東京からオーランド空港へ! ― アメリカン航空の機内食、機内エンターテイメントなど
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
この記事では成田からダラス・フォートワース、ダラス・フォートワースでの乗り継ぎ、そしてオーランド空港への旅路をご紹介していきます!
特に、乗り継ぎ空港での手続きは不安に思われている方も多いかもしれません。
入国審査エリア付近での写真撮影は禁止されていますので、写真はありませんが文章で詳しく説明していきますよ。
1. 成田からダラス・フォートワースへ
搭乗したアメリカン航空777-200型機は、エコノミークラスだと3-4-3の座席配置。
便によっては通路側の座席は追加料金を取られるという恐ろしい便です。今回は、行きは無料で押さえられましたが、帰りは2人並びで座席を取ろうとするとどうしても追加料金を払わざるを得ず、50ドルほど追加で支払って横並びの席を押さえています。
乗り込んでみると、通路が狭い! 座席の幅を広めにとっているのか、通路幅がやけに狭いので、食事をサーブする際のワゴンなどがガンガン座席にぶつかっていきます。
眠っていて機内食を食べ逃がす、なんてことがありませんので、ある意味ありがたいかも。
座席のピッチは、JALと比べればやや狭め。最近の標準サイズです。
ちょっと膝を前に出してしまえば、すぐに前の座席にぶつかってしまうくらい。席を立たずに奥の人を通路へと通すのはほぼ不可能です。
2.1 機内の設備
機内エンターテイメントは、タッチパネルとコントローラ併用式。アンドロイドで動作している端末で、映画はかなりの本数がありました。もちろん、日本語にも対応しています。システムはなんとPanasonic製!
妻は海外旅行に慣れていないこともあって、機内でもはしゃぎっぱなしで楽しそうに映画を見ていましたが、個人的には惹かれる映画があまりなかったのでPCをいじって暇つぶし。
電源コンセント、USB充電コンセントが両方ありましたので、バッテリーの心配もありません。
機内Wi-Fiは有料での提供。2時間12ドル、4時間17ドル、乗っている間使い放題で19ドルとやや高めの価格設定で、速度も遅いのでよっぽど急ぎのメールを送りたい場合など以外は使う必要はないかもしれません。
アメリカ系の航空会社は特に、機内がとっても寒いです!
黄色人種と白人や黒人はかなり体感温度が違っていて、彼らが半袖で快適だと感じる場所でも、我々はフリース+上着くらい着なきゃいけないくらいの感覚。
羽織れるものは1枚だけでなく、ガッツリ目のフリースも持っていったほうが良いですよ。ホテルの部屋なども寒かったりしますので。
2.2 機内食
機内食は全3食。離陸直後にまずはしっかりとしたご飯が供されます。
最初にスナックとドリンク。スナックは日本のあられです。
アメリカ系の航空会社は、ドリンクを缶まるごと提供してくれるのでありがたいです。
食前のスナック、食事中、食後と全部で3本もらえますし、アメリカンは食事に水のボトルも付いてきます。
2回目以降の機内食でも、それぞれ2本ずつもらえますので、水分補給はこれだけでだいぶできちゃいます。というわけで、機内に持ち込む水のペットボトルは1本で十分!
続いてお料理。今回は、チキンカレーとポークシチューからのチョイスでした。
僕はポークを選択。
トマトの効いた程よい酸味とコクのあるソースで豚小間と玉ねぎを煮込んであって、なかなかに美味しいです。アメリカン航空の機内食とは思えないくらい。
付け合せはにんじんとブロッコリー、マッシュポテト。
サイドディッシュはサラダにごまドレッシングと、きんぴらごぼう、小さなエビ団子、がんもどき。
デザートには毒々しい色合いの大きなババロア。やはり日本で作って積み込んでいても、この色合にしちゃうんですね。さすがアメリカン。
全体的に機内食のクオリティは向上していて、美味しく頂くことができました。
妻が選択したチキンカレーも、ややスパイシーな日本風のカレーライスで、なかなか美味しかったみたいです。
2食目は全11時間ほどのフライトのうち、5時間半ほどが経過した中間地点での提供。
軽食ですが、そこはアメリカン。カロリー的には軽食ではありません。
中身は、ハムとチーズのバーガースタイルのサンドイッチ、大粒のぶどう3個、キットカット。
日系航空会社なら菓子パン1個のところ、この物量はさすがです。
どうしても温めていないので、パンが冷たくずっしりとしていますが、ハムもチーズも臭みはなくて食べやすいものでした。
こちらもアメリカンらしからぬクオリティ。
パッケージもちょっと特別感のある感じですし、何でしょう、機内サービスが全体的に底上げされているんですかね。
3食目は到着直前の朝食。
鮭またはオムレツからの選択でした。
僕は鮭をチョイス。
鮭はフレークをフワフワな感じで巻き上げたようなもの。
おまけで卵焼き、お漬物まで入っていて、なかなかのボリュームです。フルーツはパイナップル、グレープフルーツ、ぶどうでした。
オムレツにはハッシュドポテトとハム、トマトが入っていました。
3食目が終われば、いよいよダラス・フォートワース空港に到着です!
