自由が丘の【SHUTTERS】でトロットロのスペアリブと、サクサク熱冷アップルパイアラモード🍰を頂きました
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
自由が丘のSHUTTERSというお店で、名物のスペアリブやアップルパイアラモードを含めたお食事を頂いてきましたので、レポートしていきます!
SHUTTERS自由が丘本店の基本情報
概要
SHUTTERSは1998年の7月に自由が丘店を開店して以来、現在では城南・城東・横浜地域に8店舗を構える、イタリアン系創作料理のレストランチェーンです。
本店は、お洒落でかつ入れ替わりの激しい自由が丘駅徒歩3分ほどという立地ながら、18年強が経過した現在でも予約がないと入れないほどの人気を誇るお店。
シャッターズという音からは、らーめん店の開店前、まだシャッターが閉まっているときにその前に並ぶ人を揶揄した言葉を思い浮かべてしまうのですが、どうやらカメラのシャッターを何度も切るような思い出を残してほしいという想いから、とのことのようです。
名物は、フォークだけで食べられるトロットロのリブロースと、サックサクのアップルパイの上にバニラアイスを乗っけてソースをかけたアップルパイアラモード。
その他にも、エスカルゴ用のお皿を使った創作料理やパスタ類が並ぶ、創作イタリアンといった雰囲気のメニュー構成です。
アクセスと営業時間
今回訪問したのは、自由が丘店。
他に、
にも店舗を構えています。
特に、表参道店は新しくて綺麗。
今回訪問した自由が丘の本店は、自由が丘駅の南口改札を出て、斜め左前方に見える細道を抜けて突き当りを右折、すぐ左手にあります。
自由が丘の駅から徒歩3分ほどと、立地は良好。
営業時間は、11時~23時までの通し営業です。
平日は16時までランチタイムを実施していて、おトクなランチメニューが頂けるみたいですよ。
今回は、土曜日の夜に訪問しました。
18時頃には50席以上ある店内がほぼ満席。
大寒波で極寒ながら、外のテラス席まで埋まっているという人気ぶりでした。
お店の雰囲気
木目調を活かした、シックで落ち着いた雰囲気。照明も少し暗めです。なぜか水槽もあり、カクレクマノミなどの熱帯系の魚が泳いでいました。
自由が丘という場所柄もあってか、落ち着いたマダムとカップルばかり。
それ以外の方にはちょっと居心地が悪い環境だと思います。
小学生未満のお子様はお断りとのことですので、やはり落ち着いた雰囲気を楽しみたいカップル~マダム向けのお店といった感じでしょうか。
お手頃な価格帯と入りやすいお店の雰囲気もあって、年齢層も少し若目だったように感じます。
男性の店員さんはシャツ着用、女性の店員さんはTシャツというアンバランスな制服が不思議。
予算
単品で注文すると、スペアリブ税別2,000円、パスタ税別1,100円~1,400円と、場所と雰囲気を考えればそれほど高くない価格帯。
ただ、2人でパスタ1人前ずつというわけにもいかず、やはり名物のスペアリブとアップルパイアラモードは頼んでおきたいところです。
サラダとスペアリブ、パスタ、アップルパイアラモードをそれぞれ1人前ずつ頼んで2人でシェアすれば、料理だけで1人3,000円弱といったところ。
さらに、こちらも名物のエスカルゴ皿を使ったグラタン類とガーリックトーストを追加すれば、1人4,000円程度になります。
これに、ドリンクを頼む場合はドリンクが追加。ソフトドリンクでも税込み500円~800円ほどと、ドリンク類はちょっとお値段が張ります。これは、カフェタイムがあるのでそのためでしょうね。
生ビールとグラスワインは税込み700円程度。
料理のレポート
大根の2色マヨネーズソースサラダ
まずサラダとして注文したのは、大根の2色マヨネーズソースサラダ税別895円。
太めの千切り大根に、マヨネーズソースを絡めたものです。
マヨネーズソースは、手前の白いものがホタテの貝柱を使ったもの。貝の旨味や風味とマヨネーズ、大根のほんのり苦くシャキシャキとした食感がマッチして美味しいです。時々当たる、貝柱のギュムッとした食感も楽しい。
奥の赤いものは明太(たらこ?)マヨソース。明太子とマヨネーズは鉄板の組み合わせですね。こちらのものは明太の風味がしっかりと効いていて、かなりパンチのある味付け。明太子の風味が苦手という方は食べられないだろう、というくらいにマヨネーズに対して明太が勝っています。
ここまで明太がしっかりしているのは珍しい。もちろん、明太好きとしては嬉しい限りです。
この2色のマヨネーズソースも名物のようで、入口脇のショーケースでパッキングして売られていました。
非常に美味しいのですが、サラダとしては重めなのが難点。
別にノーマルタイプのサラダが欲しくなってしまいます。
スペアリブ しょうゆソース
続いて出てきたのは、スペアリブ。
メインが先に来るというのは最近では珍しいですね。
こちらのお店は、1998年に創業していますので、西洋風の料理を日本風にアレンジして出していた時代の名残があって、最後に炭水化物であるパスタを出すスタイルなのかもしれません。
スペアリブは、幾つかの中からソースや味付けを選べます。
おすすめというしょうゆはソースにしてお肉の上からかかってきてしまうので1種類しか選べないのですが、それ以外の味であればハーフアンドハーフにして2種類選ぶことも可能。
周囲では、塩こしょうとバジル、ガーリックなども人気でした。
骨離れが良いのでフォークだけでお召し上がり頂けます、との案内とともに提供されたこちらの品。
しっかりと煮込んだあとに、オーブンで焼き目を付けてあるようですね。
確かに骨からはスッとお肉は剥がれ、脂身はトロットロ、お肉はホロッホロの仕上がりで美味しい!
