ループしないループコースター!? 【ハリウッド・リップ・ライド・ロックイット】in ユニバーサル・スタジオ・フロリダ

2018年7月18日

UORユニバーサル・スタジオ・フロリダ「ハリウッド・リップ・ライド・ロックイット」ループ

こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

今回は、フロリダ州オーランドにあるユニバーサル・オーランド・リゾート(以下UOR)2大パークの1つ、ユニバーサル・スタジオ・フロリダ(以下USF)のコースタータイプのアトラクション「ハリウッド・リップ・ライド・ロックイット(Hollywood Rip, Ride, Rockit)」をご紹介していきます。

 

日本のUSJにある「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」によく似た、音楽を選択して乗車するタイプのコースター。

ですが、USJ版のようななめらかな乗り心地を期待してはいけません。

むしろ、ループコースターなのにループしなかったり、イロモノエレメントが満載。そこそこに揺れもあって、かなりハードな乗り心地のコースターに仕上がっています。

この記事では、ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットに乗車した感想や混雑状況、オススメ攻略法などをご紹介していきます!

 

オススメ度

 

  • 英語必要度 ★☆☆☆☆ 音楽のみ洋楽ですが、他は不要
  • 予習必要度 ★★☆☆☆ 強いて言えば、音楽の予習くらい
  • オススメ度 ★★★☆☆ ユニバーサルらしさはありませんが、コースターとしては魅力的

 

アメリカで最高のローラーコースターに選ばれたこともある、このコースター。地上51 mからの落下や、「ループしないループ」など、強烈なインパクトのあるコースターになっています。せっかくUORを訪れたのなら、是非!

 

 

ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットの評価

 

爽快感:      ★★★☆☆

振動の少なさ:   ★★★☆☆

スリル:      ★★★☆☆

コースレイアウト: ★★★☆☆

楽しさ:      ★★★☆☆

総合得点:     70点

多数のブロックブレーキによる中だるみが多いのが残念。

 

 

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1. ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットの基本情報

まずは、ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットの概要や混雑状況など、基本的な情報をご紹介していきます。

詳しい乗車レポートはもう少し下で!

 

1.1 ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットの概要

UORユニバーサル・スタジオ・フロリダ「ハリウッド・リップ・ライド・ロックイット」ファーストドロップ
園内でもひときわ目立つ、高さ51 mのタワー。最初の巻き上げは垂直です。

ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットは、2007年に稼働を始めたUSJ「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」の成功を受けて、2009年に逆輸入的な形でオープンしたコースターです。

といっても、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドとの共通点は、乗車中に選択した音楽を聞くことができる、というポイントのみ。

ほかは全く別物のコースターです。

 

メーカーは、USJのハリウッド・ドリーム・ザ・ライドがB&Mというスイスの大手メーカーなのに対し、ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットはMaurerというドイツの中堅メーカー

日本では、かつて後楽園ゆうえんち(その後東京ドームシティアトラクションズ)にあった「スピニングコースター舞姫」(事故により撤去後、オーストリアに移設されて屋内型コースターになっています)で知られています。

スペースワールドにある「ビーナス(現ビーナスGP)」もMaurer製ではあるのですが、こちらはコースターの神ことシュワルツコフ氏の設計を引き継いで作られたものですので、あまりMaurerらしさはありません。

 

基本的にはミニコースターのメーカーで、ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットもミニコースターの実績に裏打ちされて作られたXカーというライドを使っています。

このライドの特徴は、

 

  • 板の上に座席を乗っけただけ、といったような開放感のある構造
  • 前方座席から後方に行くに従って座席の高さが高くなるので、どこに座っても見晴らしが良い

 

といったポイント。

これにタッチパネル式の音楽選択システムを組み合わせています。

 

横2名×3列×2両で12名しか乗れない小型のライドですので、これをユニバーサルスタジオのような大規模テーマパークで運営するためには、かなりのハイペースで発車させる必要があります。

このため、コースは5つのエリアに分かれていて、それぞれブロックブレーキで区切られています。

前の車両が最初のブロックブレーキを通過したら、次の車両がそのブロックに入れる、という仕組み。

このブロックブレーキがくせ者で、全部のブレーキポイントで止まる寸前まで減速してしまうので、コースターのリズムやスピード感を大きく損なってしまっています

 

プラットホームも特徴的で、次々に車両を発車させるため、コースターはプラットホーム上でも停車しません

動き続けているコースターの横に動く歩道があって、そこから乗り込む構造。

ダークライドでは「ホーンテッド・マンション」や「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」などで見かけるシステムですが、コースターでこれは珍しいです。

安全バーはお腹に太めのバーを下ろすだけ。

 

音楽選択はタッチパネルになっています。

まずはジャンルを選んで、次に曲を選ぶ、という順序。

ちなみに隠し曲もあって、ロゴマークを10秒間ほどタッチした後に101~132、301~312、501~508、701~718、901~904のいずれかの数字を打ち込むと、画面に表示されない曲も選択することができます。

これはおそらく、予めデータとして入ってはいるけど普段は使っていない曲を選択するためのメンテナンスコードなのではないかと思います。

どんな隠し曲があるのかは、こちらのページをご参照ください。

 

1.2 ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットの混雑状況とオススメ攻略法

上に書いたような、様々な工夫をこらして回転率を上げてはいますが、それでも1時間に1850人程度と、巨大テーマパークにしてはそれほど回転がよくありません。

一方でパーク内ではハリー・ポッターエリアに次ぐ人気を誇っているため、混雑期にはかなりの待ち時間を発生することがあります

 

今回の訪問は5月の閑散期で、しかも18時で営業を終了する閑散日でしたが、それでも15時過ぎには30分待ちほどになっていました。

エクスプレス・パスを購入せずに2パークを1日でまわる場合は、できるだけ早くこのアトラクションに乗車することが重要です。

このブログでは、まずは「エスケープフロムグリンゴッツ」に乗車し、「ホグワーツ特急」でアイランズ・オブ・アドベンチャーに移動して一通りのアトラクションに乗ったあと、USFに戻ってくることを推奨しています。

このような動きをする場合は、USFに戻ったら真っ先にハリウッド・リップ・ライド・ロックイットを目指しましょう

 

ある意味、ユニバーサルらしさはない通常のコースターですので、諦めてしまうというのも一つの手かもしれません。

 

 

2. ハリウッド・リップ・ライド・ロックイットの乗車レポート

それではいよいよ、実際の乗車レポートをご紹介していきます。

 

動く歩道から車両に乗り込み、安全バーを下ろしたら、聞きたい楽曲をタッチパネルから選択します。

巻上中にも選択できますので、ここは焦らずゆっくり。

 

スタートすると、いきなり垂直上向きになって巻き上げが始まります。

そこそこのスピードで、一気に地上51 mへ!

パークを一望したと思ったら、間髪入れずにファーストドロップです。

目測70度近い角度で落下しますので、本当に「落ちていっている」感じがあり、このファーストドロップはなかなかのもの。

 

ファーストドロップを超えると、ループに入ります。

が、ループでひっくり返るかと思いきや、半回転ひねってなんとループの上に「乗っかる」形になっちゃいます

降りるときも半回転ひねりつつ降りていくので、結局ループがあるのに一度も天地が逆さにならないという、なんとも不思議な体験をすることになります。

UORユニバーサル・スタジオ・フロリダ「ハリウッド・リップ・ライド・ロックイット」ループ
巨大なループがあるように見えますが、実はループではなく、頂上でひねっています。このため、一度も天地が反転しない不思議なループ。

エレメント名も見たまんまで、「ひっくり返らないループ(Non Inverted Loop)」。USF側の公式愛称は「ダブル・テイク(The Double Take)」。ループだと思って乗っていると、「あれ? ひっくり返ってない??」となってしまうことから付いた愛称だと思われます。

 

このループを超えたら、一度山を登って大きく減速します。

このブロックブレーキによる減速で、一気に現実世界の速度感に引き戻されちゃうのが残念

 

続いての第2ブロック、まずは2度めの落下をしたあと、ちょっとだけ建物の中を抜けて水平ループを1周。

さらにコークスクリューを途中まで進んで、そこからひっくり返らずに地上に引き戻されるような、やはり回転しない不思議なエレメントを抜けて、山を登って2つ目のブロックブレーキです。

このエレメントは「ぶつ切りの映像(The Jump Cut)」と呼ばれていて、第2ブロック全体はその形状から「ト音記号(The Treble Clef)」という愛称がついています。

このJump Cutエレメントは、かなり急激に曲がりますので、正直痛いです。

 

1度目のブロックブレーキと比べると、かなり低い位置になってしまったにも関わらず、再び止まりそうなくらいまでブレーキがかかります。本当にもったいない。

ここから落下したあと、ちょっと上りながら少し右にターンして、そのまま左にターンしながら少し下り、再度右にターンしながら上って降りるというサーフィンのような動きをします。

富士急ハイランドのFUJIYAMAのラストにあるサーフターンに似ていますが、あれをかなり大人しくした感じ。正直退屈なエリアです。

その直後に大きく上って、3度めのブロックブレーキ。

 

第4ブロックでは、一度落下したあと、地上付近で右、左、右とウネウネ。

続いて少し角度の付いた水平ループを超えて、山を登って4度目のブロックブレーキ。

このあたりになるとスピードも高さもありませんので、キャメルバックを作ることもできません。

落下して勢いをつけたら、地上付近でコネコネしてる感じ。僅かなアップダウンがあって、体が浮く感覚もありますので、乗り心地が滑らかなら楽しいんだと思いますが、残念ながら揺れも大きいので、むしろちょっと痛いくらいです。

 

第5ブロックでは、落下したあと右にターンしながら少しホップして、山を上って終了。

このホップも、少し体が浮き上がりはするのですが、やはり激しめの動きでやや痛いです。

 

 

というわけで、かなり激しい動きをするものの、途中5箇所のブロックブレーキで毎回止まりそうになるまで減速してしまうので、テンポの悪さとスピード不足が否めません。

体の浮き(エアタイム)は左右のターンと組み合わせながら、かなり激しめに、かつ上手に作られてはいるのですが、振動が大きいのでこれも逆効果。おそらく開業当初は気持ちよかったのではないかと思われますが、劣化がひどいのか。

このコースを一気に駆け抜けることができれば秀作コースターなのに、あちこち「惜しい」印象を受けてしまいました

かなり変わった面白いエレメントが2つもあり、1度は乗ってみたいコースターであることは間違いありませんので、USFを訪れた際には1度体験をオススメしますが、2回乗りたいかというと…。

 

 

3. 次に読むのにオススメの記事

この日、このあとは、お隣の「リベンジ・オブ・ザ・マミー」へと向かいました。

ダークライドと屋内型コースターを組み合わせたアトラクションとしては、他に類を見ないほどにクオリティの高い一品。

他のユニバーサル・スタジオパークとは、演出やコースレイアウトが違う、ここだけにしかないアトラクションなんです。

詳しくは、以下の記事でご紹介しています。

 

この日は、わずか9時間しかオープンしていない中でUSFとIOAの両パークをまわりました。

様々なアトラクションの個別記事と、どんな時間にどのくらい回れば良いのかという指標を、以下の記事にまとめています。

 

今回のオーランド旅行に関するすべての記事は、以下のページにまとめています。