あざみ野【らーめん雅楽 】― ど・みそ系トロトロみそらーめん🍜を頂きました

2016年12月24日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

たまプラーザに用事がありましたので、一駅隣りのあざみ野駅近くにある「らーめん雅楽」でみそらーめんを頂いてきました。

生姜の効いたトロトロのみそらーめんについてレポートしていきます!

 

 

らーめん雅楽の基本情報

概要

味噌らーめんというと、札幌を思い浮かべがちですが、東京にも幾つか特徴的な味噌らーめんがあります。

その傾向は札幌と東京でかなり違っています。札幌の味噌らーめんの名店として必ず名前が上がる、「すみれ」やその弟子の「麺屋 彩未」、弟弟子的存在の「純連」など、いわゆる「すみ系」のお店はいずれも上品目の出汁にたっぷりのラードをかけたもの。出汁よりも味噌の味わいを全面に出し、ラードでコクを出す、というスタイルです。

一方で、ここ15年ほどの間に東京発のスタイルで流行していたのは、「ど・みそ」や「くるり(現大塚屋)」などのドロドロ系味噌らーめん。濃い目のとんこつラーメンのようにガッツリと出汁をとり、味噌の香りや甘味とともに、ベースの出汁を効かせて食べさせるらーめんです。

 

こちらの雅楽は、その東京スタイルの有名店、京橋「ど・みそ」の出身。この系列は、辛い味噌らーめんとして「味噌オロチョンらーめん」という独特のネーミングのらーめんを販売していますので、メニューを見るとパッとわかります。

さらに、二郎系のように山形に盛られたもやしの上にコーンが乗る、という独特のスタイルですので、盛り付けからも一目瞭然。

ただ、出身の「ど・みそ」とは違う味を出しているとのことで、気になって訪ねてみました。

 

立地

場所は東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩5分ほどのところ。

あざみ野駅東口を出て、正面の道路に出たら左に進み、5分ほど歩いたところの右手にお店があります。

お店が地図に登録されていませんでしたので、ビル名ですみません。

たまプラーザからも、北口を出て東急百貨店前の通りを左に曲がり、「たまプラーザ駅入口」の交差点を左に、さらに10分ほど歩くと左手にお店が見えてきます。

たまプラーザからは下り坂が続きますので、帰りにたまプラーザに向かうと登りでシンドいですよ。

 

お店の雰囲気

コンクリに白塗りの壁、明るめの木材を使ったカウンター、綺麗なオープンキッチンと、カウンタータイプのカフェのような雰囲気。

店員さんの黒いユニフォームもお洒落。

ドア付近の採光が大きくて明るい店内には、11席のカウンターと4席のテーブル。

 

地域柄、お子様連れの方もいらっしゃいましたし、明るい雰囲気のおしゃれな店内は女性一人でも入りやすそう。

セレブ感のあるおばさま二人連れなんかもいらっしゃったりして、客層が凄く広いです!

 

店主さんは白ひげがお洒落なダンディーな雰囲気の方。その奥様と思われる方と、若い女性の3名で営業です。

皆さんキビキビと動かれていて、接客もタイミングよくかつ丁寧で心地よい。

凄く忙しそうに動いているのに、食券を買い終わったタイミングで見事に席を案内してくださって、食券を回収してくれるんです。

らーめん提供時には、どんぶりもカウンター越しではなく、わざわざ回って横から置いてくださいます。

このお店なら、気持ちよく食事できるという安心感がありますね。

 

やや太目の麺を使っているのに提供も早いです。この日は7,8人が同時に入店したあと、一呼吸置いての入店というかたちになってしまい、通常のお店ですとかなり待たされるタイミングなのですが、ものの10分弱で提供されました。

盛り付け時間分だけずらして、並行して麺茹でをされているので、かなりのスピードで出てきます。

その分、回転も良くなるはずですから行列のできているときなんかもありがたいですね。

 

お水はショットグラスとはいかないまでも、ちょっと小さめのコップ。

卓上には、とうがらしと粉山椒が置いてありました。

 

土曜日のランチ、11時45分頃の訪問で座席は8割方埋まっていました。

その後も続々お客さんがいらっしゃったのですぐに満席。

その後は、常時店内で数名の方が待っている状況でした。

店先にも待ち席がありますので、タイミングによっては結構並ぶのかもしれません。

 

