【USJ】平日・雨の最悪条件でもロイヤルスタジオパスに意味はあるのか

2018年11月4日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

この記事では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の数ある行列すっ飛ばしチケットの中でも最強の「ロイヤル・スタジオ・パス」を、平日かつ小雨が降っているという最も空いている条件で使ってきましたので、その様子をレポートしていきます。

 

この記事の結論

 

  • ハロウィンの時期なら、平日・雨でもロイヤルパスを有効活用できる
  • イベントアトラクションの無い時期なら、平日はロイヤルパス不要
  • USJに1日しか割けないなら、土日はあると良いかも

記事は15,000字ほどの特大ボリュームですのでご注意を。

 

 

1. 忙しい方のためのまとめ

ロイヤル・スタジオ・パスの概要

ロイヤル・スタジオ・パスは1人25,900円~の高級チケット(混雑が予想される日ほど高い)。

入場+人気アトラクション各1回行列短縮+その他アトラクション何回でも行列短縮+駐車場無料

USJには様々な行列短縮チケット(ディズニーで言うファストパスを、お金で買うシステムです)がありますが、その中でもイベント系アトラクション以外は全ての行列を短縮できる最強パスなんです。

大阪旅行の時間は限られているから、USJは1日で遊び尽くしたいけど、安いチケットで遊び尽くせるなら安いほうが良い。そんな方のために、果たしてロイヤルパスに意味があるのかを検証していきます。

 

今回の訪問は、10月の3連休前の木曜日。これだけでも空いている日なのですが、更に雨予報で朝から小雨が降っていた状況。人出は極めて少なかったです。

 

混雑状況

  • 最長待ち時間: エヴァンゲリオンXRライド 90分
  • 整理券配布: インシディアスのみ、17時分まで(その他通常アトラクションも整理券なし、予約乗りのみ実施)
  • イベントアトラクション待ち時間: インシディアス17次以降、最長50分
  • ショー類: 直前で問題なし

 

体験できたもの

アトラクション・常設ショー

ハロウィーンアトラクション

  • サイレンス・イン・ザ・ゴーストシップ: 1回
  • デッドマンズフォレスト2 ザ・サバイバル: 1回
  • インシディアス: 1回
  • カルト・オブ・チャッキー: 1回
  • ブラッド・レジェンド: 1回
  • 貞子: 1回

 

といった感じ。

ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに5回乗車できたのはロイヤルパスのおかげですし、ロイヤルパスがなければハロウィーンアトラクションをここまで楽しむことはできませんでした。

その一方で、ハロウィーン期間でなければおさるのジョージ、シュレック、セサミ4Dまで体験しようと思ってもロイヤルパス無しでなんとかなりそう。小さいお子様連れなら、エクスプレスパス対象外アトラクションも多いので、ほぼ不要かと。

 

ロイヤル・スタジオ・パスを購入すると、日付変更はできませんので、万が一に備えて雨具のご用意をお忘れなく。


それでは、以下では各アトラクションの概要とともに、到着時刻をご紹介していきます。

このくらいのペースで回ればこれだけ楽しめる、というペース配分の参考にしていただければ幸いです。

 

 

2. ロイヤルパスがあっても、朝は早い

小雨の降る中、早朝からゲートへと向かいます。人手が少なくても、楽しみ尽くすためには朝早くから向かわなければ!

ロイヤルパスは、購入すると自宅にチケットが送られてきますので、当日は特に手続きが必要ありません。

ですので、USJについたらあとは入場待ちに並ぶだけ。

 

開園時間は8:30の予定でしたが、USJは混雑すると早めにオープンしてしまいますので、念の為8:00にゲート到着

平日でも15分20分は当たり前のようにオープンが早まったりしますので、遅くとも30分前の到着が安心です。

この日は、オフィシャルホテル宿泊者特典の早期入場が8:15から。なんとオンタイムで進行していました。あまりにも人出が少なかったか。

そして一般客入場開始は8:30。まさかの定刻でした。

 

ロイヤルパスを持っていても朝早く来たのには理由があります。

それは、ハロウィンアトラクションの整理券をゲットするため。

ハロウィンアトラクションには整理券がないと体験できないものが幾つかあります。その整理券をゲットしたかったのです。

というわけで、「サイレンス・イン・ザ・ゴーストシップ」の整理券発券所に行くも、誰もいない…??

しばらく探し回って、「本日の整理券配布は終了しました」という看板を発見。どうやら、この日はお客さんが少ないので整理券制度自体が無くなったようです。

ならどっかに書いといてよ…と思いつつ、朝イチはアトラクション巡りをする方針に切り替えます。

 

 

3. 小雨が降っている日はコースター類を優先して

ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの後半部分。こうしてみると、やはり人が少ないですね。

この日は小雨が降っていました。ということは、コースター類はいつ止まってしまうかわからない。

ロイヤルパスは持っていますが、運転見合わせとなれば、それもただの紙クズです。

というわけで、朝のうちに2大コースターは片付けておく作戦を取りました。

 

まず向かったのは、エントランスから近い「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」。

整理券の混乱で出遅れてしまいましたので、到着は8:40頃

バックドロップは諦め、普通に前向きタイプにロイヤルパスを使って乗車しました。

そう、ロイヤルパスは、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの前向きなら何回でも使えるんです。これは素晴らしい。

音楽を聞きながらB&M社製の滑らかなライドで、ふわりふわりと宙に浮くような感覚を楽しめる爽快なコースターです。

詳しくは別記事でご紹介しています。

 

