サンドイッチ発祥の店!? 何を食べても美味しい【Earl of Sandwich】at ディズニー・スプリングス

2017年8月16日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

今回は、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)にある複合ショッピング施設・ディズニー・スプリングス内のファストフード店「アール・オブ・サンドイッチ(Earl of Sandwich)」をご紹介していきます。

 

アール・オブ・サンドイッチは、なんとサンドイッチを発明した、かの4代目サンドイッチ伯爵の子孫が立ち上げたファストフードチェーン

とっても美味しいサンドイッチを、ディズニーリゾートの中では比較的お手頃な価格で頂くことができます。

この記事では、アール・オブ・サンドイッチの詳しい概要や、メニュー、価格帯、実際の食レポなどをお届けしていきます!

 

オススメ度

 

  • ボリューム ★★★☆☆ まぁまぁの量で、十分食べ切れるボリューム
  • アメリカ度 ★★☆☆☆ どちらかと言うと、イギリス…?
  • 雰囲気   ★★☆☆☆ ちょっとオシャレなファストフード店
  • オススメ度 ★★★★☆ コスパの高さ、味の良さでオススメ!

 

一見、ごくごく普通のファストフード店ですが、味はバツグンです! レベルの高いサンドイッチを、ロードサイド店と同じ価格でいただけるのがありがたい。

 

 

1. アール・オブ・サンドイッチの基本情報

まずは、概要やメニュー、価格帯などの、アール・オブ・サンドイッチの基本的な情報をご紹介していきます。

食レポはもう少し下で!

 

1.1 アール・オブ・サンドイッチの概要

アール・オブ・サンドイッチの外観。ディズニーグッズのショップが集まる「マーケットプレイス」エリアにあります。

アール・オブ・サンドイッチは、2004年にアメリカで創業した比較的新しいサンドイッチチェーン店。

にも関わらず、「元祖サンドイッチ」を名乗り、「これこそが唯一にして絶対のサンドイッチだ」とまで言っています(若干大げさに意訳しています)。

ここまで言っているのは、お店に歴史的裏付けがあるから。

 

実は、このお店はサンドイッチを発明したと言われている、4代目サンドウィッチ伯爵のジョン・モンタギューの子孫が創業者の1人なのです。

創業者の名は、ジョン・モンタギュー。これ、とってもややこしいのですが、サンドウィッチ伯爵家の4代目と11代目の名前が同じなんです。

そのご子息のオーランド・モンタギューと、プラネット・ハリウッドというレストランチェーンの創業者にしてCEOでもあるロバート・アールと組んで創業したのがアール・オブ・サンドイッチ。

 

実際には、4代目サンドウィッチ伯爵がサンドイッチを発明したわけではないと言われていることなどを考えますと、資金繰りに窮する、あるいは一攫千金を狙う伯爵家と、「歴史」というストーリーが欲しいプラネット・ハリウッド創業者の互いの利益が一致した、単なるビジネスに見えなくもありませんが、アメリカですのでそこまで含めてエンターテイメントとして見ておきましょう。

 

2004年の創業で、現在は全米に31店舗(2017年8月現在)、パリに1店舗をかまえる中規模チェーンに成長しています。

このうち、米国の2店舗とパリの1店舗はいずれもディズニーリゾート内にあるという、何らかのつながりを感じる店舗展開。

プラネット・ハリウッドも、ディズニーリゾート内に必ずありますしね。

 

もちろん、単にビジネスがうまいだけではありません。

味もしっかりとしていて、良い素材を良いバランスで組み合わせ、その場で作ってくれるサンドイッチを提供しています。

スープなどのサイドメニューも含めてハイクオリティなのも、人気の秘訣。

いろいろとバックグラウンドのストーリーには勘ぐりたくなるところもありますが、味の面では文句のないお店です。

 

1.2 アール・オブ・サンドイッチのメニューと価格帯

内装。カウンター式の注文システムで、注文してしばらくすると出来上がり、名前で呼ばれます。周囲には多数の座席。客席は屋外にもあります。

こちらの基本メニューは、焼いたパンで具材を挟むホットサンドイッチです。

  • The Original 1762 $7.99 ローストビーフ、チェダーチーズ、ホースラディッシュソース
  • The Earls’s Club    $7.99 七面鳥ハム、ベーコン、スイスチーズ、レタス、トマト、サンドイッチソース
  • The Full Montagu  $7.99 ローストビーフ、七面鳥ハム、スイスチーズ、レタス、トマト、マスタードソース

などなど、13種類のサンドイッチ$6.99~$7.99が基本。

 

他にも、トルティーヤで具材をロールしたラップ類や、パンピザなどのメニューも多数。いずれも8ドル以下程度の価格帯です。

 

その他、サイドメニューではスープが人気。小さいカップ2.99ドル、大きいカップ3.99ドルで、

  • ブロッコリーとチェダーチーズのスープ
  • チキンヌードル
  • トマト
  • チキントルティーヤ

があります。

 

ドリンクは、ソーダ類$2.25、コーヒー紅茶$2.49、最も高いオレンジジュースで$3.49。

サンドイッチ+スープ+ドリンクを頼んでも、税込み一人あたり15ドル程度で十分

スプリングス内で比べると、もちろんマックよりは高くなってしまいますが、パーク内と比べればかなり良心的な価格ですね。

 

 

2. 食事のレポート

それではいよいよ、味のレポートや料理の写真などをご紹介していきます!

