国際通り周辺で激安ソーキそばから名物アイスまで食べ歩き ― 台湾旅行記第3回

2017年1月13日

田舎のソーキそば1

こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

台湾旅行記を書き始めたはずなのですが、3回目の今回もまだ日本を脱出できておりませんで、沖縄にいます。

前回は、羽田のサクララウンジやJALのクラスJを満喫しつつ那覇へと到着し、首里城を観光しました。

今回は国際通りへと向かい、ふらふらと食べ歩きをしてから、再び那覇空港へと戻ります。

沖縄でも随一のお土産物ショッピング街であり、地域の方の生活用品を売る地域でもある国際通り周辺のオススメ食事情報や、アクセス情報などもご紹介していきますよ。

 

 

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ゆいレールで牧志駅へ

 

さてさて、首里城を満喫したところでまだ時間に余裕がありますので、今度は国際通り周辺で食べ歩きをしようと思います。

まずは、ゆいレールで牧志駅へ。この駅前から、県庁前駅までモノレール2駅分の区間はずっとお土産物屋さんが立ち並ぶ地域になります。

こんなに長い距離、お土産物屋さんや観光客向けの飲食店が続く通りも珍しいですよね。

日本でも有数のお土産ものめぐりスポットですので、立ち寄らない訳にはいきません。

今回はまだ、これから台湾に行く予定がありますのでお土産を買うわけにも行かず、食べ歩きだけですが、十分に国際通りを満喫してきました!

 

まさかの豪雨

が、牧志駅に到着すると、ゲリラ豪雨のような凄まじい雨。

牧志駅前での豪雨

ちょっとわかりにくいのですが、左下の方とか大粒の雨が写っています。

時々、本当に身動き取れなくなるくらいの雨が降ってはちょっと穏やかになって、というのを繰り返していました。

 

駅に休める施設はないので、とりあえずコートのフードを被って、ダッシュで喫茶店を探します。

まだ11時くらいなので、あまりお店も開いていません。

ドトールがあったので、そちらで雨宿りをすることに。

 

これが首里城に居たときでなくてよかった、などと思いつつ、しばし休憩。

天気図を見ると、通り雨のようなので、止むのを待ってすぐに散策を開始します。

 

牧志駅から県庁前駅に向かう途中には、左手に複数のアーケードが入り乱れてカオスな状況になっている商店街があります。

国際通り脇のアーケード

“https://www.google.co.jp/maps”より引用

 

この商店街も、国際通り寄りはお土産物屋さんなどの観光客向けのお店だらけなのですが、奥に進むに連れて地場のお店が増え、ディープな雰囲気になってきます。

地元の方向けの洋服屋さんや食料品店なども多く、地元の方とお店の方が楽しそうにお話されているのどかな風景が広がります。

 

公設市場は観光地価格で割安感はないけど、新鮮で沖縄ならではの魚介が手に入る

中央通りの真ん中あたりには、公設市場があります。

この市場は、1階のお魚やさんで購入した魚介類を、2階で500円払うと調理してくれてその場で食べられる、というのが売り。

公設市場の鮮魚通路

ただし、ホタテ500円とかで、市場の安さはあまり感じられず完全な観光地価格。大阪で中国人相手の商売をやっている黒門市場と比べれば大分良心的(2016年3月に行ったときは、1枚1500円とかで売っていました)ですし、観光客を相手にしている市場はどこもかなり高いので、観光市場としては比較的割安かも。

青いエラブ鯛とか、沖縄ならではの魚介類を新鮮な状態で頂けますので、ちょっと高くても新鮮で美味しいものを食べたいという方にはオススメ。

ちなみに、お魚だけでなく、お肉屋さんや島らっきょなどを売っているお店もありますので、生物ならここで一通りのものは揃いますよ。

僕は今回、このあとに大量の食事+機内食が控えていますので、ここは名残惜しさを感じつつもスルー。

 

 

ディープなエリアでソーキそばを食べる

さて、中央通りの終わり付近には、こんな感じのかなりディープなソーキそば専門店があります。

中央通り奥のソーキそば看板

中央通り奥のソーキそば外観

350円の上に紙を貼って390円に書き換えている辺りが生々しいのですが、驚くほどに良心的な価格設定。

店名がわかりにくいのですが、「田舎 公設市場南店」という、れっきとした多店舗展開しているお店。11時~19時までの通し営業です。

場所もかなりわかりにくくて、ちとせ商店街ビルという建物の中にあります。中央通り商店街からは1つ入った通りですので、ちょっとビルの中を探索してみてください。

 

そういえば、ここは漫画「忘却のサチコ」で紹介されていたような気がします。

 

忘却のサチコ

やたらと生真面目な小説の編集者が、作家や上司に振り回されてあちこち取材に行っては、各地のグルメを食べまくる漫画。

もともとは、仕事上の嫌なことを美味しいものを食べることで忘れる、というようなマンガだったのですが、いつの間にか観光+地方グルメの漫画になってしまっています。

漫画ならではの表現で、表情や前後のストーリーを上手く使いつつ、見事なグルメレポを展開しています。

沖縄編は、単行本4巻に収録されていますので、旅行前に読んでおくと、より沖縄旅行が楽しめるかもしれませんよ。

 

かなり入りにくいドアを開けて中に入ると、女性店主が一人で切り盛り。

適当に席について、ソーキそばを注文します。

メニューは他に、普通の沖縄そばや、ねぎそばなどのそば関係と、おいなりさん60円のみ。

 

注文すると、30秒ほどで出来上がってきます。早っ!

そばは温めているだけ?

そば提供のタイミングで前会計。390円を支払います。

 

田舎のソーキそば1

田舎のソーキそば2

 

ちょっと小さめの、プラスチック製の丼ではありますが、なみなみと注がれたスープにしっかりとした量の麺。

そしてなにより、このお値段でびっくりするほど大きなソーキが2切れ乗っています。これだけでも素晴らしいコスパ。

スープはちょっと強めの塩気で食べさせるタイプ。ベースに動物系やかつおなども感じますが、出汁は薄め。

塩の旨味が強いのか、グイグイスープが進みます。

 

麺もかなりのクオリティ。そこそこの弾力がありつつ、噛めばパツンと切れる平打ち麺で、すすり心地もよく美味しい。

ソーキもゼラチン質とお肉のバランスが良く、噛めばホロホロと崩れる煮込み具合もなかなか。

低価格と早さが売りのお店ながら、味も一級品。

まさかこんなに美味しいとは思っていませんでした。舐めてました。すみません…。

 

帰ってから食べログの評価を見てみると、こんな外観なのにかなり点数高いんですね。

 

中央通りでサーターアンダギー

国際通りに向かって歩を進めつつ、途中にサーターアンダギー屋さんがありましたので、そちらで1個60円の黒糖味を購入。

 

中央通りのサーターアンダギー屋さん

 

が、年上の店員さんが「そっちの古いのから出しなさい」というような指示をしていたり、なんだかあまり良い雰囲気ではありません

ものとしては形状、大きさともにごく一般的なサーターアンダギー。

松原屋のサーターアンダギー

 

食べてみると、もっさりパサパサ。中身がギュッと詰まっていて重い上に、しっとり感がまったくなくて、口の中の水分を奪われる…。

やはり嫌な予感は的中で、美味しい天ぷらは食べられませんでした。

これからガッツリ食事もする予定なので、美味しいサーターアンダギー探しは断念して国際通りに戻ります。

 

 

沖縄名物のブルーシールでアイスを食べる

国際通りに戻ってきました。やはり、沖縄に来たらブルーシールのアイスを食べておかなければなりません。

ブルーシールは、戦後に米軍基地内の従業員向けに開業したアイスクリーム店。日本発のアメリカンなアイスという、いかにも沖縄らしいお店です。

そこらのお店にもアイスをおろしていますので、直営ではない飲食店やお土産物店で普通に売られていたりもするのですが、JALの機内で配られたちゅらナビというクーポンブックに、国際通りにあるフランチャイズ店用のクーポンがありましたのでそれを使ってみます。

