ハリウッドスタジオ版【ファンタズミック! 】は迫力が桁違い!!
2.1 魔法使いの弟子
まずはじめは「魔法使いの弟子」のシーン。
正面の島の上にミッキーが登場し、魔法で水を操ります。
それに合わせて、湖の水が吹き上がったり、花火が出たり。
なんと15 m以上の高さまで水が吹き上がっていますよ!
TDSではフロートを使ってフロートから水を吹いていますが、HS版では実際に水面から水が吹き出すような演出になっています。この作りは専用劇場ならではですね。
2.2 ウォータースクリーン
続いてミッキーの動作に合わせて、ウォータースクリーンが出現します。
これはアナハイムのファンタズミック! ではじめて導入されて、その後各パークの夜のショーの演出として広まっていったもの。
今ではアニマルキングダムの夜のショーも、このウォータースクリーンを駆使したものとなっています。
噴水で扇形に水を散らして、そこにプロジェクターで映像を投影するというもの。
膜を張ったわけではない、半透明なところに映像を映し出しますので、透明感とややもやがかかったような映像の雰囲気を楽しめる演出です。
今でこそプロジェクションマッピングが一般的になってきて、そこら中に映像を写すのが当たり前になっていますが、スクリーンも何もないただの空間にいきなり映像を映し出すこの手法は、1991年当時としては画期的だったんです(もう20年近くも前の話、windows95や液晶テレビすらなかった頃ですよ!)。
さて、このウォータースクリーンには、ディズニーの名作などが続々と映し出されます。
幕間のつなぎの役割も果たしますし、ストーリー展開もこれを使ったりしますので要注目ですよ。
2.3 ライオンキング
続いてはライオンキングのシーン。
蛍光色の動物たちが光りながらうごめいています。
これはおそらく、蛍光塗料を塗った上でブラックライトを当てているのではないかと。
暗闇に浮かび上がる動物たちは、なんとも幻想的。
ラフィキなど、ライオンキングに登場するキャラクターたちはフロートに乗って登場。
民族的な音楽に乗せて、なんとも幻想的な世界観のライオンキング。夜のショーのためにアレンジされた、独特の魅力があります。
2.4 フック船長
続いてウォータースクリーンの幕間をはさみ、フック船長が現れます。
アナハイムでは船の上の高いところで戦っていたりするのですが、HS版では普通に島の上に登場。
こちらも手漕ぎのボートが登場したりして、ちょっと幻想的な感じ。
フック船長たちは島の上で宝物を探しているのですが、そうこうしているうちに岩山の上に何やら怪しげな人影が。
矢に火を付けて、フック船長たちに向けて放ってしまいます。その矢は、島の上で大爆発!
フック船長たちは散り散りになって逃げていきます。
矢を放った彼は、まさか…ポカホンタスのジョン・スミス!
ターザンのようにロープを使って岩場を飛び移ったり、アクロバティックな動きを見せます。
しばらくしてポカホンタスも登場し、ショーはラブロマンスモードに突入。
sponsored link
2.5 ロマンスのシーン
ウォータースクリーンの幕間を挟んだあと、白雪姫、美女と野獣、リトルマーメイドのプリンセスとプリンスが3組フロートに乗って登場し、ダンスを披露します。
しばらくは、ゆったりと穏やかで、ロマンティックな時間が流れていきます。
嵐の前の静けさといったところでしょうか。
2.6 ヴィランズとの戦い
さて、いよいよハイライトです。
まずは白雪姫に登場した女王が現れ、釜で何やら作り始めます。
すると、ウォータースクリーンに様々なヴィランズが登場し、あたりには一気に張り詰めた空気が立ち込めます。
しばらくすると中央の島に巨大なマレフィセントドラゴンが登場。
火を吹いて、島の周囲を炎上させてしまいます!
これはヤバい、というところに我らがヒーロー、ミッキーマウスが登場し、伝説の剣を抜いてドラゴンに立ち向かいます。
剣を向けると花火が炸裂し、見事撃破。
剣を向けるだけで倒してしまうあたり、なんとなくシンデレラ城ミステリーツアーに似たものを感じますね。
最後はド派手に花火が炸裂しまくります。
何といっても、この花火の迫力がすごい!
そもそも専用劇場のおかげで島が近い上に、炎の火力、花火の火薬量も桁違い。
日本では明らかに許可が降りないであろうレベルでバンバン炎も花火も放っていきますので、ものすごい迫力なんです!!
2.7 キャラクター全員登場!
さらにキャラクター全員登場のフロートが続きます。
この光輝くフロート、主要なキャラクターが皆乗っていてかなり豪華な感じですよね。
これはオリジナルのアナハイム版では、マークトウェイン号に電飾を付けて使っているんです。
それと比べればやや小さめですが、それでも十分に楽しい雰囲気。実はこれ、蒸気船ウィリーなんです。ミッキーの銀幕デビュー作に登場した船で、映画のタイトルにもなっていますよね。
一番上の操船室には、なんと白黒のミッキーがいます!!
日本のTDS版だと3台のフロートに分かれて全員登場しますが、それが1台にまとまったイメージですので、ギュッと凝縮されていて、より豪華な雰囲気!
2.7 ラスト
最後は再びミッキーが登場。シメもやはり、魔法使いの弟子ですね。
今度は山頂に現れて、ミッキーの動作に合わせてバンバン花火が打ち上がります。
花火が打ち上がれば炎も上がるし、噴水にライティング、レーザー光線まで使って超ド派手!!
まさにパークを代表する夜のショーにふさわしい演出でした。
大筋では日本と同じですし、魔法の鏡の舞台装置やそれを使ったストーリー性は無いので、10数年後発のTDS版と比べればショーの完成度としては劣る印象もありますが、迫力は桁違いです。
アメリカならではなド派手な感覚を味わえるショーですし、この迫力は実際に体験してみなければわからないものですので、HS訪問の際はなんとしても鑑賞を!
3. 次に読むのにオススメの記事
この日、このあとは帰宅の前に、花火とプロジェクションマッピングを組み合わせたプログラム「Star Wars: A Galactic Spectacular」を鑑賞しました。
こちらは最新技術を駆使したショーで、Fantasmic! に負けず劣らず大迫力ですよ!
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
WDW旅行2日目のこの日に巡った、ハリウッドスタジオの様々なアトラクションの詳細記事は、以下のページにまとめています。
この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません