台北市内を一望できる名所、象山からは台北101がキレイに見える! ― 台湾旅行記第11回
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は台北南東部の象山に登りましたので、そのレポートをお届けします。
象山のアクセスや所要時間、必要な体力がどの程度か、などの情報もご紹介しますよ。
象山の基本情報とアクセス
象山って何?
台北の街の、南東の外れにある山です。
台北の南東には台北101という一時期世界一高いビルだった台北のランドマーク的建物がありまして、そのすぐ近くにあります。
そんなに高い山ではなくて、登山道も整備されていますから小さなお子さんからお年寄りまで登れる山である上に、台北市内を一望できる素晴らしい眺めが望めるとあって、地元の方から観光客まであらゆる人々から人気を集めています。
早い人で15分、どんなにゆっくり歩いても1時間程度で登れてしまいますから、観光ついでのお手軽登山にオススメ。
MRTの象山駅から歩いていこう!
この日の朝、前回のレポートでは故宮を訪れ、徒歩で士林駅まで戻ってきました。
士林から象山までかなり距離はありますが、MRTの淡水信儀線で1本です。
台北方面、象山行きの電車で終点まで乗車します。
地下鉄ですので車窓も見えずちょっと退屈ですが、しばらく座ってられるので休憩になってありがたいですね。
およそ30分の電車の旅を終え、象山駅では2番出口から出ます。
目の前に、象山はこちらという方角表示がありますので、それに従ってまっすぐ歩いていきましょう。
左手に公園を見ながら進むことになりますが、2017年1月の訪問時は公園は工事中で閉鎖されていました。
突き当りを左に曲がると、少し坂を登ります。
更に道なりに右に曲がると、左手にお寺が。普通に参拝できますし、ここから象山に入ることもできます。
急な斜面に建っていますので、道路から見ると凄く高い位置にお堂がある不思議な造り。
お寺を過ぎてすぐ左手に、象山の登山口が見えてきます。
ここから登っていきますよ。
それほど高い山ではない。けど、結構キツい
いよいよ登山開始!
登り始めると、ひたすら階段。どこまで登ってもずっと階段。
ということで、ずっと石段が続きますので、雨のあとなどはお気をつけください。
階段続きということは斜度が結構あるということでして、それほど高い山ではありませんが、一気に登らされるので結構キツいです。
暑さ対策、水分補給はしっかりと
登っていると、かなり暑くなってきます。
1月にもかかわらず、ランニングウェアのようなかなり涼し気な格好の方も多くいらっしゃいました。
半袖でも暑いかも、水分補給用のペットボトル持参は必須といった感じですので、事前準備をしっかりしておきましょう。
1人1本、500mlのペットボトルは必須ですよ。
標高はそれほどありませんので、上着はいらないと思います。
それよりも、運動する分、一番上の1枚は脱ぎやすいものにしたほうが良いかと。
夜間だけは、汗をかく分、景色を眺めてゆっくりしている間に冷えてしまう可能性がありますので、1枚羽織るものがあると便利です。
また、虫対策は台湾のどこにいてもそうですが、必須です。
足元は、体力があればかかと付きのサンダルでも問題ない程度ですが、靴ずれ対策で絆創膏は持っておきましょう。
また、雨のあと、湿度の高い日は滑りやすいところがあります。滑りにくい靴で挑んでください。
所要時間
毎分80歩程度のペースを維持しつつ、時々一段とばしで休むことなく登り続けると、10分強でこんな表示のあるエリアに辿り着きます。
さらに5分ほどで、山頂につきました。
かなり急な石段を登り続けますので、一般的な若者で20分強、休み休み行けば30分、体力に自信のない方やお子様連れの場合には40分ほど見ておいたほうが良いかもしれません。
山頂周辺をウロウロ
山頂には、何故かトレーニング施設が。
さすがにここまで登ってそんな元気はありません。
ここからの眺めはこんな感じ。
残念ながら天気があまり良くなかったので、遠くまで見渡すことは出来ませんが、南東方向から台北市内を一望できる素晴らしいロケーションです。
台北で最も高いビルであり、かつて少しの間だけ世界一高いビルだった台北101はかなり近いので、綺麗に見えます。
夜に訪れると夜景が綺麗らしいですよ。ただ、外灯はありませんので懐中電灯機能のあるスマホ等を、しっかり充電して持参しましょう。
少し下ったところにある岩場で、多くの方が風景を眺めています。
周りに木などが少なくて、風景を見るならこの辺りが良いかも。
帰りは違うルートで帰ってみる
途中に分岐がありましたので、帰りは行きと違うルートを取ってみます。
どちらから行っても距離、登りのキツさともに大差ない感じですが、登りだと左側、下りなら右側のルートが、少しすいているようです。
帰りは軽く駆け足で10分程で登山口に戻ってきました。
普通に歩けば15分、ゆっくり一歩一歩気をつけながら降りれば20分といったところでしょうか。
全体としては、上で風景を眺める時間も含めて、体力と相談して1時間から1時間半を見ておきたいところです。
夜間は足元が暗くなりますので、もう少し余裕を見て、気をつけながら登った方が良いと思いますよ。
混雑状況
今回は土曜日のお昼頃登りましたが、行列を作って登り降りするというほどではありませんでした。
人を追い越すくらいの余裕はありますが、追い越すとすぐ前の人に追いつく、というくらいの混雑度。
展望ポイントも、ちょっと待てばすぐに順番が回ってきて見られる、というくらいでした。
展望台のベンチも空きがありましたので、ゆっくり座って景色を眺めることもできますよ。
象山登山は他にもルートがある
実は、象山に登るルートは他にも幾つかあります。
象山駅側から象山に登る歩道は山頂で終わるわけではなくて、そのまま真っすぐ続いていくんです。
真っすぐ歩き続けると下山して、永春岡公園というところに出ます。ここから象山駅に戻るのはちょっとルートが難しいのでオススメはしませんが、体力があり余っている方はこちらまで往復してみるのも楽しいかも。
また、山頂付近から真っ直ぐ進むのではなく、途中で右に曲がると幾つかのお堂や石碑などを回るルートに進むことができます。
ただし、こちらは結構ガチで山奥になってきますし、街に戻るのも大変になってきます。
この方向に進む場合は1日潰すことを覚悟しましょう。
まとめ
MRTの駅から歩ける範囲にある、眺めの良い山。
都会近くにありながら、喧騒から離れてまったりしつつ軽く運動もできますので、行動派の方にはオススメのポイントです。
また、台北101に上ってしまうと、台北101を含めた景色というのは見られませんので、台北101を含む台北市の景色や夜景を見たい方には外せないポイントですよ。
次に読むのにオススメの記事
今回の台湾旅行に関する次の記事は、中正記念堂での衛兵交代についてです。
スケールこそ小さめですが、思いのほかエンタメ性もあって、楽しく見ることができました。
周辺には地元の方々が集まる巨大な広場もあって、大学生がダンスや楽器の練習をしたりしている活気のある場所でしたので、その空気に触れるだけでも楽しかったですよ。
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