今回頂いたのは、The Original 1762, The Earl’s Club, トマトスープ、チキントルティーヤスープの4品。どれも美味しかったですよ。

 

2.1 サンドイッチ

注文すると、その場でトースト、具材をサンドしていってくれます。ですので、苦手な食材があれば、伝えておけばもちろん抜いてもらえます。

しばらく待っていると、名前で呼ばれますので受け取り。

こんな感じでラッピングされて出てきます。

綺麗なラッピング。びっくりするほどガッツリ直方体です。シールを見ると何の商品かわかります。

かなりかっちりした直方体。金色に輝く包み紙が、ややレトロな風合いなのは、おそらく歴史を感じさせるためでしょう。

アイコンの入ったシールのまわりに商品名が書いてありますので、このシールで中身が何かわかります。

 

まずはThe Earl’s Clubを開封してみると…

The Earl’s Clubの全景。サイズ的にはサブウェイの普通サイズとフットロングの中間くらい?

ドン!

きつね色に焼けたパンが食欲をそそる、やや大振りなホットサンドです。

真ん中で切られているので断面を見てみると…

The Earl’s Clubの断面。お肉みっちり!

ミッチリと詰まったターキー(七面鳥のハム)に、カリカリベーコン、やや控えめなレタスとトマトが積み重なっています。

サンドイッチを開いてみると、こんな感じ。

The Earl’s Clubの中身。一つ一つ手ではさんでいますので、さすがに端っこまでミッチリとは行きませんが、具材はしっかり入っています。

一見かなり重たそうにも見えますが、実際に食べてみると以外なほどにアッサリ。

ターキーはそもそも脂身が少なくてサッパリとしていますし、トマトとレタスのフレッシュさと、クラブハウスサンドっぽいソースが相まって、かなりライトな仕上がりになっています。

ターキーはアッサリしっとり。それでいてサクッと噛み切れる食感が魅力。

これだけだとあっさりしすぎるところに、カリカリベーコンが食感と脂感のアクセントを加えます。

パンもカリカリサクサクで小麦の香りもしっかりとしていて、とっても美味しい。

 

それぞれのパーツで見ればそれほどでもないのかもしれませんが、組み合わせの妙でびっくりするほど美味しいサンドイッチに仕上がっています

これは一度食べて見る価値ありです。

 

続いて、The Original 1762を見てみましょう。

断面はこんな感じ。

The Original 1762の断面。Clubとは打って変わって、ひたすら肉!

ひったすらにローストビーフを重ねまくり、その隙間からとろけたチェダーチーズが見えています。

サンドイッチを開いてみると、

The Original 1762の中身。ローストビーフミッチリで、他にはチーズしか見えません!

ひたすら肉! 肉! 肉!

糸を引いているのはとろけたチェダーチーズ。ソースはホースラディッシュソースです。

 

ローストビーフはほぼ完全に火が通ってしまっているように見えますが、噛めばスッと噛み切れる、柔らかい仕上がり。

赤身の肉々しさを残しつつ、でも獣臭さは消えていて、適度な弾力がありつつもさくっと噛み切れる。ものすごく質の高いローストビーフです。

チェダーチーズも相まって、かなり肉肉しくコッテリとした組み合わせですが、ホースラディッシュソースのほのかな刺激が口の中をサッパリとさせてくれます。

やはり、かなりしっかりとトーストされたパンの食感との対比が面白い、素晴らしい組み合わせ。

 

どちらのサンドイッチもとっても美味しかったので、オススメです!

これらの間を取ったような、The Full Montaguというサンドイッチもありますので、機会があればぜひお試しを。

 

2.2 スープ

続いて、スープ類を見ていきましょう。今回購入したのは、いずれも小さいカップ。

まずは、トマト

トマトのスープ。ビスクにトマトの酸味をあわせたような構成です。

日本でイメージする、ミネストローネ的なトマトスープとはちょっと違って、かなり濃厚なタイプ。

ビスク風のスープに、トマトの酸味をあわせたような構成。これにチーズも仕込んであって、とろ~り滑らかでコッテリとしつつ、トマトの酸味が爽やかな美味しいスープです。

パンも入っていて、これにスープが染み込むともう、至福です。

 

一方のチキントルティーヤ

チキントルティーヤのスープ。トルティーヤはいずこ!?

パット見、トルティーヤは見当たりません。

おそらく、メキシカンな風味という意味でトルティーヤという言葉を使ったのではないかと思いますが、定かではありません。

チリやパプリカパウダーをふんだんに使ったと思われる、ちょっとスパイシーで、かつアメリカでイメージされるメキシカン(TEX-MEX)的なイメージの味わい。

中には豆もたっぷり入っていて、ボリューミー。

まろやかクリーミー、だけどスパイシーという、なかなか日本では出会えない味わいですがとっても美味しい。

 

 

今回はドリンクは手持ちの水で済ませましたので、合計税込み25ドル程度。これだけ美味しいものをこの価格でいただけるのは、かなり幸せです。

ディズニー・スプリングスの食事エリアからはかなり外れたところにありますが、ディズニーグッズのショッピングついでに立ち寄りやすいのも魅力。

かれこれ合計1月以上はWDWに滞在してきた中で、これまでで一番美味しい食事だったような気がします。是非一度体験を!

 

WDWでの食事はこんな感じで肉ばっかり、野菜は申し訳程度にしかありません。

こんな食事を続けていれば、早晩お腹に不調をきたすことは間違いありません。

WDW旅行の際は、しっかりと野菜不足対策を取っておかないと大変なことになりますよ!

 

 

3. 次に読むのにオススメの記事

この日、このあとは18時~のシルク・ドゥ・ソレイユ「ラ・ヌーバ」を予約してありましたので、そちらに向かいました。

一つ一つのパフォーマンスが驚異的なレベルにあるのはもちろんのこと、全てのパフォーマンスや寸劇などがシームレスに繋がった、ショーとしての出来も見事。

詳しくは以下の記事でご紹介しています。

 

その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。