ハリウッドスタジオのワン・マンズ・ドリームには、ウォルトの夢が詰まった貴重な展示がいっぱい!
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)にある4大パークの1つ、ハリウッドスタジオ(以下HS)内の展示施設「ワン・マンズ・ドリーム」についてご紹介していきます。
東京で「ワン・マンズ・ドリーム」と言えば、東京ディズニーランド(以下TDL)の傑作ショーが思い浮かびますが、HSでは展示施設。
「ワン・マンズ・ドリーム」を直訳すれば、「ある男の夢」といった意味ですので、ディズニー系でこの言葉が使われれば、「ウォルト・ディズニーが思い描いたもの」というニュアンスになります。
この施設では、ウォルトがいかにしてディズニーパークを思い描いたのか、どのようにしてパークを作り上げていったのか、といったことが理解できる展示から、最新のディズニーパークの模型まで、ディズニーパーク好き垂涎の様々な展示があります。
さらには、時期によって入れ替わるキャラクターグリーティングや映像シアターもあり、ディズニー関連の広告塔的な役割も果たしています。
今回は、その施設の中身をご紹介していきますよ。
- 英語必要度 ★★★☆☆ 展示の説明は英語で読む必要があります
- 予習必要度 ★★★☆☆ オーディオ・アニマトロニクスとは何かくらいの知識は欲しいところ
- オススメ度 ★★★☆☆ 貴重な展示が多くありますので、ディズニーパーク好きなら是非!
ウォルトの手によるパーク内施設の模型など、かなり貴重な展示があります。WDWを訪れている方は、少なからずディズニーパークが好きな方だと思いますので、各種予約のスキマ時間などに是非訪れてみてください!!
1. ワン・マンズ・ドリームの混雑状況
基本的にいつでも空いています。
東京ディズニーランド(TDL)のワールドバザールに展示施設があった頃もガラガラだったのですが、こちらも同様。
よほどのことがない限り、いつでもスッと入れます。
ただし、キャラクターグリーティングとシアターだけは待ち時間を生じる場合があります。
今回訪問時、キャラクターグリーティングはガーディアン・オブ・ギャラクシーで、待ち時間30分前後。
シアターの方は単純に次回の上映待ちで、10分~15分ほど待たされる場合があります。
それ以外はウォークスルー形式で自分のペースで歩けますが、サッと見て回ったとして所要時間は15分ほど。
ちょっと時間のあいたときなどに見て回るのが良いと思います。
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2. 前半部分
前半にはウォルトがアナハイムにディズニーランドを建築するにあたって、どのように考え、どのようにしてパークを作り上げていったのか、といったことが彼自信が作った模型なども含めて展示されています。
こちらはまだディズニーパークに至る前、ディズニー・スタジオ関係の展示。
初期のアニメーターのデスクらしいです。
中央のライトボックス代わりにモニターが埋め込まれてしまっていますが、まだアナログだった時代、しかも木製デスクで描いていた時代を再現したものとのことで、なんとなく当時の雰囲気が伝わってくるようです。
初期ということは、蒸気船ウィリーとかそれ以前の話だと思われますが、それでも机周りの整理の仕方は、今のアニメスタジオと変わらない形で完成されていることがわかります。
しばらく進んでいくと、オーディオアニマトロニクスの原型になったという人形が見えてきます。
オーディオアニマトロニクスというのは、ディズニーパークのアトラクション内(例えばカリブの海賊やイッツアスモールワールドなど)によくいる動いたり踊ったりする人形のこと。
なぜ音が出るわけでもないのに「オーディオ」とついているのかは、後ろを見ればわかります。
オルゴールのように、回転する円盤に突起がならんだものがあります。
この突起によって、どこをどう動かすのかタイミングを制御しているんですね。
これをまるで楽譜のように使って、「このタイミングで右手をこっちに少し動かして、それと同時に口を動かして」といったことをやるので、「オーディオ」とついているわけです。
オーディオアニマトロニクスの原型という、それだけでも貴重な存在でありながら、しくみまでよく分かる素晴らしい展示ですね。
ちなみに、この時代は発動機で動かしていたようで、下に発動機がそのままデンと置かれていました。
更に進んでいくと、時代はいよいよディズニーパークの建設へと入っていきます。