8:50頃に降りてきて、続いては「ザ・フライング・ダイナソー」へと向かいます。

アトラクション入り口には8:55に到着

すでに通常待ち時間は長くなっていましたので、シングルライダーを選択。入り口のキャストさんにシングルライダーである旨を告げて、専用の通路へと入れてもらいます。

この時点で通常待ち時間は40分の表示に対してシングルライダーは20分の表示。ですが、並んでみると前には4人しかいませんでした。シングルライダーはタイミング次第で待ち時間のばらつきが大きいので、だいたい多めに見積もられているんですよね。

待ち時間は10分もかからず乗車。

ナガシマスパーランドにある「アクロバット」と同じ、B&M社製うつ伏せコースター。ただし、規模はフライング・ダイナソーのほうが大きく、エレメントも多め。

うつ伏せで、鳥になって空を飛んでいるような感覚が楽しいアクロバットに対して、ザ・フライング・ダイナソーはとにかく怖い。同じようなエレメントでも規模が大きい分、スリルもアップしています。

日常生活では決して体感できない向きにGがかかりますので、ローラーコースター好きの方でも油断していると危険です。

運良く最後尾に乗車できると、おそらく日本で2番めのスリルを味わうことができます。ちなみに日本一は、富士急ハイランドの「ええじゃないか」。(あくまで個人の感想です)

コースターの詳しい内容は以下の記事でご紹介しています。

 

 

4. ハロウィンアトラクションがガラガラ

ハロウィンアトラクションは、ほぼ10時スタート。

トイレに寄ったりしつつ、9:15には「バックドラフト」の入り口へ。

ここはハロウィン期間中、「デッドマンズフォレスト2」というアトラクションに変わっています。

その入り口で混雑状況を聞いてみると、「ほとんど誰も並んでないので、9時50分位にまた来てください」とのこと。

 

というわけで、時間を潰しにお隣のミニオンズエリアへ。

新アトラクション「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」がまさかの15分待ちだったので、そこに並んでみます。

2018年の新アトラクション「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」。場合によっては整理券配布になるアトラクションですが、この日は15分待ちでした。

すると、15分待ちどころか「次回案内」という状況。

ややハケの悪いアトラクションですので、結果的に降りてくるまで10分ほどかかりましたが、それでもこの空き具合は素晴らしい。

アトラクション的には、コーヒーカップの円が3つあって、ライドがその円の間を移動しつつ回転する、というようなイメージ。古典的な遊園地のアトラクションです。

円の数が2つに減りますが、全く同じライドシステムのものが「ひらかたパーク」にもありますので、正直なところ20分以上並んで乗るようなものではないかと。

キャラクター要素も音声だけで、途中でちょっと煙の出る演出がある程度。

「ユニバーサル・ワンダーランド」に設置するようなタイプのアトラクションです。

 

ハチャメチャアイスから降りてきても、まだ9:28

10時までまだ時間がありますので、続いて「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」へ。ロイヤルパスで、後ほど1回乗車できるのですが、指定時間に合わなかった場合に備えて予め乗っておきます。

こちらも10分待ちの表示。やはり「次回案内」状態でした。

というわけで乗ってみたのですが、なんと前の回でシステムトラブル。プレショーを2回見る羽目になり、かなり時間がかかってしまいました。

内容的にはユニバーサル・スタジオ・フロリダのものと同内容ですが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」跡地に設置されていますので、超巨大ドーム型スクリーンと車型ライドシステムを使った仕様。

ドーム型スクリーンの威力は凄まじく、それほど揺れていないのにリアルな乗車感覚で、酔ってしまうほど。

内容的には乗客がミニオンになって、ハチャメチャなトレーニングを受けるも…といった内容。

ライドシステム自体は古いものですが、最近はディズニーも積極的に取り入れている巨大ドーム型スクリーンを使ったシミュレーションライドの元祖と言っても良いシステムで非常に出来が良いです。

一度は乗っておきたいアトラクション。

 

乗車時間が長いこともあって、降りてきたのは10:01。

デッドマンズフォレスト2。バックドラフトのキューラインにポスター貼ってあるだけです。映像は専用のものになってますけどね。

あわてて「デッドマンズフォレスト2」へと向かいます。10:03到着で15分待ち表示。これもやはり次回案内状態でした。

ゾンビが大量発生した村から逃げ出すために、ヘリポートを目指すというウォークスルー型アトラクション。生還できるかどうかは行動で決まるという設定なのですが……?

バックドラフトの2つのプレショーエリアを使ってブリーフィングを受けたあと、ゾンビの襲撃を受けて、メインショーエリア入り口横の非常口から外へ脱出。

ヘリポートを目指してゾンビを避けながら進んでいきます。

道中、人が演じるゾンビを避けて進むのですが、邪魔はされるものの攻撃されるわけではないので、基本は正面突破。

さらに仕掛けを起動したり隠れたりといったアクションを指示されることもありますが、どれもゲーム性があるわけではなく、単に指示されたとおりに動くだけ。

脱出成功できるかどうかを左右するのは、途中で左ルートを選ぶか右ルートを選ぶか、ラストで左の部屋を選ぶか右の部屋を選ぶかという運要素のみ。

大量に人をさばくために、途中に客を急かすスタッフが大量にいて怖さもへったくれもありませんし、ストーリーも雑。ただひたすら急げ急げと言われて終わった、という印象しか残らない残念アトラクションでした。

そこらの遊園地にこれがあれば、間違いなく楽しいアトラクションなのですが、USJの常設アトラクションの前では霞んでしまう…。普通にバックドラフトのほうが良かったかも。

意外と時間のかかるアトラクションですので、出てきたのは10:30頃でした。

 

 

次のページでは、いよいよロイヤルパスの時間指定枠を使い始めます!