやはり、スリル苦手な方にはオススメできませんが、スリル好きなら乗るべき。

ただし、最大4人乗りで相席なしのライドが1台ずつ出発しますので、極めてハケが悪いです。さらに12時からは行列を飛ばせるチケットが利用できるようになりますので、更にハケが悪くなります。スプラッシュU.F.O.と合わせて、朝一番の利用がオススメ。

意外と古いスピンコースターの歴史も含めて、アトラクションについて詳しくは、別記事でご紹介しています。

ちなみに、よみうりランドのアトラクションの中でもダントツに酔いやすいです。乗り物酔いに弱いけど乗らなければならない事情がある、という方は酔い止めの準備を。

1.5 キャンパスチャレンジ

キャンパスチャレンジ。全部で7個の体を使ったミニゲーム。

文房具関係のアトラクションは、コクヨの提供。

こちらは7個のミニゲームを通して、キャンパスノートの製造工程を体験(?)するアトラクションです。

ミニゲームは、いずれも東京フレンドパークのアトラクションを簡単にしたようなイメージ

光っているボタンを探し出して押したり、タイミングよく台から飛び降りたり。

基本的にはみんなで完成度の高いノートを作るというのが目標ですが、最大3人で競い合うこともできます。

やはり体を使ったゲームは楽しい! 珍しいアトラクションですので、是非体験を。

数分ごとの出発で定員3人ですので、やはりハケは悪いです。ただし、他のアトラクションほどの人気はないので、朝イチで攻める必要はありません。

 

1.6 ちえくらべ「たまゴロー」

たまゴロー。ボールが転がっているのを見ているだけでも楽しいのですが、実際にアトラクションを体験してみるとそれどころではありません。

大きなボールが複雑なコースを走っていく、子どもにとっては見ているだけでも楽しい施設なのですが、そこにゲーム要素を組み合わせています。

2つのチームに分かれてフィールドの中を歩き回り、ミニゲームを時間内にたくさんこなして得点を競います。

というわけで、ミニゲームに忙しくてボールが転がっているのを見る暇なんてほとんどありません。

更に壊れているミニゲームがあったり、もともとの目的とは異なる運用をしていたりするのが残念なところ。

子どもはテンションアップ間違い無しの楽しいアトラクションですが、大人は見せ方だったり細かなところが気になってしまうかもしれません。

それほど混雑することはありませんが、1回の体験時間が長いので、次の回までしばらく待つことになる可能性があります。タイミングを見計らって攻めましょう!

 

 

1.7 カドケシトロッコ

カドケシトロッコ。自分でレバーを上下させて進みます。

自分でレバーを上下させて進む、人力トロッコ。

足で漕ぐサイクルモノレールと似たようなアトラクションですが、手でトロッコを動かす体験は、お子様にはたまらないはず。

ただし、コースの途中で飽きるか疲れるかしてしまい、あとはご両親が変わりに進めている光景をよく見かけます。

大人がやっても楽しいので、体力のあるうちに体験を!

 

1.8 えんぴつタワー

えんぴつタワー。ロープを引っ張って自分でライドを上に持ち上げていくアトラクションです。

ライドに乗り込み、ロープを引っ張ると上へ上へとライドが登っていき、手を離すとゆっくり降りてくるアトラクション。

ほぼ電動なので、それほど力は必要ありませんが、「自分で登っている感」があってとっても楽しいアトラクションです。

ハケが良くありませんので、数回待たされる可能性もありますが、早い時間に頑張って乗りに行くほどではありません。

汎用機ですので、混んでいたら諦めて他の遊園地で体験する、というのも一手。

 

1.9 くるくるコンパス

古くはメリーゴーラウンドやパラトルーパーに端を発する回転系アトラクションの派生系。

ライドに乗り込み、ペダルを漕ぐと上昇、離すとゆっくり降下しつつ、のんびり回転していきます。

自分の体を使って動かす要素が入っているので、やはりお子様は大喜びのはず。

大人は1ライド1名しか乗車できませんので、できればお子様を優先させてあげたいところ。

ライド自体は汎用機ですので、混雑していたら他の遊園地で体験することにしてしまいましょう!

