住宅地のど真ん中に、県天然記念物まである自然あふれる公園【東高根森林公園】

2017年4月20日

東高根森林公園の古代芝生広場

こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

溝の口から3 km弱のところにある大きな公園「東高根森林公園」に行ってきましたので、レポートしていきます。

小高い丘や湿地帯、芝生、池、そして県の天然記念物にまで指定されているシラカシの林など、ありとあらゆる自然を満喫できる場所。

ザリガニ釣りやスタンプラリーなどのアクティビティもありますので、お子様連れなら特に楽しめるスポットです。

 

 

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1. 東高根森林公園へのアクセスと基本情報

東高根森林公園は、東急田園都市線・大井町線、JR南武線の溝の口駅から北に2.5 kmほど、JR南武線の久地駅から西に1 kmほど、小田急小田原線の向ヶ丘遊園駅から南東に3 kmほどの場所にある公園です。

電車+徒歩でのアクセスの場合、まずはJR南武線の久地駅を目指しましょう。駅を出たら踏切を渡り、左に曲がって線路沿いに進みます。「かまど」の看板が見えたら斜め右へ。突き当りを右に曲がり、最初の角を左、突き当りを右へ。しばらく進んで高速の防音壁が見えたら左に曲がり、少し進むと公園があります。

電車+バスでのアクセスの場合は、溝の口からは2番、3番乗り場の溝15~19系統向ヶ丘方面のバスに、向ヶ丘遊園からは溝19系統溝の口駅南口行に乗車し、森林公園バス停下車すぐです。

 

車の場合は246を津田山陸橋で降りて真西へ(東京方面からは右折)。突き当りを右に曲がり、しばらく行って右手です。

駐車場は平日無料。3月~11月の土日祝日は1日560円です。

 

2. パークセンターと公園入り口

それでは早速、公園の中を探索してみましょう!

 

駐車場側の入り口には、パークセンターという施設があります。

東高根森林公園のパークセンター
パークセンター外観。なかなかきれいな建物です。

中には、東高根森林公園の歴史や自然を紹介するコーナー、イベント用のスペース、お手洗い、公園事務室などがあります。

実は東高根森林公園には弥生時代の遺跡が埋まっていますので、その発掘調査の様子や、天然記念物であるシラカシ林がなぜ貴重なのかといったことがわかります。

イベントスペースでは定期的にイベントも開催されていますので、パークセンター内の掲示板を要チェックです!

 

建物内は、様々な省エネの工夫が凝らされていて、ちょっと近未来的な雰囲気。

写真に見えている配管は、屋根で温めた空気を通して暖房として利用するための設備だそうです。

東高根森林公園パークセンターの近未来的省エネ暖房設備
緑色の配管が、暖房設備です。屋根で温められた空気がこの中を通ることで、周囲の空気も温めてくれます。

 

公園内では現在ザリガニが増えすぎてしまっているようで、ザリガニ釣りを推奨していました。貸出用の釣り竿(木の枝+ヒモの簡単なもの)や、取ってきたザリガニを入れるためのバケツも用意されていましたよ。

それ以外の生き物については、持ち帰り厳禁です。必ずキャッチアンドリリースをしましょう!

 

パークセンターを通り抜けたら、案内板を見つついよいよ公園に入っていきます!

東高根森林公園の園内マップ
東高根森林公園の園内マップです。広い!

 

3. 小高い丘にあるピクニック広場へ

パークセンター側の入り口を入ると、いきなり道がふた手に分かれます。

広くて平らな道を進むと湿生植物園方面へ、急斜面を登るとピクニック広場へと進むことができます。

運動も兼ねてきていますので、階段があったら登らないわけにいかない!

ということで、まずはピクニック広場を目指します。

ピクニック広場につながる階段
ピクニック広場につながる階段。結構キツい!

 

5分強登っていくと、ピクニック広場へと出ます。

東高根森林公園のピクニック広場
ピクニック広場。テーブルやベンチがあるのが特徴です。

こちらはテーブルやベンチがありますので、レジャーシートを持っていなくてもお弁当を頂くことができます

ただし、木が生い茂っていますので、ひらけた感じはあまりなくてやや暗め。

東高根森林公園のピクニック広場上空
ピクニック広場から上を見上げた様子。結構木が生い茂っていますので、特に夏場は暗くなりがち。

夏場はレジャーシートを持って芝生広場の方へ行ったほうが良いかもしれません。

ただし、木があるので木陰が多くて涼しいですし、高台で住宅街を見渡すことができますので気持ち良いですよ~

東高根森林公園のピクニック広場からの見晴らし
ピクニック広場から住宅街を見渡した様子。まわりに高い建物がないので気持ち良い!

