箱根の喫茶店【ぱんのみみ】で食パンをまるごと一斤使ったドデカい「ぱんグラタン」を食べてきました

2017年4月12日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

箱根の強羅地区にある「ぱんのみみ」という昔ながらの喫茶店で、食パンをまるごと一斤使ったインパクトのある「パングラタン」なるお料理を頂いてきましたので、レポートしていきます。

見た目のインパクトも去ることながら、味もしっかりと美味しい素晴らしいお料理でしたよ。

 

 

1. ぱんのみみの基本情報

まずは、ぱんのみみの概要、アクセス、メニューや営業時間などの基本情報をご紹介していきます。

味のレポートはもう少し下で!

 

1.1 ぱんのみみの概要

強羅駅から徒歩10分ほど(ただし、アップダウンが激しいのでタクシー推奨)のところにある喫茶店です。

11時~17時のお昼時のみの営業で、喫茶店としてよりは「喫茶店ランチ」的な営業がメイン。美味しいお食事がウリのお店なんです。

1995年開店のそれなりに歴史のある喫茶店で、様々なテレビ番組で紹介されて多数の著名人が訪れていますから、ご存じの方も多いかもしれません。

 

そのインパクトのあるお料理と、観光地にありながら1,000円前後でボリュームたっぷりのランチを頂けるコストパフォーマンスの高さで人気のお店です。

休日になると行列ができていたり、混雑日には駐車場待ちの車列ができていたりというほどの人気店。

混雑しそうな日は、早めか遅めに時間をずらして訪問するのがおすすめですよ。

 

1.2 ぱんのみみへのアクセス

最寄りのバス停が徒歩2,3分のところにあるのですが、特に休日は1日1~2本しかバスがない超マイナー路線。バスのタイミングさえあえば、強羅駅や箱根湯本駅、箱根の各観光地、御殿場アウトレットなどからバスでアクセスできるのですが、お昼時間帯にはほぼ走っていませんのでバスでの訪問は絶望的です。

電車の場合は、箱根登山鉄道の強羅駅から徒歩10分ほど。ただし、かなり斜度のある道を通ることになりますので、足腰に自身がある方でないとキツいです。タクシー推奨

 

車であれば、箱根裏街道を箱根湯本側から登っていった場合、宮城野交差点で右折して、すぐの細道を右に曲がったところ。お店は右手にありますが、メインの駐車場は左手です。

駐車場待ちの車列ができている場合、先に代表者がお店に入って名前を書いてくる必要があります。

 

1.3 ぱんのみみのメニューと営業時間

全て税抜き表示です。

  • ぱんグラタン     : 980円
  • チーズ焼きハンバーグ : 1100円
  • オムライス      : 980円
  • パスタ類       : 1100円
  • ドリア類       : 1100円

といった価格構成。結構メニューは豊富です。

+300円でドリンクセット。コーヒーはサイフォンで淹れていましたので、しっかりと喫茶店のドリンクになっているはず。

 

普通に考えると、喫茶店ランチとしてはかなり高めの価格帯ですが、観光地であることと、後で述べるボリュームを考慮すると、コスパはなかなか良いです。

ドリンク類は300円~450円。手作りのケーキは600円で、ドリンクの他にアイスとフルーツも付くケーキセットが900円。

 

火曜日と水曜日が定休日

営業時間は11時~17時ですが、16時以降は材料切れ早仕舞いの可能性ありです。

 

1.4 お店のシステムと雰囲気

上でも書いてしまいましたが、店頭に行列が出来ていたとしても店内の帳簿に名前と人数を書く方式。

駐車場待ちの列があったとしても、店頭に列があったとしても、とりあえずお店の中に入って名前を書いてきましょう。代表者1名が中に行けばOK。

 

お店の中は、昔ながらの喫茶店といった雰囲気。

木目を基調とした店内は、モノが多くてゴチャゴチャとしていますが、お花やテーブルクロスも含めて可愛らしくまとめられています。

店員さんはおばさま方中心。観光地の混雑店だけあって、語気が強かったりして「怖い方なのかな?」と思ってしまったのですが、実際にはそんなこともなく優しく丁寧な接客でした。お客さんを流れ作業のように捌いていますので、やや愛想に欠けるのはご愛嬌。

 

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2. ぱんグラタンと焼きカレードリア

2人で訪問して、ぱんグラタンと焼きカレードリアをシェアしてみました。

 

2.1 ぱんグラタン

どうですか、このボリューム感!

こちらのぱんグラタンは、近隣にある創業明治24年の老舗パン屋さん「渡邊ベーカリー」の箱根山ブレッド(イギリスパン)を使っているそうです。

2斤分のサイズで370円(税別)なので、これだけで原価200円近くかかっちゃってますよ。飲食店の基本である「原価率3割」を守る気がまったくないですね。すごいサービス精神!

 

食パンとしてはやや小ぶりではありますが、それをまるごと使うというのは、パセラのハニトーを彷彿とさせます。

このサイズを一人前として出してしまうあたり、凄まじいインパクト。

 

中のパンは半分ほどの高さまでくり抜かれていまして、そこにシーフード入りのベシャメルソース。上にはチーズがかかってオーブンで焼かれていますから、お皿の代わりにパンを使ったシーフードグラタンといった風情。

パンの中身はふわふわで、これを掘り進めつつグラタン部分とあわせて食べるととっても美味しい!

ベシャメルソースには、プリプリのイカや大振りのエビなどが入っていて、とっても具だくさん。

 

さらに、パンの耳部分はオーブンで焼いたおかげか、カリッカリのサックサクに焼きあがっています。お店のなに恥じぬ仕上がり。

これをちぎりつつ、中のグラタンにつけて食べるのが至福です。

 

これだけのボリュームですのでお腹いっぱいにはなりますが、不思議とスイスイ食べ進めて完食できてしまいます。おそらく、とっても美味しいパンと主張しすぎないベシャメルソースの相性がすごく良いのでしょう。

付け合せは、なぜかポテチと小さなサラダ。ポテチは市販のものだと思いますが、しっかりと温められて提供されていました。

 

2.2 焼きカレードリア

こちらは喫茶店メニューとしては比較的よく見かける料理。

ご飯にカレーをかけて、チーズを乗っけてオーブンで焼いたものです。

具はなんとミックスベジタブル! 喫茶店らしいチョイスです。

カレーは美味しいですし、カレーとチーズ、ご飯との相性は良いのですが、カレーがやや少な目なので、カレーライスとしての満足度は低め。

あくまで、ドリアのソースをカレーで置き換えたものです。

 

これよりは、喫茶店らしいナポリタンやオムライス、チーズハンバーグなどのほうが当たりだったかも。

 

 

箱根という観光地にあって、これだけのボリュームで美味しいお料理を、1,000円前後で頂けるというのは貴重なお店。

特に、見た目のインパクトも大きいぱんグラタンはわざわざ訪問してでも食べる価値ありです!

ちなみに、パンの提供元である渡邊ベーカリーには、大振りの丸パンをくり抜いてシチューを入れた「シチューパン」なるものもあります。パンの中にシチューシリーズとして、こちらもあわせて是非。

 

 

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