 

1.10 SKYパト

SKYパトのモニター。サイクルライドですが、ゲーム機能がついています。

いわゆる普通のサイクルライド。よみうりランドには「プテラサイクル」というサイクルライドもあるので、なんと2つ目。1つの遊園地に2つのサイクルモノレールがあるのは珍しいです。

こちらはALSOKの提供。というわけで、空中から警備をするというのがテーマ。

モニターにミニゲームが表示されていて、漕ぐ速度を調整することで泥棒を捕まえていくことができます。

コースは途中でカーファクトリーの中を通過。

カーファクトリーの中を通過。上からアトラクションを眺めることができる、楽しい演出です。

人口の地域を走るので景色がキレイなわけではないですが、グッジョバエリアの楽しい雰囲気を眺められることも含めて、演出的には間違いなく日本一楽しいサイクルライド

ミニゲームのおかげで、途中で止まってしまう人もいなくてハケも悪くありません。

1.11 スピンドライブ

スピンドライブ。いわゆるレディーバード型のライドです。

ごくごく普通のレディーバード型ライド。古くは、例えば上野動物園の横にあった上野こども遊園地(1946年開園)にも「ロータリーチェア」という名前でありました。

中心部の楕円形部分の中で一定速度でチェーンが進むため、コーナー部分では一気にスピードアップする、ややスリリングなファミリーライドです。

ライドと可動部が2本のパイプでつながっているため、ドリフトのような動きをします。

手軽かつ安全に、スリルあるドリフトを小さいお子様でも楽しめるという、元の設計は古いながらも楽しいアトラクション

1回あたり数分で、混雑時でも数回待てば乗れますので、それほど気合を入れなくてもOK。混んでいたら、他の遊園地で乗ればいいかな、くらいの気持ちでOKだと思います。

 

1.12 カスタムガレージ

カスタムガレージ。自分で組み立てた車を運転する、スゴいアトラクション。

個人的にはグッジョバ一押しのアトラクション。

まずはガレージで好きなパーツを選択、電動工具を使ってパーツを組み付けていきます。

ボンネットフード、フロントライト、バンパーグリル、リアフード、テールランプをすべて組み付けたら、車に乗り込み出発。

ガレージを出ると、ターンテーブルで90度回転。そのまま検査工程へと進みます。もうここのギミックだけで大人も子どもも興奮気味。

検査工程では自動音声の指示にしたがって、いくつかの操作をします。

更にそのまま、走行テスト。

走行テスト。立体的なコースをゆったりと走行していきます。

結構複雑に組まれたコースを(ほぼ自動で)走行し、最後は船に積み込んで停止。最後には検査結果が表示されます。

運転の自由度が少ない点は「あれ?」と思ってしまう部分もありますが、コンセプトは非常に意欲的。

最大4人乗り×ガレージ5つ、ガレージ1つあたり3~4分程度かかりますので、1時間に300~400人程度しか乗車できません。ハケが悪いので、特にお子様の多い春休み・夏休み期間は混雑します。このアトラクションが目当ての場合は、早めの攻略を。

 

1.13 マイレーシング

マイレーシングのデザイン画面。オリジナルの車を作って、その車でレースを楽しむゲームです。

前半パートでは、オリジナルの車をデザイン。後半パートでは、その車を走らせてレーシングゲーム。

特に後半は運転に連動してライドが動くタイプの体感型筐体。そんなシステムで、自分でデザインした車に乗ってレーシングゲームができるのは非常に贅沢。

同じ回になった方と対戦できますので、同行者と競い合うことができるのも楽しいポイント。

特に男の子が興奮しそうな内容です。

4~5分毎に10名前後というハケの悪さですが、行列が伸びにくいアトラクションですので、それほど急がなくてもOK。

 

1.14 全自動変形ロボ「CIRA」

自動変形ロボ「CIRA」のロボ形態。

これはもう、言葉で説明するより画像を見ていただいたほうが早いかも。30分に1回、CAR factoryのロビーにあるロボが変形します。

CIRAの車形態。変形シーンをじっくり、どこがどう変わるのか観察できるのは、やはり楽しい!