このクーポンブック、ぴあと共同制作したとのことで、色んなお店のクーポンがあって凄く良かったです! さすがJAL。以前ハワイに行ったときも(出張です)、クーポンブックをくれていろいろ助かりました。

 

クーポンが使えるのは、ブルーシールの国際通り店。国際通りには幾つかお店がありますが、使えるのはここだけなので要注意です。

 

国際通りを歩いていると、それっぽいお店を発見しました。

ブルーシールパーラー大湾店

 

中に入って、店員さんにクーポンが使えるか聞いてみたところ、「ここではない」と。

危ない危ない。注文する前に聞いておいて良かったです。

どうやらここは、パーラー大湾店というお店で直営でもフランチャイズでもない、完全独立のお店でただブルーシールを専門に取り扱っているだけ、というようなお店の模様。

ブルーシールは、直営店とフランチャイズ店、それ以外の取扱店と3種類ありまして、いずれもこんな感じでカフェスペース併設の専門店がありますので、かなりややこしいんです。

国際通り店はもう少し先だとのことなので、先に進んでいきます。

 

しばらく歩くと、やはりそれっぽいお店を発見しました。

ブルーシール国際通り店

 

場所はこちら

 

 

念のためクーポンが使えるか確認してから注文します。

せっかく沖縄なので、それっぽい紅いも味と、クーポンでもらえる少し小さめのアイスはアメリカっぽいミントチョコに。

 

出来上がりはこんな感じ。

紅いもシングルにミントチョコジュニア

クーポンでもらえるジュニアサイズのスクープも、そこそこの量があって良いですね。かなりお得感があります。

紅いもはしっとりとしたなめらかな舌触り。それでいて味自体は軽やか。

かなりしっかりと紅いもの風味が感じられつつも、重くならない仕上がり。

僕は紫芋やかぼちゃなど、芋っぽい風味のアイスが大好物なので、紅いもの風味が強く、かつ芋感を感じやすいなめらかな舌触りのこちらは好みど真ん中。

 

ミントチョコの方は、ミントがやや控えめで甘さの立った味わい。

「緑カッコイイ」というくらいの感覚のお子様でも美味しく食べられるかもしれません。

甘さが立っていながら後味は比較的スッキリ。チョコチップもしっかりとアクセントとして効いていて、なかなか美味しい一品でした。

 

コーンはこのタイプはちょっと湿気気味。昔懐かしい感じでアイスの邪魔をしてしまいますので、ちょっと追加料金を出してワッフルコーンにするか、カップのほうが良いかも。

 

帰ってから気づいたのですが、ゆいレールの1日乗車券を持っていると、直営店ならシングルの値段でダブルにしてもらえるみたいです。

国際通り周辺なら、県庁駅近くのパレットくもじ店で使えますよ。

 

 

 

今回は、国際通りでの食べ歩き編をお届けしてきました。

田舎のソーキそばは、あのお値段でむちゃくちゃ美味しいので、ちょっと年季の入った店構えが苦手でなければぜひ試してみてください。

次回もまだ沖縄を脱出できそうにありません。ゆいレールの展示場、那覇空港での食事編をお届けする予定です。

 

 

国際通りでの食べ歩きに興味を持たれたら

 

さっそく旅行の手配をしてしまいましょう!

沖縄への旅行は、どうしても飛行機が必要になります。

そんな旅行には、LCCなどの格安航空会社を使う手もありますが、不便なターミナルから窮屈な座席に座って向かうのではリゾート気分も半減です。

JALでのフライトが約束されていて、ホテルも含めて羽田出発の2泊で3万円台前半~とかなりおトクなJAL直営のツアーがオススメです。