マペットビジョン-3Dは、動く人形やシャボン玉など現実の演出と3D映像を組み合わせた、4Dアトラクションの先駆け!

2017年6月7日



こんにちは、ricebag(@ricebag2)です。

今回は、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド(以下WDW)4大パークの1つ、ハリウッドスタジオ(以下HS)にあるアトラクション「マペットビジョン-3D(Muppet Vision 3D)」をご紹介していきます。

 

今見てしまえばそれほどの驚きはないアトラクションですが、3Dシアターだけではなくオーディオアニマトロニクス(動く人形)が登場したり、シャボン玉が天井から降ってきたりと、現実世界と3D映像を組み合わせた、設置当時としてはかなり画期的だったアトラクション。

マペットタイプのキャラクターがワイワイしている、コメディタイプの楽しいアトラクションですので、言葉がわからないお子様でも楽しめますよ。

 

オススメ度

 

  • 英語必要度 ★★★☆☆ わかれば楽しいけど、わからなくても楽しい!
  • 予習必要度 ★★☆☆☆ キャラクターを深く知るには必要
  • オススメ度 ★★★☆☆ 少々古い演出ですが、ここにしか無いので時間があれば是非!

 

特に楽しいタイプのアトラクションや、シアタータイプのアトラクションがお好きな方にオススメ。お子様連れの方も楽しめますよ!

 

 

1. マペットビジョン-3Dの基本情報

まずは、アトラクションの概要や混雑状況などをご紹介していきます。

 

1.1 マペットビジョン-3Dの概要

マペットビジョン-3Dの外観。https://en.wikipedia.org/wiki/Muppet*Vision_3Dより引用

オープンは1991年。ミクロアドベンチャーが世界で初めてフロリダに設置されたのが1994年ですから、それよりも3年前から存在していたことになります。

ミクロアドベンチャーでは、足元をねずみが走り回るなど、触覚や水滴などを使った映像と現実世界とを融合させたような演出がウリの1つでしたが、マペットビジョン-3Dではそれより以前から現実世界も利用した演出をしていたアトラクション。

まだ3D映像も、今のように「当たり前」ではなかった時代ですから、かなり画期的なアトラクションだったんですよ

 

マペットビジョン-3Dの裏手にあるショップの外観。こちらのほうがアトラクションっぽい華やかさがありますね。

アトラクションは「マペットコートヤード」というエリアにあります。

このエリアには、マペットをテーマにした施設がこのアトラクションと併設ショップしか無いのですが、これには理由があります。

そもそも、ここでいう「マペット」はジム・ヘンソンという人物が作り出した「マペットショー」というテレビプログラムのキャラクターたちを指しています。

ジム・ヘンソンは、かの有名な「セサミストリート」にも大いに貢献したマペット界の第一人者。

セサミストリートが子供向けで優しい雰囲気の内容だったのに対し、より大人向けに、風刺も効かせたプログラムとして作られたのが「マペットショー」なのです。

そんなジム・ヘンソンの会社をディズニー社が買収したことで実現したのが、マペットコートヤードエリアの建設というわけです。

当初はグレートムービーライドのパロディアトラクション(屋内ライド形式)も設置する予定だったそうなのですが、1990年にジム・ヘンソンが亡くなってしまったことで頓挫。

結局、このエリアにはすでに収録が終わっていたマペットビジョン-3Dだけが設置されて、他にアトラクションが建設されることは無かったのです。

 

なんとも切ない事情ですよね。

このアトラクションに登場するのは、外観にも描かれているカーミットというカエルのキャラクターの他、「マペットショー」に登場したキャラクターたち。

残念ながらオリジナルの「マペットショー」は、日本では映像メディア化されていないのですが、2012年の映画「ザ・マペッツ」はBD化されていますので、これで予習をすることができます。あらかじめキャラクターの雰囲気を掴んでおくと、よりアトラクションを楽しめますよ!