デザインのクオリティは置いておいて、やはりゆっくりと変形していく様子を間近で見られるのは楽しいもの。

「あのパーツがここになるんだ!」という驚きのあるエンターテイメント。男の子なら興奮間違いなしです。

30分に1回、車からロボもしくはロボから車の変形がありますし、ある程度の距離からでも十分見られますので、待つ必要はなし。時間が合えば見ていく、くらいの感覚でOKです。

 

 

2. バンデットエリア

続いて、大型コースター「バンデット」がメインのエリア。このあたりはかなり高低差がありますので、やはり下手な往復は避けたいところ。アトラクションは少ないので、サクッと回ってしまいましょう。

 

2.1 バンデット

観覧車から見たバンデッド。やはりデカい!

よみうりランドのコースターといえば、バンデット。それくらいにインパクトのあるコースターです。

高低差78 m, 最高速度110 km/hという数値は、今なお色褪せない日本有数の規模。富士急ハイランドの「FUJIYAMA」より8年も前、1988年に建設というのも、今から考えれば驚きです。

メーカーもFUJIYAMAと同じトーゴ社。というわけで、似たポイントも多いコースターですが、こちらはFUJIYAMAと比べて林間をまったり走るポイントが多め。一部荒々しいポイントもありますが、大筋では気持ちの良さが目立つメガコースターです。

高さが苦手な方にはキツいコースターですが、浮きが苦手な方、振り落とされそうな動きが苦手な方、不規則な動きが苦手な方ならおそらく大丈夫。是非、大きさにビビらず、その爽快さを体験して頂きたいライドです。

混雑期にはかなり行列が伸びますが、乗車と降車を別に行える長いプラットホームのおかげで、運営状況によっては比較的ハケが良いです。午前中の早い時間を除いて、「すく時間」というのはあまりありませんので、諦めて並びましょう。ハケの問題から言って、朝イチで優先すべきはグッジョバの「スプラッシュU.F.O.」および「スピンランウェイ」です。

なぜこの時代にこんなにすごいコースターが作られたのか、その背景などアトラクションについて詳しくは、別途詳細記事でご紹介しています。

 

2.2 アニマルレスキュー

アニマルレスキュー。レーザー銃でターゲットを狙うシューティングダークライド。

レーザー銃でターゲットを撃ち、動物たちを救い出すというのがテーマのダークライド。

那須ハイランドパークやひらかたパークなどにあるサファリタイプとは違い、屋内で敵を倒すタイプ。同じく各地にある、映像を組み合わせた泉陽工業のドラゴンを倒すタイプとも違い、こちらはダークライド要素の強いアトラクション。もともとあったダークライドを改造しているため、完全オリジナルの内容になっています。

それが良いか悪いかは置いておいて、しっかり得点も表示されますし、内部の作り込みもしっかりしていますので、シューティングライド好きなら十分に楽しめるはず。

そこそこハケは良いのですが、人気もありますので10分程度の並びはよく発生しています。坂の下の方にあって、なかなか往復するのも大変なので、行ったタイミングで並んでしまいましょう。

 

2.3 レーザーアスレチック

レーザーアスレチック。体を動かして楽しむ屋内アスレチックが3コースあります。

屋内アスレチックタイプのアトラクション。レーザーアスレチックとありますが、レーザーをくぐり抜けるタイプのアクションだけでなく、体を使った謎解きのような要素もあって、楽しく体を動かすことができます。

