台北松山空港入国審査と台北中心部へのアクセス ― 台湾旅行記第7回
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
台湾旅行記も7回目にしてようやく台湾入国です!
今回は、松山空港での入国審査手順、入国カードの書き方、質問事項などと、空港から台北中心部へのアクセスについてお届けします。
飛行機到着! 入国審査へ
台北の空港は2箇所
台北近郊には2つ空港があります。
1つが松山空港、もう1つは桃園空港です。松山空港は日本人的にはどう考えても「まつやま」なんですが、台湾ですので中国語読みで「ソンシャン」が正しい読みです。
松山空港が国内線中心の小規模な空港で町中にあり、桃園空港が国際線中心の大きな空港で郊外にある。
と、ちょうど東京でいう羽田と成田のような関係ですね。
規模的には、伊丹と関空と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
日本から台北に行く場合、殆どの飛行機は桃園空港に着きます。
ただし、羽田発着便だけが松山空港との往復。羽田だと東京でも都心部に近いし、台北でも都心部に近い空港に到着するという両方便利なことになっています。
その分、航空券代金も高いんですけどね。
桃園は台北市内から少し離れていまして、これまではバスや高速鉄道を使ったアクセスが必要で、ちょっと不便でした。
2017年3月になると、松山空港と同じくMRT(Mass Rapid Transit)という街中を走る在来線に乗ることが出来ますので、かなり便利になります。
時間こそ1時間ほどかかってしまいますが、これで松山空港の優位性は大分弱まる印象です。
松山空港は本当に街中
さて、前回の記事ではJALビジネスクラスでのお食事を中心にお届けしました。
4時間ほどのとっても快適な空の旅も終わり、いよいよ着陸です。
着陸寸前にちょっとだけ窓の外を見ると、目前に街が迫っています。
滑走路から200 mも行けば街になるような、そのくらいの距離感。
この近さは、埋立地の羽田では感じられません。まるで福岡空港のようなど真ん中感です。
松山空港での入国審査
飛行機を降りたら、まずは入国審査へと向かいます。
今回はビジネスクラスでしたので、飛行機を降りたのがほぼ一番の状態。
入国審査も一番に到着してしまいましたので、待ち時間はわかりませんでした…。
ただ、午後9時頃の到着で前に誰もいませんでしたので、比較的早く流れるのではないかと思います。
入国カードの書き方
入国審査では、事前に記入した入国カードをパスポートと一緒に手渡します。
JALの機内の案内では、普通に日本語で記入していたのですが、流石にそれはまずいだろうということで英語で記入。
- Family Nameは名字を英語の大文字で
- Passport No.はパスポート番号をパスポートに記載のある通りに
- Given Nameは下の名前を英語の大文字で
- Date of Birthは生年月日を西暦で、年、月、日の順番で
- NationalityはJAPAN
- SexはMale(男)またはFemale(女)から選択
- Flight No.は航空券に記載されている番号を
- Occupationは職業を記入。サラリーマンの場合はOFFICE WORKER
- Visa TypeとVisa No.は、観光目的であれば記入不要(ビザを取得した方のみ記入)
- Home Addressは日本での住所を記入
- Hotel Name in Taiwanには宿泊するホテルの名前を記入(ホテルを転々とする場合は最初の1箇所で多分OK)
- Purpose of Visitは該当するものにチェック。
- Signatureに直筆サイン
といった感じで記入してください。
職業につきましては、サラリーマン以外の方はこちらのページをご確認ください。
住所につきましては、
神奈川県横浜市緑区佐藤1-1-1といった住所の場合、1-1-1 Sato, Midori-ku, Yokohama-shi, Kanagawa, Japanと記入してください。基本的にはひっくり返して、あいだにカンマを挟めばOK。
日本人で日本からのフライトであっても、日本に住んでいない可能性も無くはありませんので、最後にJapanと付けるのをお忘れなく。
入国審査の手順
入国審査では、顔写真の撮影と指紋の登録があります。
まずは、入国審査官にパスポートと入国カードを渡しましょう。
どこの国でもそうですが、入国審査場周辺で写真を撮ったり、携帯をいじったりしてはダメですよ。怪しまれてしまいます。
入国審査官にパスポートと入国カードを手渡したら、台の上に乗っている液晶端末を見てみましょう。
そこに、絵を使ってするべきことが表示されます。
まずは写真撮影がありますので、カメラを見ましょう。
それが終わると、指紋の登録です。両手の人差し指を指紋登録機の上に置くと、自動的に読み取ってくれます。
OKなら端末が緑色になります。赤く光ったり、認識されなかった場合は一度手を離して、もう一度人差し指を置いてみましょう。
場合によっては入国審査官から質問がある場合があります。
僕のときには、「はじめてですか?」と日本語で聞かれました。
入国するのははじめてでしたので、「はい」と日本語で答えて無事通過。
英語で聞かれる可能性もあると思いますので、"Is this first time to Taiwan?"といった質問には答えられるように備えておきましょう。
入国したらまずは
空港にいるうちに両替をすませよう
ええ。羽田でバタバタしていたので、両替する暇がなかったんです。
台湾の通貨は、ニュー台湾ドルというもの。古くは台湾元という表記でして、どちらの表記も残っていますが、最近は$マークが主流になっています。
台湾ドル1ドルが日本円でだいたい3.7円くらい(2017年1月現在)。手数料を含めて4円くらいだと思っておけば良いかと思います。
ところで、日本で両替するのが良いか現地で両替するのか、どちらがお得だと思いますか?
