九份・湯婆婆の屋敷(油屋)の中で飲むお茶🍵は香り高かった ― 台湾旅行記第23回

2017年2月27日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

公式には否定されていますが、「千と千尋の神隠し」の舞台の1つとしても知られている台湾の九份

中でも、「阿妹茶樓」というお店は千と千尋における湯婆婆の屋敷(油屋)のモデル担ったのではないかといわれているところ。もう見た目からして、日本人にはなんとなく馴染みのある感じがします。

現実には、このお店はお風呂屋さんではなくお茶屋さん(烏龍茶を頂ける喫茶店)でして、ゆったりくつろぎながら、台湾式のティーセレモニーを楽しむことができます

今回は、そんな阿妹茶樓でのティーセレモニーを満喫してきましたのでレポートしていきますよ。

 

九份へのアクセス方法については以下の記事

 

九份のその他の観光ポイント、町並みや食べ歩きについては以下の記事をご参照ください。

 

 

 

阿妹茶樓ってどんなところ?

九份に行こう、と思われた方なら誰しも見たことがあるでしょう、この場所です。

このお店、中でお茶をいただくことができちゃうんですよ。あ、「お茶」と「できちゃう」をかけたダジャレではありませんよ!

いえ、嘘です。ちょっと狙いました。

 

九份という地域は、もともとは金鉱山などとして栄えた地域だったんです。この、今は阿妹茶樓になっている建物もその当時(日本統治時代)に建てられたもので、当時は作業場として使われていたようです。

そうした建物をリノベーションして、「急坂」「人がすれ違うのもやっとの狭い道」というもともとの特徴に加えて「赤い提灯(またはぼんぼり)」という要素を追加することで、風光明媚な観光地としての地位を確立していったんですね。

 

中でもこの阿妹茶樓は、その見た目から九份を代表する写真スポットになっています。

宮﨑駿もここでお茶をしているときに、千と千尋のアイデアが降りてきたとかいう噂もああります。そのせいなのか、千と千尋にはその影響が強くにじみ出ているように感じられますから、日本人にとっては馴染み深いスポットの1つです。

 

 

阿妹茶樓の中に入ってみる

事前に下調べをしていなかったので、お茶がいくらくらいするのかも良くわからなかったのですが、とりあえずおそるおそる中に入ってみます。

入口は2階っぽいところにありまして、外の階段を昇って入りますので、階段からこんな写真も撮れちゃったりします。

向こう側にはこの建物を撮っている観光客がたくさんいますね。

 

さて、中に入って店員さんに1人だと伝えると、上の階に上がるように促されます。

上階に上がってみると日本人がたくさん! ほとんどの席が埋まっていましたので、建物の内側の席に案内されてしまいました。

僕が座った3階席はテラスになっていまして、暖かい日で晴れていたら眺めも良くて気持ち良いんだろうな―、という雰囲気。ただし、この日は雨でしたのでビニールが降ろされていて、あまり眺めはよくありませんでした…。

九份は雨が多いので、天気に要注意ですね。

 

眺めが悪くて切ないので、中からガラス越しに撮ったちょうちんの写真だけ。

僕の暗い気分を写すかのように、若干ホラー気味の写真になってしまいました…。

 

 

メニューは実質一種類?

まわりはカップルだったり、女性二人連れだったりの日本人ばかりで、男一人の僕はちょっと居心地が悪いのですが、海外でそんなことを気にしても仕方ありませんのでデーンと構えておくことにします。

しばらくすると店員さんがやってきて、「お茶とお菓子のセット、300元(約1,200円)でいいか?」というようなことを聞かれます。

台湾にしてはかなり高額ですが、超有名観光地の目玉スポットの中で頂くお茶ですから、正直もっと高いことを覚悟していましたので、2つ返事でそれでOKと答えました。

 

一応、ほかにもお茶のメニューがありまして、お菓子なしのお茶単品を銘柄指定して注文することもできたりします。

が、それらはお茶っ葉のパック(200 gとか入っているやつ)をまるごと購入するシステムでして、450元~(プラスお湯代100元)といった感じでお菓子付きのセットと比べると高くなってしまいます。あまったお茶っ葉は持ち帰ることもできますが、ここで開封してしまうので人にあげることもできませんし…。