難易度初級、上級、二人用と3種類のコースがあり、それぞれ数分の制限時間内に5~6個のステージをクリアできるかどうかを競うゲームです。

お子様はエキサイト間違いなしですが、大人がやっても十分楽しめるアトラクション。体の小さな子どものほうが有利なところに理不尽さを感じなくもないですが・・・。

1組数分かかりますので、ハケは悪いのですが、立地の悪さもあって同じミッションクリア型の「ミッション8」ほどは並ばない印象です。何度もループするお子様によって混雑することはありますが、外まで人が溢れていなければ待っても10分程度。そのまま並んでしまいましょう。

 

 

3. ファミリーエリア

小さなお子様向けのアトラクションが集まるエリア。

屋内の遊び場「キドキド」も近くにありますので、キドキドに飽きたら遊園地、といった使い方もできる便利なエリアです。

 

3.1 スイーツカップ

いわゆる普通のコーヒーカップ。

ただし、大型のコーヒーカップはアトラクション全体を載せた円盤の回転と、4つくらいのコーヒーカップが乗っている小さな円盤の回転、さらにそれぞれのコーヒーカップ自体を回すことによる回転の、3つの回転が組み合わさった不思議な動きが魅力ですが、こちらは円盤が1つ少ない簡易版。

全体に6つしかライドがなくて、すべてが1つの円盤に乗っているため、ゆったりとした全体の回転と、ライド自体の回転の2つしか動きがありません。お子様向けのコーヒーカップです。

見た目は可愛らしいスイーツ型。

混雑はほぼありませんので、状況に合わせて気が向いたときに乗る程度で良いかと。

 

3.2 大観覧車

大観覧車乗り場。かなり古めかしい観覧車です。

そもそも丘の上にあるよみうりランドの、さらに小高いところに60 m級の観覧車がありますので、眺めは極めて良いです。

大観覧車からの眺め。バンデット最高部の更に奥の方には、新宿副都心も見えています。

ただし、ライドがかなり古いので、そのあたりに少しスリルを感じるかもしれません。

ドアには少し隙間があって、若干のスリルを感じます。最近の観覧車に多い冷房なんかも、もちろんありません。

観覧車はそもそもハケの良いアトラクションですので、それほど混雑することはないはず。こちらも近くを通りかかったときに合わせて乗っておきましょう!

 

3.3 けしっぴー

遠くからの写真ですみません。最近人気のウォーターショット型アトラクションです。右側に見えているのがシェーキーズと「キドキド」の入った建物

小さなライドに乗り込んで、そこから的を狙って水を発射。的を倒すことができれば、ちょっとしたギミックが見られるアトラクション。

ライドが標的の周りをぐるっと一周。標的は全4ステージに分かれています。

かつてゲームセンターや遊園地に置かれていたウォーターショットの進化系なのですが、ギミックが増え、ステージにもバリエーションが出ていることで非常に楽しい。

あちこちの遊園地に多数設置されている、ここ5年ほどの流行アトラクションです。

大混雑という事態にはならないので、通りがかったときに。

 

3.4 アニマルコースター

アニマルコースター。昔ながらのパワードコースターです。

昔からあるタイプのパワードコースター(常に動力で動かし続けるタイプのコースター)で、レールはなんと1本。モノレールです。

中心からパイプでつながっていますので、コースは円形。ちょっと上下にうねうねしますが、「落下」というような落ち方はせず、ほとんど同じスピードで走り続けますので、小さなお子様のコースターデビューに最適。

やはり混雑するアトラクションではありませんので、通りがかったときに乗車を。

 

3.5 わんぱく鉄道オリヴァー

汽車タイプのアトラクション。なのですが、かなりコンパクトなタイプ。

狭い範囲を一周するだけで、景色の変化もほとんどありませんので、まだ乗り物に乗るだけで楽しい小さなお子様向け。

ハケは良いので、通りがかった際に体験を。

 

