パークシンボルの中は虫たちの棲み家!? 【イッツ・タフ・トウ・ビー・ア・バグ】at アニマル・キングダム
こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。
今回は、ウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、アニマル・キングダム(以下AK)の3Dシアタータイプアトラクション「イッツ・タフ・トウ・ビー・ア・バグ(It’s Tough To Be A Bug)」をご紹介していきます。
かつてのキャプテンE.O.やミクロアドベンチャー!、フィルハーマジックなどに似た3Dシアタータイプのアトラクション。
1998年オープンのアトラクションですので、さすがに最新のアトラクションと比べれば演出面では劣りますが、何よりアニマル・キングダムのシンボルである「ツリー・オブ・ライフ」の中に入れるというのがスゴいアトラクションなんです。
木の根っこ付近は虫たちの楽園だった、という設定のこのアトラクション、内容だけでなくツリー・オブ・ライフの模様や根本の様子にも注目ですよ!
この記事では、アトラクションの内容や混雑状況などについてもご紹介していきます。
- 英語必要度 ★★★★☆ 映像形式なので英語がわからないとキツいかも
- 予習必要度 ★★★☆☆ バグズ・ライフのキャラを知っているとより楽しめる
- オススメ度 ★★★☆☆ ツリー・オブ・ライフの中に入れるのがポイント!
バグズ・ライフをテーマにした3Dシアタータイプのアトラクションという、テーマ的にも内容的にも、やや古さを隠しきれない部分もあります。が、なんといってもパークのシンボルであるツリー・オブ・ライフの中に入れるというのがスゴい!
カメラ故障のため、写真はピントがブレブレですがご了承ください。
1. イッツ・タフ・トウ・ビー・ア・バグの基本情報
まずは、アトラクションの概要や混雑状況など、基本的な情報をご紹介していきます。
アトラクションの内容はもう少し下で!
1.1 イッツ・タフ・トウ・ビー・ア・バグの概要
1998年、アニマル・キングダムのパークオープンと同時に営業を開始したアトラクションです。
実は、アトラクションのオープンは1998年の4月、アメリカでの「バグズ・ライフ」の公開が1998年の11月ということで、なんと映画公開前にオープンしてしまったアトラクションなんです。
しかも、ディズニーパークとしては初のピクサー映画をテーマにしたアトラクション。
それだけバグズ・ライフへの期待が高かったということなんでしょうね。
ちなみにバグズ・ライフは、ピクサーの長編アニメーション作品としてはトイ・ストーリーに次ぐ2作目。
それは期待も高まるはずですね。
そもそも、アニマル・キングダムにツリー・オブ・ライフというシンボルを作ることは決まっていて、その中に何らかのアトラクションを設置することも決まっていたようなのですが、どういうアトラクションにするかはパークオープン1年前頃まで未定だったそうなのです。
そんな時にピクサーが計画している新作の話がディズニー社の重役からおりてきて、それをアトラクションのテーマとすることに決まったようです。
ギリギリまで決まらなかったにしては、木の根元に動物たちの巣があるという、ピッタリのアイデアですよね。
アトラクションは3Dシアター形式。これにオーディオアニマトロニクス(動く人形)や風、ニオイなどを組み合わせた4Dタイプのアトラクションです。
そういう意味ではマペットビジョン3Dに近いものがありますが、マペットビジョンは1991年のアトラクションなので、イッツ・タフ・トウ・ビー・ア・バグは演出面がいろいろ進化しています。
日本では2011年導入の「ミッキーのフィルハーマジック」で初導入となった、映像と連動したニオイの演出や、日本では結局導入されることのなかった背中ツッツキ(現在は廃止)なども導入された先進的なアトラクションだったのです。
ちなみに、かつてはアトラクションのオチで虫に背中を突っつかれていました。これはイスに仕込まれた棒で背中を突っつく仕組みなのですが、背もたれに体重を預けているとかなり痛い仕組みだったので、特に体重の思い方が多いアメリカでは評判が悪かったのか、現在では別の演出に変更となっています。
AKにこのアトラクションが導入された3年後、2001年にはカリフォルニア・アドベンチャーのバグズランドに、同名同内容のアトラクションが導入されています。
1.2 イッツ・タフ・トウ・ビー・ア・バグの混雑状況
残念ながらそれほど人気のアトラクションではありませんので、混雑することはほぼ無いと思います。
ただし、シアター形式のアトラクションですので、仮に次回の上映に入れる状況だったとしても、どうしてもある程度の待ち時間は発生します。
1回の上映時間は9分ですので、出入りも含めると1回あたりの待ち時間は15分弱。
ということで、15分弱の待ち時間は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
混雑はほとんど無いアトラクションですので、Fast Pass+を取ることはオススメしません。
AKはFast Pass+予約枠が不足しがちなパークですから、できる限り他のアトラクションやショーに回すようにしましょう!
2. アトラクションの内容
それではいよいよ、アトラクションの内容をご紹介していきますよ!
2.1 キューラインとプレショー
このアトラクションの場合、キューラインが本編と言っても過言ではありません。
と言いますのも、ツリー・オブ・ライフを近くから、しかも様々な角度から楽しめるのはこのアトラクションのキューラインだけなのです。
こちらは出口側の写真ですが、こんな感じで見ることができますよ。
ツリー・オブ・ライフに彫り込まれた動物たちを眺めつつ、ツリー・オブ・ライフの根本にある巨大な空間へと入り込んでいきます。
木の下の空間に入ると、そこは虫の巣。いつの間にか我々はちっちゃくなって、虫の世界に入り込んでしまったようです。
入り口でまずは、いつもの偏光フィルムタイプの3Dメガネを受け取ります。フチが節足動物の足になっていて、ちょっと凝ってます。
この空間ではフンコロガシが転がした巨大なフンなどを眺めつつ、シアターへと続くドアの前に進みます。
入り口から入って最も遠いところにあるドアが、シアターでは最前列になります。できるだけ奥側のドアに進んでおきましょう!
ここで流れているBGMは、「アニー」や「ウェスト・サイド・ストーリー」、「美女と野獣」などの名曲を虫の羽音で奏でているもの。
美女と野獣なら「Beauty and Bee(美女とハチ)」など、虫にちなんだタイトルがつけられているんですよ。
2.2 アトラクション本編
ここから先は3D映像ですので、残念ながら写真がありません。
できるだけわかりやすく、文字でお伝えしていきます!
ネタバレを大いに含みますので、気になる方はスキップしてくださいね。
基本的にはバグズ・ライフ主人公のフリックが、様々な虫さんたちを紹介しつつ、彼らがイタズラをしたり特技を披露したり、といったキャラ紹介的ドタバタコメディ。
ショーが始まると、いきなり天井からフリックのオーディオ・アニマトロニクスが顔を出します。
この劇場全体がアリの巣という設定なんですね。
その後も、パチンコ(スリングショット)で木の実を客席に打ち込む虫がいて、強い風が顔に当たったり、虫の酸が飛び散って顔にかかったり(実際にかかるのは、もちろん酸ではなくて水です)、カメムシ(?)のオナラが臭ってきたり、虫が足元を走り回ったり、お尻を撫でられたり。
15分前後の上映時間になることが多い3Dシアタータイプのアトラクションでは、かなり短い部類に入りますが、その中にものすごい数の特殊効果を凝縮しています。
日本の「ミクロアドベンチャー!」オープンが1997年、その原型となったエプコットの「ミクロオーディエンス」オープンが1994年ですから、こうした時代を考えるとかなりスゴいことですよね。
ミクロアドベンチャー!では足元を走り回るネズミをチューブに空気をおくることで再現した装置と、水がかかる程度でしたので、それを大きく上回る数の特殊効果を仕込んでいることになります。
ただし、お尻を撫でられるように感じる不思議なシステムは、最近になって導入されたものです。
1998年のオープン当時は、背中を棒で突っつかれるものでした(マジックキングダムの「エイリアンエンカウンター」(現スティッチのグレートエスケープ)に1994年に導入されたシステムを転用したもの)。
これが座り方によってはかなり痛かったためか、途中で廃止、現在はマッサージ機のようにしてお尻を撫でられるシステムに変わっています。
やたらとリアルなオーディオアニマトロニクスや、様々な体感要素なども組み合わせた4Dタイプのアトラクション。
楽しいと言えば楽しいのですが、さすがに20年近くが経過して技術的には古臭さを感じる部分もあります。虫が苦手な方には気持ち悪い部分も多いアトラクションかもしれません。
やはり、ツリー・オブ・ライフを近くから見て、ついでにシアターで映像を楽しむ、くらいの感覚の方が良いと思いますよ。
全力で楽しむなら、バグズ・ライフを観て予習をしておくべしです。
3. 次に読むのにオススメの記事
この日、このあとは3度めのエクスペディション・エベレストに乗車した後、マハラジャ・ジャングル・トレックへと向かいました。
遺跡を散策しつつ、トラやコモドオオトカゲなどの動物に出会えるトレイルコース。
テーマ性もしっかりしていて楽しかったですよ。
詳細は以下の記事でご紹介しています。
アニマル・キングダムの他のアトラクションについてや、1日でどれだけ回れるかなどの情報は以下のページにまとめています。
アトラクションの到着時刻、回った順番などもご紹介していますので、ぜひご参考に!
その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。
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