豆腐になりかけトロトロの豆乳が美味しい大行列のお店「阜杭豆漿」は行列時間が短くなっている ― 台湾旅行記第17回
阜杭豆漿こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
台湾の朝食といえば、豆乳。そんな豆乳を販売するお店の中でも、最も有名なのが阜杭豆漿。
最近はならんでいても回転が早くなっていて、それほど時間がかからずに食べられるようになっていますので、その点もあわせてレポートしていきますよ!
ホテルの朝食に豆乳がなかったので、阜杭豆漿に行ってみる
この日は台湾旅行中日の2日目。前日のドカ食いがかなり響いている上に、歩き過ぎで膝に激痛が走っているのですが、それでも早朝から頑張っていきます!
前日にホテルの朝食を見たところ、おかゆはあるけれども豆乳がありませんでした。
台湾の朝食といえば、やはり塩っぱい豆乳を食べてみたい。
そこで、大行列と噂の阜杭豆漿に向かってみることにします。
阜杭豆漿へのアクセス
MRT板南線の善導寺駅が最寄駅です。
善導寺の5番出口を出たら、右側のビルが阜杭豆漿の入っている建物。
どんなに行列が短かったとしても、5番出口を出て前方の角を右に曲がると行列が見えてくるはずです。
今回宿泊しているホテルは板南線の府中駅にありますので、板南線でまっすぐアクセスできました!
台北駅からも10分ほどで歩くことができますので、板南線へのアクセスが悪い方は試してみてください。
今回は日曜日の朝7時前にホテルを出発し、阜杭豆漿前に到着したのが7時半頃。
この段階での行列はこんな感じでした。
これ、かつては1時間半~2時間と言われていた長さの行列です。
実際に購入するまでどれくらいかかるのか、ならんで時間を測っていきます!
行列の進みが早い!
ならび始めると、前の方もその前の方も日本人。その前や後ろにならんでいるのは台湾の方。
地元の方と日本人が半々くらいで混ざっています。
さて、行列の最後尾から30 mほど進むと右に折れ曲がります。
そこから10 mほど進むと階段。ちなみにこのあたりには、フードコートに着席するなら1人50元以上のものを買え、という張り紙がしてありました。
そう、阜杭豆漿はフードコートに入っているんです。
フードコートは放っておくと、何も買わずにゆったり休憩するような人たちが入ってきてしまうんでしょうね。
階段をぐるっと登って……
フードコートの入り口にたどり着きました!
ここまで25分ほど。あれ? もうすぐ注文ですよ。
聞いていたより全然早い!
行列から、厨房の様子を覗くことができます。
大きな作業台ではパンを捏ねて作っています。
手前の釜は、厚餅というナンのようなパンを焼いているところ。
普通の朝食屋さんだったら蛋餅という水餃子の皮のようにツルンとしていて、噛むとモッチリなお餅を注文するところなのですが、これを見て気が変わりました。
こんな釜で本格的に焼いているなら、厚餅を頼まない手は無いでしょう!
このあたりでメニューも見えますので、何を注文するか決めておきましょう。
昨日の夜市で蚕というのが卵を意味している、ということはなんとなく学習しましたので、厚餅に卵が挟んであるっぽい厚餅夾蛋を注文してみましょう。
あとは、必須の豆乳。鹹豆漿というのが塩っぱいやつかな、と思って頼んでみたのですが、どうやらあとで調べてみると、これは固まりかけの豆乳のことのようです。
美味しかったので結果オーライ。
普通の豆乳が良い方は、熱豆漿を頼んでみましょう。
それと、必須と噂の油條。しめて90元(約360円)です。
注文担当のおばちゃんたちはものすごいスピードでお客さんをさばいていきます。
「豆乳、しょっぱいの、甘いの?」などとカタコトの日本語で話しかけてくれますが、できるだけ注文の手間を減らすため、あらかじめメモなど紙に書いて渡してしまったほうが良いでしょう。
僕は初日にファミマで買ったメモを活用して、それに上記注文を書いて渡しました。すると、それをもとにポンポンとお盆の上に料理を乗っけていってくれます。
前の日本人の方々も、やはりメモに注文を書いて渡していました。あらかじめネットで情報収集されている方は、こうしているようですね。
結局、30分強でお会計まで済ませることができました!
これは、今回特別に行列が短かったとかいうことではなくて、行列のハケが昔と比べて大分良くなっているんだと思います。
おそらく、注文や配膳、会計のスピードアップによってこれを実現しているのかと。素晴らしい努力です。
いよいよ超行列店の豆乳とご対面!
お盆を受け取って会計を済ませたら、フードコート内で席を探します。
といっても、フードコートの他のお店はまだこの時間は開いていませんので、座席にはかなり余裕があります。
食べ終わった方もどんどん出ていきますので、結構空いている。
ちなみにフードコートは結構スタイリッシュな感じ。
調味料は座席脇のカウンターにありますので、そこで好きなだけかけていきます。
厚餅は味が全くついていなかったので、辛いタレをかけて頂きました。
阜杭豆漿の鹹豆漿
まずは鹹豆漿から頂いていきましょう。
これが阜杭豆漿の鹹豆漿。固まりかけの豆乳に油條が浮いています。
ひとくち食べてみると、まるで茶碗蒸しのようにほわほわトロトロなのですが、味はしっかり豆乳。めっちゃ美味しい!
ちょっとお酢も入った塩っぱい味付けのスープもあって、ビックリするほど美味しい豆乳です。
固まりかけまで持っていくとこんなことになるんだ、と感心。
豆乳から豆腐に変化していく過程の、トロトロで一番美味しいところを食べているような感覚です。
油條のサクサク感がまたこれとマッチ。
ただ、最初から乗っている油條は結構しっかり浸ってしまっていて、少しふやけちゃってますので、オプションの油條は必須。
これは油條を半分に折りたたんでありまして、もともとはもっと細長~い形状。
油條というのは、一般に揚げパンと訳されるのですが、日本の揚げパンとはちょっと雰囲気が違います。
日本の揚げパンは、パンの表面だけが揚がっている感じですが、この油條は中身までしっかり揚げられています。
ですので、外側から内側までカリッカリのサックサク。
これをちぎって豆乳に投入(ダジャレじゃないですよ! )して食べると、サクッとカリッとした油條の食感とトロットロの投入とのコントラストが映えて、一段と美味しく頂くことができます。
阜杭豆漿の厚餅夾蛋
お次は厚餅夾蛋をいただきます。
このままだとほとんど塩気がないので、これに甘くてちょっぴり辛いタレをかけて
いただきます!
表面はカリカリ、中はふわふわのパンに、これまたふわふわに焼きあがったネギ入りの卵焼きがあわさってとっても美味しい!
素朴かつシンプルな味わいです。
食べ終わったら、セルフで下膳して帰りましょう!
次に行ったときに2時間待ちだったら並びたくないけど、30分ならまた並びたいお店
帰りに外の行列を見てみると、8時過ぎでさらに行列が伸びていました。
追加で10分程度、合計45分位の待ち時間ですかね。
いずれにしても、注文とお会計のスピードをかなり改善したようで、現在では2時間もならぶようなことは無さそうです。
肝心のお味は、素朴で余計な味付けはしないスタイルながら、ベースのできは素晴らしい。
強烈なインパクトを残すタイプではなく、ほっこり美味しいなぁ、と感じるようなタイプですので、これが2時間の行列といわれたら、正直次回は並びたくないところ。
ただ、30分強なら十分にならぶ価値があると思います。
できるだけ行列の時間を短くしようとする企業努力が素晴らしいですね。日本のらーめん屋にも見習っていただきたい。
結局、朝っぱらからいきなり野菜のない食事でした。
やはり台湾であっても、外食続きではなかなか野菜にありつくことは難しいです。
野菜のない生活では、お通じなど体調面が気になりますよね。
野菜不足のときに体調不良にならないよう、同対策しておくべきかということについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
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ランタンをあげたり、お店の軒先スレスレを通る電車を見たり、巨大な滝を見たりできる観光名所盛りだくさんの小さな町。
まずは、次回の記事でアクセス方法をご紹介しています!
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