 

4. 太陽の広場

メインゲートから入園し、真っ直ぐ進むとまず最初にたどり着くエリア。各種イベントショーなどもここのステージで開催されます。

アトラクションは小さなお子様向けのものがほとんど。写真無しでご紹介していきます。すみません。

 

4.1 フロッグホッパー

「フロッグホッパー」タイプというジャンルができるほど、全国各地に設置されているキディライド。

足ブラブラのライドに乗車すると、ライドが上下にぴょんぴょん跳ねます。高さは7.6 mに到達しますので、キディライドの中ではかなりのスリル。

スリルが苦手なお子様は避けてあげてください。

逆に、スリル好きだけど大型アトラクションは身長・年齢制限でまだ乗れない、というお子様にはもってこい。

目立つ場所にあるので、ちょっと待ちが発生しがち。何度も通り掛かる場所だと思いますので、待ちが少ないタイミングを見計らって体験を。

 

4.2 ぐるぐるドライブ

かなり昔からあちこちの遊園地に設置されていたアトラクションなのですが、なぜかよみうりランドは2005年に新設。

アメリカンな派手な装飾のされたアトラクションで、多数の車が連結されていて2つの螺旋を上り下りしながら進む、ただそれだけのライド(コースターだったなら、ダブルヘリックスと呼ばれるエレメントですが、このライドはゆっくりと速度を変えずに進みます)。

ウリはお子様一人でも乗車できること。ご両親の手を離れて、お子様が自由に遊んでいる様子を外から見守ることができます。

大人の乗車ができませんので、あまり大混雑になることはありません。お子様が乗りたくなったタイミングで乗せてあげましょう!

 

4.3 メリーゴーランドドッグ

普通のメリーゴーラウンドなのですが、一部お馬さんがランドドッグに置き換えられています。

ランドドッグというのは、よみうりランドのあのちょっと気持ち悪いキャラクター。

よみうりランド公式サイトより(http://www.yomiuriland.com/attraction/merry.html)

これがメリットなのかどうかはわかりませんが・・・。

動きにもいくつか種類がありますので、いろいろ乗り比べて試してみると楽しいかも。

こちらも混雑はほぼありませんので、次の回には乗れるはず。目立つところにありますが、朝イチだけは我慢して他の混雑アトラクションへ。その後に、乗りたくなったときに乗っちゃいましょう。

 

 

5. フラッグストリート

よみうりランドのメイン通り。太陽の広場かららんらんエリアへとつながる目抜き通りです。

アトラクションも数多くあります。

人が増えてくると混雑しがちなエリアなので、できれば午前中の早い時間にクリアしちゃいましょう!

 

5.1 ループコースターMOMOnGA

モモンガのライド。立ち乗りと座り乗りが交互に出発する、非常に珍しい形式です。

立ち乗りと座り乗りの2種類あり、コース中にループもあるというかなり珍しいコースター。

日本にはかつて立ち乗りコースターが6機ありましたが、その中でも最古の1979年製(厳密には、1979年当時は座り乗りだけで、1982年に立ち乗りが追加されました。立ち乗りコースターとしては2機目となります。)。

立ち乗りと座り乗りの切り替えとか、ものすごく珍しいポイントはいろいろあるのですが、コースターとしての魅力は微妙

比較的まったりとしたドロップ(シュワルツコフタイプ)、垂直ループ、水平ループ、バンクターンの4エレメントで終わってしまうシンプルなレイアウト。

関東圏では今も昔もただひとつの立ち乗りコースターですので、一度体験してみるべきだとは思いますが、乗ってみると「立ち乗りと座り乗りの違いってなんなんだ」と疑問に思うこと間違いなし。