現在は閉鎖されてしまいましたが、その後2001年にはカリフォルニア・アドベンチャーにも設置された、人気のアトラクション。

現在ではここHSが唯一の設置場所となってしまいましたので、訪問の際は是非体験を!

 

1.2 マペットビジョン-3Dの混雑状況

入口付近にあるポスター。自由の女神のパロディーをミス・ピギーがやっています。

混雑はそれほどでもありません。

Fast Pass+対応アトラクションですが、予約は不要!

よほどの混雑日でない限り、次のショーにそのまま入れるはず。

 

劇場のキャパシティーは564人、20分程度の間隔で上映されていますから、大行列になることはまず無いはず。

待って20分。それ以上なら、先に他のアトラクションを体験して、待ち時間が短くなってから戻ってきましょう。

家族連れに人気のアトラクションですので、夕方から夜にかけては待ち時間がより短くなる傾向があります(ただし、上映時間が15分ある関係で15分以下にはならないと思います)。

 

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2. マペットビジョン-3Dの内容

2.1 プレショー

来場者は、まずプレショーエリアに通されます。

プレショーエリア。小さなモニターが3台設置されています。https://en.wikipedia.org/wiki/Muppet*Vision_3Dより引用

ここでは、マペットの1人が安全のための注意を説明しようとするんだけど、いろんなマペットたちに邪魔をされてなかなか説明できない! という定番コントのような映像を見ることになります。

プレショー映像を流している間にもお客さんをどんどん入れますので、タイミングによってはほとんど見られないかも。

ゆる~くて笑いたっぷりの映像ですので、のんびり見ているだけでも楽しい気分になってきますよ。

 

2.2 メインショー

右側の扉が開くと、いよいよメインショーの劇場へと案内されます。

メインショーの劇場。マペットのオーディオアニマトロニクスが登場するステージもあって、映像とリアルをうまく融合しています。https://en.wikipedia.org/wiki/Muppet*Vision_3Dより引用

ショーが始まると、ステージにはいきなりペンギンたちの劇団がせり上がってきます。

オーディオアニマトロニクスでよく動くマペット達。劇場の左右に見えている2階席にも、オーディオアニマトロニクスのマペットたちが登場するスペースがあり、うまく現実と映像を融合させた演出を楽しむことができます。

 

ストーリーはあまりなくて、マペットたちが3D映像撮影のために準備した様々な出し物を見て回るイメージ。

3次元具現化装置を開発している科学者マペットのところに行ってみたり、歌を歌うミス・ピギーという豚型マペットのところに行ってみたり。

もちろん、それぞれにひっきりなしに茶々が入って常時笑いっぱなし!

 

場内では煙が出たり、座席の後ろ側にも何かが投影されたり、きぐるみが現れたり、シャボン玉が降ってきたりと楽しい演出満載で進んでいきます

ディズニーはカントリーベア・ジャンボリーをはじめとして、舞台の外についても演出を加えるタイプのアトラクションを得意としてきましたが、それを1991年での最新技術も組み合わせて昇華させた、傑作アトラクションに仕上がっていますよ。

 

 

 

今となっては、演出に目新しさが感じられないかもしれませんが、お子様は「動きによる笑い」が多いので十分に楽しめると思います。

大人は1991年当時のアトラクションの質を思い起こしつつ見ていると、感心できるはずですし、童心にかえって見ているだけでも十二分に楽しめるアトラクションです!

 

 

3. 次に読むのにオススメの記事

この日、このあとはStar Wars Launch Bayへと向かいました。

スター・ウォーズシリーズ関係の大型模型展示やキャラクターグリーティング、映像のシアターまである複合施設です。

なんと、あのBB-8ともグリーティングできちゃいますよ!

詳細は以下の記事でご紹介しています。

 

WDW旅行2日目のこの日に巡った、ハリウッドスタジオの様々なアトラクションの詳細記事は、以下のページにまとめています。

この日のその後の行動などについても、そちらからご覧いただけます。

 

その他、WDWに関するすべての記事は以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。