雪山がプールに!? 世界3位の絶叫スライダーも! 【ブリザード・ビーチ】at ウォルト・ディズニー・ワールド
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、ウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)にある2大ウォーターパークの1つ、ブリザード・ビーチ(以下BB)についてご紹介していきます。
「溶けかけたスキーリゾート」がテーマのウォーターパーク。
辺り一面、スキー場のような風景が広がっていて、スラロームやスキーコースを活かしたスライダーなどを楽しむことができるウォーターパークです。
ディズニーらしい、しっかりとしたテーマ性とアトラクション性を持ったプールですので、わざわざ時間を作って行く価値十分ですよ。
この記事では、パーク内にあるスライダーや特殊プールについて、さらには混雑状況や所要時間などをご紹介していきます。
プールですので、残念ながらあまり写真はありません。ご了承ください。
1. ブリザード・ビーチの基本情報
まずは、ブリザード・ビーチへの行き方や概要、混雑状況や所要時間などをご紹介していきます。
スライダーやプールのご紹介はもう少し下で!
1.1 ブリザード・ビーチへの行き方
これはちょっと迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
一部、ブリザード・ビーチへの直行バスを運転している直営リゾートもありますが、大半の直営リゾート、直営外のホテルでは直行バスがありません。
ブリザード・ビーチへの連絡バスはアニマル・キングダムのバス停から発車していますので、まずはアニマル・キングダムを目指すことになります。
アニマル・キングダム経由でブリザード・ビーチに行けるよ、という案内は10時近くにならないと表示されませんので、早めにブリザード・ビーチへ行こうとお考えの方は、ブリザード・ビーチへのバスを待たずにアニマル・キングダムに向かうようにしましょう。
アニマル・キングダムのバス停に到着しましたら、パークの入口に近いところに停車する、アニマル・キングダム⇔ブリザード・ビーチの連絡バスに乗り継ぎましょう。
アニマル・キングダムとブリザード・ビーチはお隣ですので、このバスに乗れば10分ほどでブリザード・ビーチに到着します。
1.2 ブリザード・ビーチの概要
ブリザード・ビーチは、いわゆる「プール」です。
が、ディズニーですのでもちろんただのプールで終わるはずがありません。
WDWには2つのウォーターパークがあります(かつてもう1つ存在しましたが、規模が中途半端だったために閉鎖)。
1つはタイフーン・ラグーンというパークで、巨大な波の出るプールが目玉。スライダーはややショボめです。
もう1つがブリザード・ビーチで、こちらは凄まじいスライダー群がウリ。
どちらもしっかりとしたテーマがありますので、ケガをしかねない勢いの波のプールでワイワイしたいならタイフーン・ラグーン、スライダーを楽しみたいならブリザード・ビーチという使い分けをすれば良いと思います。
BBのテーマは、豪雪によってフロリダ初のスキー場がオープンしたものの、再び気温が上がって雪解け水のプールができてしまった、というもの。
このテーマに沿って演出されていますので、パーク中央の山は雪山にしか見えません!
スキーのジャンプ台を突き抜けてしまったスライダーや、スラロームコースをボディボードで下るスライダーなど、「スキーっぽい」スライダーも沢山。
とっても楽しい雰囲気のパークになっています。
1.3 ブリザード・ビーチの混雑状況と所要時間
スライダーは全6種類(2017年8月現在、他に1つのスライダーがリファービッシュ中)。待っても最長20~30分程度だと思います。
その他に、1周約30分かかる長~い流れるプール、波のプール、お子様向けの水上アスレチックなどがあります。
全部をササッと回るだけなら、3~4時間あれば十分。
じっくり楽しむなら、十分に1日滞在できる施設です。
ただし、フロリダの日差しは凄まじく強いですし、残念ながらパーク内には日影が多くありません。
1日滞在してしまうと相当な体力を奪われることになりますから、半日程度にとどめておくのが懸命だと思います。
日焼け止めは必需品ですので、絶対にお忘れなく!