まず、こちらはウォルト自身が作製したという、ディズニーランドの一部の模型。
結局これがそのまま使われることはなかったそうですが、カリブの海賊あたりの一部にこんな感じの場所があるんだとか。
見た感じ、ゲストが入れる場所ではなさそうですが、アナハイムに行ったら探してみたくなりますね。
そしてこれだけの模型をこれだけのスケールで作っていたことに驚きです。
その奥には、「ピーターパン空の旅」のルート模型がありました。
乗っていると、ついついまわりの素晴らしい景色に見とれてしまい、構造にまで頭が回らなくなってしまいがちなアトラクションですから、こうして俯瞰的に構造を見られるのはなかなか楽しいものです。
海賊船周辺はこんなことになっていたんだ、とか、新たな発見がありますよ。
回送ルートまでしっかりと見えていますね。
3. 後半部分
後半は、ウォルト没後のディズニーやディズニーパークの発展に関する展示が続きます。
最新のパークである上海ディズニーランドの模型なども。
やはり精巧な模型で俯瞰的に見るのは楽しいものですね。
ちなみに、僕が今まで見た中で最も大きいディズニーパークの模型は、サンフランシスコの「ウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアム」にあったもの。
ファミリー・ミュージアムはウォルトの生い立ちからミッキーの着想、ディズニー映画の歴史を辿り、さらにディズニーパークへと至るまでの様々な展示を見ることができる、大型の博物館。
近くの特設展会場では、その時々で原画展をはじめとした展覧会も開催されていますから、何度行っても楽しいミュージアムです。
サンフランシスコには残念ながらディズニー関係の施設がこれしか無い上に、公共交通機関でのアクセスが極めて悪い場所にあるのですが、そちらの方面に行かれることがあれば是非。
もちろん、限定グッズも販売されていますよ。
さて、最新のパーク展示を通過すると、続いてはキャラクターグリーティング施設が見えてきます。
こちらはその時々で最新の映画関係のグリーティングが行われているよう。
この日は、封が切られたばかりのガーディアン・オブ・ギャラクシーのグリーティングが行われていました。
お目当ての映画やキャラクターのグリーティングが行われている際にはお立ち寄りを。
ちょっとわかりにくい場所にありますが、ワン・マンズ・ドリームの施設入り口から入って、ひたすら奥に進めば見つかります。
ワン・マンズ・ドリームの入り口にはキャラグリ関係の案内は無いので、ご注意を。
その横のシアターでは、こちらは封切り前の映画の宣伝を主に行っているようです。
今回上映されていたのは、封切り間近だったパイレーツ・オブ・カリビアン新作の予告編。
予告編と言っても、10分以上あるかなり長めのもので、冒頭の迫力あるシーンはほぼ全部流してしまうという太っ腹ぶり。
ただ、映画に興味ない方は見ても面白くないですし、興味があっても映画館で見れば十分、という内容でしたので、よほど時間が余っていたり、椅子に座って休憩したいという場合以外はあまりオススメはしません。
といった感じで、ディズニー社の成り立ちからパークができるまで、そしてこれからまでも含めて展示されている、ディズニーパーク好きなら垂涎モノの展示施設でした。
「ただ楽しめれば良い」というスタンスの方には、あまり楽しくない施設かもしれませんが、パークの裏側やしくみを知りたい、といった方なら間違いなく楽しめる施設。
ここにしか無い展示品も数多くありますので、HSでちょっとした空き時間がありましたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ウォルト・ディズニーの生い立ちなども知っていると、より展示を楽しめると思いますよ。
4. 次に読むのにオススメの記事
この日、このあとはサイ・ファイ・ダイン・インという、1950年台のドライブイン・シアターをイメージしたレストランで食事をしました。
食事の味はそこそこですが、唯一無二の素晴らしい雰囲気あるレストランでしたよ。
詳細は以下の記事でご紹介しています。
WDW旅行2日目のこの日に巡った、ハリウッドスタジオの様々なアトラクションの詳細記事は、以下のページにまとめています。
この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
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