JALビジネスクラスで3時間弱の空の旅✈は慌ただしかった! ― 台湾旅行記第26回

2017年3月4日



こんにちはricebag(@ricebag2)です。

台湾旅行最終日は朝の便で羽田へと向かいますので、どこにもよらずに一路松山空港へと向かいます。

行きと同じく帰りもビジネスクラスなのですが、帰りは気流の影響もあって3時間弱の空の旅。その時間内で、かなりしっかりとした料理が出てきますので慌ただしい!

料理だけは美味しかったのですが、さすがにこの短時間ですと、ビジネスクラスらしいサービスを味わうことができず、ちょっぴり残念な感じでした。

せっかくビジネスに乗るなら、やはり少し長めの時間がかかるところまで行くのがオススメ。台湾便の場合、行きのほうが時間がかかってサービスもしっかりと受けられますので、往復のどちらかだけビジネスにするなら断然往路を選ぶべきだということがわかりました。

 

 

1. 松山空港の共同ラウンジ

1.1 ホテルから松山空港へ

まずはホテルから松山空港へと向かいます。

ホテルはMRT板南線の府中駅にとっていましたから、ここからMRTで松山空港を目指します。

 

詳しいルートは以前の記事でご紹介していますが、まずは板南線で忠考復興駅まで行き、そこで文湖線に乗り換えて松山空港駅までまっすぐ。

 

30分ちょっとで着く程度なのですが、平日の朝なので電車が大混雑。そこにスーツケースをもって乗り込むのはちょっと大変でした。特に文湖線が混雑している印象です。

 

1.2 チェックインしてお買い物

空港に到着したら、早速チェックインをしてしまいます。松山空港にはJALのラウンジはありませんので、各航空会社の上位クラス客が利用できる共同ラウンジの入場クーポンを受け取ることになります。

ラウンジは保安検査場を入った後にありますので、その前にお土産物探しを。

といっても、松山空港は大分小規模な空港。お土産物売り場もほとんどありません。

 

仕方がないので、1階にあったセブンイレブンへ。ここでは、日本にも進出して、バレンタインの際には「チョコレート小籠包」を販売したりして話題になっていた「鼎泰豊」のパイナップルケーキが売られていましたので、これを2箱購入。

あと、ちょっと現金が余っていましたので、台湾茶の茶葉を2種類購入して、現金はほぼ使い切りました!

入国した際には4,000元をキャッシングで入手して、それを3泊4日で使い切ったことになります。ホテル代は別途クレジットカードで支払いをしていますから、現金のほとんどは交通費と食費で消えていったことになります…。

僕はこの旅行で、無茶苦茶な量を食べていますのであまり参考にならないかもしれませんが、中2日丸々遊び尽くそうと思うと、3,000~5,000元ほどが必要になってくるかと思います。

物価は思ったほど安くなかったな、というのが正直なところ。日本の半額くらいにはなっているかもしれませんが、桁違いに安いようなものはなかったです。

 

1.3 ラウンジへ

そんなこんなでお土産を買うこともできましたので、保安検査を通過してラウンジへと向かいます。

ラウンジはAirlines VIP Loungeというもので、航空会社共通なのでそれほど豪華な感じではありません。

雰囲気は暗めの照明で落ち着いた感じですが、比較的狭いラウンジに様々な航空会社の客が詰め込まれていますので、ほとんどの席が埋まっていてちょっと窮屈な感じ。

 

食事は点心類が食べ放題。それと、ちょっとしたケーキもありました。

ドリンクはお酒類の他に、コーヒー、紅茶、パックのジュースなど。

すでに前日までに食べすぎていますのでお腹はそれほど空いていないのですが、せっかくなので点心を頂いてみます。

ケーキがお皿にちょこんと乗っているのは、コーヒーカップのソーサーに一緒に盛ってしまったからです。笑

点心類は、美味しいことは美味しいのですが、作り置きなので感動するほどの味ではありませんでした。

ビジネスクラスのラウンジとしては、ちょっと悲しい感じ。

行きにいろいろあって、羽田国際線のサクララウンジを利用できなかったのが痛い!!

 

 

2. ビジネスクラスで台北・松山から羽田へ!

2.1 JALビジネスクラスの機内食はやっぱり凄い!!

行きは、きっちり低温調理されたステーキが出てきて感動したのですが、帰りもやはり機内食は凄かったです!

