本当に真っ暗になるアイマスク ― TEMPUR スリープマスクのレビュー
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
飛行機の中って、食事のときは照明が明るくて、しばらくすると少し暗くなって、さらに真っ暗になったかと思えばまた明るくなって、と結構明るさがかわりますよね。
さらに、窓際の人がチラッとブラインドを開けたりすると、眩しい光が突然入り込んできたりします。
そんな状況では、アイマスクにほんの少しでも隙間があると、せっかく眠っていても光の変化で起こされてしまいます。
真っ暗闇を作り出してくれるTEMPURのアイマスク、飛行機での旅には重宝しますよ。
TEMPUR スリープマスクの概要
外観
長年使い込んでいるので、ベルクロがへろへろになっていてすみません。
前から見ると、少し未来感もあってスマートな雰囲気のアイマスクですよね。
裏から見ると、今度は打って変わってヨーダっぽいです。
実はこの、ヨーダっぽく見えるところに真っ暗にする秘密があるんです。
なぜTEMPURがアイマスクを?
アイマスクって、ある程度しっかり顔にあたってくれないと、顔とアイマスクの間に隙間ができてしまって、光が入ってきてしまいますよね。
かといって、顔に強く当たると痛くなってしまう。
このTEMPURのアイマスクは、写真でグレーの色になっているところにはすべてTEMPURの枕に使われるような、低反発の素材が使われているんです。
なので、強く顔に当てなくてもアイマスクのほうが変形して顔にフィットしてくれますし、ある程度強く締めてしまっても顔が痛くならないんです。
あんまり違和感なくふんわりと装着できて、真っ暗にしてくれるアイマスク。これだけでも結構貴重な存在です。
何が凄いのか
とにかく真っ暗になる
この商品、付けるととにかく真っ暗になるんです。
つけたまま、部屋の電気をON, OFFしても全く気付かないくらいに。
一切の光をシャットアウトしてくれます。
最初にも書きましたが、飛行機の中というのは結構光の量が変動します。
睡眠時間と食事時間、リラックス時間でそれぞれ機内の照明の明るさを変えていますし、例えば隣の人が映画を見始めたというだけで明るさも変化します。
さらに、窓からちょっと外を眺めようとする人がいたりすると、ものすごく明るい光が差し込んできたり、あるいは近くの人の読書灯が眩しかったり。
こうした光の変化があまり気にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、ただ、これだけ光の量が変化する中で寝ていると、睡眠の質が落ちてしまいます。
時差もあり、長旅で疲れてしまいますから、長距離国際便の飛行機の中ではできるだけしっかり眠りたいですよね。
そんな中、ちょっとした光の量の変化で睡眠を浅くしてしまうのはもったいないです。
質の良いアイマスクをつければ解決できるんですから。
さてさて、TEMPURのアイマスク、凄いのは先程も述べましたがヨーダっぽく見える裏側の作りです。
実はここ、袋のような縫製になっていて、ちょっと開くんです。
ちょっと開いてやって顔の上に乗っけると、これが戻る過程で顔の輪郭にピッタリとフィットしていきます。
日本人は鼻が低いので、(僕だけかもしれませんが)海外製のアイマスクは鼻の部分から光が入ってきてしまいがちなんですが、この製品はこうした構造のお陰で、全く光が入ってきません。
もう一点特筆すべきなのは、低反発素材の厚みの分布。
目の横側、耳の手前のあたりもやはり、アイマスクがぴったりフィットせずに浮いてしまって光が入って来がちなところ。
このアイマスクでは、目の周りのところは比較的しっかりと厚めの低反発素材を配置して、目の周りへの圧迫感を和らげてくれています。
ところが、耳周りのところはフィットを向上させるために、低反発素材を比較的薄めにして、曲がりやすくしているんです。
素材の厚みを上手く調節してやることで、目の周りではふんわりフィットして、顔の輪郭がグイッと曲がるところでは、薄めの素材が顔の形に合わせてグイッと曲がってついてきてくれています。
このような工夫によって、光が全く入ってこない、凄いアイマスクになっているんですね。