到着直前にかなり激しく、しかも長時間揺れていたので、妻はすでにグロッキー…。
11時間というこんな長旅では、確実に疲れます。そんな疲れを少しでも軽減して、また、時差ボケをできるだけ少なくしないと、翌日からの超ハードな4大パーク巡りに支障が出てしまいます。
以下のページをご参考に、しっかりと機内対策をしておいてくださいね。
2. ダラス・フォートワース空港での乗り継ぎ
空港に到着したら案内に従い、まずは入国審査へと向かいます。
入国審査エリアは複数に分かれていますが、日本人が向かうべきは「ESTA」と書かれている場所。自動入国審査装置が置かれているはずです。
自動の装置はグループごとに処理してOKですので、グループで一台のマシンに向かいましょう。
日本語も選択できますので適宜選択をして、パスポートの読み込み、顔写真の撮影、4本指の指紋スキャンを行います。
すると、自動で「入国審査にパスしましたよ」あるいは「初回入国なのでまだ入国できません」ということを示すチケットが出てくるはず。
まだ入国できませんという書類が出ても、とりあえず出口にいる係員の方に見せに行きます。
ESTAを申請してからの入国が2回目以降の方は、そのまま入国審査は完了。なんと、自動入国審査のみで完了するようになっています!
2016年12月の時点では、自動の装置+入国審査官による簡易対面審査でしたから、さらにシンプルになって時間短縮できるように。
一方、ESTAを申請後はじめて入国する方は、今度は入国審査官との対面審査の方にならぶよう指示されます。
そちらでパスポートと航空券、先ほど出てきたチケットを渡し、簡単な質問に答えます。
通常は、
- What is the purpose? 「入国の目的は?」→WDWの場合は「Vacation」「Sightseeing」など
- Where is the destination? 「目的地は?」→WDWの場合は「Orlando」
- How many days will you stay? 「何日滞在するの?」→滞在日数を答える
- Anything else to declare? 「何か申告することは?」→大量の現金を持っていなければ「No」
くらいでおしまいです。
いろいろ疑われたら、とりあえず宿泊するホテルの予約確認書、帰りの航空券のe-チケットを渡してみてください。WDWの日程表まで見せれば、大抵はなんとかなるはず。
その後、顔写真の撮影、片手の親指、残りの4本指、反対の手の親指、4本指の指紋スキャンが行われます。こちらは審査官の指示通りにカメラを見たり、スキャナーに指を当てたりすればOK。
審査が終わると、「入国OK」の顔写真入りチケットを渡されます。
入国審査をパスしたら、手荷物受取所へ。
アメリカに入国する際は、一度税関を通らなければなりませんので手荷物の受取があります。帰りは税関を通りませんので手荷物の受取もありませんから、ちょっと経路が違いますから注意してください。
荒っぽく転がりながら飛び出してくる荷物をキャッチしたら、税関審査の列に並びます。
ちなみに、ESTAの場合は税関申告を自動入国審査装置で行うようになりましたので、税関申告書の記入が不要になっています。機内で配られることもありませんが、心配せずとも大丈夫ですよ。
税関審査では、先ほど入国審査時に発行されたチケットとパスポートを渡して、いくつかの簡単な質問に答えます。
ここでも何日滞在するかとか、どこに行くのかとか聞かれますので入国審査と同様に回答しましょう。
税関を通り抜けると、すぐに手荷物再預入のカウンターまたはスペースがあるはず。
そこで航空券のチケットを見せて(手荷物にはすでに目的地までのタグが付いていますから、本来は不要ですが…)、もう一度手荷物を預けてしまいます。
こうして預け入れ手荷物を持っていられるのはわずか数10 mですし、税関審査前は荷物を開けてはいけませんので、手荷物の整理が必要な方は預け入れ時に忘れないようご注意ください。
