TOTO携帯ウォシュレットの口コミ・レビュー ― 衛生的で便利で、便座一体型よりも使い勝手が良い!?

2016年12月30日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

僕は洗浄便座がないと生きていけない、というほどのヘビーユーザーです。

かつては、海外にはウォシュレットがないから海外出張にはあまり行きたくない、と思っていたほどです。

そんな僕の、海外に対する思いを変えたと言っても良い、携帯できるウォシュレットのレビューをしていきます。

これ、ホントに凄いんですよ。最初に書いておきますが、水をポンプで送り出すだけの機械で定価10,000円以上。単3一本で動くシンプルな構造なのにですよ。

でもそれだけの価値がある、設計者が苦悩に苦悩を重ねてできあがったのであろう素晴らしい逸品なんです。

 

その他、海外のトイレ対策グッズなどについては以下の記事をご参照ください。

 

 

携帯ウォシュレットの概要

構造

まず、持ち運び時の大きさはこの程度。

500 mlのペットボトルと比べて頂くとわかるかと思いますが、カバンに入れておくとそこそこのサイズがあります。

これは、やはり水のタンクの大きさをある程度大きくしなければなりませんから、仕方のないところです。

 

こんな、ややメタリックなカラーの巾着がついています。使用後も袋に入れて持ち歩けるのはありがたいですね。

 

使用時には、本体を引っ張って伸ばして使います。

これは普段は、タンク部の中に収納されていて、使うときだけ引っ張り出すシステムになっているんです。

左手前に見えている、コインを差し込んで回すところに乾電池が入っています。単3一本のみで動きます。海外でも簡単に手に入る単3で、しかも1本で動くというのが凄い。

ここからさらに、右側に折りたたまれているノズルを起こします。

ギミックがいちいち格好いいですよね。こんな感じで、分離するところが1つもないのがTOTO製品の良いところです。

ネジを回したり、ガチョンとはめ込んだりという作業をトイレの中でやろうと思うと、落としてしまいそうですよね。

さすがそのあたり、TOTOさんはわかっていらっしゃる。実は、持ち運びから使用形態まで分離接続作業なく変形できるのって、このTOTOのものと、あとはノーブランドのものだけなんですよ(当ブログ調べ)。

 

さてさて、水は反対側の口からタンクに入れます。

この注ぎ口がまたよくできていて、ペットボトルの口を当てると、見事に水がタンクの中へと吸い込まれていくんです。

全くこぼれない。やはり、細かなところの設計が凄いです。

そして、キャップ側のギザギザ。これ、水をいれるためのガイドになっています。

キャップがこの角度で止まるようになっていまして、水をジャーっと流していても、しっかりタンクの中に流れ込んでいくんです。

細かい気配りがニクいですね。

 

さて、ノズル部分は水流の強弱が切り替えられるようになっています。

これをノズルの付け替えなくできるのも、TOTOの凄いところ。

このノズルは、現在「強」の状態。ノズルのさきっぽの方に、小さい穴が3つ見えているのがわかりますか?

この穴から水が出てきます。ノズルを根元の方にスライドさせると

穴が5つ見えてきました。これが「弱」の状態です。

穴がたくさんあると、1つあたりの穴から出てくる水が弱くなるので、水の量は多くなりますが勢いは弱く

穴が少ないと、1つあたりの穴から出てくる水が強くなるので、水の量は少なくなりますが勢いは強くなります。

 

ここで強弱を選択したら、あとはボタンを押すだけ!

ボタンは1つだけという潔い仕様。「押す」とだけ書いてあるのがなんだかシュールですね。押している間だけ、水が出てきます。

 

スペック

タンク容量はおよそ180 mlです。500 mlのペットボトルを持ち歩いておけば、2回半使えますね。僕はだいたい、100 ml分くらいで十分なので、結構な回数使えます。

出すことができる水の量は、強で8 ml/sec, 弱で9 ml/secです。一方、某P社の同等製品は最大5.8 ml/secですから、水量は圧倒的ですね。

水の直進性もよくて、しっかりダイレクトにこれだけの水流が当たってくれますので、かなりしっかり洗えている感があります。

 

タンクを満タンにして、強で洗浄した場合で最大23秒間連続使用できます。

これ、結構長いですよね。

普段ウォシュレットを出しっぱなしで20秒以上もボーッとしている方なんていないのではないかと思います。

それだけしっかり洗うことができるんですよ。

 

あと、ストラップがついているのも素晴らしい。万が一手が滑ってしまっても、手首にぶら下がってくれますから安心です。

 

使い方

僕は、海外では常に飲むための水を500 ml携帯していまして、その水をトイレの個室内でコイツの中に入れて使っています。

パパっと携帯ウォシュレットを広げたら、給水口から水を注いで、あとはボタンを押せば使えます。

使い終わったらタンクの水を捨てて、たたんで終了。

とっても簡単です!