店内入ってすぐ右側の食券機で食券を購入し、店員さんに案内された席に着席、食券を手渡すシステム。

 

メニュー

基本はみそらーめん800円。

他に、

  • 濃厚ごまみそ担々麺950円
  • みそオロチョンらーめん900円
  • みそカレーらーめん900円
  • 生揚げ醤油らーめん750円
  • 各種つけ麺

など。他に、各種トッピング、ごはん、卵かけご飯、炙りチャーシューご飯などがありました。

 

今回は、デフォルトのみそらーめん大盛900円にライス100円を追加。

ちなみに、平日のランチタイムであれば半ライスが無料でつくそうです。

 

みそらーめんは、食券を渡す際にこってりかあっさりから選択可能。

ど・みそ系ですので、こってりは背脂入り、あっさりは背脂無しだと思います。

迷わずこってりを選択。

 

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みそらーめん

 

スープ

見た目は完全に「ど・みそ」スタイルですね。うず高く盛られた野菜で麺が見えません。

まずは野菜を少し避けて、スープを一口頂きます。レンゲですくい上げると、スープにかなりの粘度があることがわかります。ただ、固形物があってドロドロ、というよりは、スープ自体がトロトロとしている感じ。

おそらく、もみじ(鶏の足)を使ってとろみを出しているのでしょう。コラーゲン系の何かによる粘度ですので、安心して頂けます。

 

まず最初に鼻を突くのは、かなり強めに効いている生姜。だしの風味より味噌の香りより、とにかく生姜が前面に出ています。

出汁を前面に出しているど・みそを期待していくと、やや面食らいます。

生姜のあとにやってくる出汁も、豚骨だけでなく鶏がかなりしっかりと効いていて、パンチは弱め。

 

味噌は甘味がしっかりとしていて、その甘味と風味を活かしたつくり。

全体に、「トロトロと濃厚なスープながら、あっさりと食べられる」というところを目指して作られているんだろうな、という印象です。

個人的には生姜が効きすぎていて、それに対して周辺の出汁がおとなしすぎるかな、という感想を持ちました。

鶏白湯に豚骨をあわせて生姜をきかせたようなスープに、味噌ダレを合わせたものですので、どちらかというとガッツリしたものを食べたい男性より、コラーゲンたっぷりのとろとろ新感覚みそらーめんを求める女性向きのような気がします。

ただ、結構とうがらしが効いていて、生姜とあわさってなかなかの辛さになっていますので、辛さが苦手な方はダメかもしれません。

辛いのが苦手な方は、鶏出汁に鶏油を合わせた神奈川淡麗系っぽい生揚げ醤油らーめんが良いかも。

 

中太から太麺の間くらい、やや縮れた短めの麺で、特に長さはまるで直系の家系のよう。

麺自体はすすり心地もよく、むっちりとした美味しい麺なのですが、スープとのからみを考えるとやや疑問。

麺をすすっていると、生姜の香りと味噌の風味や甘味は感じるのですが、出汁の旨味やドッシリとした土台を感じることが出来ません。この点はちょっと残念でした。

 

具材

大判のバラロールチャーシュー、もやし、コーン、ネギなどです。

バラロールは煮豚。とろっと柔らかくて美味しい。

もやしは、そのままシャキシャキ食べても口休めになって美味しいですし、コーンと一緒に麺と絡むと、食感にアクセントを加えてくれます。

コーンは甘みもありますので、少し甘みのある味噌のスープともあって、非常に良いトッピング。

 

 

総評

出身店の出汁の旨味とパンチで食べさせるみそらーめんとは違い、見た目や濃厚さは継承しつつも、鶏出汁を強めて生姜で爽やかさを演出し、味噌と出汁との調和を図った一品。

これはこれでファンがいるのも頷けますが、麺の太さの割にスープが軽やかすぎるかな、という印象でした。

接客は非常に良いですし、お店の雰囲気も明るく清潔でお洒落。子供連れや女性客にも対応できますので、地域に根ざした良いお店です。

個人的な好みからは外れていましたので、好みだけで言うなら75点くらいです。

生揚げ醤油らーめんが結構気になりますので、再訪したら追記しますね。

 

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