【USJ】平日・雨の最悪条件でもロイヤルスタジオパスに意味はあるのか

2018年11月4日



9. 夜のみ営業のハロウィンアトラクション

シアターを使ったハロウィンアトラクションは、通常アトラクション終了後の18時開始。

まずは、通常セサミストリート4Dやシュレック4Dが上演されているシアターの、「ブラッド・レジェンド」へ。

18時直前の到着で、30分待ちの表記。かなり行列が伸びていたのですが、ギリギリ初回で入ることが出来ましたので、実質10分待ちでした。

内容はドラキュラの現代版のような、実写ホラー映像。ごく普通の、それほどクオリティの高くないB級ホラーをみたあと、登場人物が劇場内に登場して寸劇を繰り広げます。

吸血鬼に照明が当たり、続いて被害女性に照明が当たって「キャー」と叫ぶだけの寸劇を、何故かひたすら何度も繰り返すというシュールなアトラクション。

場末の遊園地にあれば、駄アトラクションと呼ばれてしまいそうな、残念な出来でした。

 

18時40分頃に出てきて、その足で「貞子」へ。

こちらもギリギリで滑り込み、すぐの案内。

「ターミネーター2:3D」のシアターを使っていて、プレショー途中までの内容はほぼ同じ。綾小路麗華がいつもどおりの案内をしていると、サラ・コナー達が割り込んでくる代わりに貞子の割り込みが入ります。

メインショーでは巨大スクリーンに井戸から出てくる貞子の映像が表示されたあと、貞子がシアター内へ。

貞子が暗闇の中を動き回り、時々スポットライトを浴びる、というだけの内容。特にオチもストーリーもなく、肩透かし感がハンパない内容でした。やはり期間限定アトラクションは、本部開発のハイクオリティな常設アトラクションと並んでしまうと、どうしても見劣りしてしまいます。

 

19時15分頃に出てきて、続いては「アメイジング・アドベンチャ・オブ・スパイダーマン」へ。

夕方乗ろうと思ったときにシステムトラブルで止まっていたので、この時間になってしまいました。システムトラブルが多いアトラクションですので要注意です。

激しく揺れるライドに乗り込み、新聞記者としてスパイダーマンを追いかけます。視野いっぱいに広がる3D映像を見たり、水が飛んできたり熱風が来たり。スピード感もあり、リアリティもあり、とにかく楽しい。

以前には長年、世界最高ダークライドの称号を獲得し続けた素晴らしいアトラクションです。一度は乗っておきたいところですが、酔いやすいので要注意。

 

19時30分頃に出てきて、あたりを徘徊するゾンビたちを眺めながらパークを1周してみます。

あたりを徘徊するゾンビたち。パーク内がいくつかのエリアに区切られていて、それぞれ異なる趣向のゾンビが登場します。

 

グルっと回って、19:40頃にちょっと休憩がてら夜の「ジョーズ」へ。

夜のジョーズもまた趣があって楽しいです。

これはこれで、炎も生えますし楽しいアトラクション。

 

続いて19:52に「スヌーピーのグレート・レース」へ。

ユニバーサル・ワンダーランド唯一のコースターアトラクションです。

スヌーピーのグレート・レース。こうしたパークには珍しい、国産コースターです。

パークオープン時に存在した唯一のコースターで、なんと国産。よこはまコスモワールドの「バニッシュ」などでおなじみ泉陽興業製です。

屋内にあるので高さこそありませんが、カーブ主体で乗り心地も悪くない、なかなか楽しいコースター。

多数のコースターが作られた現在となってはイマイチ目立たない存在ですが、忘れ去るにはもったいない出来。

詳しくは別記事でご紹介していく予定です。

 

 

10. 最後の追い込み

20:10に降りてきました。ここで、残念なお知らせ。なんと、夜のパレード「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」が小雨中止になってしまったのです。あまりにも人出が少ないので、無理をしなかったんでしょうね。

ここまでで「おさるのジョージ」「セサミストリート」、ユニバーサル・ワンダーランド各アトラクション以外はコンプリートしていますので、あとは乗車済みアトラクションをひたすらループするしかありません。

ここでようやくロイヤルパスが生きてきます。ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの通常バージョンをひたすらループしたのです。

まずは、20:15から連続3回ループ。これでバックドロップと合わせて5回乗車できましたので、乗車中に流れる音楽も全5種をコンプリートです。

 

続いて、アプリで待ち時間を調べてみると、ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーが空いてきていたので、21:00にそちらへ。

ハリポタはロイヤルパスで乗車できるのは1回のみなので、今回は待ち時間短縮はできなかったのですが、なんと5分待ちで体験できてしまいました! もはやロイヤルパス不要なレベルで空いてきています。

夜のホグワーツ城は美しい! ハリポタエリアは夜のほうが映えます。

続いて21:14に待ち時間無しでオリバンダーの店へ。

ここではオリバンダーがお客さんの中のひとりに、ピッタリ合う杖を探し出してくれます。

オリバンダーの店。オリバンダーがカタコトの日本語で杖を選んでくれます。その過程で魔法も体感!