手荷物を預けたら、次に飛行機に乗るターミナルへと移動し、保安検査を受けます。
保安検査場では入り口にいる係員にパスポートと航空券を見せて、チェックを受けてから検査場へ。
基本的には日本と同様で、小さな容器に入れたもの以外は液体の持ち込み不可、PCはカバンから出す、上着は脱ぐなどの指定があります。
さらに、米国の空港の保安検査では必ず靴を脱ぐ必要がありますので、靴を脱いでトレイに載せ、手荷物と一緒にX線検査を受けることになります。
手荷物を全てX線検査装置へのベルトコンベアに送り出したら、続いてボディスキャン。
こちらもほとんどの方は金属探知機ではなく、X線による検査を受けることになります。
装置の中に入って所定の位置に立ち、装置内に描かれているように手を頭の上にあげてスキャンを受けます。
この際、本当に小さな金属でも見つかってしまいますし、見つかると空港職員によるボディタッチでの検査を受けますので、気になる方は徹底的に金属を排除しておきましょう。
保安検査場を通過したら、あとは出発時間までターミナル内を散策です!
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3. ダラス・フォートワース空港内を散策
ダラスに到着したのが朝の8時20分頃。出発は10時55分で、搭乗開始は10時20分なので、入国審査があることを考えるとやや攻め気味の時間配分になっていました。
が、入国審査も税関審査も、その後も保安検査もダラスではそれほどの混雑もなく、スムーズに通過することができましたので、1時間以上の時間ができました。
というわけで、空港内をフラフラ。
出発するAターミナルは、建物内に2階建ての建物が建っていたりする、ちょっと不思議な構造。
お店もいろいろあって、免税店や各種レストラン、パブ、その他お土産物店などもありました。
妻はやたらとカラフルでアメリカンなキャンディショップでお買い物。
周辺には謎のオブジェ。
他にもロクシタンや、化粧品のMAC、ダラスはテキサス州にありますのでテキサスのお土産専門店など様々なお店を見つつ、時間が来たのでゲートへ。
いよいよオーランドへと旅立ちます!!
3. オーランド空港への機内
オーランド空港へは10時55分発。フライト自体は2時間半ほどですが、ダラスとオーランドには時差が1時間ありますので到着は14時30分頃になります。
日本から行く場合、適切な乗り継ぎ時間を確保しようと思うと、おそらくこれが最も早い便。アメリカン航空のAA1046という便です。
飛行機は座席が3-3配置のエアバスA321型機。A320を引き伸ばしたような機体なので、横幅は狭いのに縦に長い不思議な機体です。
座席にはしっかり個人用モニターとUSB電源、そして通常のAC電源も。アメリカンはこれを標準にしつつあるようで、国内線でもこの装備は素晴らしいですね。今後は個人モニターは排除して、無線LANで映画などのコンテンツを配信する方向性のようですが…。
モニターは成田―ダラス間のものと同じ、タッチパネル式のPanasonic製アンドロイド端末。ただし、コントローラーがなくてタッチパネルオンリーなので、ゲームなどのコンテンツは一部違っています。
機内では飲み物とスナックのみのサービス。ただし、スナックはロータスオリジナルのキャラメルビスケットと、ミニプレッツェルの2種類あって、「両方欲しい」といったら両方くれました。
キャラメルビスケットは大きめのが4枚、ミニプレッツェルは日本で言う小さめのポテチくらいの重さがあって、どちらもやはりボリューミー。
ドリンクはやはり缶まるごともらえます。
オーランドが近づいてきて高度が下がってくると、オーランド周辺の町並みが見えてきます。
そこらじゅう、いたるところに沼がある独特の地形。
この地形のために土地が売れ残っていて、超広大なウォルト・ディズニー・ワールドを建設することができた、というのも納得です。
着陸直前には、左側の窓から外を見るとちっちゃくWDWも見えますよ!