怖いコースターではありませんし、すぐに終わってしまうので、座り乗りはコースターが苦手な方にもオススメ。

フラッグストリートでも少し外れたところにあることもあって、それほど混雑するわけではありませんが、立ち乗りと座り乗りの交互運行なのでハケは悪目。できれば午前中にクリアしてしまいたいところ。空いていれば(そしてちょっと走れば)、立ち乗り→座り乗りを間髪あけずに楽しむこともできますよ。

詳しくは別記事でご紹介しています。

 

5.2 ヒーロートレーニングセンター"ミッション8″

全8部屋のミッションをクリアして、ヒーローを目指すアトラクション。

各部屋30秒ほどのタイムリミットが設けられていて、それよりも早くクリアすれば、成功か失敗かが決まる「判定ステージ」の持ち時間が長くなるシステム。

光るボタンをすばやく探し出す、音が鳴った方向を聞き分ける、ひたすら足踏みしながらサンドバッグを殴る、何があっても動じずに動かない、などヒーローに必要とされる能力を試されていきます。

7ステージ目のライトが点灯していない間だけ進むミッションは、何度かやってパターンを見極める必要があり、最終8ステージはもはや運ゲーになっていますので、一発クリアは難しい構成。

お子様は間違いなく熱中しますし、大人がやっても十分楽しい。ただし、目立つ場所にあるのとクリアを目指すリピーターが多数発生しますので、日中は混雑しがち。できれば、午前中か夕方の空いている時間帯に。

 

5.3 ミラクルわんルーム

家型のライドが高く上昇し、ちょっと斜めになってくるくる回転する子供向けアトラクション。

今ではあまり見かけなくなった、古いアトラクションですが、リニューアルによりストーリー性が追加。一応マルチエンディングになっていますので、何度か乗って楽しむこともできます。

残念ながら高く上昇する割にはライドの開放感がないので、大人が乗って楽しいアトラクションではないと思います。

24人乗りと比較的キャパが大きく、見た目が古めかしいこともあって、それほど混雑している様子を見かけません。タイミングの良いときに乗車を。

 

5.4 わんわんコースターわんデット

わんデット。子供向けローラーコースターです。

子供向けのコースターですが、常時動力で動いていて速度制御される「アニマルコースター」とは違い、重力によって自然落下していくタイプ。ですので、大人が乗っても意外と楽しいです。

とはいえ、最高部5.5 m, 最高速度30 km/hというスペックで、大きなドロップもないコースレイアウトですので、お子様のコースターデビューには最適。比較的短いコースを2周します。

コースターを怖がっているお子様は、最前列~真ん中の間に乗せてあげてください。坂を下り始めてから加速していくので、「ふわっと浮く」感覚なしに、コースターのスピード感を楽しむことができるはず。

豊永産業製で、東京ドイツ村、東条湖おもちゃ王国にあるコースターと同型。

コースを2周することもあって、1回の乗車にやや時間がかかりますが、20人乗りでハケは悪くありません。タイミングの良いときに乗車を。

 

5.5 ルーピングスターシップ

ルーピングスターシップ。一見するとバイキングのような見た目ですが、スリルはほぼありません。

一見するとバイキングのような見た目ですが、ぐるっと1回転するスリルライド。かつては日本各地の遊園地に設置されたアトラクションです。

バイキングの強化版のようにも見えますが、実はこうした宙返りタイプのブランコアトラクションは、必ずカウンターウェイトが設置されていますので、回転がゆっくり。

ブランブラン揺すられて胃が浮き上がるような感覚を楽しむバイキングに対して、こちらはゆったりと宙返りする感覚を楽しむアトラクションです。「怖さ」はほぼなくて、宙返りしている状態を楽しむだけ。意外とスリルが苦手なお子様でも楽しめちゃいます。

むしろ一番怖いのは、安全バーが降りてくる瞬間。めちゃくちゃ強く押し付けられますので、太ももに激痛が走ります。乗車後、安全バーが上がるときにももう一度強く押し付けられますので、油断すると危険。

