水墨画の世界 太魯閣・花蓮へ台北から日帰りツアー! レポートと安く行く方法のご紹介【2017年9月台湾旅行記⑥】
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
台北から日帰りで、大理石でできた大渓谷や石のトンネルを見て回ることができる太魯閣に出かけてきました。
台湾の東岸、台中の東側に位置する渓谷ですので、台北からはなかなか遠いのですが、比較的安い金額で、しかも1日で十分に見どころを回れるツアーを発見しましたので、ご紹介していきます!
1. 日程に余りがあるなら太魯閣へ!
今回の台湾旅行の旅程では、中日が1日しかないのですが、その日の観光はまるごとツアーにしてみることにしました。
と言うのも、故宮博物院や士林夜市など台北の主要な観光地や、九份、十分あたりまで前回の旅行で堪能してしまいましたので、台北近郊には今回行きたいところがなかったのです。
ということで、せっかくなら遠出をしてみようと思い立ったわけです。
1日で観光するとなると、台中や台南はちょっと厳しい。
どこか良いところはないかな、と思っていろいろ調べてみると、台東という地域があるようです。
台湾は主に島の西側が栄えていて、そちら側は南北に都市が連なっています。が、東側は一部を除いてそれほど栄えていません。
その東岸で珍しく栄えているのが、花蓮という街。
大理石の産地として栄えた街です。
この周辺には、大理石を切り出す元となる超巨大渓谷として有名な太魯閣という見どころもあり、ちょうど1日で観光するのに良さそうな規模の街なのです。
太魯閣はまるで水墨画の世界のような、大自然を満喫できるスポットとのことで、これは是非とも行ってみたい。
ただ、台北から向かうとなると特急で約3時間かけるか、あるいは飛行機を使うか。
さらに、花蓮の駅から太魯閣に向かうには車が必要なのですが、花蓮の駅前には悪質なタクシーが多いとの噂。
個人で向かうのはなかなか厄介そうです。
いろいろと考えてみた結果、今回は日帰りのツアーを利用してみることにしました。
ツアーを探すのに使ったのは、 KKday というサイト。
台湾資本のサイトで、従来は主に台湾の方や欧米の方を対象にしていたようなので、まだ日本語表記がイマイチだったりするのですが、現地ツアーの専門会社としてはかなりの規模がある大きな会社です。
日本では、格安の新幹線の切符を販売していることのほうが知られているかもしれません。
このサイトは、JTBやHIS、台湾現地の旅行会社も含めて現地ツアーを催行する様々な会社の商品を扱っています。
KK dayがオリジナルで企画したものも含めて、様々な商品(もちろんすべて日本語対応)から購入できますので、なかなか便利なのです。
金額も比較的お手頃。今回利用したツアーは、花蓮までの往復特急利用と現地でのツアー、バス代、5つ星ホテルでのランチまで含めて15,000円ほど。お土産代以外は手ぶらで行っても良いような丸一日のツアーでこの料金は、かなり良心的です。
2. 花蓮日帰りは朝が早い!
さてさて、そんな現地ツアーを組んでもらっていますので、こちらとしてはなにも計画する必要がなくて、指定された集合時間に集合場所に向かうだけ。
なのですが、さすがに特急で3時間もかかる場所。そこでガッツリ観光するとなると、やはり朝が早いです。
指定された集合時刻は朝6時10分。台北駅の東3出口集合とのことです(宿泊するホテルによっては無料送迎もあります)。
5時40分頃にホテルを出発し、まだ暗さも残る中20分ほど歩いて台北駅に向かいます。
徒歩圏内でなくても、台北のMRTは24時間営業ですので、電車で向かうことができます。ただし、本数は少ないですので要注意!
東出口というのは、台北駅のバスターミナルなどがあるエリアにあります。
そのうち、この台北ー花蓮間をはじめて走ったディーゼル車(どう見ても蒸気機関車なのですが、案内板にはディーゼルと書いてありました)の先頭付近に東3出口があります。
そこで待っていると、6時過ぎにJTBの赤いポロシャツを着た方が現れました。KK dayは自前でツアーを催行しているわけではないので、提携旅行会社の方が案内をしてくださいます。
どうやら、この方が案内してくださるよう。ツアー参加者は1人だけのようで、ちょっと寂しいのですが出発です。
地下に降りて、ローカル線のプラットホームへと向かいます。九份や平渓線方面へ向かう際にも使う改札ですね。
今回乗るのは、6時25分発の自強号。3時間ほどかけて、えっちらほっちら花蓮へと向かいます。
3. 列車に乗って花蓮へ
ガイドさんは電車に乗るまでの案内役のようで、一人分の切符を渡してくださいます。
花蓮に着いたら別の方が迎えに来るので、このシールを見えるところに貼っておけとのこと。
JTBと提携している現地の旅行会社のシールでしょうか。
台北から花蓮への列車は予約がなかなか大変とのことで、帰りの列車は同じ座席で通しの予約ができず、途中で席を変わらなければならないとのこと。
やはり、花蓮が人気の観光地であることはもちろん、途中で平渓線や九份への乗換駅となる瑞芳も通るので、人気が高いのでしょう。
これは個人で手配をせず、現地ツアーをお願いしてよかった!
ガイドさんとホームでのんびりお話をして、電車が来たら乗り込みます。
ガイドさんも「えっ?」と驚いていましたが、特急なのにローカルっぽい電車が入線。
指定された座席に座って、いよいよ出発です!!
3時間の列車旅は、見える景色がずーっと山なので、なかなかに退屈。覚悟を決めてのんびり過ごしましょう。
花蓮手前最後の停車駅からは、なんと1時間も走りっぱなし!
暇つぶし用にも、レンタルWi-FiルーターまたはプリペイドSIMをお忘れなく。2人以上の旅行でしたら、1台のWi-Fiルーターに2人で接続するのがおトクですよ。
4. 花蓮からは他のツアーに合流!
花蓮から先は、他の旅行会社のシールを貼った方々と合流します。
駅のホームでおばちゃんが出迎えてくれますので、あとはついていくだけ!
駅には土産物売り場、セブンイレブン、トイレもあります。
トイレの時間を取ってくれますので、ここで済ませておきましょう。
全員揃ったら、バスに乗って出発です!
花蓮で合流したメンバーは、
- 日本人4人 (自分含む、うち2人は英語でも可)
- 英語ネイティブ1人 (アメリカ人)
- 英語が第2言語で、中国語を話せない方6人 (ヨーロッパ系)
- 英語が第2言語で、中国語を話せる方2人 (シンガポール)
- 中国語ネイティブ5人
とかなり国際色豊か。
ガイドのおばちゃん(ジョセフィーヌ・リンさん、自称「太魯閣の女王」)は英語、中国語、日本語を駆使して説明していきます。
が、日本語はかなり怪しげ。英語も癖のある言葉(発音、ボキャブラリーともに)なので、なかなか理解が難しいかもしれません。
聞けば丁寧に答えてくれますので、気になることがあればガンガン聞いちゃいましょう。
それでは、実際のツアーレポートは次のページでお届けしていきますので、ご覧になりたい方は2ページめへとお進みください。
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