1.4 ブリザード・ビーチへの持ち物
BB内にはロッカーがありますが、有料です。
1回10~15ドルほど取られますので、ロッカーの使用は正直なところオススメできません。
お会計はすべてマジックバンドがあれば事足りますので、貴重品は最低限に絞り、荷物も着替えとどうしても必要なものだけにしてできるだけコンパクトにしましょう。
防水のバッグに入れて、ワイヤーロックで防水バッグの口を止めた上でビーチチェアにくくりつけておけば、盗まれなくなるはず。
ワイヤーロックを使う際は、バッグが開かないように口のところにワイヤーをぐるぐる巻きにした上で、チェアにくくりつけるのが大事です。
2. ブリザード・ビーチのアトラクション
それではいよいよ、スライダーやプールの内容についてご紹介していきます。
2.1 チェアリフト
オススメ度 ★★★☆☆ 階段を登るのに疲れたら
ここは元スキー場ですので、雪山の頂上に向けてリフトが運行されています。
なんてことはないただのリフトですし、ハケが悪くて待ち時間も長くなりがちなのですが、スライダーを滑る度に階段を登っているとシンドいので、時にはリフトを利用するのがオススメ。
このリフト、スキー場のリフトだからなのか、スキー装備が備わっています。
乗ってしばらくすると、安全バーが出てくると同時に足元にスキー板が配置されて、まるでスキー板を履いてリフトに乗っているかのような状況になります。
しかも、通常のスキー場のリフトにおける安全バーやフードの動作とは違って、モーターを使って電動で降りてきます(通常のリフトは、安全バーやフードが自動で降りてくる場合でも、電動ではなくリフト自身の動きを利用した機械的な動作です)。
なぜ電動にしたのかはわかりません(おそらくセンサーを設置して緊急時には停止するようにしてあるなど安全上の理由だと思います)が、さすがに凝った作りになっていますね。
2.2 サミットプラメット
- スリル度 ★★★★★ このパークで最も怖いスライダー!
- オススメ度 ★★★★☆ せっかくこのパークに来たら、ぜひ!!
このパークに来たら、このスライダーを滑らないと始まりません。
なんとこのスライダー、高さ36.6 mから、最高時速97 km/hで滑り落ちる、速度・高さともに世界第3位の規模のスライダーなのです(2017年8月現在)。
これだけの高さを一気に、しかも生身で滑り落ちますから、滑っている方はまるで高いところから落下しているかのような気分になります。
滑るのにかなりの勇気が必要ですので、その分だけ空いていて、5分待ち程度になっていることもしばしば。
山頂からさらに階段を登ってスタート地点へと向かいます。
スタート地点へ到着したらスライダーに座り、足をしっかりと組んでおきます。このスライダー、スピードと高さがかなりありますので、下手なことをするととっても危険です。しっかり手と足を組んだ状態で大人しくしておきましょう。
係員の指示に従って、目の前の信号が青になったら滑ります。
滑り始めるとどんどん角度がついて、まるでただ落下しているかのような状態になります。
しばらくすると目の前にスキーのジャンプ台が現れて、まさかここからジャンプさせられるの!? と錯覚しますが、スライダーはそのままジャンプ台を真下に突き抜けてしまっています。
このあたりからもう、足で弾き飛ばした水しぶきが目の前を覆っていて、何が何やらまったくわかりません!