1回の乗車に時間がかかりますので、少々待ち時間が発生することはありますが、キャパが大きいので大混雑にはなりません。前を通りかかったタイミングで乗ってしまいましょう。

 

5.6 プテラサイクル

プテラサイクルの巻き上げ部。大型遊園地で巻き上げ付きサイクルモノレールがあるのはかなり珍しいです。

いわゆる普通のサイクルライドです。足漕ぎで進むライド。

少し高いところにありますが、それほど眺めが良いわけでもなく、グッジョバにもサイクルライドができてしまいましたので、かなり微妙な立ち位置のアトラクション。

このアトラクションの特徴は、コース途中に巻き上げがあること。このおかげで全体に少し下り坂になっていて、楽に進むことができます(自転車を漕ぐ楽しみは薄れますので、それが良いのか悪いのかは微妙ですが…)。

巻き上げのあるサイクルモノレール自体はそれほど珍しくはなかったのですが、どうしてもメンテナンスに手間と費用がかかってしまうため、減少傾向。今となっては貴重なライドです。

2018年のリニューアルで、音声ガイドが追加。音声は全6種あるので、何度乗っても楽しめます。

巻き上げのおかげで、途中で止まってしまう人が多くありませんので、ハケは比較的良いです。目立つところにありますので、そこそこ並びができてしまうこともありますので、午前中か夕方以降に攻略を。

 

5.7 ジュラシックカー

ジュラシックカー。ごく普通の「クラッシックカー」タイプのアトラクションに、恐竜演出が追加されています。

クラッシックカーに乗り込み、決められたコースを走行するだけのアトラクション。

レールがあって、速度も向きも自動調整ですので、ハンドル等は全て飾り。小さなお子様でも運転気分を味わえる、というのがウリです。

かつて同じようなアトラクションが全国各地に設置されました。例えばとしまえんでは「アンチックカー」という名前で現存。

よみうりランド版は、途中に恐竜の人形を配置してテーマ替えをしています。アトラクションに設置されたボタンを押すと恐竜の鳴き声が流れるので、それを使って恐竜にインタビューしてくる、という謎の設定。

ライド前には恐竜へのインタビューを報じるTV番組風のフォトスポットがあります。

比較的ハケは良いのですが、立地が良いために混雑することもあります。混雑している場合には時間をずらして再訪しましょう。午前中か夕方が効率的です。

 

5.8 スペースジェット

「ダンボ」型(あるいは「スタージェット」型)のアトラクション。何台かのライドが連なってぐるぐる回りつつ、自分で操作して上下動させることができます。

意外と速いスピードで上下動できるので、ちょっとした「ふわっと」感を味わえます。

見た目は古めかしいですが、乗ってみると未だ色褪せぬ楽しさ。

お子様には人気のアトラクションですので、数回待ち程度は発生することがあります。混雑日は昼前~15時頃は避けて。

 

5.9 ゴーカート

ゴーカートのハイウェイ部分。高架を走るゴーカートは(多摩テックなき今)珍しい。

一人乗りと二人乗りがあり、一人乗りは1,000 m級のロングバージョン。

フラッグストリートの周りを地上1周、高架1週の計2周します。

よみうりランドにはかつて、園の周囲を2,300 mに渡って走行し、コースがよみうりランドホテルを貫通していたという凄まじい規模のゴーカートがあったのですが、そちらは残念ながらホテルを病院に建て替えた影響で2003年に廃止。ちなみにそんな規模のゴーカートがあったのは、更に遡るとモノレールがあった名残だったりします。

その後、もともとあったショートバージョンのゴーカート(現在の二人乗りゴーカート)のコースに沿って作られたのが、この一人乗りゴーカート。

決して眺めが良いわけではありませんし、同じところを2周回るので単調さは否めませんが、それでもロングドライブができるのは楽しい。

二人乗りの助手席は身長90 cmから、運転は一人乗り、二人乗りともに130 cmからです。

特に一人乗りはハケが悪く、日中は混雑しますので午前中か夕方以降に。

 

