飛行機でもうつ伏せで寝たい方に朗報! ― 突っ伏すように眠ることができるWOOLLIPが凄い! 口コミ・レビューをお届けします

2016年12月30日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

長距離移動のバスや新幹線はもちろんなのですが、長距離国際線のエコノミークラスは、狭い座席で過ごさなければならないのでなかなか大変ですよね。

特に、普段うつ伏せで寝ている方は、シートの上でうつ伏せになることができず、なかなか眠れないなんてこともあるのではないかと思います。

僕もうつ伏せ派なのですが、飛行機でうつ伏せの姿勢を取れず、なんとか仰向けや横向きで眠れないか試してきたのですが、いずれも難しく、段々と長距離国際線に乗るのがおっくうになってきていました。

そんなときに開発されたのが、WOOLLIPという空気式の枕。なんと、前のめりの姿勢で眠ることができるという画期的なものなんです。

今回は、このWOOLLIPをご紹介していきます!

 

 

WOOLLIPの概要

どこで入手したのか

まず、こちらのWOOLLIPという商品は、発売の経緯が通常の製品とは異なります。

「クラウドファンディング」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。ネット上で趣旨に賛同する人からお金を集めて、事業なり何なりを始めるというものなのですが、WOOLLIPもそうしたクラウドファンディング出身の製品です。

 

kickstarterというサイトで出資を募り、見事製品化に必要な資金を獲得して製品化されています。

僕もこの、kickstarterで出資をして製品を手に入れていますので、製品としてはプロトタイプに近いような品です。当時の購入価格は、27ユーロ+送料10ユーロでした。

 

2016年12月現在も、indiegogoというやはりクラウドファンディングに近い形態の、立ち上げたばかりの事業を応援するサイトで販売されています。

ということで、販売経路等も随時変化していく可能性がありますので、最新の情報にご注意ください。

 

ちなみに、特にkickstarterは出資したとしても事業化に失敗し、投資資金が返ってこない可能性もありますから、投資は十分慎重に、自己責任でお願いしますね。

 

使い方

woollipの外観はこんな感じ。結構大きな枕ですよね。ちょうど抱っこひものような大きさといえばわかりやすいでしょうか。

上の方の斜めになっているところに顔を突っ込む穴が空いていまして、両サイドには手を通すための穴が開いています。

これを、膝の上で抱え込むか、座席についているテーブルの上に乗っけて使うんです。

公式サイトでは、こんな感じで使っています。

“https://www.indiegogo.com/projects/woollip-travel-pillow-pillow-for-smart-travelers-innovation#/"より引用

 

大体のイメージはつかんで頂けましたでしょうか?

昔、学校で机に突っ伏すようにして寝たことはありませんか? あれを、もう少し楽な姿勢でできるようにした枕なんです。

 

空気を入れる、抜く

結構大きいので、空気を入れたり抜いたりするのは、正直ちょっと大変です。

後ろ側を見ると、空気を入れるための穴があります。

このキャップを外すと、

こんな感じ。

あまり、空気を入れるための口としては見かけないタイプですよね。

入れなきゃいけない空気が多いので、良くある口に加えるタイプではなく、この大きなタイプが使われているんだと思います。

この穴に口を当てて、大きく息を吹き込んでいきます。大体5~6回頑張れば、パンパンに膨らませることができます。

 

逆に空気を抜くときは、穴の奥にある板が弁になっていますので、これを押し込むことで空気がシューッと抜けていきます。

折りたたみながら空気を抜いていきますが、これはこれでなかなか大変。結構サイズが大きくて、折りたたみにくい構造になっているので、ちょっとしたところに空気が溜まってしまったりして、綺麗に抜けていってくれません。

飛行機の中ではある程度諦めてしぼませていって、ホテルや自宅で体重をかけながら頑張って空気を抜いて小さく折りたたむことになると思います。

 

空気を抜くと、このくらいのサイズ。上にペンを乗っけて比較しています。

すでに付属していた携帯用の袋はパンパンで、一部破れてしまっています。

現在は、もう少しマシな袋が付くようになっていますので、こんな破れるような心配はありません。

ちなみに、上に比較用に乗っけているペンは、サンフランシスコのウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアムで購入したもの。

アメリカのディズニーは、アナハイムとオーランドだけじゃないんですよ! (サンフランシスコにあるのは博物館だけですけどね)

 

 

何が凄いのか

 

うつ伏せで快適に寝られる

やはり最大のポイントは、下を向いて寝られることです。

これまで、うつ伏せ派の方が飛行機など狭い座席の中で眠ろうと思うと、ものすごいうなだれたような状態で眠ったり、何か巨大なものを抱いてみたり、それでもしっかり眠れなかったり、と様々な苦難に遭遇してきたかと思います。

が、これがあればもうそんな悩みは無くなるんです。

 

僕もうつ伏せ派ですので、これまで飛行機の中では30分位うつらうつらしては起き、というのを繰り返してきました。

そもそも音や光に敏感で、マットレスが変わっただけで眠れなくなるようなタイプ。

ですので、しっかり眠れた試しがないんです。もう長距離便は乗りたくないな、とまで思っていたところでこのWOOLLIPを発見。

 

