ハリウッドスタジオ版【ファンタズミック! 】は迫力が桁違い!!
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、ハリウッドスタジオ(以下HS)の夜のショー「ファンタズミック! (Fantasmic!)」をご紹介していきます。
同名のショーが日本の東京ディズニーシー(以下TDS)にもありますが、内容自体はかなり違います。
HS版はなんと常設の専用シアターを使ったショー。これだけのために、10,000人級の座席と湖が用意されているんですよ!
ショーの内容も大分違っていて、迫力もより増しています。HSに行ったら見ずには帰れないショーですので、是非体験を。
- 英語必要度 ★☆☆☆☆ キャラクターもほぼ喋りませんし、内容も見ていれば理解できます
- 予習必要度 ★★★☆☆ 「ファンタジア」は見ていなくても、ほぼ理解できます。
- オススメ度 ★★★★★ このパークに来たら必須!
HS版は1998年開始ということで、2011年に始まったTDSのバージョンと比べればやや演出に古さもありますが、専用劇場を使っている分とっても見やすいですし、迫力も圧倒的! HSの必見ショーですので、是非体験を!
1. ファンタズミック! の基本情報
まずは、ファンタズミック!の概要や混雑状況、良い位置で見るためのテクニックなど基本的な情報をご紹介していきます。
ショーの内容詳細はもう少し下で!
1.1 ファンタズミック! の概要
そもそものファンタズミック! はアナハイムのディズニーランドで1992年に上演開始されたショー。結構歴史がありますよね。
東京で言えば、ランドのマークトウェイン号がある川(アメリカ川)を使って上映されていた(現在リニューアル中で、まもなく上演再開予定)ショーなんです。
そのショーがものすごい人気となり、2000年頃にはもはやアナハイムのディズニーランドの代名詞とも言える状況になっていました。
ただし、ディズニーランド内の水辺を使うと、どうしても観客のキャパシティや演出に限度があるという課題がありました。
そこで、そのショーをWDWに持ち込むにあたり、スペースに余裕のあったHSに特設劇場を作ってしまったのです!
なんと10,000人規模の劇場(座席約7,000、立ち見約3,000)+湖と中央の島を、夜に1回または2回上演するショーのためだけに作ってしまうという気合の入りっぷり。
HSでこのショーがスタートしたのは1998年。TDS版の開始が2011年ですから、大分差がありますよね。
比較するといろいろな違いがあるのですが、最大の違いはTDS版に比べてストーリー性やキャラクター性が薄く、その分、迫力に重点が置かれていること。
これは単純に、日本人とアメリカ人の気質の違いですよね。日本人はストーリーがしっかりして、キャラクターもたくさん出てこないと怒る方が多いので(笑)。
基本的にはディズニーのアニメーション映画「ファンタジア」をベースとしています。
クラッシックの音楽に合わせて動物や幾何学模様が動く、なんとも不思議で実験的な映画です。
ミッキーはワンシーンにしか登場しないものの、その唯一登場する「魔法使いの弟子」のシーンは有名ですよね。
クラッシック音楽のコンサートを、ただ聞くだけではなく眼でも楽しむ、というコンセプトがあったように感じるこの映画。
当初は賛否両論だったようですが、言葉がわからない子供でも楽しめるという凄まじい力を持った作品です。
このショーでは、一部にファンタジアのシーンを取り入れつつ、かなり様々なディズニー映画を混ぜ込んでダイナミックにアレンジ。
ファンタジアを知らなくても楽しめる作りになっていますよ。
ちなみに専用劇場には、トイレやワゴン式のグッズ販売(主にピカピカ光るグッズ中心)、グッズの移動販売、軽食の売店などもあります。
早めの時間帯なら、ここで待ちながら夕飯を食べてしまうのもアリですよ。
1.2 ファンタズミック! の混雑状況
日本でも大人気のショーですが、その人気はHSでも健在。
大規模な常設劇場を用意していますが、常設劇場になっている分、鑑賞できる人数には限りがあります。
「一部しか見えなくても良いから見たい」ということができないんです。
そんなわけで、日本のように直前になってメディテレーニアンハーバーに赴き、変な角度から見る、というような技が使えません。
スタンバイでの入場は30分前に打ち切られるようなこともザラですので、並ぶ場合は1時間以上前を目安に。
スタンバイ以外に、入場する方法が2つあります。
1つはFast Pass+をゲットする方法。
Fast Pass+を予約すれば、専用鑑賞エリアで見ることができます。
ただし、20分前までに入場しないと、座席はスタンバイ客に開放されてしまいますので要注意。
また、Fast Pass+はグループ1(A)に分類されています。
ロックンローラー・コースターやトイ・ストーリー・マニア、美女と野獣ライブオンステージなど、大人気アトラクションが目白押しの中から1つを選択しなければなりませんので、かなり厳しい選択になるはず。
しかも、ファンタズミック! のFast Pass+は60日前の予約開始早々に売り切れてしまいます。
Fast Pass+を狙うのはちょと大変、という方には「ファンタズミック・ダイニング・パッケージ」がオススメ。
テーブルサービスのレストランで普通に食事をするのとさして変わらない金額で、場合によってはそれよりも安いくらいの金額で食事をすると、専用鑑賞エリアでの鑑賞確約券をもらえるというシステム。
一番安いところで~ドルからあります。
こちらは180日前のレストラン予約開始と同時の予約開始ですので、早めの予約をお忘れなく。
鑑賞エリアは、ダイニングパッケージがベストなポジションで、中央エリア。
Fast Pass+の場合はステージ向かって左手半分。
スタンバイはステージ向かって右側半分です。
混雑期には1日2回の公演となる場合がありますが、その場合Fast Pass+やダイニングパッケージなどの区分けは1回目のみ。
2回目は全席スタンバイとなります。
2回公演のある日は、このスタンバイ席を狙ってみるのも良いかもしれません。
ちなみに、かつては21時閉園のパークで2回目の公演が22時~なんて無茶もやっていました。
その場合には21時までに劇場に入場してしまって、終わってからは専用の出口から直接バス乗り場に出る、なんて状況だったわけですが、さすがに最近は大幅に閉園時間をすぎることは無いようです。
また、1回公演の場合や、2回公演の場合の2回目などは、終了時刻がStar Warsのプロジェクションマッピング+花火(Star Wars: A Galactic Spectacular)と重なる場合があります。
その場合、後方座席に座っていて、ファンタズミック! が終わってからダッシュしても、Star Warsのスタートに間に合うかどうか、というタイミング。
Fantasmic! を見たら、Star Warsを良い場所で見ることは絶望的ですので、HSパークには夜だけ2回訪問するといった工夫が必要になるかもしれません。
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1.3 良い場所で見るために
まず、良い場所で見るためにはダイニングパッケージが必須です。
2回目であれば、スタンバイでも中央エリアに入ることができますが、座席の争奪戦は熾烈。
遅くとも1時間以上前には到着しなければなりません。
ファンタズミック! は風や天候等によって内容が省略されたり、場合によっては中止されたりといったこともあり得るショーですし、観客席がスチールベンチで座り心地がよろしくないので、長時間待つのはあまりオススメできません。
ベストなポジションで見たい場合は、やはりダイニングパッケージを使うのが良いでしょう。
その場合でも、ダイニングパッケージ専用鑑賞エリアになる中央2エリアのうち、できるだけ真ん中寄りかつ前方よりに座ることが大事。
専用エリアの端には照明を支える柱がありますので、端に寄ったり後ろの方になってしまうと、視野に柱が被る可能性があります。
ダイニングパッケージをお持ちなら、中央最前列以外であれば、混雑状況次第ですが40分~1時間前程度の行動で十分かと思います。
Fast Pass+の場合には、ショー開始30分前には中央より前方から同心円状に2/3程度が埋まっているくらいのイメージを持ったほうが良いと思います。
こちらでもやはり、良い場所を確保するためには1時間以上前の行動が必須。
ちなみに、全体を見渡しやすいのはできるだけ中央よりなのに対し、視野に柱が被らないのは中央から少しだけ離れた場所と、ちょっと位置取りが難しいです。
スタンバイもほぼ同様。ただし、中央寄りの座席争いだけはスタンバイのほうが熾烈ですので、要注意です。
劇場は半円型で、どの位置からでも見やすいように作られています。
ハイライトシーンでミッキーはやや右寄りに登場しますので、強いて言うなら右寄りのほうが良いのかもしれません(ただし、ミッキーを背中から観ることになります…)が、基本的にはどちら側から見ても同じ。
長時間待ちたくない場合には、空いている座席の中から探すことになりますが、できるだけ視野に柱が被らない前よりの座席が空いている場所を狙っていくと良いかもしれません。
Fast Pass+とスタンバイは入場するエリアを選択できない場合がありますが、そんなときはエリアに入る前にトイレに立ち寄ったりしてタイミングを調整すると、うまく前方が空いているエリアに入れるかも。
1日平均3万人が訪れるパークに対して、1万人のキャパがある劇場でショー開始時間も遅いですから、完全に満席で見られないということは少ないように思います。
特に2回公演日の2回目は狙い目ですよ。
1.4 専用劇場ならではの問題点
先ほども書きましたが、アルミ製のベンチシートなので背もたれもありませんし、座面が冷たく固いです。
1時間以上前に劇場に入るなら、携帯クッションは必須です。
このショーにFast Passが導入されるより以前、1時間30分ほど前から劇場内で待っていたことがあるのですが、本当に辛かったです…。
また、中央のステージにあたる島と観客席との間に水路を挟むため、最前列に座ってもちょっと遠く感じます。
ディズニーのショーにしては珍しく、オペラグラスが活躍しますよ。
カメラも望遠が必須!
今回僕は広角単焦点のカメラしか持っていかなかったのですが、望遠での撮影ができないせいで、全体的に写りが遠いです。
ズームができて、かつ夜のピカピカするショーを簡単に撮影できる、という意味ではコンパクトカメラならソニーのRX100がオススメ。WDWはこれ一台で十分です!
一眼なら、もちろんチョい望遠気味のレンズを持っていきましょう。
2. ショーの内容
続いて、内容を写真たっぷりでご紹介していきます。ネタバレを含みますので、ページを分けています。以下のリンクから2ページめにお進みください!
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