 

6. らんらんエリア

フラッグストリートを抜けた奥、少し高台になっているところにあるエリア。

クレイジーヒュー・ストンのツインタワーがひときわ目を引きます。

かつては大型木造コースター・ホワイトキャニオンがあったために人の行き来も多かったのですが、現在は少し寂しくなってしまっています。

なんとフリーパスで見られるアシカショーも、このエリア。アシカショーの時間に合わせて向かいましょう。

 

6.1 ミルキーウェイ

カラフルに彩られたウェーブスインガーです。

長ーいチェーンにぶら下がった椅子に乗って、足ぶらぶら状態で高速回転。ちょっと斜めになって回転しますので、軽い浮遊感も味わえます。

全国各地の遊園地にあるアトラクションですので、わざわざここで乗らなくても感はありますが、スリルの楽しさを覚えたてのお子様には人気があるのも事実。

立地的に大混雑にはなりませんので、通りかかったときに体験を。

 

6.2 クレイジーヒュー・ストン

クレイジーヒュー・ストンのツインタワー。手前の工事エリアはハシビロGO工事中のものです。完成後の写真はありませんでした…。

クレイジー・ヒューとクレイジー・ストンの2つのアトラクションから構成されます。

クレイジー・ヒューはいわゆる普通のスペースショット。地上からものすごい勢いで高さ60 mまで打ち上げられ、その後は上下動を何回か繰り返すアトラクション。

クレイジー・ストンは強制落下タイプ。じわじわと最高部まで上昇し、そこから強制的に-2Gで引きずり降ろされます。

どっちも本当に怖いのは発射前。精神的な恐怖を楽しむライドです。実際に動き始めてしまえば、驚くほどのスピード感に笑うばかり。

どちらも一時期量産されたアトラクションではありますが、やはり何度乗っても楽しいものです。この2タイプが横並びで乗り比べできるのも貴重。

ハケは悪いのですが、見た目がかなりスリリングなのと立地が悪いので、そこまで大混雑になることは多くありません。らんらんエリアにやってきたタイミングで、ヒューとストンに連続乗車しちゃいましょう!

 

6.3 ハシビロGO

大型木造コースター・ホワイトキャニオンの跡地に作られ、わずか半日の運行の後に撤去されてしまった幻のコースター「ツイストコースター・ロビン」の跡地にできたアトラクション。

ロビンについてはいろいろ言いたいこともありますが、ここでは置いておきましょう。

ハシビロGOはディスクOタイプのアトラクション。日本ではひらかたパークの「ぐるぐる玉」などが有名ですが、ハシビロGOはその大型版。

乗車感覚としては富士急ハイランドの「トンデミーナ」やナガシマスパーランドの「ジャイアントフリスビー」に似ていますが、あれらがブランコ方式なのに対し、こちらはレールの上を動くタイプ。

40の座席がついた大型円盤がくるくる回りながら、U字型のレールを行ったり来たりします。

ディスクO系列の特徴は、バイク型にまたがって乗車し、背中からハーネスで押さえつけられる乗車姿勢。ちょっと前傾した姿勢がスリルをより強めます。

また、回転位置によっては引きずり込まれ感、浮遊感が強くスリリングなことも特徴。

トンデミーナよりも見た目のインパクトはありませんが、乗ってみるとスリルは強いですよ。

新しいアトラクションではありますが、40人乗りというサイズから比較的ハケは良いです。

こちらもやはり、らんらんエリアに向かったタイミングで。

 

 

7. 最後に

駆け足になってしまいましたが、よみうりランドのほぼ全アトラクションをご紹介してきました。

古き良き遊園地と真新しいテーマエリアが共存する不思議な遊園地。

グッジョバだけではなく、是非全エリア制覇してその魅力を満喫してみてください。