21:20に出てきて、最後にもう1回ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド通常バージョンへ。

ここで待ち時間の関係からハリウッド・ドリーム・ザ・ライドは案内終了となってしまったので、21:30にパークを出ます

 

この日最後に向かったのは、ユニバーサル・シティウォークにある「タコパ」。

有名たこ焼き店6店が軒を連ねるたこ焼きのテーマパークです。

ここではお台場のたこ焼きミュージアムにない「玉屋」と

シティウォークのタコパに入っている「玉屋」あっさり4種盛り。

妻が食べたがった「会津屋」。

オマール海老の出汁を使ったという玉屋のたこ焼きは、薄いさっくりとした皮の中にとろっと濃厚な、まるでグラタンのようなタネが入って美味。出しを楽しめる「素焼き(ソース等の味付けなし)」がおすすめ。あまりに美味しかったので、後日、天神橋筋六丁目のお店にも食べに行ったくらいです。

タコパは22時閉店なので、パーククローズまで滞在してしまうと食べられません

ぎりぎりになると閉店作業がはじまってしまうので、やはり21:30にはパークを出ておきたいところです。

 

 

11. 結論: 平日ガラガラの日にはロイヤルパスはいらない

さてさて、この日はロイヤルパスが使えないハロウィンアトラクション5つを体験したためにギリギリになってしまいましたが、通常の混雑しない平日で、なおかつ小雨が降っているような日であれば、ロイヤルパスを使わなくてもエクスプレスパス5枚セット券等を持っていれば、十分に1日で回りきれます

ロイヤルパス最大のメリットは

  • 通常のセット券には1~2枚しか付属しない超人気アトラクションのエクスプレスパスが全種付く
  • ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドとジュラシックパーク・ザ・ライドに何回でもエクスプレスパス扱いで乗車できる

という2点です。

前者は、USJに1日しか割くことが出来ない遠方からの旅行者にとって大きなメリットですが、これが生きてくるのは大混雑する土日や長期連休。

最大待ち時間80分程度の平日なら、超人気アトラクションのエクスプレスパスを1~2枚持っていて、朝イチにどれか1つ超人気アトラクションをスタンバイでこなせば、1日で十分に回り切ることができます。

一方、後者のメリットはハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに何回もループしないと活きてきません。5回も6回も乗車するのはコースターマニアだけだと思いますので、そうでなければロイヤルパスは必要ないでしょう。

ロイヤルパスは1週間以上前の事前購入が必要なのも難しいポイント。天気が読めないんです。平日のロイヤルパスを買っておいて、雨が降ったりしたら悲惨です。ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドが止まったりしたら、もう元も子もありません。いずれにせよ、ロイヤルパスを購入するならレインウェアもあわせて買っておくべきです。


混雑日であれば、ロイヤルパスは効果を発揮します。

遠方からの旅行者にとって、USJに1日使うか1.5日使うか2日使うかというのは大きな差。

USJにも人気アトラクション数が増えてきた現在、なかなか通常のエクスプレスパスだけで全アトラクションを網羅するのは難しいところです。

かといって2日使ってしまうと、他の大阪観光の旅程を圧迫してしまいます。極端なことを言えば、2日USJに費やすとパークチケット代の他に余分な宿泊費1万円、有給を日給換算すると1万円(月給30万円の方の場合)、といった形で2万円以上の損失を発生させてしまいます。それならパークチケット+2万円ちょっとのロイヤルパスを購入することに意味がある、というわけです。

 

というわけで、今回ロイヤルパスを使ってみてわかったことは以下のとおりです。

  • ハロウィン期間中は通常アトラクション+ハロウィンアトラクションを1日で網羅したいならロイヤルパス必須
  • 通常期の平日閑散日は不要
  • 混雑日は、1日で全アトラクション制覇したいならあったほうが良い

 

 

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