 

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4.森に囲まれた古代芝生広場

「見晴台」

東高根森林公園の見晴台の眺め
見晴台からの眺め。見晴らせるのは、公園内の一部だけ。

や、「古代植物園」(あまり管理されていなくて、雑草が生えていたりして何が何やらな感じでした…)を通り抜けて、「古代芝生広場」へと向かいます。

 

古代芝生広場は、発掘調査をしたところ下には弥生時代の集落遺跡が見つかったという場所。

現在は遺跡は埋め戻されて、その上に芝生の広場が作られています。

ここが開放的で、とっても気持ち良い―!!

東高根森林公園の古代芝生広場
古代芝生広場の様子。まわりは木に覆われて人工物が見えないし、空は広いしでとっても気持ち良いです!

テントを張って寝転がっている方、ボール遊びやバドミントンをしている方など、皆さん思い思いの楽しみ方をされています。

広い割にそれほど混雑もしないので、子どもたちが遊ぶのにもとっても良い環境です。

都心からそれほど離れていない住宅街で、こんな環境を得られるのがスゴい!

 

周辺には県天然記念物のシラカシ林が広がっています。

東高根森林公園のシラカシ林
県天然記念物のシラカシ林。樹齢150~200年のシラカシもあるそうです。

公園の中でも、このシラカシ林だけは原生林に近い状態で残っていて、樹齢150~200年にもなるシラカシもあるんだとか。

広々とした広場を取り囲むように天然記念物があるという、なんだか不思議な空間です。

 

5. ウッドデッキが気持ち良い湿生植物園

古代植物園を抜けて、公園外周の時計回りを続けていると、子供向けの遊具があるエリアが見えてきます。

東高根森林公園の子供向け遊具エリア
子供向けの遊具があるエリア。カラフルな滑り台や砂場、簡単なボルダリング壁まであります。

 

さらにウネウネと続く道を下っていくと、

東高根森林公園のくねくね道
くねくねとヘアピンが連続する歩道。もともとは崖だったんですかね。

 

湿生植物園へと出ます。

ここは、沼地の上にウッドデッキの歩道があるエリア。

東高根森林公園の湿生植物園
湿生植物園のウッドデッキ。キレイに整備された歩道が気持ち良い。

 

脇の池には鴨やオタマジャクシ、ザリガニなど、様々な生物がいます。

東高根森林公園の湿生植物園にいた鴨
湿生植物園にいた鴨。他にも、オタマジャクシやザリガニなどもいます。

 

春先は植物園の感じがあまりしないのですが、鳥を撮影しに来た方やザリガニを釣る子供など、様々な方で賑わっていました。

湿生植物園を抜けると、東屋のある綺麗な庭園風の池があります。

東高根森林公園の東屋のある池
東屋のある池。庭園風で絵になる風景です。

春なのに色づいた木々もあったりして、とっても絵になる風景ですね。

ここでもザリガニを釣っている方、ラジコンで遊んでいる子供など、様々な楽しみ方をしている方々が。

やはり、土日でもそれほど混雑しないところが、皆さん気ままに遊べるポイントですね。

 

6. 城南地域のお子様連れが、ゆったりと遊べる週末を堪能したいなら東高根森林公園は素晴らしい!

  • 城南地域からは比較的アクセスの良い場所
  • ゆったりとした立地で、子供が広々と遊べるスポットがいくつも
  • 県の天然記念物に指定されているような自然もある
  • 大人もまったり気持ちのよい週末を過ごせる
  • 週末でもそれほど混雑しない

といった理由で、城南地域にお住まいのお子様連れには本当に素晴らしい公園だと思います!

ちょっと賑やかですが、もちろん大人のカップル、ご夫婦でもまったりと過ごすことができます。

自然に溢れつつもしっかりと整備されたところで、ゆったりと流れる時間を楽しみたい方にはおすすめのスポットですよ。

 

7. 次に読むのにオススメの記事

桜の時期の記事ですが、同じく城南-川崎地域の「洗足池公園」や「宮崎台周辺」にも出かけています。

その時の記事は、以下のページからどうぞ!

 

その他、日本各地の観光地に関するレポート記事を書いています。以下のまとめページにまとめてありますので、あわせて是非どうぞ!