本来、人がジャンプ台を通過すると、ジャンプ台から音がしつつ水しぶきが上がるのですが、そんなことを気にする余裕もまったくなく、一気に一番下まで落下していきます。
一番下まで落ちて平坦な領域に入っても、しばらくは全然減速できず、すごい勢いで水しぶきを上げ続けます。
このおかげで鼻に大量に水が入ってきちゃう…。
かなーり長いこと水平に滑り続けて、ようやく止まったところでヘロヘロになりながら、スライダーから降ります。
僕自身はこのスライダー、まったく怖いとは感じないのですが、妻に聞いてみたところ、角度が急すぎてかなり怖いとのこと。
大抵のスリルライドはまったく怖がらない妻がこう言っていますので、人によっては相当怖いはずです。
もう1つ注意点としまして、滑るとあまりのスピードと摩擦で背中が真っ赤になります。このお陰で、サミットプラメットを滑った人は一目で見分けられるほど。
気付かないうちにケガをしてしまう恐れもありますので、肌が弱い方はご注意を。
2.3 スラッシュガッシャ―
- スリル度 ★★★★☆ パーク2番目のスリル
- オススメ度 ★★☆☆☆ サミットプラネットが怖い方はこちらへ
こちらはサミットプラネットの小型版。少し低い位置から、3段に分かれたドロップを落下していきます。
それでも高さは27.4 m、最高速度は56 km/hにも達します。
ドロップが3回に分かれる分、落ちはじめのフワッと浮く感じが3回ありますので、落ちはじめが苦手な方には実はこちらのほうが怖いんじゃないか、という疑惑もあります。
このフワッと浮く感覚、コースターマニアの間では「エアタイム」と呼ばれて好まれているもの。生身でエアタイムを体験できるこのスライダーは、実は貴重なんです。
サミットプラネットよりはこちらのほうが混雑しがち。
サミットプラネットはさすがに怖いけど、スリルがほしい、という方はぜひお試しを。
2.4 チームボート・スプリングス
- スリル度 ★★☆☆☆ お子様も一緒に楽しめるスリル
- オススメ度 ★★★★★ とっても楽しいのでぜひ!
こちらは4~6人乗りの大きな円形ゴムボートに乗って、ボブスレーのコース(?)を滑り降りるスライダー。
複数人乗りのスライダーとしては、世界最長(全長427 m)を誇ります。
ボート自体がクルクルと回りながら、旋回やドロップを繰り返す、とっても楽しいスライダーになっています。
行列はやや長くなりがちですが、ボートが大きいのと連続して何組も出発していきますので、ハケは比較的良いです。
行列の割に待ち時間は短いはず。
いわゆるラフティングタイプのライド(アニマル・キングダムのカリ・リバー・ラピッドのようなアトラクション)に近い雰囲気ですが、スライダーですのでかなりのスピードが出た状態で急旋回やドロップを繰り返します。
スリルはこちらのほうが圧倒的に上。
ですが、お子様でも十分に楽しめるレベル。
とにかくクルクル回って、時々落ちて、というのがとっても楽しくて、グループで乗れば笑いが止まらなくなることうけあいです!
少人数ですと、他のグループと相乗りになりますが、その場合の外国の方のリアクションを見るのもまた楽しい。こちらまでテンションが上ってしまいます。
2.5 トボガン・レーサーズ
- スリル度 ★★★☆☆ 腹ばいに頭から滑り降りるので、ちょっとしたスリル
- オススメ度 ★★★☆☆ ちょっとコースが単調かも
1人ずつ、柔らかいシートに腹ばいになって、数段になっているドロップを落下しつつ周囲の人々と競争するタイプのスライダー。
8人が一斉にスタートして、順位を競います。
腹ばいになって、頭から幾つものドロップを落ちていきますので、普段とはちょっと違ったスリルを味わえるスライダーです。
なのですが、まっすぐなコースをただ滑り降りるだけですので、ちょっと単調です。1回乗れば十分かも。
ただし、複数人のグループで競争をすれば盛り上がること間違い無し。
最終的な順位は、最初の滑り出し時点の瞬発力と、壁を蹴る力で決まりますので、頑張ってスタートダッシュを決めましょう!