基本的には、よほどマイナー通貨でない限りは日本で両替しておくのが安心なのですが、台湾の場合は現地で両替をしたほうがレートが良い場合が多いです。
特に、台湾では日本円の信用度が高いので、日本円のまま持っていってOK。
しかしながら、実は日本で両替するより台湾で両替するよりおトクな、第3の方法があります。
それが、キャッシング。
クレジットカードをお持ちの方であれば、現地のATMで現金を引き出すことができるんです。
通常日本国内でキャッシングというと、現金が足りなくなってしまった方がクレジットカード会社から借金をする、というイメージが強いかと思いますが、海外の場合には状況が全く異なります。
一般的なクレジットカードですと、海外では一回払いのみになっていることがほとんど。
お金が足りなくなったからキャッシング、というわけではないんです。
ではなぜキャッシングをするのかといいますと、単純に手数料が安いからなんです。
手数料はカード会社によって異なったりしますが、僕が使っているEPOSカードは、5万円両替した場合で955円。
5万円に対して手数料は2%程ですね。それに対して、空港での両替だと場合によっては10%くらい取られたりしますから、かなりオトクです。
また、ATMは24時間使えることが多いですので、何時に到着しても両替できるという点も安心。
こういう理由で、僕は海外に行くときには基本的にキャッシングを利用しています。
ATMの使い方も、手順は日本とほとんど同じで、カードを入れたあとにクレジットカードのキャッシングというボタンを選択して、暗証番号を入力して金額を入れるだけ。
とっても簡単で手軽、しかも早いので、便利です。
僕が使っているEPOSカードは、以下のページから申し込みできます。
松山空港から台北市内への移動方法
MRTが便利
松山空港は、空港の中からMRTと呼ばれる電車が出ています。
これで市内へ向かうのが便利。
台北駅までも一度の乗り換えで向かうことができます。
切符の購入方法
MRTの切符は、自動券売機で購入します。
乗りたい区間を路線図で確認して、その区間分の運賃を購入する、日本と同じシステムですね。
路線図も漢字で書かれていますからわかりやすいはずです。
ただし、注意点が一点。
切符を購入して出て来るのはコイン状のICチップ式カードです。
これを、入場の際には改札のICカードリーダーにかざして、出場の際にはコイン投入口に投入する、というちょっとわかりにくい仕組み。
その他に、一日乗車券などもありますが、オススメなのはICカード。
Easy Cardというカードがありまして、これを使うと乗車賃が10%割引になるんです。
さらに、コンビニなどでの支払いもこれでできたり、バスやMRT意外の在来線にも乗車できたりと、とっても便利。
台湾のローカル交通手段はだいたいこれで賄えてしまいますから、到着した今のタイミングで1枚ゲットしてしまうのがオススメです。
改札横の窓口に行って、"IC card, please"といえば売ってくれます。
あとで返ってくるデポジットが100ドル(約400円)必要です。今回は、チャージ400ドルとあわせて500ドルでお願いしてみました。
これを購入すれば、改札の入場も出場もタッチするだけ。日本のSuicaなどと同じような感覚で使えるようになりますよ。
地球の歩き方の台湾はあてにならない…?
僕は、ガイドブックについては地球の歩き方派なんです。
るるぶなどの他のガイドブックは、情報を絞って旅行に向けた気分を高めることに特化しているのに対して、地球の歩き方はひたすら色んな情報を詰め込んでくれるので、パット見て理解するのは大変ですが、じっくり読み込むと自分がどこに行きたいのか、どういう旅行が自分に適しているのかわかってくるんです。
ただ、そんな僕でも台湾編だけは擁護ができないといいますか…。
詳しくは後々書いていきますが、MRTに乗った段階でその片鱗が見えてきました。
松山空港から出ているMRTは、ゴムタイヤで走る無人運転列車。
「ゆりかもめ」や「日暮里・舎人ライナー」などと同じ、「新交通システム」という乗り物なんです。
にも関わらず、地球の歩き方には「モノレール」と書かれている…。
これだけで情報が怪しいと判断するのはアレなのですが、この先もいろいろと騙されることになります。
ということで、台湾に行かれる方は地球の歩き方+ブログなどでの情報収集か、るるぶなど他のガイドブックがオススメ。
台北中心部への移動
松山空港を通っているのは、MRTの文湖線。
台北駅へ向かう場合には、忠孝復興駅で板南線に乗り換えです。
僕は府中駅というところに宿を取っていましたので、板南線にそのまま乗って府中駅へ。
やはり、漢字が繁体字なので日本人にも読みやすくて、降りる駅もわかりやすいです。
ドアの上の電光掲示板に次の駅が表示されますから、これを見ておけば間違えることは無いでしょう!
まとめ
今回は、台北の松山空港での入国審査について、特に聞かれる質問や審査の手順、入国カードの書き方などについて。
そして、台湾ドルをゲットするのにはキャッシングがオススメだよ、というお話。
さらにさらに、MRTの乗り方とEasy Cardと呼ばれるICカードをぜひゲットしましょう、というお話をお届けしてまいりました。
かなり盛りだくさんになってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
次回は、今回泊まった激安ホテルについてレポートしていきますよ!
次に読むのにオススメの記事
今回の台湾旅行に関する次の記事は、土日に宿泊しても一泊3,000円台という格安ホテルについてです。
値段の割にはまともなホテルでしたので、その内装や雰囲気、立地なども含めて以下のページで詳細にご紹介していますよ。
台湾旅行に関するその他の記事は、以下のまとめページからご覧ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません