ロックンローラー・コースター ― ディズニー・ハリウッド・スタジオのコースタータイプアトラクションは急加速、コークスクリューなどもあってスリル満点!

2017年5月25日



さて、ライドが停止すると、猛スピードでライブ会場に向かうから気をつけろよ、的なアナウンスが座席のスピーカーから聞こえてきます。

正面には、信号が見えている状態。

頭をヘッドレストにしっかり付けて待ちましょう。

 

信号が青に変わると、ライドは急発進します!

加速はリニアモーター。車両が長くて重いので、リニアにしてはモッタリとしたスタートですが、それでも車ではありえないような加速度です。

写真撮影は、この加速中だったはず。

ライドフォト。急加速中に、右前方から撮影されます!

加速中、手は離すと危ないので、何かやりたい場合には変顔程度にしておきましょう。

加速が終わると、いきなりコークスクリューに突入します。

コークスクリューというのは、こんな感じのエレメント。日本ではとしまえんやナガシマスパーランドなどにある「コークスクリュー」というコースターでお馴染みです。

コークスクリューのイメージ。写真はアメリカのシダーポイントという遊園地にあるものです。画像はhttps://en.wikipedia.org/wiki/Roller_coaster_elementsより。

きれいなループではなくて、ちょっと捻りながらまわるイメージです。

 

さらに、おそらくコークスクリューから連続してだったと思いますが、Sea Serpent(またはRollover)というエレメントに突入します。

Sea Serpentエレメント。コークスクリュー2ループのうち、一度ひっくり返ってから次にひっくり返るまでを薄く潰したような形。画像はhttps://coasterpedia.net/wiki/Roll_overより。

コークスクリュー2回目の終わりが薄く潰れた形に変形していて、そのままループを脱出するようなイメージで、コークスクリューとSea Serpentが連続する不思議なエレメントになっています。

 

屋内型コースターですから、その後も最高到達点は24.4 mと控えめ。

明確なドロップはなくて、胃が浮き上がるような感覚を味わうことはありません。

速いスピードでコーナーを曲がりながら、ふわふわとアップダウンを続ける程度。速度があまり落ちない分スピード感はありますが、恐怖感にはかける作りです。

周囲には、蛍光色で彩られた標識がいくつも見えています。暗闇の中に標識だけが浮かび上がる、ある意味アーティスティックな空間を爆走!

 

座席のスピーカーからは、エアロスミスの楽曲が流れています。

楽曲は5種類あって、乗車する車両によって異なるようです。車両自体が5種類あるということ。本当に5台全部運用しているのかはチョイと疑問ですが。

エアロスミスの楽曲を聴きながら、闇世の中を爆走するのはホントに爽快!

急加速とその後のループこそ、ややキツめですが、それ以降はそれほど揺れも激しくないので、爽やかで気持ちのよいコースターへと変貌します。

 

というわけで、意外とそれほど怖くもなく、気持ちのよいコースターというのが正直な感想。

コーナリングと小さめのアップダウンを組み合わせて爽快感を生み出しているようなコースターですので、スリルや浮遊感を追求している方には向かないかもしれませんが、気持ちのよいコースターを求めている方にはピッタリ。

竣工は1999年とそれほど新しくもないコースターながら、なかなかの出来だと思います。

 

コースターの情報まとめ

 

  • メーカー: Vekoma  オランダのメーカーで、ぶら下がり型ループコースターや子供向けコースターが得意な会社。ディズニーには、ガジェットのゴーコースターやパリのビッグサンダーマウンテンなど多数導入。
  • コース全長: 1037 m  長くもなく短くもなく、といったところでしょうか。屋内でこの規模はスゴい。
  • 乗車時間: 1:10 1037 mを1分チョイで駆け抜けてしまうのは、急加速と減速の少ないコースレイアウトあってこそ。メリハリが無いともいえますが、減速してしまうと「急いでライブ会場に向かう」とう設定が崩れてしまうので。
  • 最高到達点: 24.4 m  屋内型コースターなので、どうしても低め。それでも頑張っている方だと思います。
  • 回転数: 3  そんなにひっくり返りません。
  • 最大荷重: 5 G  こちらはかなりかかっています。急加速直後に回転系エレメントがあるからか。酔いやすい方、頭が痛くなりやすい方は避けたほうが良いでしょう。
  • 最高速度: 91.7 km/h  ディズニーパークでパリのスペースマウンテンと並んで最速だそうです。もちろん、最高速度が出るのは急加速直後。
  • 加速に要する時間: 2.8秒  加速にリニアではなく圧縮空気を用いている富士急のドドンパは、180 km/hまでなんと1.8秒で加速しますから、ややもっさり感は否めません。

 

コースター単体としてみると、やはりそれほどでもない印象ですが、屋内でかつ途中でスピードを落としてはいけないという制約のある中では、非常に良く出来たコースターだと思います。

特に、中盤~後半にかけての爽快感はスゴい!

 

コースターが苦手な方のうち、フワッと浮き上がるのだけが苦手という方は、十分に楽しめます。

コースター好きの方ならもちろんテンションアップ間違いなしですので、HS訪問の際にはぜひ乗車してみてください!

 

ライドの乗り場と降り場は別の場所。

降りて外に向かうと、途中にショップがあります。カラフルなドラムスティックや、エアロスミスに関連するグッズなど、いろいろ取り扱われていて面白いですよ。

 

 

3. 次に読むのにオススメの記事

この日、この次に乗ったアトラクションはStar Tours!

日本とほぼ同一のアトラクションですが、Star Toursについての詳しいストーリーも含めて、以下の記事でご紹介しています。

 

WDW旅行2日目の詳細記事は、以下のページにまとめています。

この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。

 

その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。