まずは、この日のメニュー。

前菜の鴨胸肉が気になったのと、「日本出発便は和食、帰国便は洋食」の定説に従って洋食をチョイス。往路も洋食をチョイスしてるんですけどね。笑

 

やはり事前に飲み物を聞きに来て頂いて、テーブルクロスも敷いて頂いた上で、お料理はお盆で提供。

さすがに帰国便はフライト時間が3時間弱と短いので、スナックもお盆に乗っけて一緒に供されます。

 

まずは前菜から。

鴨胸肉のロースト、ホタテのグリル、エビです。

鴨胸肉はやはり、しっかりロゼ色の火入れ。これも低温調理を駆使しているんですかね。機内でこのレベルのものが出てくるというのは、やはり驚きです。ただ、厳しくいえば少し火が入りすぎているかな、という印象。

帰国便なのでこのあたりは仕方ないのかもしれませんが、往路のステーキほどの感動はありません。というか、やはり日本で作ったビジネスクラスの機内食は、奇跡的なほどにレベルが高い!

ホタテはしっかり香ばしくグリルされています。エビはプリッとまではいかず、ちょっと残念な一品でした。

 

サラダは野菜のシャキシャキ感がしっかりと残っていて、とっても美味しい。きちんと下ごしらえされているな、とわかる品です。パンは、こちらもやはり往路と比べると見劣りしてしまいますが、焼いてあって暖かく、表面はカリッと中はふわっとした食感で美味しい。

 

ビーフシチューはしっかりホロホロになるまで煮込まれた牛肉と、深みのあるソースで美味しい。

ソースはマデイラソースというもの。マデイラワインを煮詰めたものに、フォンドボーを合わせたソースですね。甘みが強めですが、トロッとした中にかなりの深みを感じる、美味しいソースでした。

 

デザートは、もちろんいつものハーゲンダッツ。

コーヒーも出していただきました。

 

全体的に、やはり機内食としてはかなりレベルが高かったのですが、往路と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。JALにとってホームグラウンドである日本で作った機内食と、台湾で積み込んだ機内食で違いを生じるのは当然といえば当然のことですよね。

例えるなら、行きはランチ5,000円以上はするお店で頂くお料理。帰りは、ランチ2,500円程度のお店のセットといった雰囲気。原価はそうしたお店より断然かかっているのではないかと思いますが、総合的な味としてはそのくらいという印象を持ちました。

ということで、機内食だけで選ぶなら、往路と復路どちらかだけビジネスにできるときには間違いなく往路を選択します。

 

2.2 3時間弱の空の旅だと、機内サービスも慌ただしい!

4時間強かかる往路だと、食前のお飲み物にスナックをのんびり頂いて、それからお食事を楽しんで、最後に食後のお飲み物とデザートを頂く、という感じでまったりできました。

それが復路では、3時間弱という長めの国内線くらいの時間しかありません。

この時間でビジネスクラスのフルサービスを提供するのは難しいもの。普通にコース料理を頂いたとしたら、それだけで2時間くらいかかってしまいますもんね。

 

まず、食前のお飲み物やスナックがなくて、料理と一緒に出てきます。

飲み物のおかわりにも手が回りきっていない感じで、コップが空になったまましばらく放置されてしまうこともしばしば。

とにかく、サービスの間中CAさんたちがせわしなく動き回っていますので、気の毒で声をかけづらいです。

CAさんはCAさんで、規定のサービスを提供することにいっぱいいっぱいになってしまっていて、心のこもったサービスというところまでは気が回っていない感じ。ちょっと機械的な対応になってしまっていました。

それもこれも、わずか3時間しかない飛行時間内ですべてのサービスを提供しようとしているから起きることでして、正直なところ、機内食は削ってしまって軽食にしても良いのではないかという気がしてきます。

いずれにせよ、行きのときほどの気遣いを感じられなかったというのが正直なところです。

 

やはり、サービス面でもCAさんに時間的余裕がちょっとある、往路でビジネスを利用するのがオススメ。

ということで、サービス面でも食事面でも、台湾旅行で行きか帰りかのどちらかをビジネスで行くなら、往路をビジネスにしましょう!

 

 

3. 次に読むのにオススメの記事

往路のビジネスクラスが素晴らしかったという話は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

 

その他、台湾旅行記に関する記事、台湾旅行の準備や手配方法に関する記事は、以下のページにまとめています。