飛行機で眠れないのはシートや枕が原因ではない? ― 機内で上手にリラックスしよう!

2017年1月3日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

国際線で長時間の便だと、できれば飛行機の中で眠っておきたいところですが、なかなか寝付けないこともありますよね。

シートのリクライニングが十分できなかったり、まくらが変わったから…といった問題ももちろんあるのですが、環境の変化、狭い範囲に沢山の人がいるというストレスなどが原因になっている可能性もあります。

こうした問題の根本は、そもそも「飛行機に乗っている」ということにありますので、原因からの解決は難しいのですが、心の持ちようによっては改善できる場合があります。

今回は、飛行機の中でストレスを感じず、リラックスするための秘訣をご紹介していきます!

 

 

睡眠導入剤を飲めば解決。でも、できれば避けたい

 

飛行機の中では眠れないという方も、おそらく睡眠導入剤(睡眠薬)を飲めばほぼ確実に眠れるでしょう。

ただし、日本では睡眠導入剤や睡眠薬は市販されていません。

お医者さんで睡眠障害と診断されてはじめて処方してもらえるものです。

 

睡眠障害かどうかは自己申告でしか診断のしようがありませんので、お医者さんにいけば結構な確率でもらうことはできるでしょう。

しかしながら、やはり睡眠導入剤にはデメリットといいますか、副作用もあります。

睡眠導入剤を使って眠り、その後起きてからも眠気やけだるい感じが続いたり、めまいや頭痛を生じたり、といったおそれがあるのです。

 

せっかく飛行機の中で睡眠が取れたとしても、こんな副作用が残ってしまっては、現地で十分に観光を楽しむことができません。

やはり、できることなら睡眠導入剤には頼らずに飛行機の中で眠りたいものです。

 

 

質の良い眠りにはリラックスが不可欠

 

そこで、飛行機の機内でしっかり眠るためにどういったことができるのか、考えていきましょう。

 

眠りの鍵は、リラックスできるかどうか

普段、夜はぐっすり眠れるのに、旅先や飛行機の中、バスや新幹線の中ではあまり眠れないという方も多いのではないかと思います。

もちろん、普段から夜ぐっすり眠れずに困っているという方もいらっしゃるでしょう。

その原因は何なのか、探っていきましょう。

 

夜はぐっすり眠れるという方は、普段の行動を思い起こしてみてください。

まずは、仕事や外出から家に帰ってきます。

夕飯がまだであれば自宅で夕飯を食べたり、あるいはお風呂に入ったり。

寝間着に着替え、テレビを見てくつろいだり、晩酌をしたり、歯を磨いたり。

人によってはストレッチをしたりお肌の手入れをしたり、といったことを経てベッドへと入るかと思います。

この間に、仕事中や外に出ていたときのONのスイッチをOFFに切り替えるポイントがいくつもあるんです。

 

心地よく眠るためには、体の緊張を解いてリラックスし、さらに心もリラックスする必要があります。

一方で、外に出ている間はある程度の緊張感がないと仕事にならないと思います。

この2つの状態の間を上手に切り替えられるかどうか、というのが睡眠のポイントなんです。

 

例えば、夕飯を食べるというのは1つのリラックスのきっかけになります。「あぁ、美味しいなぁ」と思えれば、気を抜いてリラックスできていますよね。

お風呂や着替えなども同様です。

ストレッチというのは、無理矢理にでも体の緊張を解いてしまう方法ですから、リラックスして質の良い睡眠をとるのに非常に良い方法です。

このようにして、普段の生活では徐々に徐々に様々なきっかけを経て、スイッチを切り替えていくんです。

 

これができずに、ご飯を食べながらも仕事のことを考えていたり、お風呂に入っても体の緊張がほぐれなかったりすると、夜寝付けないなんてことになってきます。

ですので、多少睡眠時間を削ってでも、意図的にリラックスするためにアロマを焚いてみたり、ストレッチをしたりすると、結果的に長時間眠れたり睡眠の質が向上して疲れが取れたりといった効果を生む可能性があります。

 

飛行機の機内でリラックスするのは難しい

しかしながら、飛行機の中ではなかなかリラックスすることができません。

飛行機の中でお風呂に入ることはおろか、狭い座席ではストレッチだってほとんどできませんからね。

リラックスするための「きっかけ」が乏しいのです。

 

アロマを焚くことなんてできるはずもありませんし、ドリンクの持ち込みも空港で買えるもの以外は不可能です。

こうなってくると、いくつものきっかけを重ねて徐々にリラックスし、睡眠へと向かう、という通常の手法は取りにくいのです。

 

 

できるだけ飛行機の中でリラックスするために

 

リラックスのきっかけを最大限活用しよう

ということで、飛行機で眠ろうと思ったら、できるだけ多くの睡眠のきっかけをつくり、そのきっかけを最大限活用していくことが重要になります。

例えば、飛行機に乗る前に待合室でストレッチをするのも良いでしょう。

ラウンジが使える方なら、ラウンジにおいてあるマッサージチェアなどを活用するのも良いかもしれません。

また、空港によっては有料にはなりますが、シャワー室があることもあります(ラウンジに設置されている場合もあります)。

着替えのできるスペースを利用してゆったりとした服に着替えるのも効果的です。

このようにして、飛行機に乗る前からリラックスする準備を始めていきましょう。

 