着陸する滑走路と着陸方向にもよるかもしれませんが…。
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4. オーランド空港をフラフラ
ついに、ついにオーランド空港に到着しました!!
飛行機を降りて案内表示に従って進むと、必ずトラムに乗ることになります。
こちらのトラムは、WDWのマジックキングダムにある「ピープルムーバー」というアトラクションと同じ、「Automated People Mover」略してAPMという名前がついています。
動力源はリニアモーター、地面とはタイヤで接触しているタイプのトラムで、レールはありません。いわゆる「ゆりかもめ」のような新交通システムタイプのトラムです。
2017年の秋から、このAPMの置き換えが始まるようで、それ以降は日本の三菱重工製の車両とシステムになるようですよ。
この写真の奥に見えているのが、APMが走る軌道です。
メインのターミナルに到着すると、すでにDisney Magical Expressや、ユニバーサルスタジオ方面の案内板が出ています!
APMを降りると、荷物受け取りの前に保安検査場の外に出てしまいます。
というわけで、このタイミングでショップを見ることもできますよ。
帰りの便はたいてい早朝になっているはずですから、ショップを見られるのはこのタイミングくらい。
特にユニバーサルやシーワールドに行かない方は、今が唯一のチャンスです。
ただし、ショップを見すぎて手荷物の受け取りに遅れないよう注意してくださいね。
案内板に従って進み、荷物を受け取ったら、いよいよ最終目的地、WDWへと向かうことになります。
Disney Magical Expressを予約された方は、案内板に従って進み、窓口へと向かいましょう。そこからバスへと案内されて、順次ホテルへと送迎されます。
各ホテルへ行くバスは30分に1本ほど出ていますので、特に時間を気にせず向かえばOK。
今回僕は、モールやスーパーを回って買い出しをしようと思っていましたので、レンタカーを借りました。
いずれにせよ、荷物受け取り場から案内板に従って、下の階へと降ります。
1階へ降りたら、目的のカウンターへと進みましょう。
今回僕は、空港で借りてWDWで返却しようと思っていましたので、唯一WDW内に支店のあるAlamoで借りました。
Alamoの場合、事前予約していれば直接車に乗り込んで借りる方法もあるのですが、今回はカーナビも借りることにしていて(アメリカのレンタカーだとカーナビはオプションで、ハンディタイプのものをカウンターで渡されます)いろいろ面倒なので、カウンターで手続きを済ませました。
その後、駐車場の中にあるAlamoコーナーの、該当する車種に乗り込みます。
車はどれを選んでもOK。乗ったら中に鍵が置いてありますので、そのままエンジンをかけて出口へ。
出口では、国際免許証とレンタカーの予約票を渡せば終わりです。
国際免許証は、日本の免許を持っていれば所轄の免許センターまたは警察署などで発行してもらえます。
その際、パスポートが必要になりますのでご注意ください。
今回借りたのは、「ミニバン」というサイズ。ですが、アメリカのミニバンはデカいです。
借りたのはDodgeというアメリカではメジャーなブランドのミニバン。
7人乗りで縦もそこそこありますが、横幅がとにかくデカい。アメリカ人を横に3人並べられるサイズなわけですから当たり前といえば当たり前かもしれませんが、左ハンドルに加えてこのサイズ感は、慣れるまで大変です。
左ハンドルと右側通行自体は、走り始めればすぐに慣れます。
ただし、駐車場などの周りに車がいない箇所、センターラインのない場所ではついつい左側通行しがちなので要注意。
あと、右折は特段の標識がない限り(no turn right on redと文字で書いてあります)、赤信号でも右折しちゃってOKです。むしろ、しないと後ろからクラクションを鳴らされますのでご注意を。
日本との違いはそれくらいです。あとは、ワイパーとウィンカーが一本のバーにまとまっていたりしますが、車に乗った時にチェックしておけば問題ないはず。
今回はこの車で、フロリダモールへと出かけていきました。
そのあたりのお話はまた次回!
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