 

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TOTO製携帯ウォシュレットの凄いところ

 

ここまで読んで頂ければわかると思いますが、僕はこの製品が大好きです。

無いと生きていけないくらいに好きなんです。

この製品のどこが凄いのか、ちょっと説明させてください。

 

何故か一発で的確なポイントに当たる

このような携帯ウォシュレットを使ったことがない方だと、そんなもので見えないところにあるポイントを狙えるのか? と思われるかもしれません。

それが狙えるんです。ビックリするほど正確に。

何故かはわかりません。おそらく、ノズルの長さやボタンの位置など、開発段階で様々な試行錯誤があったんだと思います。

 

単に本体を握ってボタンを押すだけで、ジャストフィット。

ボタンを押す時のグリップの角度、ノズルの長さがぴったりしっくりくるんです。

amazonの当該ページのレビューを見てみてください。そんなぴったり具合に驚かれている方がいらっしゃいます。

 

これはやはり、世界で初めて洗浄便座を開発し、これまで様々なノウハウを培ってきたTOTOならではのことでしょう。

何も知らずにボタンを押しただけでしっかり使える、というのは理想的な工業製品です。

本当にこれ、使うと感動しますよ。

便座に固定されていませんから、便座のどこに座ってもピンポイントで当てられるんです。

 

そして何より、amazonのレビューの方、後ろに手を回して使っていらっしゃるんです。

それでピンポイントで当たるとおっしゃる。

僕は、前から使ってるんです。それでもピンポイントで当たるんです。

これ、凄いことですよね。前から使う人もいれば後ろから使う人もいる。どんな人でもどんな使い方をしても、ピンポイントで狙ったところに当たる。

本っ当によくできた製品です。

 

とっても衛生的

通常のウォシュレットって、内部に通水しっぱなしですよね。

頻繁に使っていれば良いんですが、たまにしか使わないとなると水がずっとそこに溜まっていることになって…、ちょっと恐ろしいです。

この製品は、使用後は水を抜いておけるので、その点衛生的です。

 

折りたたんで持ち帰って、あとはホテルで乾かしておけば完璧。

さらに、水抜きをするときに優れているのが、タンク収納部にO-リング(ゴムパッキン)がついていること。

これのお陰で、給水口のフタを開けたまま収納すれば、タンクの中の水滴までほとんど全部排水されるんです。

タンクの口が狭いので、水滴がたくさん残っていると乾きにくくなってしまうのですが、こんな点まで考えられているとは素晴らしい。

 

それから、前から使うにしろ後ろから使うにしろ、通常のウォシュレットと比べて角度をつけて水を飛ばすことになります。

なので、跳ね返った水がノズルにかかるなんてことがまず無いんです。

これも素晴らしい。どんな使い方をしても汚れないノズル、理想的ですよね。

 

手動よりやはり電動

世の中には、数百円で手動のものが売られています。タンクをギュッと握って水を押し出すというタイプ。

ただ、それだと一瞬水が出て、もう一度タンクに空気を取り込んで再びギュッと握ると水が出て、と洗浄が断続的になってしまいます。

こういう洗い方って、洗えた気がしないんですよね。

 

そして、トイレの中でそれをやると、ギュッと握ったひょうしに狙いがずれてしまったりして、かなりもどかしいんです。

ですので、やはりウォシュレットのかわりとして持っていくなら電動式がオススメです。

 

 

携帯ウォシュレットのデメリット

これはもう、シンプルです。

  • 結構かさばる(350 mlのペットボトルくらいの大きさがありますから、結構カバンの場所を取ります)
  • 家庭用の最強ほどの水量・水圧は期待できない
  • ポンプのウィーンという音が、トイレの個室内で使うと若干不審

といった感じ。海外で使うときには、とくに最後のところだけ注意が必要ですね。

男性は特に、怪しい人に絡まれたりしかねませんから注意しましょう。

 

 

ということで、携帯ウォシュレットが以下に素晴らしいかということをご紹介してきました。

海外旅行の際にはぜひ、皆様もこの感動するような製品を体験してみてください。

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