まずはパスポートを取得しよう! ― ウォルト・ディズニー・ワールド旅行の準備
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
フロリダ、オーランド近郊(レイクブエナビスタ)にあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)に行きたいな、という気持ちが湧いてきたら、まずはパスポートを取得することが大事。
パスポートは、申請から受領まで2週間弱かかります。さらに、申請のために準備しなければならない書類も多いです。
旅行会社や航空会社によっては、航空券を購入する段階でパスポート番号を聞かれることもありますから、旅行を計画する前にまずはパスポートを入手してしまいましょう!
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パスポートって何?
パスポート、日本語では旅券と言います。
日本国民であることを証明するとともに、旅券を持っている人がどこの国に出入りしているのかを管理するためのものです。
例えば、アメリカに海外旅行に行くと仮定します。
日本を出国する際に、パスポートには出国の印鑑が押されます。この印が無いと、日本に入国することはできません。
もし印がないまま入国しようとしているとすると、日本人なのに、日本から出た記録がないにも関わらず日本の外にいることになって、怪しいですよね。どこか他の国に密入国していた可能性、パスポートを偽造している可能性なんかが考えられます。なので、出国するときにはパスポートに出国したよ、という記録を残しておくんです。
ちなみに、パスポートに出国の印が無いまま出国すると、「密出国」という犯罪になります。
日本では最近「自動化ゲート」を使った入出国審査が始まっていまして、これを利用するとICカードに入出国が記録されますので、自動化ゲートを使うと印は押されなくなっています。今後どんどん、印鑑を押さない方向に進むのかもしれませんね。
さて、アメリカに到着したら、最初に到着した空港で入国審査を受けます。はじめての入国の場合、両手10本の指の指紋を登録し、ICカードを読み取ります。入国審査官からの幾つかの質問に答え、印鑑を押してもらって晴れて入国できるわけです。このような審査があるのは、不審な人や犯罪歴のある人を入国させないようにするため、また、アメリカ国内で犯罪を起こした場合に追跡しやすくするためです。
アメリカから出国するときには出国審査はありませんが、パスポートに印鑑が押してあるかどうかは空港でチラッと見られます。また、入国の印鑑がないと、万が一そこら辺で警官などからパスポートの提示を求められた場合は密入国になってしまいますから、捕まって国外退去等の処分をされることになります。
最後に、アメリカ出国の印鑑は押されませんが、日本に帰ってきたら日本入国の印鑑を押されて旅行は終わりです。
ということで、パスポートは
- 日本国民であることを証明する
- 英語の身分証明証になる
- 密入国ではなく、正規のルートで入ってきていることを証明できる
という強力な書類なんです。特に海外旅行中になくしてはいけませんし、海外旅行に行くには必須のものだ、ということがご理解いただけましたでしょうか。
パスポートを申請する
パスポートの申請は、各都道府県に対して行います。市区町村の窓口ではできませんから、気をつけてくださいね。
「県庁」「都庁」などの場所にパスポートの申請窓口があります。東京の場合はいくつかパスポートセンターがありまして、新宿、池袋、有楽町、立川で申請、受取ができます。
その他の道府県の申請場所は、「パスポート 申請 〇〇県」といったキーワードで検索してみてください。少なくとも、県庁所在地の何処かの役場には窓口があるはずです。
事前に準備する書類
さて、申請をするためにはいくつか書類を準備しなくてはなりません。順に見ていきましょう。
一般旅券発給申請書
これは、申請の窓口で入手できますので、当日記入すればOKです。ただし、本籍地などを記入しなければなりませんから、事前にしっかりチェックしておきましょう。
戸籍抄本または戸籍謄本
戸籍があることを証明するための書類です。
戸籍があるのは本籍地ですので、自分の本籍がある市区町村役場の戸籍係から入手する必要があります。
大抵の場合は、ご両親やご祖父母の住所等が本籍地になっていると思いますが、人によっては富士山の山頂だったりディズニーランドだったりに本籍を置いている場合もあるようです。
本籍より遠方にお住まいのときは、直接行って戸籍謄本を入手するのは大変ですので、郵送で請求できます。
本籍のある市区町村のHPを見てみてください。「〇〇市 戸籍謄本 郵送」などで検索すると出てきますよ。
ちなみに、運転免許証をお持ちの方は、免許更新センターや警察署などに行くと、本籍地の確認を行うことができます。本籍がわからなくなってしまった方はご活用ください。
パスポート用写真
45 mm×35 mmというちょっと変わったサイズの写真が必要です。大抵の証明写真機にはパスポート用のモードがありますので、特にこだわりがなければそれで撮ってしまいましょう。
パスポート用の写真にこだわりたい方は、写真館などで「パスポート用の写真をお願いします」と言って撮ってもらいましょう。
大抵のパスポート申請所付近には、それを生業にしている写真館がありますが、ちょっと割高なのと流れ作業で雑に扱われてしまいがちですので、事前に撮影して持参するのがオススメですよ。
本人確認書類
パスポートは本人が申請しなければなりませんので、本人確認書類が必要です。
運転免許証やマイナンバーカード(マイナンバーの通知カードではなく、写真付きのカードです)など、写真付きの公的身分証明書を持っていれば、それを使うことができます。パスポートも失効から6ヶ月以内のものをお持ちなら使えますよ。
上記のものをお持ちでない場合、健康保険証、年金手帳、年金証書、印鑑登録証明書と実印の組み合わせから2点を持っていくか、2点揃えることができなければそのうち1点と、学生証や社員証など1点を組み合わせて使うことができます。
パスポートは最強の本人確認書類になりますし、間違って発行してしまえば国の信頼を失ってしまいますから、これを発行するための本人確認はかなり厳重です。
条件を満たさなければ申請を受け付けてくれませんから、きちんと本人確認書類が揃っているか、事前にしっかりと確認をしておきましょう。
期限切れのパスポート
これは、「持っている場合は」ということです。はじめて申請するのであれば不要ですが、以前のものをなくしてしまった場合は、あらかじめ紛失届を出しておく必要があります。
国は誰にパスポートを発行したか、履歴を持っていますので、以前に発行したことがあるのに期限切れのパスポートを持っていかないと、新しいパスポートを発行してもらえませんから注意しましょう。
紛失届はパスポート申請窓口に提出することになりますので、以前のパスポートをなくしてしまったっ方は、まずはパスポート申請窓口に相談に行ってみてください。事前に警察などに遺失物届を出して証明書をもらっておくとスムーズかもしれません。
住民票の写し(住民登録している都道府県ではないところでパスポート申請する場合)
いま実際に住んでいる場所と、住民登録している都道府県が違う方もいらっしゃいますよね。
住民登録している都道府県が遠い方は、今住んでいる場所でパスポートの申請をすることもできます。
その場合、6ヶ月以内に発行された住民票の写しを持っていきましょう。
こちらも郵送で請求することができますから、「住民票の写し 郵送 〇〇市」などと検索してみてください。
申請手数料
パスポートの申請、意外とお金がかかります。
- 10年間のパスポートで16,000円
- 5年間のパスポートで11,000円
です。ちなみに、結婚した、本籍地が変わった等の場合の記載事項変更が6,000円、スタンプを押す場所がなくなって追加する場合は2,500円です。
国がやっている割に、結構高いですよね。
5,000円も差がありますので、5年のパスポートにするか10年のパスポートにするか悩みどころだと思います。
問題は、5年後から10年後の間に1度でも海外に行く可能性があるかどうか。1度でも海外に行くならば、10年のパスポートのほうがお得だということになります。
でも、そんな先のことなんてわかりませんよね。10年後にはおそらく5,000円のことなんて忘れているでしょうから、10年間有効のものを取得しておくのがオススメです。
逆に、5年で取っておいて6年後くらいに海外に行くことになったりしたら、ショックが大きいですよ。
申請できる日は?
通常は平日のみです。受取は日曜でもできるんですが…。
しかも、東京都は月~水のみ9時~19時までやっていますが、大抵の県は9時~17時です。
社会人には難易度が高いですよね。お休みを取らざるをえない方も多いのではないかと思います。
こういった点もありますので、あとあと面倒なことにならないよう10年間有効のものがオススメですよ。
受領したら
なくさないようにしよう
前にも述べましたが、紛失すると、まずは警察に行って遺失物届を出して紛失証明をもらい、それをもってパスポート申請窓口で紛失届を出して、ようやく次のパスポートが申請できるようになります。
こんなに難しいのは、二重発行を避けるため。二重にパスポートを発行してしまったりすると、偽造や悪用されてしまいそうですよね。そういったことを避けるために、キッチリと失くしたという証明ができなければ新しいパスポートの申請はできないようになっているんです。
また、海外旅行中に紛失した場合は、その国から出国、日本への入国等できなくなります。さらに、パスポートがない状態で警官などからパスポートの提示を求められると、密入国扱い、国によってはスパイ扱いでかなり厳しい処分を受けかねません。紛失したことに気づいたら、すぐに日本の大使館または総領事館に電話をして対応策を聞いてください。このためにも、大使館や領事館の電話番号は常にわかるようにしておきましょう。大使館等で「帰国のための渡航書」を入手し、それで出国、日本への入国をして、パスポートを再申請することになります。
こういった面倒な手続きがまっていますので、パスポートはなくさないようにしましょう。
海外旅行のときにはセキュリティポーチなどに入れて、常に首から下げておくことをオススメします。
期限が切れる前に更新しよう!
国によって条件は違いますが、パスポートは期限いっぱいまで利用できるものではありません。
例えばある国へ入国すると、最大6ヶ月間まで滞在できるとします。そんな国に、有効期限が残り3ヶ月しか無いパスポートを持った人が来たら、入国させるわけに行きませんよね。
アメリカの場合は有効期限は滞在予定の期間分あればOKですが、3ヶ月以上残ったパスポートの使用を推奨しています。
やはり、トラブルを避けるためにも期限ギリギリのパスポートは早めに更新してしまったほうが良いでしょう。
ちなみに、期限が切れる前に更新すれば、戸籍謄本などややこしい書類は必要ありません。
申請書と今持っているパスポート、顔写真だけで申請できます。
申請の手間が圧倒的に軽減されますから、やはり期限切れ前の更新がおすすめです。
以上、パスポート申請についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
実際に申請される際は、申請先の都道府県のHPをよくチェックして、書類に不足がないか確認してから申請をしてくださいね。
ではまた~
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