ということですので、やはりお茶とお菓子のセットが割安でオススメです。

ちなみになんですが、お茶っ葉のパックは空港やお土産品で買っても同じくらいの金額でしたので、ここで飲む分には席料も考えるとむしろ割安なのかもしれません。

こちらのお茶っ葉は自家農園で栽培しているものだそうで、ここでしか買えないこだわりの品ですしね。

 

 

お茶の入れ方を教えてもらって、ティーセレモニーを楽しむ

まずは、お隣のテーブルと共用で火の着いた台がデン!と置かれます。

 

その上に、お湯の入った茶瓶。

これで、いつでもアツアツのお湯を使ってお茶を淹れられるというわけですね。

 

まずは、急須に茶葉を入れて、お湯を注ぎます。

急須はこんなちっちゃいやつ。可愛らしい茶器ですね。

新しい茶葉を使うときには、最初に注いだお湯はすぐに出しちゃいます。

出すときには、急須受け用専用のポットに、スケキヨ状態で。

お湯を出し切ったら、このポットからカップにお湯を移して温めます。さらに、カップを温め終わったら急須に上からぶち撒けちゃいます。

実は、急須やポット、カップなどを置いている木の箱は天板がすのこ状になっていて、おゆをこぼしても箱の中に溜め込んでくれる仕組みになっているんです。

お店の人がお湯を急須の上からぶち撒けたときには「えぇっ!?」と驚きましたが、箱の構造を知って納得。

 

その後は、

  1. お湯を急須に注ぐ
  2. 1回目は20秒、2回目は30秒、3回目は40秒、4回目は50秒、5回目は60秒蒸らす
  3. スケキヨ状態でお茶をポットへ
  4. 初回は細長いカップにお茶を移し、香りを移したらお茶を普通のカップへ。細長いカップに残った香りを嗅いで、お茶そのものの香りを楽しむみたいです。
  5. お茶を飲む
  6. 同じ茶葉で5回淹れ終わったら、茶葉を捨てて新しい茶葉を追加
  7. 1へ戻る

という無限ループが続きます。

1人客でも2人客でも、なぜかお茶っ葉の量は同じ。急須に入れる量としては3~4回分あります。

急須に茶葉4回分×茶葉1回分あたり5杯ということで、都合急須20杯分のお茶を飲むことになりました…。

1人でこれはつらいです。笑

 

あとで聞いた話では、あまった茶葉はお持ち帰りできるんだそうで。先に教えておいてほしかった…。

 

お茶自体は、ジャスミンのような爽やかな香りがほんのりとしつつ、茶葉の発酵も弱めのものなので、飲みやすくて美味しかったです!

力を抜いてリラックスできて、ついつい長居しちゃいました。

 

 

お茶菓子は種類が豊富!

全景はこんな感じ。種類が豊富ですよね。

 

まず、こちらは

酸っぱくない、甘い梅干し。

食感は「彩果の宝石」のような感じでかなりしっかり。噛むと甘みと梅の香りが口に広がります。どこか懐かしさも感じる味。

 

こちらは、ゴマを固めたものと落雁ですね。

ゴマを固めたものは、思いの外しっとりとした食感。飴で固めてあるのか、甘みも結構しっかりしていますのでお茶請けとしてはなかなか良い働きをします。

落雁は、台湾らしく緑豆を使ったものだそうで、ティーセレモニーには欠かせない一品みたいですよ。こちらも日本の落雁のサクッとした食感とは違って、かなりしっとり。緑豆を使った影響ですかね。

日本の落雁の感覚でいただくと、食感の違いに面食らいますが、これはこれで美味しいです!

 

これは黒糖のお餅だそうなのですが、くず餅のようなプルプルで柔らかい仕上がり。まわりのきなこ風の粉が、かなり粉っぽくて食べづらかったのですが、お餅としてはとっても美味しかった!