2.6 スノー・ストーマーズ
- スリル度 ★★★☆☆ こちらも腹ばいで、しかも先の見えないスライダーを滑る恐怖
- オススメ度 ★★★☆☆ やはりコースが単調
こちらも1人ずつ、柔らかいシートに腹ばいになって滑ります。トボガン・レーサーズとの違いは、ドロップではなくスラロームコースになっていること。
全3コースあって、本来はお互い競い合うシステムになっているはずなのですが、そもそも滑っている間は隣のコースが見えない仕様になっていますので、通常運用時は空いたコースから順次スタート。競争にはなっていません。
腹ばいの状態で、結構なスピードで細かな連続カーブを抜けていきます。先が殆ど見えない状態で進んでいきますので、そういう意味でのスリルはトボガン・レーサーズより上かも。
ただし、やはり右コーナーと左コーナーが順番に規則正しく続くだけですので、コースレイアウトは単調。
そもそもスラロームコースを利用しているというテーマ状仕方のないことなんですけどね。
2.7 ダウンヒル・ダブルディッパー
- スリル度 ★★★☆☆ 結構しっかりとしたドロップがあります
- オススメ度 ★★☆☆☆ コースレイアウトが単調ですし、わざわざここで乗らなくても…という印象
こちらは浮き輪に乗って滑るタイプのスライダー。2回のドロップがある一直線のコースを、高さおよそ15 mから最高時速40 km/hで滑り降ります。
競争するという設定になっていますが、タイム制なので1人ずつ順番に滑ります。
足がつかない状態で浮き輪に乗って、ストッパーに引っかかった状態で停止。ストッパーが降りると自動的にスタートする、という仕組みになっていますので、タイムはスタートダッシュに依存しません。
純粋にスライダーを降りるのがどれだけ早いかにかかっている(おそらく体重依存)珍しいスライダーです。
コースが2つしかなくて、1人が滑り終わらないと次の方がスタートできないので、かなりハケが悪いです。
行列も長くなりがちですので、乗りたい方は空いている朝のうちに押さえておくと良いかも。
かなりしっかりとしたドロップがあってスリルはありますが、コースレイアウトはまたしても単調なのが残念。
2.8 クロスカントリー・クリーク
オススメ度 ★★★★★ このパークに来たらぜひ!
全長914 mというかなり長い流れるプール。クロスカントリーのコースをイメージしているようです。
パーク内に7箇所入場口があって、流れてきた空いている浮き輪に乗って、プカプカ漂って楽しみます。
ちなみに、空いている浮き輪が見当たらない場合は雪山下のトンネルを超えたところまで行くと、大量の浮き輪が積み上がっていますので、自分で取って乗ることができちゃいます。
ただプカプカ漂っているだけでも快適で楽しいのですが、途中には幾つものギミックがあります。
雪山の下にトンネルが掘ってあって、そこを通過するのですが、その際にはポタポタと冷たい雪解け水が落ちてきます。さすが雪山。
その他、途中でコースが2手に分かれたり、コース上にある家がクシャミをして、大量の水を噴水のように噴き上げたり。
のんびりしていると、いつの間にかびしょ濡れにされちゃう仕掛けがたくさんあるんです。
道中にはスキー板で釣りをしているイスがあったり、このパークの設定のカオスっぷりを反映して、コミカルな装飾がたくさんありますので、こうしたものを眺めているだけでも飽きません。
1周まわるのにおよそ30分かかる、かなり長丁場のアトラクションですが、途中で好きなところで出ることもできますし、とっても楽しいですので一度お試しを。
まさにウォーターパーク・リゾートといった感じの雰囲気で、のんびりとした時間を心地よく過ごせる、素晴らしいアトラクションですよ!
2.9 メルト・アウェイ・ベイ
オススメ度 ★☆☆☆☆ わざわざここで入らなくても、という気が…
とりたてて特筆すべき所のない、至って普通の波のプールです。
凄まじい波の出るタイフーン・ラグーンと違って、お子様でも楽しめるところがポイントですが、それならわざわざディズニーパークで入らなくても、という気がしなくもありません。
波のプールがお目当てなら、ぜひタイフーン・ラグーンへ。
その他にも、スキー・パトロール・トレーニング・キャンプという子供向けの水上アスレチックもありますが、こちらは主に12歳以下のお子様を対象にした施設ですので、今回は遊べていません。
というわけで、説明は省略させて頂きますが、お子様でも十分に楽しめるウォーターパークですよ!
こんな感じで素晴らしいテーマ性もあり、世界有数の規模のスライダーもありと、リゾート感もスリルも満喫できる、とっても楽しいウォーターパーク。
WDW訪問の際は、是非ともウォーターパーク用に半日時間を取って、遊びに行ってみてください!
3. 次に読むのにオススメの記事
この日、このあとは一旦ホテルに戻って着替えたあと、エプコットへと向かいました。
最初に乗ったアトラクションは、ほぼ全員を酔わせる激ヤバアトラクション「ミッション: スペース」。
以下の記事で詳しくご紹介しています。
この日は、エプコットに加えてディズニースプリング(ショッピング施設)なども回っています。
その日の様子や、どのアトラクションに何時に乗ればどれだけ回れるのかなど、以下の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
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