もちろん、光にかざすと光が透けて見える、なんて安物のアイマスクにありがちな問題点もありません。
生地の縫い目など、薄いところまで含めて全く光は透けませんよ。
まぶたに(そんなに)当たらない
もう1つの凄いポイントは、アイマスクが立体的な形状になっていることです。
目の周りの部分が3段に分かれていて、涙袋のような部分が手前に出てきてくれているので、目の周りで顔に直接触れるのは、この一番下の涙袋の段と一番上の段だけなんです。
そうすると、目がある2段めは直接触れてきません。
普通のアイマスクを強めに締めて、なんとか暗闇を確保しようとするときの問題点は、目にアイマスクが直接触れて、眼球を圧迫してしまうことなんです。
眼球を圧迫されていると、まず気持ちのよいものではありませんし、さらに長時間に渡ってその状態を保ってしまうと眼球の形が変形して乱視になってしまいます。
視力の悪化を避けるためにも、アイマスクは目には直接触れないでいてもらいたいのです。
TEMPURのアイマスクは、これら2つのポイントを満たす、まさに理想のアイマスク。
僕は飛行機の中だけでなく、家で昼まで寝たいときにもつけています。
また、出張先のホテルではカーテンの作りによってやたらと眩しい部屋に当たってしまう恐れがありますので、出張にも必ず持っていくほどの愛用ぶり。
これ1つあれば、光を目に入れたくないありとあらゆるシーンで使うことができますよ。
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TEMPURのアイマスクのデメリット
ただ、幾つか悪いポイントもあります。
厚みがある
どうしても、低反発素材を使っていますし、立体的な構造になっていますので、普通のアイマスクと比べると厚みがあります。
携帯性は普通のアイマスクには及びません。
常にかばんに忍ばせておいて、ちょっと寝たいときにササっと使う、というわけにはいかない大きさです。
やはり、飛行機の中など「寝るぞ」ってときのために使うものですね。
ちょっと重みがある
これも低反発素材のせいなのですが、やや重みがあります。
これは、気になる方には気になるかもしれません。
濡れタオルを目にかけて眠れない方は、もしかしたら合わないかも。
素材が少しだけチクチクする
柔らかいベルベット調の素材では有るのですが、ほんのちょっとチクチク感が無きにしもあらずです。
こちらも、気になる方には気になるといった程度。
特に敏感な方でなければ気にならないでしょう。
もう一点、素材に関連して、カバーと低反発素材を分けることができませんので、洗えません。
汗を吸ってしまってなんとなく嫌だ、というのはまだ許せるとしても、汗なのか涙なのかを吸った箇所が、数年使っていると固くバリバリになってきます。
こうなってくるともう寿命ということなのでしょうけれども、もう少し素材に気を使っていただきたいところです。
真っ暗がダメな人には使えないかも
もう、もはや矛盾をはらんでしまっている気もしますが、真っ暗がダメな方はこのアイマスクは使えないと思います。
本当に真っ暗になりますので。
真っ暗がダメな方がアイマスクを使うというのもあまり考えにくい状況だとは思いますが、ただ、やはり周辺の光の量が大きく変動するような場合に、自分が感じる光の量は常に一定にしておきたいということも有るでしょう。
例えば、飛行機でまわりの光の量が変化したとしても、自分は常に豆電球のもとで寝ているくらいの明るさを感じたい、といった場合。
そんなときには、こういったアイマスクで光を完全に遮断して、目のところに蓄光テープを仕込んでおけば良いような気がします。
こんな感じで、少し不満点もありますが、やはり目を圧迫することなく真っ暗闇を作り出してくれるということで、他に代えがたい素晴らしい品です。
今使っているアイマスクでは光が少し漏れて入ってきてしまうことに不満の有る方、目に圧迫感が有ることに不満の有る方には自身を持ってオススメできます。
旅行グッズを取り扱っているお店がお近くにあれば、ぜひ一度試してみてください。本当に真っ暗な世界を体験できますよ。
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