 

 

Wi-Fiも通じる!

この阿妹茶樓に限らないのですが、九份はほぼ全域で新北市が提供する「New Taipei City」というSSIDのWi-Fiが使えます

こちらのWi-Fiは、台北にいる間にTaipei-FreeというWi-Fiスポットの利用登録をしておけば、同じIDとパスワードで使えるというとっても便利なもの。

阿妹茶樓でまったりとお茶をしつつ、次にどうするか、どういう見どころを回るかなど、スマホを使ってさくっと調べることができちゃいます。

 

ただし、Taipei-Freeの登録時には電話番号が必要になるのですが、その電話番号が理不尽に却下されたり(僕は却下されました…)しますので、キチンと登録できるか不安な方は、日本からWi-Fiルータをレンタルして持っていくのがオススメです。

特に行き帰りの電車やバスの中は、フリーのWi-Fiがなくて暇を持て余してしまいますが、レンタルのWi-Fiルータを持っていれば、そんなスキマ時間を利用して観光スポットを調べてその日の行動の予習までできちゃいます。

台湾旅行の場合は、台湾でつながりやすい専用のルータレンタル会社がありますので、ご希望の方は以下のリンクからご覧ください。

台湾データ通信Wi-Fi

 

 

阿妹茶樓でお茶をすることが目的なら、ツアーのほうが良いかも!?

九份に行くことの最大の目的が、この阿妹茶樓でのお茶なのだとしたら、ツアーのほうが良いかもしれません。

といいますのも、阿妹茶樓はツアー客向けに常時いくつかの席を確保しているのですが、その席が景色の良い窓側の席なんです。

ということで、阿妹茶樓でお茶を飲む際にツアーで伺うと、ベストパフォーマンスの座席を提供してもらえます

 

現地でオプショナルツアーに参加しても良いのですが、九份の場合は車で連れて行ってもらうことになりますので、やはり日本にいる間に大手旅行会社を通じてツアーに申し込んでおくと安心。

ドライバーさんやガイドさんも、日本の旅行会社が契約した信頼のおける方になりますからね。

大手のJTBであれば、JTBを通して飛行機やホテルの手配をしていなかったとしても、現地ツアーだけ単体で申し込むことができます。

【JTB】台湾の現地オプショナルツアーを探す

 

また、VELTRAという現地ツアー専門のサイトは、大手旅行会社のツアーも含めてまとめて検索ができますので便利です。

゜:*★台湾のオプショナルツアー予約VELTRA / Alan1.net★*:°

 

 

台湾の物価からするとちょっとお高めではありますが、日本円の感覚ではそれほど高くない金額で、歴史的価値のある建物の中でお茶をいただくことができる阿妹茶樓。

景色も良いところで美味しいお茶を飲んでリラックスできますので、階段の多い九份観光で疲れてしまったときにはおすすめ。

ただし、みんな大量のお茶を飲んでいますので、トイレが激混みという点だけ注意して頂いて、トイレに行きたい場合は早めの行動を心がけるか、賢崎路の石段を少し登ったところの左手にある公衆トイレを利用しましょう。

 

 

次に読むのにオススメの記事

台湾旅行記に関する次の記事は、台北市南部の地元客が集まる夜市、景美夜市での食べ歩きについてです。

観光客が少なく地元客で賑わっているだけあって、活気もあるし、飲食店は安くて美味しくてボリュームたっぷり! 詳しくは以下の記事でご紹介しています。

 

九份へは台北からバス直通で行くか、電車とバスを乗り継いでいく必要があります。

最安値で行くことができる、電車とバスの乗り継ぎルートを以下の記事で詳しくご紹介しています。大混雑の台北-九份往復で、比較的混雑を避けつつ移動できる手段ですので、交通費を節約したい方だけでなく混雑を避けたい方にもオススメのルートですよ。

 

九份のその他の観光スポット、食べ歩き、風景写真などは以下の記事で別途ご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

 

台湾旅行に関する準備情報や、旅行記のその他の記事は、以下のページにまとめています。こちらから目的のページをお探しください。