マジックキングダムのナイトエンターテイメント「Happily Ever After」の詳細レポート&レビュー

2017年5月17日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

アメリカ合衆国フロリダ州オーランド近郊レイクブエナビスタにあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)。

そのマジックキングダム(MK)というパークで2017年5月12日から始まった新しいナイトエンターテイメントHappily Ever After」を初日にいち早く鑑賞してきましたので、詳しくレポートしていきます!

 

ディズニーパークの花火の傑作「Wishes」の後継として始まったこのショー。

花火に加えてプロジェクションマッピングを取り入れることで、凄まじい迫力と楽しさを持ったショーに仕上がっていました。

オススメの鑑賞スポットや混雑具合についても詳しくご紹介していきますよ。

 

事前知識とオススメ度

 

英語必要度 ☆☆☆☆☆ 映像と花火、音楽だけなので不要!
予習必要度 ★★★☆☆ 各作品のシーンが短いので、キャラを理解するためには必須
オススメ度 ★★★★★ マジックキングダムに行くなら必見!!

 

ディズニーのありとあらゆる作品からキャラが登場しますので、広範に予習をしておくと全編通して楽しめますが、特にモアナ、アラジン、アナ雪あたりの扱いが大きいので、これらだけでも見ておくと良いです。モアナやアナ雪は楽曲も使われますから、一緒に合唱しちゃいましょう!

 

1. Happily Ever Afterの概要

WDWには4つのパークがありますが、その中でも東京ディズニーランドに最も近いのがマジックキングダム(MK)。シンデレラ城があり、アドベンチャーランドやファンタジーランド、トゥモローランドなどのおなじみのテーマエリアのあるパークです。

このパークでは、古くから夜は花火が打ち上げられてきました。

ところがなんと、2017年5月11日をもって花火プログラムの「Wishes」が終了。その代わりに発表されたのが、プロジェクションマッピングプログラムの「Happily Ever After」ということで、混乱された方も多かったのではないかと思います。

すでに上映されているプロジェクションマッピングの「Once Upon A Time」を残して花火の「Wishes」をやめるという一見意味の分からない采配。

実は、Happily Ever Afterは単なるプロジェクションマッピングのプログラムではなく、花火とプロジェクションマッピングを融合した新エンターテイメントプログラムだったのです!

 

プロジェクションマッピング+花火といえば、同じくWDWにあるディズニー・ハリウッド・スタジオ(HS)では2016年6月から「スター・ウォーズ:ギャラクティック・スペキュタクラー」が上映されてきました。

が、あちらは比較的平面的な「チャイニーズシアター」への投影。Happily Ever Afterは立体的なシンデレラ城への投影ということで、いやがおうにも期待が高まります!

 

メインで使われる楽曲は、香港ディズニーランドの10周年記念ソングのHappily Ever After。プログラムのタイトルにもなっていますね。元気よく盛り上がれる名曲です!

花火を得意とするマジックキングダムが、そこにプロジェクションマッピングと名曲を組み合わせてきた。これはもう、面白くないはずがないです!

 

 

2. 混雑状況

僕が鑑賞したのは、2017年5月12日のショー。なんと、偶然にも訪問日程が初回に重なっていたのです!

ということで、コアなディズニーパークファン、巨大な撮影機材をもちこんでいる方々もいらっしゃいましたので、以下で述べる混雑状況は通常よりも激しい可能性があるということをご承知おきください。

 

さて、この日のショー開始は21時。

僕は19時15分から予定されていた「Move It! Shake It! Dance& Play It! Street Party」というパレードの3回目を見てから続けて待機しようと思い、19時10分頃にシンデレラ城前の広場に到着しました。

が、なんと2時間近く前のこの時点でお城前の広場は埋まり、お城前に円形に存在するパレードルートの内側もほぼ埋まった状況。

この混雑のためパレードルートが確保できなくなり、19時15分からのMove It! Shake It! Dance& Play It! Street Partyはキャンセルとなってしまいました!

 

さらに人は増え続け、大混雑していたこの日のマジックキングダム内全てのお客さんが集まってきているのではないかという状況に。

1時間前には、シンデレラ城前のほぼ全てのエリアが埋め尽くされ、一部は通路すらなくなり人で埋め尽くされてしまいました。

Happily Ever After初日の混雑状況。図示した領域はほぼ人で埋め尽くされ、一部は通路すらなくなった状況でした。なお、地図は公式サイトhttps://disneyworld.disney.go.com/maps/からの引用です。

 

1時間前に、シンデレラ城前広場とトゥモローランドを結ぶ橋(上の地図で、DessertPartyの文字がある橋)のあたりからシンデレラ城前広場方面を撮影すると、こんな感じ。

Happily Ever After開始1時間前のシンデレラ城前広場の様子。通路を除いて人で埋め尽くされています。後にこの通路も全て埋めてしまいます。

待つのが嫌いなアメリカ人がこれだけ待っているって、なかなかヤバい感じです。

開始40分前には座っている人も全員立たされ、シンデレラ城前エリアはほぼ全ての通路も埋め尽くし、実質身動きできない状態になってしまいました

それでも入りきらなかった方は、シンデレラ城前エリアと各エリアを結ぶ橋の上からの鑑賞になった模様。

 

さすがにこんな混雑は、初日と朝のエキストラマジックアワー(直営リゾート宿泊者が通常より1時間早くパークに入れるシステム)が重なったからだと思いたいところですが、しばらくは大混雑が予想されますので、1時間以上前からの場所取りはマストです。

特に、Happily Ever Afterは現在のところFast Pass +の対象となっていません。

専用鑑賞エリアがあるのはDessert Partyのみですが、こちらも決して良いエリアとは言えませんので、やはり早めに待機するのがオススメです。

 

マジックキングダムだけは、パレードや夜のショーなど、座席のないエリアでの場所取りが多いです。

ですので、マジックキングダムに行く日だけはレジャーシートを持っていくと良いかも。

今回、僕らは地べたに座って場所取りをしたのですが、特に昼間は地面が熱を持っていてムチャクチャ熱いです!