ただ、結構軟骨がガッツリとあって可食部は意外と少なく、お値段に見合うかというと微妙なところ。
お肉部分はホロホロと崩れはしますが、ややパサつき気味。もっと質の高い煮豚を炙って提供するらーめん店もありますので、ちょっと微妙な気分になりました。
さらに、お肉の柔らかさのアピールなのか、フォークのみしかカトラリーがないのですが、いくら骨離れがよくてもこれだけだとなかなか器用には食べられません。
やっぱり、両手を使ったほうがお肉を剥がしやすいので、ナイフかスプーンを出してくれると良いのに、と思いました。
カマンベールチーズのグラタンとガーリックトースト
エスカルゴ用の器に入れて提供される、カマンベールチーズのグラタンやカニ味噌のグラタン、たこのエスカルゴ風バター焼きなどもこちらの名物の1つ。
今回は、カマンベールチーズのグラタン税別1520円を頼んでみました。
これらのグラタンを注文すると、ガーリックトーストに載せるのがオススメです、と紹介されます。
ガーリックトーストは4種類あって、ハーフアンドハーフで2種類選択することも可能。
今回は、ガーリックバタートーストと明太子バタートースト税別625円を注文してみました。
グラタンは6穴分に対して、ガーリックトースト2本がそれぞれ3切れずつとピッタリの数で提供。
グラタンはしっかり混ぜてからお召し上がりくださいと案内されます。
案内に従って、グラタンのカマンベールチーズをベシャメルソースにしっかりと混ぜ合わせてから、トーストに乗っけて頂きます。
ベシャメルソースとカマンベールチーズを絡めて、ガーリックトーストに乗せれば美味しくないはずがありません。
たしかに美味しいのですが、それ以上の何かも無い。
むしろ、ガーリックトーストを使うことの相乗効果が薄くて、チーズのグラタンがガーリックトーストの味わいを隠してしまっているような印象です。
メニュー名から想像できる以上の感動は得られませんでした。これで2,000円オーバーはちょっと高いかも。
ゴルゴンゾーラとトマトソースのペンネ
写真は食べかけですみません。
たくさんあるパスタメニューの中から、チーズ好きの奥さんの推しと、なんとしてもホワイトソース2連続は避けたい僕の思惑の折衷案として、こちらのゴルゴンゾーラとトマトソースのペンネ税別1,330円を注文。
ゴルゴンゾーラの効いたとろっとしたトマトソースで、基本を押さえた美味しいペンネです。
が、やはりこちらもそれ以上ではなく、お値段分の価値はないかな、と思います。
アップルパイアラモード シナモン
焼き立てアップルパイの上にバニラアイスを乗っけて、ソースをかけたアップルパイアラモード税別855円もこちらの名物。
ソースは6種類ほどから選べますが、今回は、奥さんのチョイスでシナモン味に。
シナモンだけは、液体ではなく粉末がかけられていますので、見た目がちょっとさみしい感じ。
ですが、味は抜群!
こういった取り合わせは、なんとなくパセラのハニトーというトーストの上にアイスなどを乗せたものを思い浮かべるのですが、こちらはトーストではなくて下がサックサクのアップルパイ。
トーストよりもサクサク度合いの強い熱々焼き立てアップルパイに、冷たいアイスクリームを乗っけて美味しくないわけがありません。
これは素晴らしい。さらに、アップルパイには当然シナモンでしょ、という奥さんのコメント通り、シナモンの香りが火の入ったりんごとあわさってとっても美味しい。
このデザートは手放しで賞賛できる逸品でした。
総評
まずは、注文時には1つ注文する度におすすめの組み合わせや追加注文を紹介されるのが、ちょっと押し付けがましい感じ。
さらに、アップルパイアラモードは先に注文しろと言っておきながら、アップルパイの提供直前にはもう一度「コーヒー、紅茶はいかがですか?」と聞きに来たり、客単価をあげようというマニュアル対応が鬱陶しい印象です。
料理自体も、現在となってはやや古い印象は拭えず。
確かに、1998年にこれを食べていたら感動していたと思います。イタ飯という言葉がまだかろうじて生きていた時代に、パスタ類などしっかりと基本を押さえつつ、当時としては目新しい取り合わせのものもあって、食体験として楽しいものだったでしょう。
ただ、今となっては創作料理とはいえ目新しさはなくなってしまっています。
本格的な味ということで言えば、もっとしっかりとしたイタリアンがより低価格で食べられる時代。
ディナーのコース料理として見ればそれほど高くないのですが、「街のレストラン」として見るとかなり高めの価格設定。
味やメニュー構成はコースを出すレストランというよりは街のレストラン寄りですので、そこが割高感を強めてしまっています。
過去に目新しいものを出して有名になったことで、そのネームバリューで現在も人気を継続しているお店といった印象で、何度も食事をしに訪れたいお店とは言い難いです。
テレビなどで見て、一度でいいから行ってみたいという方は、スペアリブとガーリックトースト、アップルパイアラモードくらいにしてササっと食事をして出るのが良いかもしれません。
それ以外ですと、アップルパイアラモードだけは手放しで賞賛できる品でしたので、個人的にはカフェタイムにコーヒーとアップルパイアラモード、という使い方のほうが良いかな、と感じました。
ちょっと古くなってしまった味わいと、強気の価格設定ということで、観光地の名物料理のような印象を受けてしまったレストランです。
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