Disney’s Port Orleans Resort – French Quarterの客室レポート
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、ウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)の際に宿泊した「Port Orleans Resort – French Quarter」について、客室の中をレポートしていきます!
ホテルの雰囲気や公共部の設備などに関しては、すでに別記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
外観はニューオーリンズのフレンチクォーター地区をテーマにした、ディズニーのリゾートらしい雰囲気でしたが、内装はかなり落ち着いた感じで、リラックスできることを最重視したつくりになっていました。
アメニティや室内設備、日本食が恋しくなった時に欲しがちな味噌汁を備え付けのコーヒーメーカーで入れる方法など、ちょっとした小ネタもご紹介していきます!
1. フレンチクォーターの客室
まずはお部屋の中を見ていきましょう。
1.1 ベッドルーム
部屋のドアを開けると、いきなり目の前にベッドが見えています。
ドアを開けると廊下もなしにいきなりベッドが見えるというのは不思議な感じもしますが、アメリカの安いホテルやモーテルなんかだと割と見かける造りです。
お部屋につながる廊下が屋外にある「外廊下」になっていて、なおかつ建物の両面に客室がある場合、お部屋の奥側の壁の先には反対側のお部屋があることになるので、そちら側には窓を作れないんです。
なので、必然的に窓はドア側に作ることになりますから、窓が必要なベッドルームもそちら側に寄せることになる、というわけなんです。
構造的に外廊下にするとこのようにせざるを得ないのですが、安ホテルに多い作りなので、なんとなく「ん?」と思ってしまいます。
が、そこは200ドル台のモデレートクラス。バリュークラスならそんなことも気にせず、普通にお部屋を作って終わりなんだと思いますが、モデレートクラスは調度品のグレードを高めることで、少し高級感を出しています。
ライトはそこそこ明るいベッドランプがそれぞれのベッドにあって、その他に入口付近にシーリングライトが1つ。全部つけるとそこそこの明るさになって、閉塞感はありません。
1.2 洗面所・バスルーム
洗面所とベッドルームはカーテンで仕切られているだけで、基本的には連続した部屋になっています。
洗面所には洗面台が2つ!
2つあるのは、忙しい朝にはありがたいですね。
鏡の装飾や、たくさんのダウンライトなど、なんだか楽屋の化粧台のような雰囲気でオシャレ。
ちなみに、バリュークラスとモデレートクラスとの違いは、部屋の幅。モデレートクラスだとちょうど洗面台1つ分、バスルームもベッドルームも部屋の幅が広くなるんです。
ティッシュの裏においてある緑のパッケージは、蚊対策で置かれているもの。
WDWではHHS(アメリカの厚生労働省)から感染症対策で何か言われたのか、あちこちに「蚊に刺されないようにしましょう」的な看板が置いてありました。
ホテルの部屋のドアも、開けっ放しにしないようにという注意書きがあったり。
その一環で、部屋には虫除け剤のウェットティッシュが置かれていたんです。虫よけ剤が染み込んだ紙のタオルが入っていて、それで体を拭うと虫よけできるしくみ。
日本ではスプレータイプの虫よけが一般的ですから、こんなところにもお国柄の違いを感じますね。
やはりデング熱など蚊を媒介とする伝染病は怖いですから、実際にこの虫よけ剤を使ってみました。
僕も妻も、肌がかぶれるようなことはありませんし、特に問題なく使用できましたが、気になる方は日本から肌に合うものを持っていったほうが良いかも。
洗面台の右側には、ハンガーレールがあります。部屋の中にクローゼットはないので、上着や洗濯物などはこのオープンなスペースにかけておくことになります。
続いてバスルームを見てみましょう。
バスルームはトイレとバスタブしかないような、狭いスペース。
バスタブがあるだけでもありがたいのですが、ちょっと窮屈な印象です。
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2. フレンチクォーターの部屋の設備
続いて、ベッドやシャワー、その他こまごましたものなど、設備の質を見ていきますよ!
2.1 ベッド
ベッドは脚付きマットレス(正確にはボックススプリング)の上にマットレスが載っている、いわゆるダブルクッションタイプ。
スプリングは全体的に柔らかめ~普通程度で、ダブルクッションのおかげもあって沈み込みもそこそこあり、フカフカで気持ち良い!
横幅はクイーンサイズですが、普通に大人2人が寝られるだけのサイズはありますので、定員大人4名というのも納得。
ちょっと大きいお子様連れくらいの4人家族なら、この部屋で十分だとは思います。
この部屋はコネクティングルーム対応でしたし、コネクティングルームをリクエストすることもできますが、残念ながらコネクティングルーム「指定」での予約はできず、あくまでリクエストという扱いになってしまいますので、お金の節約のためにも1部屋で我慢してしまうというのも手かもしれません。
2.2 収納
収納はそれほど多くありません。
テレビの下に、ちょうど日本の押し入れサイズくらいの引き出しが4段。
その他はオープンスペースのみです。
コート掛けには、この部屋唯一と言ってもいい、隠れミッキー!
ディズニーキャラクターは極力排されたリゾートですので、とっても貴重なキャラ要素です!
この下には、スーツケースを置ける台がありました。
その他、ハンガーレールがあるくらいで収納らしい収納はありません。
荷物はスーツケースに入れっぱなしになりそうですね。
2.3 シャワー
さて、肝心のシャワーでございます。
まずは、バスタブをチェックしておきましょう。
バスタブはハンパじゃなく浅いです。しかも結構低い位置に溢れ出し防止の排水口があるので、全身浸かるのは諦めたほうが良いです。
もう、「半身浴って右半身? 左半身?」ってギャグも言えないほどに。右半身浴をしようと思って右半身を下にして入っても体の中央まで水面が来ません。
お湯を出しっぱなしにしながら入ることで、ちょっとだけ水面は上がりますが、それでも肩まで浸かりつつ膝もしっかりとお湯の中におさめるのは至難の業。
アメリカでバスタブがあるだけありがたい、ということでこの点は我慢ですね。
あと、バスタブが浅いせいでシャワーカーテンで防ぎきれず、トイレまわりがものすごく水浸しになりますので要注意。
では、シャワーの水圧チェ~ック!
シャワーはレバーをひねると温度だけが変わって、水量は常に一定量しか出ないタイプ。
出ている水量は写真のような感じです。
水圧は問題なさそうに見えますが、問題なのは拡散具合。
結構高い位置にあるので、頭に当たる頃にはかなり広がっちゃってます。
妻いわく、「髪の長い人はこのシャワーじゃ無理」とのこと。
妻はバスタブの縁に立って、シャワーヘッドに自ら近づくことで拡散を抑えてシャワーを浴びていたそうですが、それも長時間になると辛そうなので、ロングの方は大変そう…。
洗面台やバスタブにお湯をためてジャバジャバやった方が早いんじゃないか説すら出る始末です。
ちなみにアメニティのシャンプー、コンディショナー、固形石鹸は、やはりアメリカらしく洗浄力が異常に高くてキシキシしちゃうやつ。
ミッキーがついているのもパッケージだけで、中身はいたって普通ですので、持ち帰る必要は全く無いかと。
というわけで、お風呂に期待するのはやめておきましょう!
むしろ、髪の長い方はやたらと拡散しまくったシャワーで何とか髪を洗うための対策を立てておいたほうが良いかもです。
2.4 その他設備
テレビはLG製液晶テレビ。日本語のチャンネルはありませんが、パーク情報やディズニー・チャンネルなんかは写りますよ。ベッドからそのまま見られる位置においてあります。
おなじくテレビボードにはコーヒーメーカーがありました。これで味噌汁もいれられるのですが、そのあたりは下の方でご紹介しますね。
入り口脇には椅子が2脚と丸テーブル。窓際にありますので、ここでお茶するのも良さげな感じがしますが、残念ながらそんな余裕はありませんので滞在中は物置と化していました。
エアコンは窓にはめ込みのタイプ。冷房しかありませんし、お掃除の方が毎日気を利かせてスイッチを入れてくださるので、パークから帰ると部屋が尋常じゃなく寒い!
夜寝る際にも、何か羽織るものが必須です。行き帰りの飛行機も寒いと思いますので、上着の他にフリースを1,2枚持っていっておくと良いかも。
ハンガーレールの裏には、アイロンとアイロン台があります。
こちらは使っていないので、使用感は不明です。一点注意があるとすれば、温度設定が華氏だということ。摂氏ではありませんので、何度かわからないかもしれません。
大体200°Fが100℃、400°Fが200℃くらいと覚えておくと便利ですよ。ただし、32°Fが0℃ですので、単純に2で割れば良いというものでもありません。
華氏は人の体温を基準にしているので、ちょっとわかりにくいんです…。
バスルームには、ものを干すためのワイヤーもありましたので、手洗いした洗濯物を干すこともできます。
ドライヤーは袋に入ってハンガーレールの上に置いてありました。
妻いわく「風量、温度ともに十分」で、ロングの方でも問題なさそうとのこと。
「潤い」などの付加機能にこだわりのない方は、持っていかなくても大丈夫だと思いますよ。
ハンガーレールの脇には、金庫があります。
金庫はなんとアナログな鍵式。普通は番号入力式の電子錠なのですが、鍵のほうが使い方はわかりやすくて良いかもしれませんね。
電子錠は使い方がわからない方、間違ってロックしてしまった方などへの対応が大変なので、部屋数の多いWDWリゾートらしい対処法と言えるかもしれません。
金庫を開けると、
薄っ!
こんなに薄いのにこれだけ高さがある意味もよくわかりませんが、とりあえず本当の貴重品しか入らなさそうです。
ちなみに中に入っている丸い札は、「鍵なくしたら35ドルかかるよ~」って書いてあるだけ。
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3. コーヒーメーカーで味噌汁などを作る!
今回のWDW旅行で、僕たちは一度も日本食を食べることがありませんでした。
せっかくのアメリカ旅行だから、ジャンキーなものを食べたい! という思いもあり、WDW内だとエプコットとDisney Springsにしか日本食がないという事情もあり…。
僕は1週間程度ならそんな食生活でも問題ないのですが、妻は2日目にして音を上げてしまいました。
そんな時のために妻があらかじめ準備をしていたのが、歌舞伎揚げと
お湯を注ぐだけでできる味噌汁。
実は、お湯を注ぐだけでできる味噌汁程度なら、部屋に備え付けのコーヒーメーカーで作れちゃうんです。
その方法をご紹介。といっても、とっても簡単ですよ。
このコーヒーメーカー、手前の引き出し部分を開いて、そこにコーヒー豆のパックをセットする形になっています。
そこに何もいれなければ、ただお湯が出てくるというわけ。2杯同時にコーヒーを抽出できるマシンですが、粉のセットは1杯ずつになっていますので、片方でコーヒーを抽出しつつ、もう片方で味噌汁を作るなんていう荒業もできちゃいます。
手順は以下の通り。
- 後ろにある水のタンクに水を入れる
- カップに味噌汁のもとを入れて、セットする
- 電源ボタンを押す
あとは数分待ってカップの中をかき混ぜれば味噌汁の完成です!
とっても簡単ですよね。
ただし、注意点が一つだけ。お湯はコーヒーの抽出に適した温度になっていますから、沸騰したお湯ではありません。
カップラーメンはあまり美味しく仕上がりませんし、フリーズドライ系のものはキチンと戻せない可能性もあります。
カップ麺やカップスープなどをガッツリ作りたいという方は、折りたたみ式の電気ケトルを持っていったほうが良いと思いますよ。
さてさて、今回はポートオーリンズリゾート フレンチクォーターのお部屋の中についてご紹介してきました。
ただ夜眠るだけのために帰る場所としては、贅沢なくらいに広いですし、調度品も立派です。
今度このリゾートに宿泊することがあれば、1日リゾート内でゆっくりする時間も作りたい。それくらいに素晴らしいところでしたよ。
4. 次に読むのにオススメの記事
こんなリゾートに宿泊したい、と思われた方は、ホテルの予約をしちゃいましょう!
WDW直営リゾートの予約方法は、以下のページで詳しくご案内していますよ。
WDW旅行初日の詳細記事は、以下のページにまとめています。
この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
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