さらに、食べこぼしがそこらじゅうにあって汚い。気持ちよく座って場所取りをするためにも、持っていけばよかったと後悔したものの1つです。

 

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3. オススメの鑑賞場所

こちらのシンデレラ城では、ここ数年の間に、お城前ステージ横に各サイド塔が2つずつ、合計4つ建設されています。

Happily Ever Afterでは、この塔もプロジェクションマッピングの投影対象。というわけで、ステージ前のエリアでは近すぎて全体を鑑賞することができません。

というわけでオススメは、中央にウォルト・ディズニーとミッキーの像がある円形のエリア。この中でも、中央付近に寄り過ぎると前方に人だかりができてしまいますので、像の周辺4箇所にある柵で囲われた緑地エリアのすぐ後ろに立つのがオススメ

前に人がいませんし、全体をひと目で見渡すことのできる程よい距離感です。

 

ただし、このあたりは特等席。1時間前でも厳しいかもしれません。

もう少し待ち時間を減らしたい方は、後ろ側の植栽後方を目指してみましょう。このあたりなら、30分前くらいでもなんとか空きを見つけられるかもしれません。

やや遠目になってしまいますので迫力には劣りますし、このプログラムはキャラクターがとっても小さく登場するので少し見にくいかもしれませんが、お城全体が見えやすいと思います。

 

到着が開始直前になってしまったら、中央エリアには入らず、トゥモローランドとの橋の上から見るのがオススメ。

こちらは少し斜めに見る形になりますが、お城の比較的広い範囲を見ることができます。

オススメの鑑賞ポイント。背の高いアメリカ人の後ろにつかないことが何より重要ですので、植栽の後ろや橋の上からがオススメ。地図は公式サイトhttps://disneyworld.disney.go.com/maps/からの引用です。

 

なお、デザートパーティの開催場所は、混雑状況の地図にも図示しましたがものすご~く後ろ。

お城全体を見ることはできるものの、座ってみることができるのは本当に一分の席ですし、見えたとしてもかなり遠い…。

わざわざ50ドル~80ドルほども払って取るような場所ではないと思います。

 

マジックキングダムを訪れたことがある方に、注意点を1つ。

Happily Ever Afterは、従来のWishesなどの花火とは違い、プロジェクションマッピングが見えないと成立しないショーです。

ということで、お城の裏側やその他の場所から見るなどの「裏技」が使えません

正々堂々、正面から勝負する必要がありますし、その分だけ混雑度も上がっています。

以前よりも早めの行動を心がける必要があると思いますよ。

 

 

4. Happily Ever Afterのレポート

それではいよいよ、Happily Ever Afterの詳細をレポートしていきます!

まずは日が暮れる前のお城の様子。何やらワイヤーが見えていますね。これなら、Wishesとともに無くなるかもしれないと危惧されていた、伝統の「アレ」が見られるかも?

まだ明るいうちのシンデレラ城。お城の高いところから画面右上に向かってワイヤーが伸びています。

 

しばらくして、日が暮れてくると良い感じにワイヤーも見えなくなってきました。

40分前にはお城周辺は全員立たされ、ほとんど全ての通路が埋め尽くされます。

この時に少し前に詰めることができて、無事植栽の数列後ろに陣取ることができました!

暗くなってきたお城。周辺は期待が高まってきて、みんな興奮状態!

 

周辺の混雑状況もヤバい感じに。柵で囲われた植栽を除いて、もう人で埋め尽くされてしまっています!

Happily Ever After開始30分以上前のシンデレラ城周辺の様子。柵で囲われた植栽のまわりを除いて人で埋め尽くされてしまっています。

もう見える範囲には人しかいません。

そんな大混雑とむさ苦しさの中、待つことおよそ30分。いよいよショーがスタートです!

 

最初にあらわれたのは、園内マップの表紙にもなっている赤いお城。

シンデレラ城に赤い荘厳なお城を投影した状態で、その後ろでガンガン花火が上がります。

ショーのキーコンセプトにもなっている、赤いお城。その後ろで花火が上がり続けます。この写真、加工とかは一切していなくて撮って出し。それでこんなに花火の位置が低いって、日本では考えられないですよね。

美しくも威厳のある、素晴らしいデザインですよね。

花火の破裂音がシンデレラ城前に届くタイミングまで計算しつくされていて、音楽のリズムに花火の爆音がピッタリあっています

さらに、破裂音が届くタイミングと花火が最も開いて美しく見えるタイミングまでピタリ。

凄まじいまでのこだわりようで、音楽に合わせてノリノリになってきます!

 

日本と比べて花火の高さが低いので、お城の背景に綺麗に重なりますし迫力も満点

とにかくダイナミックで勢いにあふれていて、それでいて美しく魅せることや音楽に合わせることも考え抜かれた素晴らしい花火です。

 

さらには、お城からもガンガン花火が上がって凄まじい迫力。

お城の近くやお城自体からも花火が上がります! 至近距離で打ち上げられる花火は迫力満点。

 

ここから先はディズニーやピクサーの人気キャラクターが次々と登場しますが、ネタバレを含んでしまいますのでページを分けます。

ネタバレがあってもショーの内容を知りたい、という方は以下のリンクから2ページ目をご覧ください!