そういえばマットレスが変わると眠れないくせに、机で突っ伏して眠ることはできたな、ということを思い出しものは試しで買ってみようと思い至ります。

早速出資して入手し、先日のボストン出張ではじめて試してみました。

 

するとなんと、6時間ほどもグッスリ! 途中で起きることもなく、深く眠ることができました。

飛行機でこんなに眠れたのははじめての体験。

やはり、うつ伏せ派の方には圧倒的にオススメな枕です。

 

リクライニングしなくても良い

そしてもう1つのポイントがリクライニング。

仰向けで寝ようと思うと、どうしてもリクライニングをしなければなりません。

ただ、リクライニングってトラブルのもとになったりして、結構後ろの人に気を使いますよね。

 

さらに最近では、食事の際はリクライニングを戻すように言われますので、寝ているときに食事の提供があると、必然的に起こされてしまいます。

ということで、リクライニングせずに眠れるのならリクライニングしたくない、というのが本音です。

 

このWOOLLIPは、そんな人にまさに最適な枕。

抱いて前かがみになって眠りますから、座席の背もたれを使わないんです。

リクライニングしていようがしていなかろうが関係ないという、素晴らしい枕です。

 

それから、飛行機の座席の背もたれってどうも眠るようには作られていない気がするんです。

結構頭が前に出るような作りになっていますし、肩周りは少し丸まったような体勢で固定されてしまいます。

この方が丸まった状態というのは、かなり窮屈で苦しいものです。

背中側の窮屈なつくりから開放されるというだけでも、やはり眠りやすさは段違いだと思います。

 

 

WOOLLIPのデメリット

 

まだ開発途上と言いますか、出資を受けて量産してみただけのもの、ということでいくつか不満点もあります。

しぼませてもでかい

上の写真をご覧頂ければわかると思いますが、しぼませても結構なサイズがあります。

正直、枕として持ち歩くにはデカいです。クッションタイプのネックピローほどではありませんが、首につけて持ち歩けない分、それよりカバンの場所は取ってしまうかも。

飛行機にのるときにしか使いませんので、普段はスーツケースの中に入れておいて、荷物を預ける直前に取り出し、荷物を受け取ったらすぐにスーツケースに閉まってしまえばよいのですが、それにしても身軽にして乗りたい飛行機にこのサイズの荷物を持ち込まなければならないのはちょっと不満。

 

シートポケットにも入りませんので、飛行機用のバッグを用意してそれに入れて、前の座席の下に収納しておくしかありません。

この点は、最近は俵型の収納ケースに変更されたようですので、クッションとして使うなどの方法もあるのかもしれませんが、それにしても空気を入れるタイプの枕としてはかなりでかいですよね。

 

かなりの回数折りたたまなければならないので、しぼませにくい、膨らませにくいというのもマイナスポイントです。

 

アゴが痛くなる

これはうつ伏せで顔のところに穴を開けた枕はどうしようもないところなのですが、顔の輪郭とおでこ、アゴで頭を支えることになります。特にアゴは関節がありますので、このあたりに負荷がかかってきてしまいます。

こういった箇所に負荷がかかるのは、顎関節症などの原因になりますし、なにより痛い。

ちょっと斜めに寝たり、横を向けば解決するのですが、残念なポイントです。

 

涎が垂れる

これも避けられないポイントなのですが…。

机に突っ伏した経験のあるかたならわかると思うのですが、アゴを押さえることで口が開いてしまい、よだれがたれてしまうんです。

しかも、この形状だとそれが腕の上に垂れるか、あるいは枕の中に溜まっていってしまう。

 

それだけしっかり眠れているということではあるのですが、枕や腕が汚れるのは避けたいので、僕はハンカチを口に当てた上で使うようにしています。

 

目立つ・存在感がある

赤ちゃんくらいの大きさのものを抱えて眠ることになりますので、結構存在感がありますし、目立ちます。

飛行機の中で使っている人は見かけたことがありませんので、広げるのはかなり勇気がいります。

そして、自分よりも奥に人が座っていてトイレに席を立つ時には、スペースを開けるのに一苦労。

僕はWOOLLIPを持ったまま通路に立ってスペースを開けています。

 

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購入方法

 

いろいろと不満点も書いてきましたが、個人的には飛行機の中で眠れるというだけでそれらの不満点を払拭できるほど素晴らしい商品だと思っています

同じくうつ伏せ派の方の中には、購入したいと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2016年12月現在、購入は公式サイトからが唯一のルートです。

 

ただし、日本でも類似品(模造品)は販売されています。

なお、正規品の海外サイトでの直接購入、個人輸入には不安があるという方もいらっしゃるかもしれません。

このブログで購入代行も致しますので、ご希望の方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

WOOLLIPの定価は45ドルになる予定です。この場合、為替と送料、手数料等含めまして状況によっては最大1万円程度かかる可能性がありますこと、また、注文後の制作になる場合があり、最長半年程度の納期がかかりますことをご了承ください。

金額的にもまずは個人での輸入を検討されることをオススメします。

お問い合わせいただきましたら、まずは見積もりをお送りします。

 

 

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