さらに、飛行機に乗ってからも、スリッパに履き替える、リクライニングをするなど、小さなきっかけづくりはいろいろとできます。

そして機内食が最大のチャンスです。航空会社にもよりますが、それほど美味しくはないはず。少なくとも、地上の美味しいレストランのような味は望めません。それでも、「あぁ、美味しいなぁ」と力を抜いて考えながら、楽しく食事をいただくことで、大分リラックスできるはずです。

晩酌を日課にされている方であれば、お酒を飲むのも良いきっかけになりますよ。

 

もちろん、リラックするための最大のきっかけである、「横になる」ことに近い状態を実現するため、道具を使って努力することも重要です。

そのあたりのお話は、以下の記事にまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

いちばん大切なのは、「考え方」

何より大切なのは、リラックスするための考え方です。

せっかくリラックスするためのきっかけが幾つもあったとしても、ただそれをこなすだけだったり、余計なことを考えていたりすると、きちんとリラックスできません。

 

特に、旅行の際にはテンションが上ってしまって、旅行先で楽しみなことを考えてウキウキしてしまったり、逆に「寝なきゃ」と強く思い込んでしまったりしがちです。

が、こうした思いは質の良い睡眠の敵です。

中でも「寝なきゃ」という強い思いは、睡眠を妨げる最たるものです。

 

気持ちよくリラックスしていくためには、ひとつひとつの行動を楽しむことが重要ですよ。

例えば、ストレッチをする機会があるなら、ストレッチで体が伸びていく感覚を楽しむ。それによって「気持ち良いなぁ」としっかり感じること。

食事をするなら、美味しいと感じ、お腹が満たされることに幸せを感じること。

このようにして、それぞれのきっかけを最大限活用することができれば、段々とリラックスしていくことができるんです。

 

sponsored link

 

サプリでリラックスする方法もある

 

ここまでに書いたことをきちんと実践できたとすれば、飛行機の中でもしっかり質の高い睡眠が取れるのではないかと思います。

でも、「そもそもそんなことができるのなら悩んでないよ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

やり方は分かってはいても、それができない。

 

遠足の前日に眠れない、ハイテンションになってしまうタイプの方だったり、周囲に知らない人が大勢いる環境の中だとストレスを感じてしまうタイプの方だったり。

どんなにきっかけがあったとしても、それらのきっかけを最大限活用しようと工夫したとしても、眠れないという方はいらっしゃると思います。

 

そういった場合には、体の中でリラックスした際に分泌される成分をサプリとして摂取する方法があります。

例えば、L-テアニンというアミノ酸の一種。

この物質は、緑茶などにも含まれているもので、お茶の旨味や甘味を感じさせる成分です。

この成分が、実はお茶を飲んだときにホッとしたりといったリラックス感を感じる要因なんです。

睡眠の質を向上させる睡眠改善効果もあるということで、機能性食品表示の対象となっている物質です。

ただ、お茶で飲んだだけではL-テアニンの量が「ホッとする」程度ですので、もう少しリラックスできるようにサプリで補充してやる必要があります。

 

このようなリラックス成分を含むサプリを眠る2時間程度前に飲んでおくと、なんらきっかけがなくても、体の中からリラックスしていることを感じられるでしょう。

飛行機に搭乗してから食事が片付けられるまでには大体2時間前後かかりますので、飛行機に乗ったらすぐに飲んでおけば、それだけで睡眠の質の改善が期待できるんです。

L-テアニンの他にも、睡眠改善効果があると言われるクワンソウや、同じくホッとする食品の代表格であるショウガなどの成分をあわせて摂取できて、固形なので飛行機にも持ち込むことができる以下のサプリがおすすめです。

初回はかなりの割引価格ですし、初回だけで購入をやめることもできますので、旅行用に購入してみるのもありかもしれません。

 

 

今回は、飛行機の機内で出来るだけ室の高い睡眠をとるために、リラックスするための様々な方法をご紹介してきました。

さすがに睡眠導入剤を使うのはちょっと怖いけど、どうしても眠れない、という方には、やはり通常の食品に含まれる成分を使ったサプリの摂取がおすすめです。

今回ご紹介しました方法で、飛行機で質の高い睡眠を取って、現地でアクティブに楽しんで頂けるようになりましたら嬉しく思います。

 

 

次に読むのにオススメの記事

 

飛行機の中でリラックスするためには、騒音対策も重要です。どんな耳栓が良いのか、あるいは騒音の中でも快適に映画を観るためのイヤホン選びなどは以下の記事でご紹介しています。

その他の機内用リラックスグッズは以下のページにまとめていますので、ぜひご参照ください。

 

旅先で、野菜の少ない食事ばかりになってしまわないか心配ではありませんか? そんな方のために、現地で効率的に栄養を摂取する方法を以下の記事でご紹介しています

 

その他、海外旅行の準備に関する記事は以下のまとめページからご覧ください。